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Fate/stay night[UBW]22話感想! 凜と士郎が「繋がった」!

第22話「冬の日、遠い家路」

デレる凜

というわけで、Fate/stay night[Unlimited blade works]第22話の感想&簡単な考察を書いていこうと思います。いつものように、ネタバレ満載ですので、未視聴の方はご注意ください。

「貯め回」でしたね。凜がひたすらにかわいかったぞ。

 

公式サイトのストーリー:ギルガメッシュが語った、聖杯戦争の真の目的を知った士郎たちは、今回の祭壇である柳洞寺での戦いに向けて策を練る。ギルガメッシュの宝具がセイバーとは相性が良くないと話す士郎に対し、凛が導き出した対抗手段とは――

 

Aパート①~最終決戦への作戦詰め!

冒頭は傷ついた士郎の看護をする凜&セイバーのシーンからです。

凜は「自分の相棒だったアーチャーの仇を討つ」と語り、士郎も「自分で戦い通すと決めたから、最後まで戦い抜く」と意を新たにします。さらに、士郎は「聖杯は壊した方がいい」とも言います。

セイバー「万人の願いを汲み取りながら、たった1つの奇跡しか受け付けない奇跡などはじめからあってはならなかった」

凜も自分は勝つために、遠坂の党首として胸を張るために闘ってきたから聖杯は壊しても構わない、と2人に告げ3人は気持ちの面で一緒になります。

…その後、ご飯にするって言われた時、セイバー嬉しそうだったなぁ(笑)

ちなみに、ギルガメッシュによってつくられた聖杯はこんな感じになっています。ワカメが不憫でもう…。

ワカメ 聖杯

場面は再び衛宮家。凜の計らいにより、ギルガメッシュが龍洞寺にいることを突き止めます。龍洞寺ではサーヴァントは山門からしか侵入できないということで、山門からセイバーが入りギルガメッシュの足止めをし、その隙に士郎と凜で裏側から侵入して聖杯を壊す、という作戦が取られることになりました。

龍洞寺の山門…確かあそこにはアサシンがいましたね。

続けて凜は「聖杯自体を壊すことは出来ないけど、聖杯の器を壊して聖杯としての機能を停止させる」と言います。さらに、聖杯の器になっているのが、おそらく慎二であるとも言います。

セイバー「では、私は2人が聖杯を止めるまでアーチャーを引き付けていればいいのですね?」

そういえばセイバーってギルガメッシュの真名を知らないんですよね。ここでいうアーチャー=ギルガメッシュです。

「ええ、私たちも聖杯を止め次第すぐに駆けつけるから」

士郎「いや、それは無茶だ。セイバーじゃあいつには敵わない」

ギルには敵わない

士郎の言葉を聞いたセイバーはむすっとして「その根拠を教えてください」と一言。

士郎は「剣士としての腕は確かだけど、ギルガメッシュとセイバーでは相性が悪い」と説明します。そりゃああんだけ宝具を自在に出してこられたら大苦戦するのは目に見えています。バーサーカーが歯が立たなかったぐらいですからね…。

この話を聞いていた凜は1つの結論に達し、立ち上がってぐるぐる回り出します。

「だから目の敵にしていたのね…。そうよね、自分の宝具を持たない英霊なら…」

士郎は「アイディアがあるなら教えてほしい」と言いますが、「こんなところで言えるわけがない」と言い、「夜明け前に備えて今のうちに休みを取っておくように!」と言い残して、部屋を出て行ってしまいます。

夜中。凛とセイバーが2人で話している場面を士郎は目撃します。

「本当にいいのね、セイバー?」

セイバー「はい。それが最適かと。感謝します、凜。その方が私も安心して戦える」

Aパート②&Bパート①~秘策!士郎が固有結界を使うために…

この会話の後、士郎は凜の部屋に入ります。

部屋に入ると、机の上には遠坂家の家族写真が。いちいち演出が憎いです。

遠坂家の写真

そして、凜は先ほど言いかけた話を再開します。

ギルガメッシュの天敵は、自らのツールとなった宝具を持たないアーチャーの宝具であるそうです。確かに、相手の弱点に応じた宝具を出そうにも、そもそもツールとなったものが無いのだったら、その点では互角になりますね。さらに、アーチャーであれば魔力が続く限り相手と同じ兵力を用意出来る点も、アーチャーが他のサーヴァントに比べ優れている点です。

「あいつはあなたたちのことを偽物だって言ってたけど、それは敵として脅威を感じていたからでしょうね。英霊エミヤに対してだけは互角の戦いをせざろう得ないんだから」

士郎「けど、無理がある。あんな次から次へと宝具を出されたら投影も間に合わないし、魔力も持たない」

「…あなたの魔術が今までと同じならね」

凜はアーチャーのように固有結界さえ作れれば士郎でも十分にアーチャーと戦えると説明します。そのために、力のある魔術師と”繋ぐ”必要がある、ということも。

士郎は「自分と凜との間にパスを通して魔力の融通をする」ということを意味していると悟ります。なんでこのときベッドに寄っていったんですかねぇ…

ベッドの上

「あなたには私の魔力を使ってギルガメッシュと戦ってもらう。あとはパスの通し方だけど…」

どこか恥ずかしそうな凜。

そして凜は士郎に魔術師が生きた証ともいえる魔術刻印を移植すると言います。士郎は「そんな大事なものを…」と言いますが、凜は「一番大事な戦いなんだから一番大事なものをかけないとね」と士郎を説得します。

