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ひそねとまそたん 10話 感想&考察!ひそね=巫女説と覆る「当たり前」の概念

第10話「好きになったらトロけちゃう」

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ー…でも、見てるしかできない甘粕も相当きついんだろうなって。(名緒

 

財投さんイケメン。いつも通り名緒さんは女神。女神度100%増し。名緒さんの笑顔を見れたから10話は何度でも見直す価値がある()

というわけで、ひそねとまそたん(ひそまそ)第10話「好きになったらトロけちゃう」の感想と考察を書いていきます。10話までのネタバレがありますので、未視聴の方はご注意を!

10話の簡単なあらすじ

恋に落ちたひそね、絵瑠はOTFに搭乗できないままの状態が続きます。まそたん・ノーマがいない状態では他のOTFの元気が無いようです。周囲の噂、まそたんを裏切ったことへの罪悪感からひそねは苦しみます。

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ひそねの様子を見ていた名緒は幾嶋と話します。まそたんだけではなく、ひそねも苦しんでいる、と相談します。そこで幾嶋が取った行動は…。

一方、財投は絵瑠に「ちょっと優しくするだけで本気になっちゃうんだから」と絵瑠の心を弄ぶ発言をします。勿論、この発言は上層部からの命令でしたが…。財投は絵瑠の夢を消さないために心を鬼にして絵瑠を振りました。

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飲み会でやけ酒をする絵瑠。潰れた絵瑠とひそねが休んでいるところに樋本がやって来ます。樋本は「人も世界も裏切るが、OTFだけは自分たちを裏切らない」と告げます。ひそねは樋本の発言に理解はできても納得はできません。

小此木は「くさびめ」に選ばれた棗との会話で涙を流します。

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小此木とまそたんが話している所に、ひそねがやって来ます。ひそねは、小此木と棗が昔からの知り合いであることを聞きます。キレ気味に嫉妬するひそねは「小此木さんが好きだからですよ!」と口に出してしまいます。逆に迷いが消えた絵瑠は再びノーマに搭乗することが決定します。

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翌日ひそねが見たのは空飛ぶ4体のOTF。まそたんには「放熱」のために名緒が搭乗していました。幾嶋の粋な計らいでした。これを見て何を思ったか、ひそねは「Dパイを、自衛官を辞めます!」と宣言してしまいます

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以上です。

10話の考察と感想

財投のイケメンっぷりも、名緒のセクシージャガーっぷりもすべて最後のひそねの一言がかっさらってしまいましたね…。それでは、感想と考察です。

「裏切り」ではなく「優しさ」を見出したひそね

10話でぞくっとしたのは、酔いつぶれた絵瑠と介抱するひそねの元へとやってきた樋本のセリフです。

樋本「世界も仕組みもすべては裏切るの。当たり前よね?本当の意味で他者を理解はできない。でもね、変態飛翔生体だけは私たちを裏切らない。だからこそ、私たちも彼らを裏切ってはいけないの」

何もかもが裏切る。この発言に賛同したのは絵瑠です。財投に振られたこともあり、彼女は再びDパイとしての道を歩みだします。”OTF以外の人や世界は裏切るもの”という思いを胸に抱いて…。飯干のもくろみ通りです。

 

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一方、ひそねは樋本の言葉に納得ができません。話を聞いた当初は、「なんとなく」納得ができない様子でしたが、10話の最後で彼女なりの答えが出ましたね。

それは

人は優しさという面も数多く持っている

ということです。裏切りとは対照的な優しさというフレーズ。これは、絵瑠や樋本が気がつけなかった言葉です。まさに絵瑠とひそねを真逆の道に進ませた2つのフレーズになっています

 

そこからどうDパイをやめる発言に繋がったのかは分かりませんが、周囲に流されないひそねらしさを感じた演出でした。

ひそねの今後~やはり彼女は巫女なのか

自衛官を辞めることになったひそね。何となくこのまま残るのかな、と考えていましたが、どうやら11話あらすじを見ると本当に辞めるみたいです。

自分が9話で考察した「74年前の巫女≒ひそね」「今回もひそねはDパイを降り、巫女(さらには楔女)になる」のでは、という考察が現実味を帯びてきました。

osusumenews.hatenablog.com

 

楔女が本当にミタツ様の生贄になることだとすれば、生贄になることで自分に優しくしてくれた人たちに恩返しができるかもしれない、とひそねは考えているのでしょうか。

また、今後巫女になるという展開以外にも考えているのは、ミタツ様と直接会話をするのがひそねなのでは?というストーリーです。

 

過去の巫女と何らかの関係がありそうなひそねであれば、マツリゴトでミタツ様と対話をすることで誰も犠牲にならずマツリゴトを終わらせることができる可能性があります。儀式ではOTFがミタツ様に降り立つことになっているので、同行の上、過去の記憶を取り戻したひそねが「私が行く!」となりそうな気もします。

 

作品のイメージ的には誰も消えないとは考えていますが…。巫女になるか、Dパイ復帰かは分かりませんが、優しさに触れたひそねが間違いなく今後のカギを握ります。

作品内の「当たり前」は、きっと覆る。

10話のラストが「Dパイ辞める発言」だったように、10話まで来たのに展開が全く読めないひそまそ。9話終了時点で「ひそねはDパイを降りるかもしれない」とは考察しましたが、さすがに自衛官まで辞めることになるとは…。

 

10話まで見て思ったことは

作品の中にある「当たり前」は最後に覆るのではないか

ということです。例えば、自分含め多くの視聴者は”くさびめ”は”楔女”と変換し、マツリゴトでの生贄的な存在になると考えています。例えば、恋をしてOTF以外の物への依存度が高まるとOTFに乗れなくなる、と我々は考えています。

 

でも、それらは本当に正しいのでしょうか?

