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Charlotte(シャーロット) 3話感想! テーマは”協力”と”別れ”?

第3話「恋と炎」

シャーロット3話

というわけで、Charlotte(シャーロット)第3話の感想を書いていこうと思います。ようやく生徒会の登場人物が出そろってきましたね。今回もストーリー概要を詳細に書いているので、ネタバレを防ぎたい方はご注意ください!

公式サイトのストーリー:生徒会として活動を続ける有宇たちに舞い込んできた新たな能力者の情報。「口寄せ」と「発火」という2つの能力を操る能力者を探し求めて有宇たちが出会ったのは、ある一人のアイドルだった。

ストーリー概要(Aパート)

歩未のオムライス

今朝も歩未は有宇のためにお弁当にオムライスを作ってくれます。

有宇は「これからは学食で食べるからいらない」と言いますが、「今日は作ったから持っていってほしい」と歩未は言います。

仕方なく有宇はお弁当のふたを開けてみます。すると、「いいことある♡」と書いてあるオムライスが出てきました。

オムライス

有宇「…教室でメッセージ付きのオムライスなんて食えるわけないだろ…」

こう言って歩未が書いてくれた文字をスプーンで消してしまいました。

高城の危険な能力Ⅱ

学校につくと高城が「お昼は奮発して数量限定の牛たんカレーでテンションを上げてもらいましょう」と言ってきます。

有宇「数量限定って間に合うのか?」

高城「私の能力を使えばいとも容易く!」

メガネ

高城はその言葉通り、昼休みになるやいなや能力を使って学食まで一っ跳びで向かいます。遠くで聞こえる”ガチャーン!”という音。どうやらまた高城はやらかしてしまったようです。

有宇が学食に行くと当然のように頭から血を流している高城の姿がありました。

高城丈士郎

有宇はカレーを食べて涙を流します。

有宇「うまい!やっぱりカレーって辛いもんだよな!!」

…いつも歩未の甘いカレーばかり食べてますからね…笑

そこに奈緒から連絡が入ります。協力者が現れたそうです。

謎の男vs生徒会3人衆!

生徒会に入ると協力者がいつものように能力を持った人間を地図上で探してくれました。ちなみに、この協力者の名前は熊耳といい、いつもずぶぬれなのは、濡れていないと能力者を探し出す能力が使えないからだそうです。

能力者熊耳

今回の能力者の持つ能力は2つ。1つは「口寄せ」で自分に死者を降霊させる力。もう1つは、発火だそうです。

そして、その能力者がいると思われるのは人通りの少ない道です。奈緒の主導で、その道に向かうことになりました。

星ノ海学園生徒会

奈緒はこの道に残っていた情報から、「少女が大人に追われていた」という情報を掴みます。急ぐ3人は、道行く女性から情報を得ようとします。

女性「ああー。さっきのあれね。アイドルが大男に追われてるっていう…撮影でしょ?えーっと…西森柚咲ちゃん?」

この名前を聞いた高城は「ゆさりん!?」と突然興奮し始めます。

高城「通称ハロハロ。How-Low-Helloというバンドのボーカルも務める人気上昇中の歌って踊れるアイドルです!」

奈緒「お前そんなアイドルオタクだったのか!引くなぁ!」

高城「小学6年のときにローティーン向けファッション誌「プチバナナ」の第14回読者モデルオーディションでグランプリを獲得という快挙から始まり、専属モデルとしてデビュー!翌年には「ムーブメント朝!」のレギュラー出演も決まり2年後受験のため降板…。高校生になってからまた芸能活動を始め…」

高城のオタトークを聞いていると、路地裏に怪しい男を見つけます。

追いかけると男はすぐに奈緒に裏拳を食らわせます。奈緒はふっとんでしまい…。

男女平等パンチ

これを見た有宇&高城ペアは男に対して攻撃を仕掛けます。

まず有宇の乗り移り能力で男に乗り移ります。そこで動きを止めて、すかさず高城の体当たりで男にダメージを与えます。ちなみに、有宇が乗り移っている間に体当たりが来ると痛みは有宇が感じるそうです。なんという能力…。

