アニメのおすすめなどを語るブログ

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がっこうぐらし!ED伏線の考察!歌詞と1人でいるゆきの謎

がっこうぐらしED

みなさん、こんばんは。

今回の記事は2015年夏アニメ「がっこうぐらし!」のED「ハーモナイズ・クローバー」の歌詞と映像についての考察となります。何かと謎の多いこの作品をEDから考察してみたいと思います!

※僕は原作未読者なので、既に原作で解明されている部分も考察していたり誤った解釈をしている可能性があります。ご了承ください。

「ハーモナイズ・クローバー」の基本情報

この曲についての情報は以下のようになっています。

・歌手:黒崎真音

この方が歌う歌で一番有名なのは「とある魔術の禁書目録」のEDテーマではないでしょうか。最近のアニメでは2014秋と2015春に放送されたグリザイアシリーズのOPも担当されていました。「楽園の翼」、めちゃめちゃ好きだったなー。

・発売日:8月19日

来週発売になります。僕は既に予約を済ませたので2番を早く聞きたいですねー。

曲の考察(映像編)

まずはEDの映像から伏線を探ってみたいと思います。

桜の花びらと生活部

サビに入る直前で桜の花びらが空を舞うシーンがあります。

学園生活部

ここでまず注目してほしいのは直前にゆきが「誰か」に話しかけられて、その「誰か」と話した後に桜の花びらが出ているという演出があることです。

めぐねぇ がっこうぐらし桜

次に注目してほしいのは一番上の画像で桜の花びらが宙に舞う様子をしっかりと見ているのはゆきだけになっています(みーくん、りーさん、くるみも空を見ているものの桜の花びらには目もくれていない)。

以上のことからこのEDで、桜の花びらはめぐねぇのことを指していると推察できます。理由は

①ED中に1回もめぐねぇの姿が出てきていない。

②他の3人は桜の花びらを見ていないのではなく、桜の花びらがそもそも見えないのでは?直前に映った「誰か」はめぐねぇで、めぐねぇが花びらとなって(死亡?)ゆきには幻想という形で映っているのではないか。

③めぐねぇの本名は「佐倉先生」。佐倉=桜?  です。

さらに一番最後、桜の花びらは空高くへ飛んで消えてしまいます。これはやはりめぐねぇの最期を表しているのでしょうか。

川の向こうに見える街

続いてはサビに入った際に映る、4人が歩いている情景です。4人の奥の方には川(湖かも?)が広がり、さらにその奥には街が広がっています。

いつもの帰り道

個人的には奥に映っているのは工場の連なりのように見えます。一番の関心ごとはこの奥に見える街に生存者はいるのか、ということです。あのゾンビの強さと弱点の多さを考えるにおそらく生存者は4人以外にも複数いると思うんですがどうでしょか。

また、映像中にもし見えているのが川だとすると、

この川は「三途の川」の役割を担っているんじゃないか

なぁと勝手に思っています。

川を渡るとゾンビが出てくるこれまでの生活に戻れるけど、代償として死が待っている、と…。もう少し噛み砕いて書くと奥の世界は学園生活部にとっての死後の世界を表している物なんじゃないかなと思っています。川を渡って元の生活に戻ろうと安易な行動をとってしまうと、この世界ではすぐに死(もしくはゾンビ化?)が待っているよ、というメッセージのようなものにも捉えられるかと思います。

消えた3人と1人のゆき

このED一番の考察シーンです。直前までくるみ、みーくん、りーさんの3人としゃべっていたはずのゆきですが、次のカットではゆきが1人で笑っているシーンが映し出されます。

みーくん りーさん くるみ ゆき1人

このシーンはアニメの「答え」になりうるものだと思っています。これはゆきがどういった精神状態にあるかでとらえ方が全く変わってきます。

考えうる最悪のエンディング

この考えに至ったのは前回5話の感想記事でコメントをくださった「かりんちゃこ」さんのコメントを見たからです。まずは「かりんちゃこ」さんのコメントを引用します。

大胆な仮説を立てるとすると、劇中で語られている最新の時間軸ではすでに全滅しているというものです。根拠としては、ゾンビの行動の原理の一つに生前の行動パターンに基づいているというものがあります。
ここで、ポイントなのはゾンビ自身の主観に基づいた描写がないということ。つまり、ゾンビ自身は生前の記憶を頼りに長い夢を見ているという可能性もあるわけで、じゃあ、この物語はゆきの生前の記憶っていうことじゃないかと思ったわけですよ。

非常に興味深いコメントだなぁと思いました。僕はここから最後の演出について1つ展開を予想してみました。

それは…

~11話:まずくるみがゾンビ化し、りーさんにより撃退。これを見たみーくんも精神錯乱を起こしりーさん、みーくん共々隙を突かれゾンビ化する。
ゆき以外の生活部が全滅する

12話:再び1話のような日常編。しかし、それは今度こそ気が完全に狂ってしまったゆきの幻想で、1話とは異なりりーさん、みーくん、くるみの姿までも全てがゆきの「創作」となってしまい、そのままED突入。

「学園生活部」までもゆきの妄想となってしまうエンド(ゆきが一人で笑う=ゆき一人だけの世界になる)

多くの人にトラウマを植え付けそうだなぁ()。まあさすがにここまでエグイ展開にはならないと思いますが、最後のシーンを取り出してみるとこれに近い展開がある可能性はあります。

ゆきが気が狂った「演技」をしている場合

osusumenews.hatenablog.com

でも述べたようにゆきが全員のために自ら「狂ったふり」をしている、と仮定した場合の展開です。

5話を見る限りこの可能性は低そうですが…。

 

