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Charlotte(シャーロット) 1話感想! 特殊能力を持つゲス主人公…

第1話「我他人を思う」

シャーロット1話

というわけで、2015夏アニメ「Charlotte」(シャーロット)の感想を書いていこうと思います。ネタバレ有りですので、未視聴の方はご注意ください!

夏アニメでやっと「感想記事を書きたい!」というアニメに出会えましたね…。

  

公式サイトのストーリー:思春期の少年少女のごく一部に発症する特殊能力。「任意の対象の体を5秒間のみ乗っ取る」という特殊能力を駆使し、優等生としての学生生活を送っていた乙坂有宇はその能力を駆使し、名門高校に見事合格する。進学先の高校でも順風満帆な生活を送ろうとしていた矢先、有宇の目の前に友利奈緒という少女が現れ…。

Aパートストーリー概要

主人公乙坂有宇

街行く人の中で主人公の乙坂有宇が1人で考え事をするところから話は始まります。

乙坂有宇

乙坂(ずっと小さい頃から疑問に思っていた。なぜ自分は自分でしかなく、他人ではないのだろうと。「我思う、故に我あり」とは昔の哲学者の言葉だそうだが、僕は我ではなく、他人を思ってみた。「あの人も僕なのではないか」と…)

いきなり哲学チックなスタートです。

乙坂の特殊能力

乙坂(他人を思う。そうしたら僕は他人になっていた)

乙坂はおばあちゃんに乗り移っていました。

乙坂(だが、もって5秒。しかもその間自分の体は無意識状態でけがをしていることもよくあった。しかも、視界にいる人間にしか乗り移れないから邪なことには使えなかった)

乗り移り

これで邪な使い方じゃないって言いきれるのがすごいですねww

乙坂(せいぜいムカついたヤツに乗り移って他人にケンカを売って戻る。そんな腹いせぐらいにしか使えなかった)

喧嘩

そんな乙坂もこの「5秒間だけ他人に乗り移れる」能力の有効な使い方を思いつきます。それは、テストの際に頭のいいクラスメートに乗り移って、解答用紙を暗記し、その後自分の回答欄を埋めるということです。これによって、乙坂はやすやすと学年1位の座まで上り詰めます。

乙坂(名門校に進学してやるつもりだが、受験では誰が賢いのか判らない。それから僕は名高い進学塾へ塾生のふりをして何度も忍び込んだ。どの生徒がどの学校を受けて、どの教科が得意なのか。徹底的にリサーチした。そうして僕と同じ志望校を目指す頭のいい受験生を次々と見つけ、無事エリート校に合格した)

おまけに乙坂は成績トップで高校入学を果たしてしまいます。その後も(当然ですが)成績が下がることもなく、学力試験でもトップの座を守ります。

しかし、正体不明の人物が乙坂をビデオカメラで隠し撮りしていました。それに乙坂は全く気付いていません…。

乙坂のターゲット白柳弓

イケメン+成績優秀の甲斐あってか、乙坂は女の子に告白されることが増えます。

乙坂(学年トップの優秀さに加えて、ルックスだってイケてる方だ。これでもてないわけがない)

しかし、乙坂は告白を断り続けます。乙坂には狙いがありました。

乙坂(お前たちみたいな普通の女子を僕が選ぶわけないだろ。狙うは、まさにこの学校のマドンナ的存在、白柳弓!僕はお前を落とす!)

白柳弓

乙坂が取った作戦はこうです。

まず、弓の友人である三嶋を弓から遠ざけます。そして、近づいてきたトラックの運転手に乗り移り、トラックを暴走させ、弓の方にトラックを向かわせます。トラックと弓が接触するかしないかのところで乙坂は弓を助け出す…。危険極まりない行為です。

ゲス野郎

非常に危ないところでしたが、作戦は何とか成功します。保健室に行った後、弓は乙坂に「これからパンケーキを食べに行くところだったけど、一緒にどうでしょうか」と誘います。

これを聞いてふっと笑みをこぼす乙坂。すがすがしいまでのクズです。

弓の様子を見て、察した弓の友人の三嶋は、2人の前から家族の用事が出来たと言い、いなくなります。こうして2人きりで弓おすすめのパンケーキを食べに行くことになりました。完全に乙坂の狙い通りです。

しかし、再び正体不明の人物が乙坂のことをビデオカメラで撮影していました。

順風満帆な生活!しかし…

どこかで見たことがあるような「Key Coffee」でパンケーキを2人で食べます。

「今流れてるのって”ハロハロ”ですよね?」

乙坂「え…ハロハロ?」

「知らないですか?男の子ならみんな知ってると思ってました」

乙坂「そんなのが流行ってるのか…」

”ハロハロ”はアニメ内のバンドである”How-Low-Hello"のことです。人気アイドルがヴォーカルを務めるバンドだそう。作詞・作曲がだーまえらしいので、音楽面にも注目していきたいところです。

Key Coffeeを出た後、弓の方からまた一緒に食事などをしてもらえるか、と乙坂に聞いてきます。完全に狙い通りになった状況に、乙坂は教室内で高笑いします。

その時、校内スピーカーから乙坂を呼ぶ声がします。

<1年1組乙坂有宇君、至急生徒会室まで来てください>

生徒会に行ってみると、生徒会長の大村が乙坂を待っていました。

大村は「この間満点を取ったはずの学力テストと同じテストがあるから、もう一度解いて満点を取ってくれ」と告げます。どうやら、乙坂にはカンニングの容疑がかかっているようです。

さらに、校長の了承も得ているため、今逃げれば退学処分となってしまうそうです。絶体絶命のピンチを切り抜けられるのでしょうか?

