Charlotte(シャーロット)10話感想&考察!タイムリープと能力の関係性
第10話「略奪」
おもしろい!おもしろいんだけど…何かもうひとひねり欲しいよなぁ…というのが感想です。というわけで「Charlotte(シャーロット)」第10話「略奪」の感想&考察を書いていこうと思います。いつものように10話のネタバレがありますので未視聴の方はご注意ください。
そういえば
目時さんってショートカットの方がかわいいですよね?
異論は認めます。(この記事一番の強調ポイント)
ストーリー概要
隼翼のタイムリープ話が始まります。科学者に捕まる3年前に飛びます。当時熊耳は既に能力者たちの小さな集まりを作っていて目時、七野、前泊もいました。
事情を説明した隼翼は5人で能力者だけの大きな集まりを作りますが大人を目の前に子供は無力です。何度やってもうまくいかず、科学者に捕えられてしまいます。
ここで隼翼が目を付けたのはギャンブル。情報を未来で集めてお金を集め、「科学者が手出しできない組織」を作ることにします。しかし、タイムリープを繰り返す隼翼の目は次第に悪くなっていきます。
これでもうまくいきませんが、有宇のひょんな一言で「学校を作る」アイディアに出ます。こうして隼翼は最後のタイムリープをして星ノ海学園を設立します。ただ、タイムリープを繰り返したつけで隼翼は完全に視力を失ってしまいました。さらに隼翼は今後の障害にならないように歩未と有宇から隼翼の記憶を消すように熊耳に頼みます。
回想を終えた隼翼は有宇に真の能力が「略奪」であることを伝え、目が見えない自分の代わりにタイムリープして歩未を救え、と言います。こうして有宇は歩未が崩壊の能力を発症する前まで飛びました。
繰り返される6話の風景。有宇は奈緒に「歩未のためにタイムリープしてきた」と伝え、歩未の能力を略奪します。
「崩壊」発症当日。生徒会メンバーは変装して中等部に紛れ込みます。しかし、高城・柚咲は正体がばれ奈緒も騒ぎに巻き込まれます。有宇は掃除箱に隠れて様子を見ます。
事件は起きました。小西に歩未は追いつめられますが、そこで有宇が登場!「念動力」の能力で小西を脅し、そのタイミングで奈緒が前髪を切り落とします。有宇は小西に「次に妹に手を出したらただじゃ済まさない」と言い小西はその場から逃げます。
帰り道有宇と歩未の2人で歩いていると熊耳と目時が現れます。有宇は熊耳に「兄さんのところに連れて行ってくれ」と言い車に乗り込みます。
以上です。
10話で上がった疑問点・考察点
ぶっちゃけあまりないような。これまでの疑問点はそこまで解消されず詰み残った感があります。
7話、8話との整合性
「無かったこと」になった奈緒のオムライス
今回有宇は6話の時間軸へとワープしました。このことが意味することは複数ありますが、一番の問題点は”奈緒とのフラグが無かったことになった”ということでしょうか。
具体的には
- 堕ちていく有宇とそれを救う奈緒が無かったことになる。
- 奈緒は有宇にオムライスを作っていない。
- 有宇は奈緒の兄を救っていない(この時間では廃人のまま)
こんなところでしょうか。歩未が「ひゅーひゅー」とひやかしたときに有宇だけが「違う」と言わなかったのが心苦しかったですね。
以前OPの考察記事で書きましたが(やばい、これまだ未完成だった) 最終的には有宇は「歩未か奈緒のどちらかを選び取る」展開になっていくだろうと考えられます。
一見10話を見るだけならハッピーエンドですがまさかここで終わるわけがありません。だーまえさんの脚本はここからが本番だと思います。
今回の演出はそうなることの「予告」みたいなものだったんじゃないかなー…と。有宇が奈緒との関係をどのように深めていくのか気になるところです。
サラ・シェーンとの「邂逅」はどうなる?
もう1つ大切なポイントは有宇がこの時間ではサラと出会っていないことです。そうなると上で書いたように友利兄を助けられなかったことに加え、LIVEで「Trigger」を聞いたことも無かったことになります。
サラについて残っている大きな問題は
- どうしてTriggerを聞いて有宇は元の世界のことを思い出したのか
- サラが失明した経緯や理由
といったところだと思います。
サラの能力は何なのか
結局サラの能力についてはここまできても謎のままです。分かっている情報としては”「ズル」をして売れっ子になった”ことと”対価として視力を失った”ことです。
ここで考えなければいけないのは
視力を失うための条件
です。もう少し踏み込んで書くと
タイムリープのせいで視力を失った
のか
強力な能力の代償が視力を失うこと
なのか、というのがポイントだと思います。
もし前者だった場合サラの能力は「タイムリープ」(で何度もやり直した?)で確定ですし、後者だった場合はサラの能力は不明なままです。
ただ、もし前者だった場合サラもタイムリープ能力を持っていたことになります。ここで注目してほしいのはOPの歌詞です。
ぼくはなにもので
なんでそのぼくが
かみにもひとしい
やくをになっている
現在の有宇は多くの能力を持ついわば「かみ」のような存在です。もしかするともう一度過去に飛んで隼翼のタイムリープ能力をサラに渡す…なんて展開があるのかもしれません。
一方、後者だとすれば「人の中の何かを呼び起こす能力」のようなものをサラは持っているのではないか、と考えられます。ヒントが少ないのでこれぐらいしか考えられません…。
タイムリープと能力の謎
有宇に奪われた能力は略奪された人に残るのか
10話で判明した、「タイムリープ」後に有宇が持っている能力として「念動力」がありました。これは小西を追いつめる際にカッターが動いたことから想定されます。
それでは有宇が奪い取った七野の「透過」や隼翼の「タイムリープ」は10話の時間軸ではどうなっているのでしょうか?