こうである場合、ゆき以外のメンバーはゆきの本当の姿に気が付いていないのでこういった演出が取られているんじゃないかな、と思います。

学園生活部はゆきの本心を掴めていないので本来の意味での「会話」になっていない、ということです。

これだとハッピーエンドになりそうです。最終回でみーくんあたりがゆきの「演技」に気が付き、りーさんとくるみもこれまでのゆきの行動を振り返ってゆきの狙いに気が付いてゆきもこれまでのことをしっかり話す。こうして心がつながった4人は最終回のEDではゆきの前から消えることなく会話をしているーなんて展開がありそうです。

 

ゾンビについては何も解決していませんし「俺たちの戦いはこれからだ!」エンドですが良い投げっぷりですね。真の「ハッピーエンド」は難しそうなのでこの辺で落としどころを見つけてくる可能性は十分にあると思います。

緑色の制服=ゾンビor死亡と仮定した場合

これは僕が5話で述べた考察になります。

osusumenews.hatenablog.com

ゆきの夢で人間がゾンビ化するときに制服の色が青→緑と変わったことから緑色の制服を着ている人はゾンビ化した人か亡くなった人ではないか、と考えた場合です。

こう考えるとEDの最後のシーンは一番しっくりきます。

 

だって、すでにゆき以外のメンバーは全滅しているんですから。1話からゆきはずっと「1人」だったんです。

まあこの考察はみーくんが「肉体的スキンシップはやめてください」と言っていたことなどと矛盾するんですがね…。

 

いずれにしてもここは何らかの意味があるシーンだと思います。「ゆきと他の3人が別世界に行く展開になるのではないか」と考えておくといいと思いますす。

曲の考察(歌詞編)

大体アニメのOPやEDはそのアニメの伏線となりうる部分が歌詞に隠されていることが多いです。今回も「歌詞とアニメは何らかの関係がある」と仮定して以下の記事を書いていきます。

歌詞の紹介

帰り道のおしゃべり
女の子の秘密だよね
5時のチャイムが鳴っても
話し足りない なんでだろ?
小さな四つ葉のクローバー
吹くそよ風に揺れて
ねえきっと そうきっと 明日も晴れますように
みんなで歩いた道
いつもの場所が合言葉
あぁ焦げちゃいそうな
ひつじ雲がまぶしくて
いつかはこんな日々が
色褪せ思い出になっても
ねぇ たくさんの笑顔
あげたいな 今は

歌詞の中で特に本編に深くかかわって来そうな部分は太字+下線が引いてあります。

 

ハーモナイズ・クローバー(初回限定盤 CD+DVD)TVアニメ(がっこうぐらし!)エンディングテーマ

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考察①~「ねぇきっと~晴れますように」について

歌全体が誰の視点で語られているのかが重要になると思います。

この部分では「明日も晴れますように」という「祈り」が前面に出ています。

この部分は上で書いた桜の描写も踏まえてめぐねぇの想い、もしくはゆきの想いと捉えています。

めぐねぇは3話で「私がいる限りはあの子たちを守ってあげたい」という旨の発言をしています。さらに、3話ラストのことを考えると少なくともめぐねぇは命を落としてはおらず、書き物もしていることから半ゾンビ化はしていてもまだ人間としての理性は持っていることがうかがえます。

めぐねえゾンビ

めぐねぇにとって大事な生徒(自分のことを好きと言ってくれたゆき、自分に相談してくれたくるみ)である生活部への「祈り」(明日も生き延びてほしいという思い)が出ているんじゃないかなという考察です。

一方、これがゆきの想いだとするとどんな意味を持つでしょうか。3話で分かったように元々ゆきはクラスから浮いた存在でした。でも、異常な生活が始まったことで逆に自分を大切にしてくれる友人を手に入れることができました。

歌詞の冒頭である

帰り道のおしゃべり
女の子の秘密だよね
5時のチャイムが鳴っても
話し足りない なんでだろ?

ゆきが思い描いていた理想の高校生活だったのかもしれません。

くるみとりーさん

今はそれが曲がりなりにも叶えられた結果に現状ではなっています。だから

自分を大事にしてくれている人たちが明日も誰も傷つくことなく生活できるといいなぁ…

そんな想いが込められているようにも感じます。

考察②~「こんな日々が~あげたいな今は」について

上とつながる話ですが、この部分はゆきの想いで確定だと思います。

演技をしているかはともかく、ゆきは自分が今のような行動をとるのが生活部にとってベストな選択だとおそらく気が付いています。さらに5話感想で「ななしの放浪者」さんがコメントとして書いてくださりましたが、

現実を認識し始めたゆきがこの会話を聞いて何を思うか「今まで迷惑をかけてしまったから、今度は私が二人の力になろう」と決意したのだと思います。みーくん救出時のゆきからは、ゾンビに立ち向かおうとする強い意思を感じました。

 とあるようにゆきは「みんなの力になりたい」と思っているのは間違いありません(このことは4話のゆきの優しさからも分かりますね)。

だから、この騒動がどういう結果になろうとも「今は」せめてみんなに笑顔になってほしいというゆきの願いの表れのように僕は捉えました。

まとめの感想

さくっと終わらせるはずの記事が軽く5,000字をオーバーしました。ここまで読んでくださった皆さんには感謝です。また、今回もコメント欄からコメントを引用させていただきました。「かりんちゃこ」さん、「ななしの放浪者」さんどうもありがとうございます。

今回も思うところや自身の感想、考察をお持ちの方はどんどん書き込んでほしいなぁと思っています。

一応、今回紹介したハーモナイズ・クローバーの残り2形態分のAmazonへのリンクはこちらです↓ 

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【追記】6話感想記事を更新しました!よければご覧ください!

osusumenews.hatenablog.com

 

 とうとう今日は第6話の放送ですね!首を長くして待ちましょう!

それではこの辺で失礼します。