他校の生徒会長登場でストーリーが動き出す!

テストを解きはじめますが、当然解けるわけがありません。乙坂は大村が持っている解答を見るべく、大村に乗り移ることにします。

あっはーん

大村が持っていたのは、模範解答ではなくこんなグラビア写真でした。期待が外れた乙坂はこの写真をびりびりに破ります。

元に戻った大村は「何が起きたんでしょう?」と乙坂に問いますが、乙坂は「あなたが紙を破いているようにしか見えなかった」と言います。

???「釣れた!」

友利奈緒

乙坂の近くにいた少女に乙坂は驚きます。

友利「どうも、生徒会長の友利です。別の学校のですが。で、ずっとここで貴方を撮ってました。今撮った動画を見てもらえますか?貴方は彼が答案用紙を破いているところを見ていない。なのに貴方は彼が破いたと言う…」

乗り移っている間は”乙坂有宇”としての意識は失われるので、前を見ているはずがありません。なのに、「大村が破いたのを”見た”」という矛盾を見事に突かれてしまいます。

他にも、悪事の数々を撮影したビデオを乙坂に突きつけます。これまで、乙坂を撮影していたのはこの友利奈緒でした。

追いつめられた乙坂は「こんな茶番に付きあえるか!」と言い、生徒会室から走って逃げ出します。

生徒会室から出てきた乙坂を見てメガネの少年が笑みをこぼします。

???「なるほど…こういう展開になるまで読めていた、と。ここからは私の役目」

高城丈士郎

 

どこかで見たことがある気がするけど気のせいだよね!! 

Bパートストーリー概要

さまざまな特殊能力

乙坂は走って何とか、路地裏まで逃げます。とりあえず一安心…のはずでしたが。

背後ですごい勢いで人が”飛んで”きて、花屋の店内をめちゃめちゃにしていました。

その後も、乙坂のまわりの店やゴミなどがめちゃめちゃになっていきます。

何が起こっているのか分からない乙坂は、川辺まで逃げますが、はるか向こうに目をぎらつかせているメガネの男の姿がありました。

その男は一瞬にして乙坂に近づき、乙坂を捕えて、乙坂を(自分もろとも)川に突き落とします。

瞬間移動

瀕死状態の乙坂はメガネの男”高城丈士郎”に「いったい何をした?」と問います。

高城「瞬間移動です。字の如く一瞬で移動する能力ですが都合よくピタリと止まれません…。この能力のおかげで何度病院送りになったことか…!」

乙坂「そんなことより、僕をこれからどうするつもりだ!?」

奈緒「我々の学校に転入してもらいます」

乙坂「転入!?」

奈緒「この世には貴方以外にもたくさんの特殊能力者が存在しています。でもその特殊能力は思春期の病のようなもので、やがて消えます。それが消えるまで私たちの学校、星ノ海学園に通い続けてください。既に親権を持つ方には承諾をもらっています」

激高した乙坂は奈緒に掴みかかろうとしますが、奈緒の姿は目の前から消え、乙坂は見えないものにボコボコにされます。

乙坂「なんだ…消えた?」

高城「それは彼女の能力です」

乙坂「まさか…透明人間?」

高城「いえ、私には彼女が貴方を殴っただけにしか見えませんでした。彼女の能力は1人の対象者から視認されない。それ以外の人間には普通に視認できます」

乙坂(また不完全な能力だ!)

奈緒「ちなみに、貴方には私たちの生徒会に入ってもらいます。貴方の能力は使えるので協力してください」

生徒会

奈緒たちの目的は特殊能力を持っている人たちの、能力の悪用を防ぐことだそうです。面白くなってきましたね。

妹と乙坂家のワケありな過去

帰宅すると、妹の歩未が乙坂の帰りを待っていました。

歩未は乙坂に「おじさんから星ノ海学園に特待生として入学するって聞いたけど、それは本当なの?」と聞きます。本当に話が行き届いていることに乙坂は驚きを隠せません。

それにしても妹さん、「なのです~」とか「ござる~」とか、まったく語尾が安定していないですね(笑)

夕飯は「おめでとう」と書いてあるオムライスです。どうやら乙坂は子供のころオムライスが好きで、よく歩未がオムライスを作っているようです。

歩未「お母さんのオムライス、久々に食べたいな~」

乙坂「そんな人のことはどうでもいいだろ」

歩未「まだ怒ってるの?」

乙坂「当り前さ。離婚して親権をおじさんに勝手に押しつけたんだから…。僕たちに両親はいない。家族は僕と歩未の2人だけだ」

そして、歩未は意味深な発言をします。

歩未「でもね、あゆときどき思うんだ。もう1人家族がいたような気がするのです~」

3枚目の座布団

よく見ると座布団が3つあります。これは母親のものなのか、それとも…?

