やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続7話感想! こじれる人間関係…
第7話「されど、その部屋は終わらぬ日常を演じ続ける」
というわけで、やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続 7話の感想を書いていきたいと思います。ネタバレにはご注意ください!
感想を一言でいうと…辛い、もどかしい、といったところでしょうか。
- Aパート①~奉仕部の行く先は…?
- Aパート②~留美ちゃん再登場!ブレストは終わらず…。
- Bパート①~折本の成長?留美はどうなるのか…
- Bパート②~雪乃と話す八幡。ゆきのん完全闇モードだよ…
- まとめの感想
公式サイトのストーリー:合同クリスマスイベントをともに催す相手校の生徒会は「意識高い」生徒たち。フラッシュアイディア飛び交うブレストでシナジーを意識したグランドデザインに口々に「それ、アグリーだね!」などと言うばかり。その実、具体的なことは一切決められないまま、イベントの日は迫る。さすがの八幡も追いつめられる。一方、いろはとふたり、この難題に取り組むうちに互いに微妙な絆も生まれてきたような…?
Aパート①~奉仕部の行く先は…?
最初は小町との会話です。小町が渡したクリスマスプレゼントでほしい物一覧はこちら!!
…ものすごい換金率の高さですね…ww
でも最後に「お兄ちゃんの幸せが一番」とか書いてあるからポイントは高い。
その後の2人の会話もすごく雰囲気がいいです。これは、後に来る別のシーンとの比較のようなものでしょうか。
場面は変わって学校の放課後へ。
結衣「ひっきー…今日部活行く?」
記事冒頭の表情で(しかも目をうるうるさせて)こっちを見られたら行くしかない。
いつもの場所で待つ八幡。いつも通り「何で先に行くし」という結衣。
八幡「今日、早めに帰るかもしれない。これからしばらくそんな感じっていうか…」
結衣「いろはちゃんの手伝い?」
八幡「知ってたのか?」
結衣「様子見てればさすがに分かるよ~。…また、一人でやるの?」
八幡「やることがあるからやってるだけだ。お前は気にしなくていい」
結衣「…気にするよ」
ここで結衣は笑っていますが、どこか悲しそうな声色と顔です。無理して出している笑顔と声、そんな感じです。
こうして到着した部室。部室の表札に貼ってあったシールが1枚も増えていません。
結衣「ゆきのん、生徒会長やりたかったのかな?」
八幡「わからん」
結衣「あの依頼さ、やっぱり部活として受ければよかったと思う。前のゆきのんならやっぱり受けてたと思うし…。そういうのを乗り越えようとするのがゆきのんだから…」
このすべての選択が裏目に出ている感覚。それぞれがそれぞれを思っている結果、それがうまく作用しないで崩壊に向かわせている気がします。
結衣は雪乃のことも大好きなんですね。それがよく分かるカットでした。
部室に入るときの結衣の「やっはろ~」が今回はすごかったです。「ぃーやっはろぉぉぉ!」と叫んで部室突入です。
対した雪乃は「こんにちは」。愛想笑いがぴったりという笑い方です…
とうとう八幡は雪乃に「これからしばらく部活は早上がりする」と報告します。
この時に八幡は雪乃に「小町の受験があるから」と理由づけをしていますが、すぐさま結衣が「小町ちゃんに私たちからできることはそれぐらいしかないから仕方ないね」とフォローを入れていたのが心苦しかったです。さっきとは大違い…。間違いなく由比ヶ浜結衣という存在がいなければ八幡と雪乃の関係は崩壊しているでしょう。
それにしても雪乃の言葉の1つ1つが覇気がありません。まるで魂はそこにいないで、うわべの言葉だけ発しているような声です。
また一歩奉仕部が崩壊へのカウントダウンを進めてしまいました…。
Aパート②~留美ちゃん再登場!ブレストは終わらず…。
翌日、生徒会。まだ来ていないいろはを八幡が探しに行きます。
そこで、隼人と遭遇。
八幡は隼人に「いろはが忙しいと知っているならお前が手伝ってやれよ」と声をかえけます。
隼人「俺は君が思っているほどいいやつじゃない」
こう言い残し、隼人はその場を後にします。隼人は1期から意味深な発言を多く残していますね。いつかこれらの意味が分かる日は来るんでしょうか?
