ひそねとまそたん 6話感想&考察!OTFと搭乗者の性格は一致する?
第6話「君の名前を叫ぶから」
ーあいつら…。腹立つ顔してんな…!(名緒)
はちきれんばかりに張り巡らされた伏線。Dパイもようやく4人体制となり、7話以降が待ち遠しくて仕方ありません…!
というわけで、ひそねとまそたん(ひそまそ)第6話「君の名前を叫ぶから」の感想と考察記事になります。6話までのネタバレがありますので、未視聴の方はご注意を!
6話の簡単なあらすじ
続くサバイバル生活。ひそね、莉々子、真弓は徐々に仲良くなりますが、絵瑠は相変わらずの様子です。無人島の鳥居がある場所には、祠と、石に描かれた謎の絵があるのを発見します。
天候は突然の嵐。絵瑠のいかだは完成しますが、流されてしまい脱出とはいきません。ちなみに、名緒の頭(刺繍)も流されます。そして、どこからか轟くアフターバーナーの轟音。音の正体は、F-2が倒木の下敷きになった絵瑠の存在を知らせるために鳴らしたものでした。
しかし、絵瑠は「OTFではなく、本物のF-2に乗りたかった!」と叫びます。緊張の糸が切れてしまったかのように、F-2がオーバーヒートを起こします。それでも、意地になっている絵瑠はF-2に声をかけようとしません。
このやり取りを見ていたひそねは「健さん(絵瑠のOTF)は、絵瑠がF-2に乗りたいという思いを汲んで、機体のままでいる」ということを知ります。
絵瑠「バカか、君は…。君は飛行機じゃない、ドラゴンだ。私なんかのためにそんな恰好をしなくていい。君の本当の姿を見せていい…。だから、死ぬな、ノーマ!」
絵瑠の言葉に応え、絵瑠のOTF(ノーマ)は元の姿に戻ります。ノーマに乗った絵瑠もはじめてノーマに乗ったときの気持ちを思い出します。絵瑠がOTFへの愛を感じたことで、4体が空を飛べるようになり、帰還することに成功します。
最後には、ジョアおばさん(ヤクルトおばさんではない)がキーパーソンであることが事務次官から告げられました。以上です。
6話の考察と感想
これで伏線は張り切った、といったところでしょうか。これまで僕が感想を書いてきたアニメの中で、一番今後の展開が読みにくく、考察が困難を極めています(笑)
そんなわけで、6話の考察についてはオリジナリティが薄目のものになっているかもしれませんが、ご容赦を。
真名が判明しているOTFはまそたんだけ?
6話にて、絵瑠のOTFが”ノーマ”という名前であることが判明しました。ただ、その名前は「F-2→えふつー→フツー→ノーマル→ノーマ」という連想ゲームのような形で絵瑠によって名付けられたものです。
と、いうことは…。少なくともノーマについては、「ノーマ」と言う名前が真名では無い、ということになります。
莉々子のOTFである”あけみ”、真弓のOTFである”ふともも”。ふとももについては、4話で真弓が「チャームポイントが太ももだから、ふともも」と語っていたので、おそらく真名ではないはずです。”あけみ”については明かされていませんが…。
つまり、
OTFの中で真名が判明しているのはまそたんだけ
ということになります。同時に、2話で曽々田が語っていたように真名を発見したひそねはやはり特別な巫女です。
詳しくは7話のあらすじを紹介する際に書きますが…。なんとなく、7話の予告ではひそねが実験台として使われているようで嫌な予感がします。
描かれた絵とジョアおばさん
6話の公式あらすじでは「無人島の秘密に気づく」と書いてあったので、もっとはっきりした形で無人島の謎が明かされるのかと思いましたが…。結局、更なる謎を産むだけで終わってしまいました。
祠の近くに描かれていた絵。4体のドラゴンと、6人の人間…。なんとなくこの絵を見た際に鳥肌が立ったのは僕だけでしょうか?
