【感想】世にも奇妙な物語 2018春の特別編!怖い?感動?4話をレビューする!
皆さま、こんばんは。
5月12日21時より放映されている2018春 世にも奇妙な物語の感想記事になります。各話を見つつのリアルタイム更新です!
また、今回放映される4話のあらすじや、放映前の自分の感想はこちらになります。
各話の感想
それぞれの感想と個人的な評価になります。
フォロワー
評価
面白さ ★★☆☆☆(2)
恐怖度 ★★☆☆☆(2)
コメディ度 ★★☆☆☆(2)
感動度 ☆☆☆☆☆(0)
演技の良さ ★★★☆☆(2.5)
総合評価 ★★☆☆☆(2)
微妙。途中まではよかったが…。
感想
お話の面白さの評価…の前に。
ミミ子の声竹達さんじゃねええええええかあああ!!!
本題。
途中まではB級ホラー感があり、非常に好みの展開でした。昔からあったストーカーと言う存在を、現代のSMSを用い、うまくストーリーに落とし込んでいます。
個人的には、会社にFAXが届いた辺りまでがこの作品で一番面白かった部分。そこから、白石さん演じる小春は合コンで一緒になっていた女性に電話をかけるのですが…。その女性が目の前で飛び降りを図り、小春の心は完全に壊れてしまいます。
そこから、小春が狂っていく様子が描かれるのですが…。ここからはもう蛇足で、序盤の恐怖心がすべて消え去ってしまいました。
ミミ子の正体も謎のまま、ストーキング行為をもっと過激にし、白石さんの絶叫で終わらせる…といった展開の方が恐怖に特化した作品で面白くなったような…。
ただ、
最後の”事故を助けず事故の様子をSMSで垂れ流しにする”
シーンは番組からのメッセージ性が感じられました。
総合して、尻すぼみでどっちつかずの微妙な作品だったなぁ…と。ただ、白石さんの演技がうまく、ホラーと人が狂っていく様子が伝わってきたのはよかったです。
ちなみに、Twitterでは minatoku_haru という名前で、ハルのアカウントもあるようです(笑)興味のある方はぜひ。
不倫警察
評価
面白さ ★☆☆☆☆(0.5)
恐怖度 ★☆☆☆☆(0.5)
コメディ度 ★★☆☆☆(1.5)
感動度 ☆☆☆☆☆(0)
演技の良さ ★☆☆☆☆(1)
総合評価 ★☆☆☆☆(0.5)
作品の批判はしたくないけれど…。これはひどい。
感想
筧さんが美人だった…ぐらいの感想しか湧かない…。
物語の本質としては、1話同様、周囲を監視し続けることが当然になった世界の行く末、を表現したものになるでしょうか。
唐沢さん演じる良男が、筧さん演じる鈴香にLINE誤爆してしまうシーンは笑いました。あと、謎のセクシー音声。そこまでは、世にもお得意のコメディ枠かと思いましたが、そこからがもうグダグダでした…。
よく作品が分からなかった方もいたと思うので、簡単に解説すると
世の中の監視・規制が強まる
→「世間」が厳しい目で各自を見張るようになる
→監視が行き過ぎ、「世間」そのものが無くなってしまう
といったところでしょうか。
不倫に過剰に反応するマスコミや、「世間」を皮肉っているのは面白かった
ですが、話の持って行き方が強引すぎる感が否めません。
ただ、今の日本も上で書いたように互いが互いを監視したりする制度が強まった場合、不倫警察の最後のシーンのように報道も規制され、「世間」そのものがなくなる世の中になってしまうのでしょうか。
もう少し分かりやすく表現するか、シリアスな感じにすればより今の世の中に警鐘を鳴らす良作になったと思われるだけに、残念な作品でした。
明日へのワープ
評価
面白さ ★★★☆☆(3)
恐怖度 ★☆☆☆☆(1)
コメディ度 ★☆☆☆☆(0.5)
感動度 ★★☆☆☆(2)
演技の良さ ★★★☆☆(3)
総合評価 ★★★☆☆(3)
やっと面白く見れた作品。考えさせられることも多かったです。
感想
「よくある作品」ではありましたが、心に残ることも多い良い作品でした。大雑把なお話としては、嫌なことから逃げ続ける主人公が幻聴を見る薬の臨床実験を行い、