「…なんでじろじろ見るのよ」

士郎「ちょっと見惚れてた。そういう遠坂だから俺は好きになったんだなって」

「す、す、好きって!今はそういう話をしている場合じゃない!けど…聞いてあげるぐらいなら構わないっていうか…」

凜がデレているのに、士郎は真顔で「具体的には移植はどうすればいいんだ?」と問います。お前はいったいなんなんだよ…(笑)

「…じゃあ、とりあえず服を脱ぎなさい…私だって脱ぐから公平だし…。ふ、服を脱ぐのは体温を伝えやすくするだけで、それ以上の意味はないんだから!」

士郎「お、おう。ええと…上だけでいいんだよな?」

「あ、当たり前でしょー!!」

やっぱりこのアニメのヒロインは凜ですね。確信しました。

Bパート②~とうとう魔術回路の移植!かつての凜が見る風景…

こうして、魔術刻印の移植が始まりました。凜は詠唱をして、士郎に触れます。

魔術回路の移植

刻印が徐々に移植され、心の中で凜と「通じ合った」士郎はとある風景を見ます。

まずは、いつかの日の教会。車いすに座った女性と、剣を凜に渡す男性の姿。※

次に、とある日の学校。士郎が高跳びの練習をしている姿を凜が見ています。

士郎は我に返り、現実世界に帰ってきます。…この絵は割とアウトですね笑

事後

士郎「遠坂…成功したのか?」

「ええ、成功したわよ…。後遺症なんて出ないぐらいにきっかり!そういうのが得意だった綺礼だって『我が弟子ながらよくやった』って褒めるぐらい完璧に!」

見ると自分の方に刻印があることに気づきます。移植は本当に成功したようです。しかし、凜は何かに対して不機嫌になっている様子です。

士郎「遠坂…怒っているのか?」

「見たでしょ?このけだもの!」

士郎「誤解だ!見たものといえば魔術回路っぽいイメージと、あと…。あ、変な夢見てただろ。どこかの学校の校庭でばかみたいに高跳びしている奴をずっと日が暮れるまで見ていたような…」

士郎君よ、原因はそれだよ(笑)

凜は聖杯戦争の前から士郎のことが気になっていて、士郎のことを見てきたんですね。士郎はそのことに全く気が付いていない様子ですが…。

その情景を見られたことを知った凜は動揺し、枕で士郎の頭をたたきます。涙目になっている凜がとてもかわいかったです。

かわいい凛と士郎

※この情景は第4次聖杯戦争後の情景です。色々あった凜の母親は精神状態が錯乱し、車いす生活になります。一方、剣を凜に渡していた男性は綺礼です。この剣で綺礼は凜の父親の時臣を暗殺し、父親を殺した剣を貰って凜は(当然、凜はそのことを20話まで知りませんでしたが)喜んでいました。詳しくはFate/Zeroへ。

Bパート③~セイバーが語る「決意」。いよいよ決戦の時!

最後の場面はセイバーの元へと向かう士郎です。セイバーは庭で空を見上げていました。

セイバー

士郎「何してるんだ、セイバー?」

セイバー「色々ありましたから…しっかりと心に刻んでおきたかった」

士郎「そっか…できれば、ずっと覚えていてくれ」

セイバー「あなたに礼を言わなければ。随分と時間がかかってしまいましたが、あなたは私に行き先を教えてくれた。訳の分からない話ですが、私はあなたに伝えておきたかった。1つの夢が終わったのです。私はあなたに何も示すことが出来ませんでしたが、あなたは私に十分すぎる答えをくれた」

士郎「夢って…それはセイバーの?」

セイバー「どうでしょう…もしそうだとしても、それはもう私とは関係のない見知らぬ少女の話です」

セイバーが礼を言った相手は英霊エミヤでしょうか。アーチャーvs士郎戦のときのアーチャーのセリフに対しての礼のように感じます。

さらに、セイバーはもう吹っ切れていますね。だからかつての自分のことを「見知らぬ少女」と表現しています。すべてひっくるめた上での「礼」なのでしょう。

最後にセイバーは士郎と凜は必ず自分が守るから、2人でこの家に帰ってきてほしいと告げます。この「2人で」と言うのが心が痛くなるポイントです。おそらく…最後の戦いが終わったらセイバーはもうこの家に戻ってくることはない、と自分でも感じているのですね。自分にとっての最後の役目は士郎と凜の命を救って2人を家に帰すことであるーと。

最後の最後でワカメの顔芸があった気がしますがそれはスルーで(笑)

ギルガメッシュは聖杯に向かって告げます。

「呪いを吐き出すがいい、聖杯よ!この時代の人間共が自らの願いの重みに耐えきれるかどうか、裁定の時といこうではないか」

以上です。

 

まとめの感想&考察

原作では…というシーンがありましたね(笑)

アーチャーがしっかりとした魔力を持っていた理由はこんなエピソードがあったからなんですね。納得しました。

今回は冒頭でも書いた通り「貯め回」でしたね。士郎、凜、セイバー…。それぞれが胸の内でそれぞれの「覚悟」を決めていました。派手な戦闘シーンはありませんでしたが、一番最後のセイバーとの会話のシーンは非常に美しかったです。

次回は山門でアサシンが登場しそうですね。好きなキャラだったので楽しみです。ギルガメッシュvs士郎、アサシンvsセイバー。もう今からワクワクが止まりません!

 

次回第23話は「顕現」です。

それでは、この辺で失礼します。