まちカドまぞく 12話(最終回) 感想&考察&評価!桃シャミ2人でいることへの”誓い”。2期にも期待!
第12話「伝えたい想い!!まぞく新たなる一歩!!」
ー明日からまた修行だね。シャドウミストレスさん。(桃)
優子と桃の百合濃度が高すぎてむせる…!最高すぎた最終回です。そして、「天の声」の正体がまさかのーー。
というわけで、まちカドまぞく 第12話(最終回)「伝えたい想い!!まぞく新たなる一歩!!」の感想・考察記事になります。作品全体を通したネタバレがあるので、未視聴の方はご注意を!
(注意:管理人は原作未読です。ご了承を)
まちカドまぞく 12話のあらすじ・ネタバレ
優子は清子がヨシュアの眷属になっていたことを知ります。「一人で悩む桃を許せない」と優子は思い、吉田家を出て行った桃を追いかけることになります。
落ち込んでいるであろう桃を求め、優子はミカンに話を聞きます。ミカンは桜の失踪に動揺し、町内でまぞくと魔法少女は接触できないはずだった、と伝えます。
ミカンは桃が行きそうな場所を伝え、桃はその場にいました。そこは桃と桜が好きな場所。優子は桃が魔法少女を阻む結界のせいで自由に行動できないことを指摘し、自分の眷属にならないか?と尋ねます。
話は脇に逸れつつも「桃が心配だ」と自分の言葉で優子は伝えます。優子自身の言葉で説得された桃はとうとう心が動き、優子の手を握ります。
しかし、優子の配下に加わることで、自分自身が弱くなることに桃は気が付きます。結局2人の関係は今まで通りで、自分を眷属にしたければまずは自分を倒せ、と桃は言いました。
これからも修行を続けていく2人。夏休み直前、優子が出した「果たし状」は桃に「遊びの誘い」と捉えられ、今日も色々とすれ違う2人。
そんな優子を見て、ヨシュアは「頑張れ優子。誰よりも優しく、強くなるのだ」と願うのでしたー。
以上です。
12話の感想と考察
主要キャラクターも全員登場し、大満足の最終回でした!弱る桃と、桃を引っ張る優子の関係が本当に尊い…。買い支えていきたいですね…!
出会うはずの無い2人が出会った理由
ミカンの口からも、EDのナレーションでも触れられたように、皆が住むこの街では、結界の仕業で魔法少女とまぞくが出会うことは通常ないようです。
優子と桃が出会った理由について、ミカンは「不思議な力が働いたのかも」と言っています。
もちろん、優子が桃に出会うことを願い、百合パワーで2人を引き合わせた…というのも素晴らしいことですが、個人的には11話で考察した内容が関わってくるんじゃないかな、と思います。
優子の中に、桜は生きているという案ですね。優子の中に「魔法少女」である桜の眠っているのであれば、桃と優子が出会えたことの説明にもなります。
ヨシュアも「灯台下暗し」の場所にいましたし、実は桃が探していた人物が自分の手の届く場所にいた…というのはシナリオ的にもしっくりくる気がします。
ちなみに、桜の話題が出た際に、ミカンは「自分の恩人」と言っていました。
残念ながら、ミカンと桜の関係は深く扱われませんでしたが、「まちカドまぞく」のすべての謎を紐解くには桜の存在が不可欠なようです。
優子の「告白」、「いなくならない」ことを望む桃、桃の動揺
12話のメインイベントで会った、優子の(事実上の)告白イベント。
優子は桃が桜を探せるようになるために、自分の眷属になるように伝えました。「まぞくらしく欲ばりに生きるのだ!」というかっこいい優子の姿は、魔法少女のそれです。
一連の流れの中で、自分が好きだったのは優子が桃を1人にしようとしていないことです。自分も1人では弱くて戦えないから、協力して2人で戦おうと言っています。口下手な優子らしい桃への誘い方です。
優子の発言に対して、桃は優子が自分自身の言葉で自分に語り掛けてくれたことに驚き、喜びます。このときの桃の表情をあえて映さない演出が憎い…!
