重神機パンドーラ 2話感想&考察! システムの起動因子とケインの不可解さ
第2話「箱を開けし者」
謎が謎を呼ぶ展開。中盤以降に向けて着々とストーリーの土台が出来上がっているようです。レオンが全然バカキャラじゃなかったことに驚き…。
というわけで、重神機パンドーラ第2話「箱を開けし者」の感想と考察を書いていこうと思います。2話のネタバレがありますので、未視聴の方はご注意を。
2話の簡単なあらすじ
前回の死闘は終わっていませんでした。レオンはハイパードライブを制御しきれず苦戦しますが、BRAIの弱点箇所を見つけ倒すことに成功します。クロエはクイニーにより助けられ、2人はネオ翔龍に滞在することとなります。
戦いの後、記憶と体に異変を感じるレオン。空腹で倒れそうになる中、クイニーたちに連れられ食事を摂ります。そこに、ケインが現れます。ケインはダグとクイニーに「もう一仕事」依頼しますが、クイニーは断り、店を出て行ってしまいます。
ケインはそのまま「姫」であるセシルの元へレオンを案内します。どうやら、レオンは翔龍クライシスが原因で、ネオ翔龍を追放されていたようです。
続いて、場面は戦闘に使った機体が置かれている場所へ。実験用の機械にハイパードライブ(=多重次元集積システム)を組み込んだのがレオンのマシンのよう。作った目的は「BRAIに対抗するため」。これを聞いたジェイはBRAIから回収した器官を皆に見せます。レオンの機械から器官と同じ反応が見られた、とジェイはレオンを疑います。
突如、器官が動き出し全員を襲いますが、ダグの活躍で事なきを得ます。ここでケイン語ったのは「BRAIに対抗できるチームを作ろうと思っている」ということでした。
場面は、再び変わり5年間制御されていた量子リアクターがある部屋へ。レオンは
・量子リアクターの最深部にアクセスできるのは開発者のレオンとロンだけ。
・7年前にロン博士が死に、自分が生き残った理由はまだ話せない。
・リアクターの力で世界を破壊し、新たな世界を創造することが目的。
であることを語ります。
一方、裏ではMr.ゴールドたちが動き出し、クロエは誰もいない部屋で「帰って来たよ、お兄ちゃん…」と呟きます。
以上です。
2話の感想・考察
正直、話が大きく進展した印象はありませんでした。2クールと長いので、あと数話は世界観や各キャラの紹介に充てられる気がします。
2話の最後で明かされたレオンの「世界を破壊する」という目的。これについては、3話で明かされると思うので、当記事ではこの箇所への考察は行いません。それ以外で気になるポイントを数点あげていきます。
ハイパードライブ起動の条件は…?
冒頭の戦闘中、何度もレオンの心臓がアップになる描写が見られました。戦闘後、ベッドの上でもレオンは胸のあたりを押さえて苦しんでいます。
それ以外にも見られた異常としては
・戦闘中の記憶がない(フリをしているだけの恐れも)
・耐え難い空腹感に襲われる
などがありました。2話を見ただけではまだ分かりませんが、
ハイパードライブの起動には「何か」を消費する必要がある
ようですね。2話で判明したのは身体の異常と記憶混乱。大雑把に言うと
搭乗者の生命力の消費
になるのでしょうか。ハイパードライブが搭載されている機械に乗り、戦闘するにつれ生命力が失われていく…。このような形で徐々にキャラクターを退場させていく展開になるのかもしれません。
ケインの謎の行動~彼は本当に仲間なのか?
上記に関連してもう1つ。BRAIから採取したという器官が紹介され、器官が暴走したシーンがありました。ダグの銃弾により、事なきを得ていましたが、このシーンをよく見てみると不可解な箇所が一点あります。
それは、ケインが胸の辺りを押さえ、苦しんでいたことです。
グレンやジェイは器官に襲われ、ダメージを受けていましたが、ケインにはそのような描写がありませんでした。それなのに、なぜか胸を押さえている…?
このことから、
器官の暴走を促したのはケイン
であるように思います。
ジェイはレオンのハイパードライブについてこのように語っていました。
ジェイ「レオン。貴様の機体から、この器官とよく似た反応が感知された」
加えて、1話でBRAIを「黒い混沌」、レオンのマシンを「白い混沌」とクイニーは評しています。明らかに、BRAIの存在とハイパードライブの存在は、何か類似点があります。ということは、
BRAIの力を生み出すのにも、ハイパードライブ同様何かを消費する必要がある
と仮定することができます。BRAIの力を使ったことにより、ケインが胸を押さえて苦しんでいた…と考えるとすべての描写に説明が付きます。
そうなると、「パンドーラ作戦」自体が罠であり、姫のセシル含め何かを企んでいることになりますが…。実際に2話のラストでケインとセシルが密談しているシーンもありました。おい、ケイン私にその場を代われ
もし、器官を暴走させたのがケインだとすれば…。いつか「パンドーラ」内部で大分裂が起こる展開が用意されているかもしれないですね。
どのBRAIにもコアが存在する?
無敵のように思われていたBRAIにも弱点があることが分かりました。とりあえず、1話・2話で登場したBRAIやその器官には「ウィークポイント」があるようです。と、いうことはそこを叩けばとりあえず負けることは無いのかな…?
一方、ハイパーシステムが搭載された機械の弱点も気になるところ。上で考察した通り、生命力を消費してマシンを動かすと考えると、搭乗者の体力・気力が切れてしまっては戦闘不能になると思いますが、それ以外にもBRAIのウィークポイントのような弱点はあるのでしょうか。
そもそもハイパーシステムを扱えるのはレノンだけなのかも気になります。
各キャラ同行まとめ~復讐相手と「真の兄」
1話で書いたクイニーとグレンのプロフィールにある「復讐」の文字。2話では、各々が誰に対して復讐の意を持っているのかがうっすらと明かされました。
クイニーにとっての復讐…ワンに対して。
グレンにとっての復讐…翔龍クライシスに対して?≒レオンと敵対?
ちなみに、ワンは最後に少しだけ登場した緑色の服を着ているいかにも悪そうな顔のやつです(笑)
↑こいつ。
もう1つ注意しておきたいのがクロエの
「帰って来たよ、お兄ちゃん…」
と言うセリフ。この”兄”はレオンのことではなく、実兄のことだと思いますが…。実兄はいったい誰なのでしょうか。ヒントが全くない状態ですが、今のところはレオンと共に実験していたロン博士に一票を投じておきます。
レオン・ロンで実験→翔龍クライシス→ロン死亡→悲しむクロエとレオンが家族契約を結ぶ、という流れかなーと。ただ、ロンは実際には亡くなっていなく、どこかで生きている気がしていますけどね。クロエが言う”兄”の生死や、その行方も楽しみです。
おわりに
というわけで、第2話の感想と考察でした。じっくりと腰を据えて進んでいくアニメのようで、しばらくはキャラや世界観の説明に話数が費やされるかもしれません。
Mr.ゴールドたちのこともほぼ触れられていませんし、伏線を沢山張って考察しがいのあるアニメになっていってほしいと思います。
3話も楽しみです。それでは、この辺で。