グラウンドを出るとコンビニから出てきたいろはに会います。
いろは「すいません、お待たせしちゃいましたか?」
いつもと違っていろはの声にも元気がありません。いつも通り説教じみたことをいういろはですが、今日は「重くない」と言って荷物を八幡に持ってもらおうとしません。
「そうか」と言い歩みを進める八幡。でも、この後のシーンがよかったです。無言で並んで信号を渡る2人。信号を渡る最中にもう1回八幡はいろはに近づき、買い物袋を持ってあげます。八幡ってやっぱり優しいのね…。
八幡といろはが会議室に行くと早速「君たち一人一人のマンパワーに期待している」との声が。どうやら玉縄たちが小学生を呼んだようです。
しかし、特に指示出しもせずに玉縄は部屋を出ていきます。指示が与えられていない小学生は戸惑います。そこで、とある女の子が指示を求めてきました。
「何やったらいいですか?」
声の主は1期の林間学校で登場した留美でした。あのとき、八幡は隼人たちを悪役にして、彼女をいじめていた友人関係そのものをぐちゃぐちゃにしていました。
小学生に何をしてもらうべきか、指示が出せない生徒会メンバー。そりゃ、相手の生徒会があんなんだったら何も決まりませんよね。
とりあえず「飾り付けをしておこう」と指示を出す八幡。そもそも生徒会外の八幡が指示出しをしているのが変なんだよなぁ…。
八幡は「一色に玉縄への遠慮がある以上このままじゃ何も進まない」と考え、自分自身で玉縄と話を付けることにします。
ちなみに相手生徒会は”スタバのコーヒー”とMac”を持っていました。お、おう…。
八幡「あの…さすがに中身決めないと人手があってもどうしようもないんだけど…」
玉縄「じゃあ、みんなで一緒に考えよう」
八幡は「漠然と考えても進まないから、考えはまとめよう」と言いますが、玉縄は「視野を狭めるから皆で考えよう」と反論してきます。ダメな会議の代表例を見てしまいました。
玉縄「焦るのは分かるけど、みんなでカバーしていこう。な?」
さすがに「玉縄うぜええええええ」って思っちゃいました(笑)
ー会議開始。
玉縄「グランドデザインをみんなと共有できたところで、今日はもっとクリエイティビティな部分についてディスカッションしていこう」
【訳:大きな考え方をみんなと共有したから、今日はもっと創造性に富んだ部分を話し合っていこう】
相変わらずカタカナ語が飛び交う意識高い会議です。
こうして出たアイディアはおよそ15。オーケストラとかジャズとか絶対に出来そうにないアイディアまで出されて、そのまま残っている始末です。
おまけに玉縄は「すべて検討しよう」と言い出します。八幡はこの中から選ぼうと言いますが、どこ吹く風。みんなの案を取り入れようと言って聞きません。
「音楽系にまとめて色んなジャンルのクリスマスコンサートはどうかな?」
ソレアルッ!←折本
「音楽とミュージカルは親和性高いよね?」
ソレイケルッ!←折本
「じゃあ僕はイニシアチブを…」
ソレアルッ!←折本
意見が出るたびに「それある!」と叫ぶ折本。「それある」を言うためにこの会議に呼ばれたんですかねぇ…。
Bパート①~折本の成長?留美はどうなるのか…
Bパート一発目は安定の戸塚シーン。
顔が赤い戸塚を見て「暑いか、風邪をひいてるだけだ」と考える八幡は、心の中で一句読みます。
うん、完全なる病気。この後の戸塚がものを食べているシーンも狙ってました。
戸塚「八幡ってかっこいいよね。辛くても大変でも泣き言言わないで一人で頑張っている。そういうのかっこいいと思う」
八幡「そんなことねえよ。泣き言も言うし恨み言もちょー言ってる」
戸塚「あはは、確かにそうかも。でも困ったら言ってね?」
八幡は思いを馳せます。
八幡(己の中に定めたあるべき姿を裏切るまいと意固地になっているにすぎない。由比ヶ浜の無理して笑った顔や、一色が時折見せる沈んだ表情。鶴見留美がひとりでいるただずまいが…何より雪ノ下の諦めてしまったような静かな微笑みが再三問うのだ。それは本当に正しいのか、と)
現時点ではまだ何が正しいかなんて分かりません。ですが、自分のしたことによって不協和音が生じている。それに対する自分なりの反省でしょうね。
再びいろはと八幡。歩いていると折本と出会います。
折本はいろはに話しかけ、八幡と折本が同じ中学校であることが判明してしまいます。八幡と折本がどういう関係かを探るいろは。
かつての折本なら「自分に告ってきてさ~www」と言っていたと思いますが、今回は何も言わず、過去をえぐることはしませんでした。折本(それある本さん)も成長したのかな?
