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ひそねとまそたん 8話 感想&考察!巫女の正体と特殊OPの謎に迫る!

第8話「期間限定!激辛おばあさん味」

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ー寝落ちすんなよ、お前ら。(名緒

 

話は急展開。視聴者の謎も一気に解かれましたが、個人的にはどうにも嫌な予感が強くなる8話でした。ちなみに黒沢さんの「お前ら」の言い方がものすごい好き。

というわけで、ひそねとまそたん(ひそまそ)第8話「期間限定!激辛おばあさん味」の感想と考察を書いていきます。8話までのネタバレがありますので、未視聴の方はご注意ください!

8話の簡単なあらすじ

飯干によって伝えられたDパイの真の任務は、OTFの”総元締め”であるミタツ様を次の眠り場に誘うことでした。これこそが、74年に一度行われるマツリゴトであり、ひそねたちが一週間を過ごした無人島がミタツ様の正体でした。

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ミタツ様を起こしたのは、ひそねたちであると語る飯干たち。不安を抱えつつも、小此木はひそねに惹かれていき、絵瑠は財投への意識を強くします。更に、翌日の会議でジョアおばさんこと樋本が74年前の作戦に従事し、唯一残ったDパイであることが明かされます。

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マツリゴトは、3日3晩かけてミタツ様を誘導するために飛び続ける儀式でした。そして、万が一眠るとその地に災いをもたらすとのこと。また、樋本は「眠っても夢の中で飛べばいい」と告げます。そして、本番のための訓練が始まりました。時間が経過するにつれ、Dパイ一同はボロボロになっていきます。

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見かねた樋本がDパイたちを一喝します。

樋本「眠ることができない、それは変態飛翔生体を信頼していないも同じこと!彼らと心身一体になって飛ぶ!こんな素晴らしいことがなぜお前たちにはできない!この愚か者めらが!」

ひそねは、まそたんにだけ飛ばせるという無責任なことは出来ないと言い返します。自分だけズルはできない、と…。そして、Dパイ一同はOTFの「声」を聞きます。こうして、一同は眠りにつきますがフラフラの飛行は元に戻り、無事に帰還します。

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帰還後、彼女らを待ち受けていたのは「巫女」たち。不穏な顔を浮かべる樋本をしり目に、小此木の正体が神祇官に所属する大夫であることも明かされました。

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以上です。

8話の考察と感想

話の流れとしてはそこまで難しいこともありませんでしたが、飯干らが何かを隠している気がしてなりません。巫女の正体はじめ、9話以降にも目が離せません。

8話で登場した巫女は「エセ巫女」?

8話で登場した要素をまとめておきましょう。

 

〇ジョアおばさん(樋本)=74年前のDパイ
〇ミタツ様=OTFの総元締め=ひそねたちが訓練した島
〇マツリゴト=ミタツ様を次の眠り場所に誘う儀式
〇小此木=神祇官所属の大夫
〇巫女=マツリゴトに欠かせない存在…樋本が嫌っている?

 

これまでのスローペースが嘘のような急展開です。自分含め、正体が全く分からないのはラストで登場した巫女一同でしょう。

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上の5名に加え、小此木と何か関係があるであろう棗(なつめ)も巫女の一員だと思われます。「巫女」には分からない点が多々あります。

 

①2話でも「巫女」のフレーズは語られていた

以下は、2話での小此木、曽々田の会話です。

曽々田「そうですか…甘粕ひそねはOTFをまそたん、と…」
小此木「はい」
曽々田OTFの真名(まな)を呼ぶと…やはり彼女こそ…選ばれし巫女…

しかし、ひそねは巫女側の人間ではなく、Dパイ側の一員です。うーん…?

 

②樋本が巫女の登場で、嫌な顔を浮かべていた

巫女一同が登場し、これまで優しい顔か厳格な表情しか浮かべていなかった樋本の雰囲気が一変しました。これはなぜ…?

 

ここで、前話で飯干が命じたミッションを思い出してみましょう。7話で、飯干は

マツリゴトを成功させるために、Dパイに恋愛でトラウマを植え付ける

ことを命じました。莉々子のガバガバ調査によって、うまくいきませんでしたが、飯干の中でこのミッションが続いている可能性は十二分にあります。

 

以上のことから、今回巫女を飯干が用意させたのは、巫女自身にマツリゴト成功のための力が隠されているわけではなく、美人の巫女を登場させることで

Dパイが好きになった男を略奪させ、Dパイの恋愛感情を完全に消し去る

ためである、と考察します。

 

そもそも、巫女の人数とDパイorOTFの数が一致していないのが引っかかります。もし、巫女が今回の計画の根幹を担うのであれば、1Dパイor1OTF=1巫女、となる気がします。

