ひそねとまそたん 3話感想&考察!OTFに乗れなくなる条件がある?
第3話「責任とってくださいよ」
いやー、いいアニメです。ひそねの「人間らしい」嫉妬をうまく描いていました。それと同時に新たな謎も…。
というわけで、ひそねとまそたん(ひそまそ)第3話「責任とってくださいよ」の感想と考察を書いていきます。3話までのネタバレがありますので、未視聴の方はご注意を!
3話のあらすじ
航空祭を控え、航空訓練に参加することになったひそね。しかし、まだまだまそたんを上手に扱えず…。どうやら、各パイロットにはTACネーム(あだ名)が決められているようで、まそたんの前任Dパイはフォレストこと森山だったようです。
フォレストという言葉に反応するまそたん。ひそねは周囲に森山について尋ねますが、明確な答えは帰ってきません。なんとなくもやもやが溜まるひそねです。そして、柿保は森山と思われる人物と電話をしていました。
迎えた航空祭。何と今回の目玉の航空機が、事前演習でまそたんが暴走したことにより、エンジントラブルを起こしてしまいます。代役としてひそねが乗るまそたんが抜擢されますが、何故かまそたんは登場せず。そこに、かつてのパートナー森山が現れます。
森山はまそたんのかつての名前「オスカー」と呼び、まそたんと親しく接します。その後、まそたんはひそねを飲み込みますが、ぱたりと動きを止めてしまいます。
ひそね「森山さんだったらいいの!?フォレストとだったら飛べる!?前の人に未練たらたらって…。私がそういうのに耐えられるメンタルあると思ったら大間違いだよ!やりますって言ったんだから責任取ってよ!まそたんはいいのかもしれないけど…。私がどうなるか想像してみて?嫌でしょ!だからまそたん…お願い、飛んでくれ――!」
ひそねの必死の訴えに応えるように飛行したまそたん。航空祭は大盛況で終了し、森山によってひそねは”ひそね”というTACネームを付けられました。
以上です。
3話の感想と考察
相変わらず、細かいところまで行き届いているアニメでした。名緒の謎の人形をまそたんが擬態した航空機に乗せたシーンはよかったですね…!
まそたんかわいい&ひそねの嫉妬が微笑ましい!
まずは4話の感想から。フォレストという名前に反応してちょこまかと動くまそたんが非常にかわいかったです。そして、それを見るうちにもやもやが蓄積されていくひそねは微笑ましい。
昔のパートナーのことを気にかけ、普段とは違う行動を取るまそたんに視聴者ももやもやさせられたかもしれませんが、そこで終わらないのがこのアニメ。”嘘は付けない”ひそねがまそたんに思いのたけをぶつけます。
「責任取ってよ!」とか「嫌でしょ!」とか、一見すると自分勝手な主張に見えるひそねの弁ですが、ひそねからこういった言い分を取り除いてしまうと、甘粕ひそねというキャラの良さは殺されてしまいます。
まそたんに搭乗した際のひそねの語りは、ひそねの強さを感じるとともに、視聴者をスカッとさせてくれるものでした。
2話の”巫女”の意味は果たして…?
では、ここからは考察です。今回判明したのは過去のまそたんにもパートナーがいたということ。その森山(フォレスト)と柿保(パーシモン)とのやり取りがこちら。
森山「できちゃった、なんて嘘。本当はオスカーが乗せてくれなくなっちゃっただけなんですよね」
柿保「だからって…男に逃げて飛べなくなるんじゃ世話無いわ」
森山「私が取っちゃったこと、根に持ってます?」
つまり、結婚&妊娠→パイロット引退、ではなくまそたんが乗せてくれなくなる→結婚&妊娠→そのままフェードアウトの流れです。
ここで思い出されるのが、2話のラストにあった曽々田と小此木の会話。その中では”巫女”というフレーズが出てきました。
やや強引かもしれませんが、
異性を好きになるor結婚or妊娠が条件でOTFに乗れなくなる?
という設定があるのかもしれません。もしくは、OTFに乗るよりも、夢中になれる「誰か」が現れると搭乗ができなくなるとか…。
ただ、この説は無理やりのこじつけの部分が多いです。普通にお腹に子供がいることを察知したまそたんが、
森山を危険な目に遭わせないように乗せなくなった
のかもしれません。
まそたんが周りに気を配る優しさを持っていることは、3話の暴走シーンでも明らかになっているので、そこと森山の件がリンクしているのかも。
まそたんが飛ばなかった理由
航空祭でまそたんははじめは出力を落とし、飛ぼうとしませんでした。ひそねは”かつてのパートナーがいるから”飛ばないと思い込んでいたようですが、実際は自分の周囲に多くの人がいたからである、と思われます。
で、このシーンは森山が語っていた「オスカーは周囲に人がたくさんいるとダメ」という部分を受けています。前半にあったまそたんの暴走により、機器がエンジントラブルでダメになったシーンもそうですが、
このアニメはシーンごとの繋ぎが上手で分かりやすい
と感じます。これは僕たちが見落としている伏線も話が進むにつれ綺麗に回収してくれそうな予感です。1話、2話を見たときよりも期待度がはるかに高まっています。
名緒のTACネームとスーツ
3話の最後でひそねにTACネームが与えられました。柿保もパーシスト(柿)というネームを持っているように、多くの隊員がTACネームを持っているようです。
ここで、気になるのが奈緒の存在です。恐らく彼女はTACネームを持っておらず、メインOTFも所持していません(その分スーパーサブになると思っていますが)
1&2話の記事でも書いたように、どうも幼い面が見られる名緒。ひそねや他のメンバーとともに彼女も成長していくと思いますが、
成長した末に柿保からTACネームと専用OTFを与えられる
という展開になるととても嬉しいですね。名緒が少しでも母親に追いついたとき、このようなご褒美が彼女を待っているのかもしれません。
というか…ひそねも名緒も成人してることに驚きを隠せなかったのは僕だけでしょうか(笑)ビールが似合う少女、貝崎名緒。
ひそまそ3話のまとめと4話予告
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というわけで、3話の感想と考察でした。上でも書いたように、4話以降にさらに期待が持てるお話でした。木曜はこれと多田恋がバッティングしているので、ひそまそ記事を即日公開できないのが地味につらいです。
第4話は「ヤツらが岐阜にやってきた」です。どうやら残りのメンバーはひそね、名緒に負けず劣らずの変人たちのようで…。それでは、この辺で。
【追記】4話&5話の感想記事を書きました!