3人は男に詰め寄ります。

奈緒「吐いたら救急車呼んでやるからさぁ。このままじゃあなた死んじゃいますよぉ?」

Sなあやねる

こう言って奈緒の尋問が始まります。男は「大洋テレビ」に頼まれて、西森柚咲を探していると白状しました。しかし、誰に頼まれたかは知らないそうです。

男を救急車に乗せて見送ると、後ろから赤髪の男がやって来ます。

ショウ登場

「どうやってあの男を倒した?」という赤髪の男に対して、奈緒は「相手から視認されない能力」を使います。こうすることで自分も能力者であることを明かし、同じ能力者である自分たちなら、柚咲を救えるだろうと言います。こうして、3人はようやく柚咲のいる場所に向かうことができました。

アイドル西森柚咲との接触

連れてこられたのはとあるクラブの地下室です。そこには帽子をかぶった男と、本物の西森柚咲がいました。なお、赤髪の男の名前はショウというそうです。

西森柚咲

本物の柚咲を見て高城は信仰心からか土下座を始めます。大丈夫かこの人…。

帽子男「おい、なんなんだそいつらは?」

ショウ「美砂と同じ特別な能力を持った連中だ」

奈緒「美砂?本名は柚咲ではなく美砂なんですか?」

こうして奈緒の質問タイムが始まります。

友利奈緒

奈緒「ではまずあなたの本名を教えてください」

高城「黒羽根柚咲ですっ!」

奈緒「てめえには聞いてねえよ!!」

奈緒は高城を思いっきり蹴っ飛ばします。高城のキャラは本当にいいなぁ。

柚咲曰く「黒い羽なんてあまりにアイドルっぽくないとのことで西森と付けてもらいました!」とのことです。

そして、柚咲は口寄せが起きているときの自分の状態を「眠り病」だと思っています。

柚咲「最近いつの間にか寝ていて起きると違う場所にいたりする…ということがありまして。お医者さんには多重人格のおそれがある…とか言われちゃってます…」

かなり深刻そうな話ですが本人はどこ吹く風。かわいく両手でマシュマロを食べていました。

ストーリー概要(Bパート)

アイドル西森柚咲の正体

奈緒は帽子男とショウに説明をします。

奈緒「彼女は死人を自分に降霊させる能力があるのです。おそらく、その能力であなたたちの言う美砂って子を呼び出しているのでは?」

帽子男「(美砂は)柚咲の1つ上の姉。半年前に事故で亡くなっている…」

この言葉を聞いた柚咲は様子が一変します。

柚咲「てめぇ…見ず知らずの相手にあれこれ教えてるんじゃねぇよ!」

こう言って帽子の男にパンチを食らわせます。この豹変っぷりに絶望しているのは高城です。お気の毒に。

失意のドルオタ

この口調の変化は柚咲に美砂が「降霊」したことによって引き起こされたものです。つまり、この口調の主は美砂です。続いて美砂は部屋中あちらこちらに火をつけます。これが「発火」の能力ですね。

発火

なだめられて火はけしたものの、柚咲が食べていたマシュマロはすっかり焼きマシュマロになってしまいました。

美砂の生前の話と柚咲が追われる理由

場が落ち着き、奈緒は美砂と話をします。

奈緒「自由に呼び出せるわけではなく美砂さんの方に主導権があるんすね。ということは類いまれなる憑依体質。そしてその柚咲さんに憑依する美砂さんが発火能力を持つ…この2人との関係は?」

美砂「生きていた頃にやんちゃしてた私の仲間だ」

続いて奈緒はどうして柚咲が終われているのか、と美砂に聞きます。帽子の男は奈緒にスマートフォンを見せ、こう言います。

帽子男「こいつだ。どっかの現場で柚咲が間違えて持ち帰っちまったテレビ局の大物プロデューサーのもんだ。それにメールが届いて柚咲が読んじまった。金の使い込み、やばい連中との付き合い…。サツに持っていけば間違いなくしょっぴかれる内容だ」

奈緒「…GPSでこの辺りにいることは知られているでしょう。今更スマホを返したところで無事では済まないし、警察に渡したところで黒羽根さんがそのプロデューサーを売ったことになり芸能活動ができなくなる…」

「ならTV局ごと燃やす」と美砂。奈緒はそんなことをすれば、柚咲が少年院送りになると大反対し、2人の小競り合いが始まります。

友利と西森

奈緒は「柚咲を助けたいなら逆に相手を脅そう」と誘いをかけます。美砂や男2人組も賛成したところで、柚咲が戻ってきます。

再び優しい口調になった柚咲ですが、これを見て高城は絶望します。

高城「私はゆさりんと…今後どう接すれば…いいのか…さっぱり分からない…」

頭から血

1人のアイドルオタクが絶望した瞬間です(笑)

作戦決行!柚咲を救えるか?