「今を生きる大切さ」を学ぶ
といったものになります。
特に三浦さん演じる峰雄が語っていたこのセリフが印象的です。
ー結局未来にバトンを繋いだところで、その未来を継ぐのは自分なんだ。
嫌なことから逃げる薬を使って、今を凌いでも結局未来の自分がその状況をどうにかしないといけない…。生きていれば、誰しも嫌なことから逃げたいと思うことはあります。(自分も面倒な仕事を残して週末迎えたしね…orz)
話の流れとしては、「世にもユーザー」であれば、9割はオチが読めたであろう作品。精神科の医者のナイス診療で、峰雄が心を入れ換える、といったものでした。
個人的には、アイリウムで見た体験を映画化し、それをコンクールに持って行くシーンで終わるのかな…、と思いましたが、そこまではいかず。映画を諦めてしまうのは何とも悲しい気もしましたが…。
感動とは言わないまでも、メッセージ性を感じられる作品でした。
あと、細かなところで手が込んでいるなぁと感じたのは2033年のカレンダー。元号が無かったですね。平成の次は何になるのでしょうか?
少年
評価
面白さ ★★★☆☆(2.5)
恐怖度 ★☆☆☆☆(1)
コメディ度 ★☆☆☆☆(0.5)
感動度 ★★☆☆☆(2)
演技の良さ ★★★☆☆(2.5)
総合評価 ★★☆☆☆(2)
僕も倉科さんの家にあがりこみたい人生だった。あとご飯も食べたい。あと(ry
感想
うーーーーん…。見る人が見れば面白いのでしょうが…。多分こういう作品が好みな人も多いのだろうな、と感じます。自分には合わなかったです。
お話としては、けんか別れした彼氏が少年の前世。彼氏としての記憶を取り戻し、倉科さん演じる遥に会い、想いを伝えたところで記憶を無くす、というものです。
お姉さん×少年の方がよくね?
感動ものにするにはワンパンチ足りないし、だからといってホラーと言うわけでもなく…。最後にサッカーをしている少年を遥が見かけるシーンはよかったです。
批判も賞賛も難しい作品で書くことがあまりありませんw
メッセージ性としては3話に近いものがありますが、
自分の発言は覚えておく大切さ
が身に沁みました。後悔してからでは遅いですからね。
全体を通しての感想
今回は上記4作品に加え、短編1つ。短編のホラー感が実は一番好きだったかもしれないですw
ちなみに、短編に付随してジョルダンで「6月6日6時6分」で検索すると、面白いことが起こるようです。これは、何年か前の「ががばば」を思い出します。
全体を通してですが…。ここ最近「微妙だな」と感じることが多かった世にもですが、今回も例に漏れず同様の感想を持ったままのフィニッシュになってしまいました。
一番よかったのは、三浦さん主演の「明日へのワープ」。上でも書いたように、メッセージ性が強く心に残る作品でした。
逆に期待度と比べ、低着地になってしまったのが「少年」。もっと感動よりか、ホラー寄りに仕上げてくれると思っていたのですが、やや期待外れ。
もちろん、面白いシリーズであることに変わりはないと思うので、2018秋以降の作品に期待です!
世にも奇妙な物語 18春のまとめと2018秋に向けて
世にも奇妙な物語 ドラマノベライズ 逃げられない地獄編 (集英社みらい文庫)
- 作者: 小川彗,上地優歩
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2018/04/27
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (1件) を見る
というわけで、世にも2018春リアタイ感想でした。多くの方に読んでいただき、とても嬉しく思います。ありがとうございました!
2018秋はまた昔のようなクオリティの作品が出てくることを祈って。今回であれば、最低限「フォロワー」「明日へのワープ」レベルの作品を並べてほしいと感じます。
それでは、この辺で。