乙坂「兄妹は僕とお前だけだ。夢にでも出てくるのか?」

歩未「そうだよね…本当でもあるような不思議な気分なのです~」

少し、乙坂は顔を曇らせて「完全な夢だよ」と歩未に告げます。

その夜、歩未は望遠鏡で星を見ています。「星が好きなんだなあ」という乙坂に対して、歩未は「だって人が行けない遥か彼方まで見れるんだよ?それはすごいことなのだと思うあゆなのです~」と返します。

この発言にも何か裏がありそうな、ないような…。

弓との別れ

転校に伴って、新居へ引っ越します。とんでもなく広い部屋です。歩未ははしゃぎっぱなしです。

星ノ海学園

しかし、乙坂にとって嬉しいことだけではありません。乙坂は弓に星ノ海学園に転入することになった旨を伝えます。

さらに、乙坂は能力が消えるまで、監視のない場所に行くことは許されていません。そのため、自分から弓に会いに行くことも不可能なのです。さらに、他者に自分の能力のことを明かすことも禁じられています。弓にとってみると、乙坂がなぜこんな発言をするのかが全く理解できません。

Key Coffee

乙坂「白柳さんから会いにきてくれたら嬉しいな」

「あまりに遠すぎます。せめて週に1回、変わりばんこで…」

らちが明かない話し合いに対して、弓は「あなたには感謝をしているけど、まだ交際しているわけでもないから去るあなたを一方的に追いかけることは出来ない」と言い、「これからは別の道を歩みましょう」と告げ、店を出ていきます。

突然、冷静になった弓です。切り替えが早いというか何というか…。

「僕が…振られた?」と顔芸を見せる乙坂。どこまで自分に自信があるんだww

乙坂が見る謎の夢

その夜、弓に振られて絶望している乙坂の元に「手伝い」と称して奈緒と高城がやって来ます。高城は割烹着を来て、やる気満々です。

割烹着

夕飯は、4人分の食器が無いということで、高城と奈緒を帰しますが、すっかり奈緒のことを気に入った歩未はがっかりします。奈緒は「また会えますから」と歩未をなぐさめます。

夜、夕飯を食べながらTVを見ていると、”ハロハロ”がTVに映ります。歩未もハロハロのファンなようです。

歩未「それにしても星ノ海学園なんて素敵な名前なのです~」

乙坂「まるでお前の為につけたような名前だな」

歩未はすっかり星ノ海学園での生活に思いを馳せています。

Charlotte

この絵がすごい「CLANNAD」の風子っぽいですね(笑)

最後に乙坂が夢を見る場面でストーリーは終わります。

ーその晩、夢を見た。きっと歩未の突拍子もない発言のせいだろう。

ー…あの人は誰だっただろう?

有宇の夢の中

以上です。

1話で気になる点まとめ

1話で気になった点をまとめてみました。

・座布団が3つあるのはどうして?

→自分たちには認識できない「第三者」と暮らしていたりするんでしょうか?

・弓や三嶋はもう出てこないのか?

→公式サイトのキャラ紹介にあったからそんなことはない気がしますが…。能力を携えて再び乙坂たちの前に現れたりするんですかね?

・歩未の「もう一人の家族がいた気がする」発言

→これは間違いなくストーリーのキーになりそうです。

・公式サイトの不気味な絵と、1話ストーリーの乖離

→今後、あのような流れになっていくのでしょうか。実際おじさんの元にすでに話が言っていることなども考えると、想像もできないようなお金や権力が裏にある気がします。「化物」と言う表現は、”能力が暴走した後の特殊能力者の姿”を現すんでしょうか。”特殊能力者の解剖”なんかがあってもおかしくない気もしますね…。「化物は、運命に挑み続ける」という文章も何を指すのか…?

・「シャーロット」って?

→実は第11話のタイトルが「シャーロット」なんですね。何かの”現象”を指すのか、それとも”人物名”を指すのか…。これも現時点ではまったく不明です。

まとめの感想

非常にいい掴みの1話でした。

期待をはるかに上回る出来でした。さすが、の一言です。

予想に反して1話はギャグ路線でしたが、ここからどうストーリーが動いていくのか楽しみです。

個人的には歩未が悲惨な目に合いそうな気がしていて、今からハラハラしています。麻枝さんも「6話ぐらいから大きくストーリーが動く」とおっしゃっているそうなので、まだのんびりして見れるのかなーとも思ったり。

それでは、この辺で失礼します。