柚咲(降霊した美砂)がプロデューサーのもとに向かいます。プロデューサー側は非常に悪そうな表情を浮かべています。

プロデューサー

ひっそりと裏から、ショウと帽子男で2人の手下を倒し、2人は手下と入れ替わります。

プロデューサーは柚咲(美砂)に「スマホを返せ」と脅しをかけます。

プロデューサー「どっちにしろお前にこの業界での未来はない!」

美砂「私の未来がない…?クソが!それはてめぇの方だろうが!」

こう言って、美咲はまず先ほど入れ替わった帽子男とショウに火を付けます。

美砂「私があんたらを追い込んだことに気づいていないなんて…まったくセンスがねえなぁ!」

プロ「何なんだお前は…。ほんとに西森柚咲なのか?」

美砂「もちろん。本物のゆさりんこと西森柚咲だよ。私は自分が成功するためならそいつらのように誰でも殺す!」

ゆさりん

続いて美咲が手を振った瞬間に有宇が手下の1人に乗り移り、ナイフで自分の足を刺します。…痛みは有宇に来るので非常に痛そうでしたが…。美咲がもう一度手を振ると、最後の手下が真横に飛んでいきます。高城の能力ですね。

「ちょっと待ってくれ…」というプロデューサーに対し、「待たねえよ!」と再び手を振ります。すると、見えないパンチが飛んできてプロデューサーは飛ばされます。これは奈緒の「相手から視認されなくなる能力」ですね。

キック

美砂「いつでもてめえを闇に葬れるんだよ、こっちは。ただ…次はないからな?…問答無用で消す!」

すべてを柚咲(美砂)1人でやったと思い込んでいるプロデューサーはその場から逃げ去ります。

最後の告白

作戦終了後、奈緒は安全のために美砂に星ノ海学園に来てくれ、と言います。美砂は「それは柚咲のためになるだろうから頼む」と言いますが、ショウたちは「柚咲の力がなくなったらもう二度と美砂には会えなくなる」ことを知ります。能力あってこその降霊ですからね。

奈緒「そうなるでしょうけどそもそも故人ですよ。これまで会えていた方が不自然じゃないですか?」

告白

帽子男「こいつの言う通りだ。本当はもういないんだ。ここらで美砂とはお別れ…そう決めないか?」

ショウ「くっ…じゃあ…最後に思いのたけを伝えさせてくれ」

こうして、ショウは美砂と2人で話します。

ショウ「なんつーか…こんなときに言葉が出てこねえ…」

美砂「ショウ、お前私に気があったのか?」

美砂とショウ

いきなり先手を取られてしまいます。

ショウ「ははっ…そうだよ。俺は美砂…お前が好きだった。恥ずかしい話だけど恋してたんだ。それを伝える前に逝っちまうなんて…。それも原付きの二ケツで事故。俺だけはケガで済んで…お前を殺したのは俺で…」

美砂「そっかぁ…そかそか。それは大変な思いをさせ続けちまったな。でもそういうスリルを求めたのはこの私だ。自業自得だ…」

ショウは涙を流します。そんなショウの頭を撫でて、美咲は続けます。

美砂「泣くなよ、柄でもねえ。ショウ…私のことは忘れて明日からはお前の人生を歩め。いつまでも死人のことを引っ張る。でないと、お前の人生狂っちまってこの先幸せになれないぜ?ったく困ったやつだな」

ショウ「…分かったよ美砂。俺はお前がいない俺の道を歩む。お前への思いを断ち切る。そうして生きていく」

ショウの顔にも少し笑みが浮かびます。そんなショウと帽子男に美砂は最後の言葉をかけます。

美砂「よし!二人とも幸せな人生を送れよな!ずっとありがとな。最高に楽しかったぜ!」

別視点で見るアイドル

「とても長い1日だった…」と言いながら帰宅すると、時刻は25時を回っているにも関わらず、歩未が待っていてくれました。

歩未「夕飯は一緒に食べる。それは、乙坂家に代々伝わる掟なのですー!」

ハロハロ歩未

一緒に夕飯を食べ、片づけをしているとハロハロがTVに映ります。

有宇「…本当に同一人物なんだな。西森柚咲と本人が…」

歩未「本人が!?もしかしてお知り合いなのでしょうか!?」

有宇(しまった…でも特に口止めもされてなかったし教えてもいいのか?)

