LOST SONG 2話 感想&考察!テンポとオリジナリティが作品のキー!
第2話「旅立ちの歌」
ー私は歌いたいときに歌う。楽しいから歌う。それ以外に理由なんてない(ポニー)
1話があれだけさくさく進んだ割には…。というのが正直な感想。ただ、悪役の人たちは明確に悪役の顔をしているのが面白いですねw
というわけで、LOST SONG第2話「旅立ちの歌」の感想と考察を書いていきます。2話までのネタバレがありますので、未視聴の方はご注意ください。
2話の簡単なあらすじ
村は焼かれ、メルたちを失い悲しみに暮れるリンとアル。空腹の2人を見かけ、おばさんがパンを用意してくれます。どうやら王都軍は吟遊詩人狩りを行っているよう。そこで、旅館のマスターに「蜘蛛が出たから」と宿泊費を払わない女性が現れます。女性の名はポニーで、かつて王都に仕えた吟遊詩人でした。
一方、王都。裏ではルードが部下を闇に葬り、バズラは吟遊詩人狩りを行う主犯格でした。バズラは”歌姫”が1人ではないことを知っています。そして、フィーニスを狙う男が太陽の小道に侵入します。ヘンリーのお陰で事なきを得ましたが、一歩間違えば暗殺される場面。ルードは渋々ヘンリーにフィーニスの護衛を任せることにします。
ポニーはマスターに歌を披露することで宿代を0にしようと提案します。ポニーの演奏に乗り、リンも楽しそうに歌い観衆は大満足…。のはずでしたが、マスターとおばさんが吟遊詩人狩りにポニーのことを密告していました。ポニー、リン、アルは軍隊がやってきて、かなり危ない状況に…?
以上です。
2話の感想と考察、世界観解説
話の進展がほぼ無く、書くことががが…。1話で大きく話を動かしたのに、2話ではまさかの新キャラが出そろわないという…。
用語の解説
2話は特に難解なシーンはありませんでしたが、やはり公式HPに記載のある用語集を頭に入れて視聴するとより楽しめます。1話同様、HPの文言を改変し紹介します。
〇紋章…当作品では「御三家」に当たりそうな家系が持つ。レオボルト家は獅子、クレット家は鳥、波はマーレ家である。
〇精霊の歌…大陸に伝わる伝説の1つであらゆる奇跡を起こすとされる歌。
紋章によって各家の「出」が分かるので、ヘンリーは暗殺者に対して素早く反応できたわけですね。
フィーニス頼みのルードとリンを狙うバズラ
ストーリー的に進展があったのは、この部分とフィーニス・ヘンリーが惹かれあっていく展開ぐらい…でしょうか。
2話を見て分かったのは、ルードをはじめとする「王家の表の権力」は奇跡の歌を奏でることができるのはあくまでもフィーニスだけ、と認識しているようです。
国王陛下と呼ばれた老人は、バズラに対し「フィーニスこそがこの戦争唯一のカギとなる」と発言しています。また、ルードもとにかくフィーニスを護衛することに注力しています。
一方、バズラは裏で軍隊を動かし、「歌う女」を捜しています。この辺りの目の付け所から、
ラスボスはルードではなくバズラ
になりそうです。それにしても、バズラもパンをくれたおばさんもルード同様悪い顔をしていますね(笑)
このアニメは悪役が分かりやすすぎる…。
ちなみに、僕が2話で一番好きだったシーンは、ヘンリーがフィーニスにハンカチを渡すシーン。
普通にハンカチを受け取ろうとしたフィーニスが、ヘンリーの手に触れそうになり、ハンカチを取り直します。その後、顔が映ったフィーニスが顔を赤らめていたのがいいですね。ルードの錯乱した表情が今から楽しみだ
3話のあらすじから見る「歌の力」
2話の感想だけだとこれで終わってしまうので、既に公開されている3話の公式あらすじから3話以降の展開を考えてみます。
どうやら、王都軍に囲まれたリンたちは精霊の歌による風の力で王都軍を撃破するようです。歌は人々や自然を「守る」機能しかないと思っていましたが、攻撃の手段としても使えるようです。
ただ、精霊の歌をリンが歌って軍隊を撃破したとすると、リンの力が方々に広まり、噂になるのも時間の問題な気が…。ヘンリーも自分の傷をリンの歌で治してもらっているため、早い段階でリンの力に気が付きそうですが…。
それにしても、3話以降の展開がくっきりとは浮かび上がって来ません。ここからの府風呂敷の広げ方に期待です。
また、1話はテンポが「良すぎて」、逆に2話がテンポが悪いように感じてしまいました。よくある設定にどこまでオリジナリティを加えてくれるのか、テンポよくストーリーが進んでいくのかが今後の作品の良しあしを決めそうです。
おわりに
というわけで、短めでしたが2話の感想でした。2話で初お披露目となった鈴木このみさんのOPはとてもかっこよかったです。
上でも簡単に紹介しましたが、第3話は「愛慕の歌」です。それでは、この辺で。