再び場面は会議室へ。とうとう、予算の含め八幡が指示出しをするようになってしまいます。この現状を目の前にさすがの八幡も焦り始めます。
資料をまとめて玉縄に出しに行く八幡。早急にどうするべきか決めようという八幡でしたが、またしても玉縄は「皆で決めて、自分たちなりのパーティーを完成させよう」と言い続けます。本番まであと一週間なのに何も進みません。
八幡(…まずいな。打つ手がなくなった)
困り果てた八幡の目には一人で星を作っている留美の姿が映ります。
八幡は留美の作業を手伝いますが、留美は「ほかにやることないわけ?」「暇人が」と見下したような顔で八幡に言います。
このやり取りをいろはすが発見します。
いろは「先輩ってもしかして、年下好きですか?」
八幡「別に苦手じゃねーな。妹もいるし」
いろは「ハッ!…ごめんなさい今私のこと口説いてますか年上結構好きだけど無理です」
毎週のノルマになっている八幡の振られるターン(笑)
でも今回は一瞬いろはすが素になっていましたね。八幡といろはすの距離感も少しずつ変わっています。
こうして、星は完成します。一瞬留美は笑顔を浮かべます。八幡が席を立とうとしたそのとき…
留美「あ、あの…ありが…」
八幡「…ツリー、まだあっちで作ってるみたいだから行ってくれば?」
留美「うん…」
留美の姿と少し前の雪乃の姿がものすごくかぶったシーンでした。
Bパート②~雪乃と話す八幡。ゆきのん完全闇モードだよ…
帰り道。八幡はスーパーで雪乃と出くわしてしまいます。
イルミネーションできれいな場所で雪乃と2人きりです。
雪乃「一色さんの件、手伝っているのね。わざわざあんなウソまでつかなくてもよかったのに…」
別にウソをついたつもりはない、と八幡。「勝手にやって悪かった」とも言います。
雪乃「別に構わないわ。あなたの個人的な行動まで私がどうこうできるわけではないし、そんな資格もないもの。それとも、私の許可が必要?」
八幡「いやただの確認だ」
雪乃「あなたなら一人でも解決できると思うわ。これまでもそうだったのだし」
そうじゃないだろ…。雪乃がすっかり人が変わってしまったようです…。
雪乃「私は…いつもできているつもりで分かっているつもりでいただけだもの。ねえ、部活しばらく休んだら?」
さらに雪乃は生徒会の一件から八幡が自分にずっと気を使っていると言います。続けて、「それで壊れてしまうならそれまでのものでしかない」とも。
こうして雪乃は立ち去っていきます。
八幡は一瞬だけ動きました。それでも、歩みをやめない雪乃に声をかけることも、雪乃を止めることもできずにその場に立ち尽くしてしまいます。
ーそして、流れたED。EDが雪乃のソロバージョンになっていました…。
以上です。
まとめの感想
折本は面白かったけど、それ以外の案件が何一つとして解決に向かっていません。
会議も人間関係も、何も進みません。タイトル通りですね。
特に奉仕部の内情はもうぐちゃぐちゃです。
早く雪乃が病みモードから抜け出さないことには…。
「部活休んだら?」は言っちゃあかんと思うのよ…。
ここにきて八幡がしてきたことが一斉に降りかかってきていますよね。
いろはすの生徒会。
雪乃と結衣の奉仕部。
留美の林間学校。
対して、一見すると「きれいな部分」しか見えていない戸塚は八幡を大きく評価しています。
クリスマスパーティーと奉仕部の行方はどうなってしまうんでしょうか?
そろそろ誰かが解決の糸口をつかむような気がするんですが…。
次回第8話は「それでも、比企谷八幡は。」です。
それでは、この辺で失礼させていただきます。