6人は4人のDパイ+ジョアおばさん+名緒…?描かれている人間はさまよっているようにも、何かに救いを求めているようにも見えます。
OTFは搭乗者に「精神の自由」を差し出すことを求めます。もしかすると、
絵の中の人間は精神の自由を奪われさまよっている姿なのか
とまで思ったり。
もう1つの謎はやはりジョアおばさんです。事務次官が問題視していたのと、絵瑠達が見たOTFに乗っている少女の髪型から考えると、ジョアおばさんは昔のDパイで間違いなさそうです。当時からOTFは4台あり、4台共にジョアおばさんが乗っていたのか、それとも先代の1台だけに搭乗していたのか…。
これでジョアおばさんがミスリードだったらすごいぜ…!
結局、マツリゴトの正体も謎ですし、これ以上の考察は難しそうです。ただ、
OTFとDパイの何らかの力を高めるために無人島でのサバイバルが用意されていた
のは間違いなさそうです。
OTFと搭乗者の性格の一致性
ここで、公式HPの各OTFの特徴を列挙してみます。
〇ノーマ:性格は気位が高く、孤独を好む。
〇あけみ:視線を恐れて物陰に隠れ、片目しか見せようとしない。
〇ふともも:巨大なボディをもち、口から何でものみこむドラゴン。性格はのんびりしている。
どのOTFも搭乗者と全く同じ性格をしています。
気高いプライドを持つ絵瑠、視線恐怖症の莉々子、のんびりして体格がいい真弓。こう考えると、5話の感想記事(ひそねとまそたん 4話と5話の感想&考察!不穏な大人たちの会話… - アニメのおすすめなどを語るブログ)で僕が書いた、OTFの過去は人間かもしれない、という考察が意外に的を得ているのかもしれません。各搭乗員の前世がOTFとか…。
ただ、まそたんについては
〇まそたん:性格は素直でマジメだが、人見知りする。
ひそねと類似点はありますが、上記3体と比べると…といったところです。どちらかというと、名緒の性格に近いような気もします。
自己評価が低い+OTFといるときに自分という存在に価値を見出せる、という5話の設定に加え、OTFが選ぶ少女は
自分と似た性格を持つ者
だけなのかもしれません。でも、それだとまそたんが名緒を選ばないのは不可思議だしなぁ…。見る人によってさまざまな考察が出来るのもこのアニメの推しポイントの1つですね。
その他感想~芸の深さを再認識した6話!
最後に個人的な感想を。6話は、内容の良さも去ることながらひそまその芸の深さを再認識した回でした。
それを一番感じたのは、ひそねのペロペロ攻撃。
4話からくどいぐらい(笑)繰り返されてきたこの行動ですが、まさかこのペロペロのお陰でノーマが機体を冷やすために海水に入っていたことが明かされるとは…。これを見たときに
ひそまそに無駄な描写は1つも無く、全てが最後に繋がるのではないか
と感じました。ちょうど折り返しの6話ですし、ここらで1話からすべて見返してみると新しい発見があるかもしれません。
海に流されたはずの奈緒さん人の頭(刺繍)が流されてきて、再登場したら大爆笑必死ですねww
ひそまそ6話感想まとめと7話の予告・あらすじ
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というわけで、ひそまそ6話の感想と考察記事でした。謎が謎を呼ぶ展開であることに加え、確実にすべての伏線を回収してくれそうでとにかく今後が楽しみです。
例によって、既に7話のあらすじが公式HPで公開されているので紹介します。
第7話「恋する王国」
無人島での一件を経て互いに信頼関係を築き始めたDパイたち。
しかし、これまで行ってきた厳しい訓練は国家的事業“マツリゴト”
のためであったことが明らかになる。マツリゴト遂行のため、防衛省はDパイたちの感情をコントロールする作戦を実行する。Dパイの恋愛感情はOTFとの関係性に大きな影響をもたらすことが分かっているのだ。
こうしてDパイたちの個人データ収集が始まる中、
ひそねと小此木は2人で外出することになった。
予告でここまで明かしていいのか…!?そして、小此木と外出するひそね。特別な存在であるひそねを実験台にしたデート作戦なのでしょうか。予告から既に不穏な雰囲気を感じずにはいられません。
7話を楽しみに待ちましょう!願わくば、名緒の登場シーンがたくさんあるように。
それでは、この辺で。