つまり
有宇が「透過」「タイムリープ」を持っているとすれば、元の所有者である七野や隼翼の能力はどうなっているのか
ということです。もし有宇も七野も「透過」の能力を持っているとすれば…
有宇を媒介にして能力のコピーが可能になる
ことを表しているのでは?と思います。
こう考えると上で書きましたが隼翼にもサラにもタイムリープの能力があることの説明となりそうです。
ただ、個人的には略奪された能力は無くなった状態でタイムリープされると思っています(つまり、有宇が七野の能力を奪った時点でもう七野は透過の能力は発症しない)。根拠はこの画像です。
星ノ海設立後、なぜか七野の姿がありません。
これは能力が発症しなかったから…では?と。(ただし、それだと能力者のチームに七野がいたことへの説明がつきません。うーん…)
有宇の能力とタイムリープ
続いてタイムリープした後も有宇は透過やタイムリープの能力を所持しているのか、ということ。少なくとも有宇は「念動力」の能力を持っていることはカッターが動いたり窓を割った描写から明らかです。
問題は「ここにない世界」で奪い取った透過、タイムリープ、粉砕を持っているのかが気になります。あの窓ガラスを割ったのは最初は「粉砕」かな、と思ったんですが念動力でも割れそうだぞ、と思ったわけです。
結局グダグダ書いてきましたが可能性としては以下の3パターンがありそうです。
- タイムリープしても有宇は奪い取った全ての能力を所持している。奪われた人は有宇のタイムリープの際に能力が「復活」する?
→上で書いた「コピー」の考え方です。 - タイムリープしても有宇は奪い取った全ての能力を所持している。奪われた人は今後能力が発症することはない。
→こうなるとすべての能力を有宇が引き受けるエンドになりそう。 - タイムリープすると何らかの条件で有宇の能力は消える?
→「ここにない世界」で奪った3つの能力を有宇が持っていない、とした場合。
考えるほど気が狂いそう…(笑)
歩未の能力は本当に奪えた?
個人的に恐いのはここです。歩未はまだ「崩壊」の能力が発症していないとき(未使用の能力)に有宇が乗り移ったので有宇がきちんと歩未の能力を略奪できたのかが不安です。
もし奪えていないとすれば、同じような状態になったとき再び歩未の「崩壊」が作動してしまうかもしれません。
堤内と能力、彗星の関係性
ここまで散々関連性がある風に匂わせてきていまだ言及がほぼ無い「彗星」の話。
能力の発症や消滅と彗星が関係ありそうですが果たして…?また「長周期彗星」が何を指しているのかも気になるポイントです。
さらにネット上では
シャーロットは彗星の名前
と言われていますが果たして。それ以外にありえそうなのサラ関係の何か(どちらもカタカナという安易な理由←)か、いまだ出てこない乙坂家の両親の関係者とか…。
シャーロットについては次回のタイトルなので明かされることを期待しています。
彗星と言えば堤内の仮説も不明なままですね。ここと彗星、能力発症or消滅の話がリンクしそうです。乙坂家の家庭環境も触れられるのかな?楽しみです。
改めてOP歌詞と照らし合わせて考察してみる
考えたいのは一番最後のこの部分だけです。
弱さをかなぐり捨て
例え化け物になろうとも帰ってやる
”化け物”になろうとも”帰ってやる”という(おそらく)乙坂有宇の決心です。さらにキービジュアルでは目を光らせる2人の男がいます。
今後の展開としては
①歩未を救った時間軸で「何か」が起きる(奈緒か隼翼関係?)
②有宇が再びタイムリープする
③能力の使い過ぎで有宇に異常が出てくる
という展開から、
世界中の能力者を救うために有宇が能力を略奪し続ける
ようなものになっていくんじゃないかな、と思います。代償として有宇はボロボロになるけれど、元の世界に「帰ってやる」という展開になるのかもしれません。
まとめの感想
今回は新しく考察するポイントも少な目だったので記事も短めです。
次回でさらに展開が動きそう(これ毎週書いてる気がする)ので土曜日を心待ちにしたいです。
それと私事ですが、次週は土曜の夜にリアルタイムでアニメを見れないと思うのでシャーロット感想記事の投稿はやや遅れると思います。もし楽しみにしてくださっている方がいれば申し訳ありません。
すごいどうでもいいけど大事な事なのでもう一度。
目時さんはショートカットの方がかわいい。
異論は受け付けます。(どーでもいい)
次回第11話は「シャーロット」です。
それではこの辺で失礼いたします。