少し考えた後、有宇は歩未に「明日転入してくる」と告げます。

大興奮の歩未が鼻血を出して3話は終了しました。

3話における疑問点・考察点・感想総ざらい

正直今回はあまりありませんでしたが…。

連係プレーによる生徒会の攻撃

2話でもこれは見られていましたが、3話で決定的になりました。それは、”不完全だからこそ協力することで敵を倒せる”ということ。

これまで、有宇・奈緒・高城では高城の体当たり、奈緒の相手から姿を消す能力はあったものの、攻撃手段に乏しい3人でした。だからこそ、2話の感想記事で僕は「いつか能力が通じない相手が出てくるのではないか」と書きましたが、今回の3話で仲間に新たに美砂が加わりました。

これによって、敵が複数人出てきても火による攻撃が可能になりました。文字通りの火力UPですね。

最後のプロデューサーを追いつめていくシーンは本当に良かったです。この「協力」というのが、このアニメの今後のテーマになっていくのかもしれません。

憑依状態に欠点はないのか?

正直これまでの能力の不完全さを考えると、柚咲と美砂の能力は非常に欠点が少ないように感じます。

憑依してさえいれば着火できるのなら、この力は割と完全なものではないでしょうか。となると、考えられるのは憑依状態にある中で起こりうるデメリットです。もし、憑依できる時間に限りがあったりするのなら、それは大きなデメリットになりかねると思いますが…。

それと同時に思うのは、能力を何回も使うことで体に異変が起こったりすることはないのか、ということです。これは奈緒や有宇にも言えることですが、能力は無限に使えるものなんでしょうか?少し気になる点です。

美砂とショウのやり取りに感じる今後のストーリーの方向性

美砂とショウのやり取りでこんな場面がありました。

美砂「泣くなよ、柄でもねえ。ショウ…私のことは忘れて明日からはお前の人生を歩め。いつまでも死人のことを引っ張るな。でないと、お前の人生狂っちまってこの先幸せになれないぜ?ったく困ったやつだな」

ショウ「…分かったよ美砂。俺はお前がいない俺の道を歩む。お前への思いを断ち切る。そうして生きていく」

この「いつまでも死人のことを引っ張るな」というフレーズに引っ掛かりを感じます。アニメのキーフレーズとして”大切な何かを失うとしても、少年は運命に立ち向かう””大切な誰かを忘れようとも、化物は運命に挑み続ける”とあり、そして”麻枝准は問う、過酷な運命の結末を”と続きます。

今後誰が「化物」になるかは分かりませんが、親しくなった人との協力から始まり、1人1人との別れを描いていくーそんなストーリーになっていくのかな、とこのやり取りを見ていて思いました。

キャラクターの家族関係

出てきた特殊能力者は家族に何らかの不幸を抱えています。

  • 有宇→両親と住んでいない。(生きているのか?)さらに、親を「あんな奴」呼ばわり。
  • 奈緒→父親がいない。(生きているのか?)
  • 柚咲→姉の美咲が事故死。

こう考えると、高城にも何らかの家庭環境の不幸があるのかもしれません。高城の家庭環境にも4話以降で触れていってほしいところです。

歩未の特殊能力に思うこと

現時点でここは考えがまとまり切っていないので、別記事で「考察」として書こうと思います。まとめサイトなどでもほぼ触れられていないようですが、3話には「どうしてこのシーンを持ってきたんだろう?」という場面が1つありました。

そこから、歩未の能力を予測できそうです。近々、この考察を記事にするつもりですので、お楽しみに!

おわりに

高城のギャグキャラっぷりに磨きがかかった3話でした。それにしても「Key史上1番げすいキャラ」として紹介されていた割には、有宇が少々おとなしいような…。

もう少し奈緒に刃向うとかしてくれるとキャラが立つのになぁと感じます。

この3話をもって基本的にキャラクターは出そろいましたね。ここまでは、正直事前に公式HPから判断できたことも多いので、ここからがCharlotteの「本番」になってくるでしょう。

それでは、本日はこの辺で失礼いたします。