合わせて、樋本の表情。あの表情は

かつて自分も誰かを好きだった感情を「巫女」のよってボロボロにされた

ことを思い出したからかもしれません。少し突飛な考察かもしれませんが、飯干の腹の内が完全に見えていないため、これぐらいのことはしでかす恐れがあります。

1944年に起こったこと~ナマズ=地震?それとも…

今から74年前は1944年。歴史に忠実であれば、この年に何かが起きているのかなぁ、と考え、実際の歴史を調べてみました。

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ミタツ様はナマズの姿をしています。ここから、災い=地震と考えた視聴者の方も多いと思いますが…。実際に1944年に大きな地震が起きていました。昭和東南海地震です。最大震度は6であり、多くの死傷者数を出した地震だそうです。

 

と、実際に大地震が起きているので、作品を作る際に地震からナマズを連想し、ミタツ様の姿を決定したのかもしれません。そして、作中では一度も

74年前の作戦が成功した、とは語られていません
(語られていない…ですよね?)。

つまり、前回の作戦は失敗に終わったため、地震が起きたという作中の設定なのかな、と考えています。もちろん、この年代で、かつ自衛隊が軸になっている作品なので、戦争の敗北こそを災いとしている可能性も大いにありますが。

ひそねだけが”白い恋人”を回避できるDパイになるか

今回も、ひそねのマジレッサーっぷりが発揮されました。樋本に反論する際の、「私はまそたんと夢の中を飛んでるんです!」というセリフはとても印象的です。

思えば、飯干が5話で語っていたセリフに

「OTFはパイロットたちに求めるのです。体の自由を手放す代わりに精神の自由を差し出せと」

というものがありました。

 

もし、今回ひそねが他の3人と同じように何の反論もせずに眠っていたら危なかったような気がします。

OTFにすべてを委ねる=精神の自由を差し出す

ことに他ならないのではないでしょうか。

ひそねだけは飯干が思い描くように恋にもおぼれず(描写的に小此木のことは好きになっていない)、精神の自由を差し出した(=心が空っぽの)白い恋人にもならずに、他のDパイがピンチに陥っても、最後で逆転ホームランを打ってくれる気がします。というか、その展開なら最高にかっこいいですね。

OPの変更歌詞から感じる不穏な雰囲気

8話で驚いた点はストーリー展開に留まりません。OPのサビの部分が変わりました。ちなみに、ビジュアルも大きく変更されています。

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教えて空に果てはあるの?
たためぬ翼
与えて二度と戻らないよ
流れ星はまぼろし

(8話OP歌詞より)

 

これから先展開が明るくなる未来が見えねえ…。展開が暗いものになるとすれば、上で挙げた「エセ巫女説」以外にも

マツリゴト本番で3日間OTFに身を預けたら、搭乗者は生贄になる

なんて展開まで容易に想定できます。だって、74年前の生き残りが樋本だけっていうのも…ねぇ?(単に寿命の可能性も捨てきれませんが)

むしろ、樋本は「何かの拍子」でOTFの外に出たおかげで命が助かっただけなのかもしれません。なぜ「たたまぬ翼」ではなく、「たためぬ翼」なのか。流れ星はまぼろしの意味は何なのか?この辺りも9話以降の考察では考えていきたいですね。

ひそまそ8話感想のまとめと9話のあらすじ

Dパイ/Le temps de la rentre?e(ル・トン・ドゥ・ラ・ロントレ)〜恋の家路(新学期)〜(DVD付盤/2枚組)

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TVアニメ「ひそねとまそたん」オリジナル・サウンドトラック(2枚組)

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というわけで、ひそまそ8話の感想と考察でした。どこか不穏な空気を漂わせつつ、物語は終盤へと向かいます。というか、ジョアは何回も出てきていますが、まだヤクルトは出てきていませんね…。あと、今回のひそね×名緒コーラスのEDがとてもよかったです。

例によって、公式HPで9話のあらすじが公開されているので、紹介します。

第9話「ギャー――!!」

“マツリゴト”を想定した三日三晩に及ぶ訓練の後、岐阜基地に現れたのは“巫女”たちだった。そして、“神祇官”に所属していることが明かされた小此木。

巫女のひとりである棗は、小此木への好意を隠そうとせず、小此木と親しいひそねに対して執拗につきまとう。一方で若い巫女たちにうかれる飛実団のパイロットたち。絵瑠の気持ちにも動きが見え始めていた。

マツリゴトに向け訓練が過酷さを増す中、貞と飯干は“吻合”を案じていた……

ひそねとまそたん 公式HP(http://hisomaso.com/)より

 

タ、タイトルには何も突っ込むまい…。とうとう絵瑠とノーマの関係性にも変化が出てしまうのでしょうか。そして、吻合はDパイとOTFの…?それとも…?

次回も目が離せなさそうです。それでは、この辺で。

【追記】9話の感想記事を書きました!

osusumenews.hatenablog.com