アニメ2話直前!少女たちは荒野を目指す 体験版の感想【PCゲーム】
「少女たちは荒野を目指す」(通称:しょこめざ)のアニメがスタートしました。原作との変更点は少々あるものの、おおむね満足できる1話だったなぁと思います。
さて、本日の記事ではアニメ版2話に先駆けて、原作ゲームの体験版の感想を書いていこうと思います。【ストーリー展開に対してのネタバレは書いていません!】
以前の「しょこめざ」に関しての記事はこちらです↓
基本スペックや、キャラ、キャストについてはこちらをご覧ください!
体験版プレイ後の感想
プレイ時間は音声スキップ無しで6時間30分ぐらいです。ところどころ脱線して、ネットサーフィンしたりしていたので、ちゃんとやれば(笑)スキップ無しでも6時間では一通りプレイできると思います。
プレイ後の感想を簡単に言うと
「超名作」では無さそうだけど十二分に楽しめる作品
といった印象です。飽きることなく最後まで突っ走ることが出来ました。
詳しくは下の「よかった点」で書いていこうと思いますが、くすっと笑ってしまうようなシーンが連発します。特にアニメやゲームが大好きな人であればあるほど面白く感じる作品になっています。
体験版では「いざ!これからゲーム作りだ!」という場面で切れてしまったので、早く続きをプレイしたくてたまりません(笑)
よかった点、詳しい感想
これからプレイする人の面白さを殺さない程度に、「しょこめざ」で特によかった点を書いていきます。
ただ、初めに一言だけ。
タカヒロさん企画の作品なのにツンデレキャラが出ていない…だと?
パロネタの宝庫
一番初めにこれを書くのもどうかと思うんですが、とにかく元ネタがあって、それを基に各キャラが話しているシーンが非常に多かったです。
今回のシナリオは田中ロミオさんですが、この「元ネタがたくさん」あるのはやっぱりタカヒロさんの作品だなぁ…と。「つよきす」を思い出してしまいます。
例えば、ということでいくつか挙げていきたいと思います。
・とある深夜アニメ。芸能界にもファン多数。そんなシナリオを作った彼は「美少女ゲーム出身」の人。
紛うことなき虚淵さん…。”芸能人が語っていた”とあるのは「アメトーーク」でしょうか。これは既にアニメでも放映された部分ですね。
・私たちは「学園生」だから大丈夫
「18禁ゲーム」の逃げ道についての話ですね。頑なに登場人物が18歳以上であることの設定は嫌いではありませんw
・僕の運命はループが強いられているのに妹を事故から救えない
略して「はがない」だそうです。一応”※関係ありません”とのテロップが…。一体何に関係ないというんだ…。
・校長先生はラーメンの話をすると…
ここはめっちゃ笑いましたww 僕はインスパイアのお店の方が好きです。
あとは、各キャラのボイステストをすると結城うぐいすさんが
「結城うぐいすは原画である」
って言ってました。他にも「サユキが斬る!」という文章が出てきたりとか…。
さらに、見逃せないのは「ももんがそふと」です。これは「みなとそふと」の会社名の原案が「ももんがそふと」だったそうです。
と、自身の作品へのアシストも忘れないタカヒロさんでした(笑)
「ここがあの女のハウスね」や「サクラノ詩」の話など、これを挙げていくとキリがないので、ぜひご自身でプレイしてネタを色々探してみてください!
特殊な舞台故の新鮮さ
アニメ作成についていえば「SHIROBAKO」、ゲームという観点でいえば「冴えカノ」とありますが、それでも”ゲームを作るギャルゲー”というのは特殊な設定な気がします。
そのため、ストーリーの中で、砂雪先生から文太郎に享受される「ゲームとは」「ゲームはどうやって作るのか」という話が面白くて仕方ありません。
一番「おおお」とうならされたのがこの部分。よーく考えるとそれは当然なことなのですが…。このセリフを読んだ後に典型的なラノベアニメを見ると、見方が変わる…気がします。
砂雪「通常美少女ゲームは大型コンテンツよ。シナリオだけでも文庫本10冊以上のボリュームがある。開発には時間もお金もかかるから小回りは効かない。失敗の痛手が大きいの。そういうときどうする?」
文太郎「失敗できないなら堅実なものを作るしかないな」
砂雪「まさにその通り」
こういった「業界の裏側」みたいな部分も語られているのが面白さの1つになっています。 …それでも僕はシリアスな展開の作品が好きだ!
第一印象とは違う各キャラの「意外性」
各キャラクターの掛け合いが面白いのはもちろんなのですが、ゲームをプレイする前のキャラへの印象と、ゲームをプレイし終えた後のキャラへの印象はだいぶ変わりました。特に、体験版で深くキャラが掘り下げられたのは砂雪、夕夏、亜登夢の3人です。
キャラの掛け合いとしては基本的に世間と少しずれている砂雪×常識人の突っ込み役文太郎、の流れで進んでいきます。文太郎の友人である夕夏や亜登夢もぶっ飛んでいるメンバーなので、この4人で会話をしていると文太郎が突っ込まない限りどこまででも暴走しています(笑)
そして、キャラへの印象ですが。
正ヒロインの黒田砂雪はもっとミステリアスで「冷たい」イメージだったんですが、変な場面で主人公に突っ込んできたり、譲れぬものを持っていたり、と「冷たい」どころか胸のうちで炎を燃やす「熱い」女性でした。
友人の甲斐亜登夢も”進行管理”と書いてあったので、ガシガシ突っ込んでくる役かと思ったんですがそうではなく…。砂雪のひょんな一言で過去のトラウマが暴走し、三次元の闇を語り続ける人間へと化してしまっていますw
終盤の展開がやや雑…?体験版だからか?
1つだけ不満を挙げるとすれば終盤の流れの速さでしょうか。
メンバーが集まって「合宿」に向かうのですが、そこで大きな問題が2つ起きます。この問題を解決したところで体験版は終了しますが、この問題の解決法が少し雑だった気がします。解決のための会話が全然描かれていませんでした。
ただ、これはゲーム起動時にも注意書きであったように開発途中の物なので、最後の部分はしっかり描けていないからではないかと思っています。
製品版では合宿の話もしっかり掘り下げていってほしいです。
アニメ版はどこまで描くのか
このゲームは2部で構成されています。
体験版だけで6時間かかったということは…いったい全√クリアしたら何時間になってしまうんだ…ww
アニメが同時並行で放映されますが、アニメ版でゲームのどこまでを描くのかも気になります。さすがに体験版の終わりまで、ということはないと思うので、あるとすれば1部砂雪ルートの終わりまでかなぁ…と。
こうなると、今度はアニメの尺が足りるのかが若干不安です。上で書いたように色々な場面にネタが散りばめられているので、そういった「面白さ」を殺さないようにうまくアニメ化していってほしいですね。
体験版の最後には「予告」として製品版の場面がいくつか見れましたが、どうやらライバル会社なんかも登場するようです。うーん、楽しみ!
…タイフーンって(笑)
おわりに
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TVアニメ「少女たちは荒野を目指す」OP主題歌「WASTELANDERS」
- アーティスト: 佐咲紗花,松井洋平,矢鴇つかさ(Arte Refact),中土智博
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というわけで「しょこめざ」体験版の感想記事でした。
興味が出た方は公式HPからダウンロードの上、プレイしてみてください→http://www.minatosoft.com/koya/
今日は早速アニメの2話が放送されます。2話以降は感想記事も書こうと思っているので、そちらの記事もよろしくお願いします。
それでは、この辺で失礼いたします。