そもそも、自分が人質になるかもしれないのに、巫女たちは9話のように穏やかに生きていけるものなのでしょうか。ひょっとすると、「くさびめ」はハードではない別の意味が込めらているフレーズなのかもしれません。もしかすると、飯干・樋本らの勘違いによって「恋をするとOTFに乗れない」という思い込みが広がっているだけなのかもしれません。

 

それを裏付ける発言が小此木のセリフです。

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小此木「僕は思いこんできたんだ、色んな事を当たり前だって。でも他の皆があたりまえだって受け止めていることに、いちいち悩んで転がって…自分だけの答えを見つけていく甘粕さんを見ていたら当たり前のことなんてどこにもないのかもしれないって

 

恋を諦め、OTFに搭乗するのはこの世界では「当たり前」のことです。しかし、ひそねは人の優しさに触れその選択肢は選びませんでした。当たり前の行動を取らないひそねだからこそ、他人が見つけられなかった新しいマツリゴトの方法を見つけ出す展開もあるのかもしれません。

11話予告の”クズ”は誰なのか

予告編はいつも通り謎が謎を呼ぶセリフの連発でした。概要としてはDパイ一同が「何か」に驚いていて、最後に柿保が「黙れクズ!!」と叫ぶシーンで終わっています。

11話のあらすじは以下の通りとなっています。

 

第11話「モンパルナスの空とクズ女」

“マツリゴト”が始まった。かつてDパイたちが訓練した無人島“ミズチ岩”となっていた超大型変態飛翔生体“ミタツ様”が目ざめ、次なる臥所に移動を始めた。発達した積乱雲に身を隠し、ゆっくりと飛び立つミタツ様。

激しい風圧、暗雲たちこめる暴風雨の中、懸命にミタツ様を誘導する4機のOTF。

「甘粕ひそねは、今、何をしている?」。日本国の命運がかかったミッションの中、隊員たちはその場にいない、ひそねを思うのだった。

(ひそねとまそたん公式HP http://hisomaso.com/ より)

 

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次回からマツリゴトがスタートするようで。Dパイ一同が驚いていたのはひそねが登場したからかな、と思っていますが柿保の「クズ」が誰を指すのか。

①飯干

一番ありえそうなのが飯干(もしくは曽々田)。柿保は同じ女性として、Dパイの恋愛感情を壊す作戦には今一つ乗り気ではないように見えます。

その飯干が更にゲスな指示をしてきたら…(例えばDパイの誰かに特攻させる等の指示)。飯干に激昂し、叫ぶ柿保の姿は目に浮かびます。

 

②ひそね

突然職務をほっぽり出し、突然戻ってきたひそねに対する怒り。可能性としてはありそうですが、そうなると「クズ!!」と叫ぶのは少し違う気がするような。

過去には森山に男を取られた柿保。今回ひそねが自衛官をやめた理由が小此木とくっつくためだとすれば(その可能性は限りなく低いと思いますが)、職務より恋を取ったひそねが許せなかったということも考えられます。

 

③樋本に関係する昔のDパイ・巫女

タイトルの「クズ女」というフレーズから考えるとこれが一番近いかと。樋本から話を聞くか、OTFが過去を見せたか、昔のDパイ・巫女が現れたかは分かりませんが74年前の出来事を見て何かに怒ったのかもしれません。

樋本は10話で「人も世界も仕組みも裏切る」と語っていました。これは彼女の実体験である可能性が高いです。裏切った相手を前に許せないことがあった(他のDパイが任務中逃げ出した…とか?)からこその発言とも取れます。

 

わずか1話で答えが出る演出ではありますが、非常に楽しみです。

感想:財投さん!名緒!これに尽きる!

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自らの本気の恋心を捨て、絵瑠に前を向かせた財投。最初だけ躊躇があったのか「星野…」と言ってしまったのがまた胸を打ちます。財投は「絵瑠」呼びより「星野」呼びで彼女への真摯な気持ちを表現してきました。でも、そこで引き返さなかった財投は漢の中の漢です。

 

そして、我らがセクシージャガー名緒。1話からずーーーーっと言い続けてきた「スーパーサブになる」という展開を見事現実のものにしてくれました。

まそたんに触れ、ひそねの気持ちに気づく。でも、自分ではまだまだひそねには敵わない。こんな発言ができるから彼女は精神的に未熟ではなく、OTFへの適正が低かったのでしょう。皮肉だなぁ…。照れ笑い、必死にまそたんに搭乗する姿、いずれにも心を打たれました

 

ただ財投さん。

前に名緒さんに色目使っていたのを私は忘れてはいませんよ。

…報われないのは嫌なので、ぜひマツリゴトの後に絵瑠と和解してほしいですね。

ひそまそ10話の感想まとめと11話の予告・あらすじ

Dパイ/Le temps de la rentre?e(ル・トン・ドゥ・ラ・ロントレ)〜恋の家路(新学期)〜通常盤

Dパイ/Le temps de la rentre?e(ル・トン・ドゥ・ラ・ロントレ)〜恋の家路(新学期)〜通常盤

 
ひそねとまそたん 公式設定資料集(仮)

ひそねとまそたん 公式設定資料集(仮)

 

EDが頭から離れず無限ループしています…。そして、設定資料集だと!?欲しい。ちなみに、僕は最近毎日ジョアを飲んでいます。完全にヤクルトの狙い通りだ…。

 

というわけでひそまそ10話の感想記事でした。最後の最後に見られたどんでん返しで物語がどう動くか、そしてどう締めるのか。楽しみで仕方ありません。

11話は上で紹介したように「モンパルナスの空とクズ女」です。それでは、この辺で。 

【追記】11話の感想記事を書きました!

osusumenews.hatenablog.com