ちなみに、最後のシーンでしおんが言っていた「凄い笑顔」も描かれませんでした。いつか桃の完全な笑顔を見たいものです。
桃が返した言葉は「シャミ子はいなくならない?」というものでした。
突然消えた自分の義姉・桜。普段はクールに見える桃が、どれだけ桜の失踪で1人で苦しんでいたかが分かるセリフになっています。
突然1人になったから、誰かと一緒になるとまた相手が消えるかもしれない…という思いから、桃は怖いのかもしれません。
でも、それすらも全て汲み取って桃と2人でいようとする優子。「シャミ子からは逃げない」と伝える桃。言葉で語り合う以上の幸せな空気が2人の間を流れる名シーンでした。
ちなみに、桃が桜をどれだけ大事に想っているかはこのセリフからも読み取れます。
桃「何で追いかけてきたの?シャミ子のお父さんを封印したのはうちのお姉ちゃんでしょ。もう仲良くする理由なくない?」
いつも「姉」と言う桃が「お姉ちゃん」と呼んでいます。多分、それがいつもの桃から桜への呼び方であったはずで。
突然優子が登場した動揺から、桃の本心が垣間見える1シーンになっています。
ショタ・ヨシュアと愛のこもったナレーション
ヨシュアがとんでもないショタ属性のキャラだった…だと!?
ツンツンしてる清子さんに、元気いっぱいの少年・ヨシュアくん…。これはいい妄想が捗りそうな気がします(笑)
ちなみに、前回書いたヨシュア→よしゅあ→吉田が本当にその通りというのには驚きましたw安直なネーミングすぎるw
清子は優子と良子に対して「お父さんに似てきた」と語る部分がありましたが、優子のツンデレ設定は清子の性格を引き継いだんですね。
さて、この作品の中で最大の衝撃であった天の声がヨシュアだったという事実。
この1つ1つが父から娘に伝えられたメッセージだと考えると、心に来るものがあります。よく聞くと、その大部分がずっと優子を見守っていて、優子に「強くなってほしい」という気持ちが伝わってくる物になっていたという…。
「頑張れシャミ子。洗濯物は知識と経験量だ。タグの見方を誤るな」というナレーション(3話)からは、ヨシュアが家庭的な夫だったことを感じられますw
あの見た目で、この声はどうなんだ、とも思いますがそこはご愛敬ということで。
最後まで溢れる小ネタと2期に繋がる?謎のキャラ
最後までまちカドまぞくらしい小ネタが多く登場しました!
自分が一番笑ってしまったのは、犬のくだりです。飼い主のお姉さんが「犬ちゃん」と言っていましたが…え、いぬって名前の犬なのw
他にも「メソポタハーフ」というパワーワードが登場したり、桃のデートの服装が明らかにミカンに選んでもらった服装だったり、98円のワカメがくっついていたりと、細部まで本当に面白い作品でした。
ところで、街中を優子とリリスが歩いている際に、気になる自分が2人…。明らかに普通の人間じゃないように見えるお二方、彼女らの正体は一体…?
というかそもそも人間なのか…?w
原作はまだまだ続いているようなので、この2人(匹?)が今後物語に登場することはあるのでしょうか。この先の物語も見たいところですね!
「まちカドまぞく」全体を通した評価・レビュー・感想
独特の早いテンポで繰り広げられるやり取り、くすっと笑えるギャグが大好きな作品でした。文句なしに面白い!と断言できるアニメです。
何度も書いていますが、シリアスになりすぎないシリアス感を出すのが上手な作品だったと感じます。
ただ、最終回だけはギャグで桃・優子のやり取りに決着を付けるのではなくて、あくまで2人のやり取りで、より2人の中が深まるような展開を用意していてくれました。
何となく、これまでが”ふわっと”締める展開が多かったからか、”しっかりと”桃・優子が今後を誓い合うシーンは非常にインパクトが強かったです。
キャラクターも一癖も二癖もある人ばかりで、見ていて飽きなかったのも見どころの1つです。
ツンデレ・クーデレだらけのキャラの中で、真っすぐな性格をしていた杏里と良子がいることで、バランスが取れていたように思います。
最後になりましたが、
原作者の伊藤いづもさん、そして「まちカドまぞく」に関わられた全ての皆さん、素晴らしい作品をどうもありがとうございました!!
アニメ「まちカドまぞく」12話感想まとめとご挨拶
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というわけで、まちカドまぞく 第12話・最終回の感想記事でした。
終わってしまった喪失感と、良い物を見られたという満足感が混在しています。とりあえずは原作を2巻まで購入してみたいと思います。
ブログでも、Twitterでもたくさんのコメントをいただきありがとうございました。読んでいただいた全ての方に感謝申し上げます!!
また、今期は「荒乙」「グランベルム」の記事も書いています。よろしければこちらもチェックしてみてください。
また、来期のおすすめアニメ記事はこちらからどうぞ!
それでは、この辺で失礼いたします。また別の記事でお会いしましょう!