まちカドまぞく 10話 感想&考察!桃と優子の絶妙なすれ違いがお見事!
第10話「ご先祖は進化する!!メガネが映す暗黒世界」
ーシャミ子は今、私がプロデュース中だから。(桃)
いつもに増して際どい発言が多かったような…。桃さんや、そろそろ優子を妻として迎え入れて同棲してはいかがでしょう?
というわけで、まちカドまぞく 第10話「ご先祖は進化する!!メガネが映す暗黒世界」の感想・考察になります。10話までのネタバレがあるので、未視聴の方はご注意を!
(注意:管理人は原作未読です。ご了承を)
まちカドまぞく 10話のあらすじ・ネタバレ
光り輝くプロテインを飲まされるなど、今日も桃に特訓される優子。ある日、しおんに連行され、桃と共に”強くなるため”のラボに向かいます。
しおんはご先祖像を発見し、依り代を作ってご先祖像を動かす実験をします。優子が作った粘土の手足は酷い動きを見せますが、桃は見事な人形型の依り代を作ります。
ぬるぬる動く依り代で桃を倒そうとするリリスですが、桃に狙いがばれてしまいます。先祖に子孫と、やっぱり桃には敵わないリリス&優子でした。
後日。桃に借りたパソコンの具合が悪くなり、優子と良子は千代田家へ行きます。良子は優子を”かっこいいまぞく”と思っていることから、優子は桃に魔法少女であることは隠してほしいとお願いします。
しかし、桃の「隠し事をされていると辛いと思う」という発言で、優子は真実を明かします。しかし、良子は勘違いし、桃が優子の軍勢の魔法少女だと捉えてしまいます。
桃は帰り際分かりにくい言い方で「また来てほしい」と優子に伝えます。それでも自分を優子の「下」だと勘違いする良子に、桃はしれっと危機管理フォームの写真を送りつけていたのでした。
以上です。
10話の感想と考察
別室で桃に襲われた?みかんの「そこにアイスはやめて、呪い出ちゃうから!」は色々と想像を膨らませる素晴らしいセリフでした(笑)
「不器用さ」と「器用さ」が入り乱れる2人
桃と優子の「器用さ」と「不器用さ」の対比が面白い回でした。
まずはAパート。リリスの依代を作るべく、優子と桃が奮闘するのですが、完成した物には雲泥の差がありました。
優子が作った手足付きのご先祖像はGのような見た目(笑)をしていて、桃が作った方はかわいい人形でした。
では、優子が不器用で、桃が器用かと言うとそうとも言えないわけで。
Bパートでは相変わらずお菓子を食べて昼食を済まそうとする桃と、桃の為においしい料理を作る優子という対比が描かれました。
最後には、字のきれいさで再び桃は器用(字が上手い)、優子は不器用(字が上手くはない)という面が見られました。
自分はブログ内の記事で、これまでクールなのにかわいいもの好きの桃、ポンコツなのにたまにかっこよくなる優子の魅力を何度も書いてきました。
桃が可愛いもの好きであったりと「1人のキャラの特性を決めつけない」という面白さがここでも見られたような気がします。
途中までクールに物事をこなしていた桃が、攻撃用ステッキでフライパンをダメにして見たりと突如ポンコツ化する部分(優子も同様)にまちカドまぞくの魅力を感じます。
桃の良子への発言の真意とは~消された表札の名前~
桃から気になる発言が2つありました。
①良子に桃のことを隠しておきたいという優子の発言を耳にして:「大切な人にずっと隠し事をされている方が辛いと思う」
②笑顔の良子を見て:「壊しちゃいけない笑顔もあるのかも…」
意味ありげに挟まれた2つの発言。詳細は明かされていませんが、この辺りは7話で語られた、今はいない桃のお姉さんに関連しているのではないでしょうか。
何も言わずに桃のお姉さんが姿を消したのであれば、桃の発言とも整合性が取れます。
特に優子と良子は姉妹の関係なので、桃からしても思うところはあったのかもしれません。妹の立場から、良子に感情移入できる部分も多かったのではないでしょうか。
もう1つ気になったのは、千代田家の表札。桃の名前の上が消されたような表札になっています。恐らく、桃の上に書かれていたのは姉の名前でしょう。
名前は漢字1文字のようですね。
お金持ちの千代田家という面を考えると、わざわざ表札を新しいものに変えていないことから、桃の姉に対する「きっと帰ってきてくれるはずだ」という想いを感じ取ることができます。
桃さんの尊き発言と行動をまとめてみた
いつもに増してぐいぐい優子に迫っていった(なお、優子は気が付いていない模様)桃。彼女の尊さ満点の言動や行動をまとめてみます。
①リリスの依代に対して:「シャミ子をモデルに作ったんですけど…」
桃の目からは、優子はあの依り代のようにかわいい姿に映っているとそういうことですね…。そもそも優子をモデルに人形を作る時点で相当愛が重い!
ちなみに、桃は尻尾の動きからリリスの考えていたことを見抜きました。以前、桃は優子の尻尾の動きから優子の心情をずばりと当てる場面がありました。
この辺りも、桃がいつも優子を見ていることが間接的に分かる素晴らしいシーンですね。(実際はリリスの声が漏れていたことが要因としては大きいと思いますが…)
②良子に対し:「寝込みを襲われたり、冷蔵庫を作り置きまみれにされたり…」「良ちゃんの解釈はそんなに間違っていないと思う…」
優子は桃の発言に「嘘を重ねている…」と言っていましたが…。
桃を看病したときに確かに寝込みは襲っているし、今も飯炊きまぞくとして料理を作りに行っているのであながち間違いではありませんw
優子が完全に無自覚だった部分。これまでの優子とのやり取りを思い出していたのか、「良ちゃんの解釈は~」と呟く場面の桃は完全に恋する乙女のそれで、かわいいです。
意識している桃、身に覚えがない優子。絶妙なすれ違いが面白いです!
③別れ際の優子に対して:「またご飯作って」
さらっと一緒に住もうって言ってるじゃないですかああああああああ!地味にその前の「パソコンをうちで使ってもいいし」発言も家に来てほしい桃の想いが伝わります。
あの手この手で優子を家に呼ぼうとする魔法少女・千代田桃。手口の狡猾さからどっちがまぞくなのか分かりません(笑)
ちなみに、この後良子のアルバムに危機管理フォームの優子の写真が桃によって入れられていたことが判明したわけですが…桃は一体いつの間に正面から優子の写真を撮影したんでしょうか。
ちょっと素敵な優子のメモ
さらっとギャグテイストに流されていたけれど、好きだった場面。それが優子が桃について知っていることを箇条書きにしていた部分です。
その内容は
・めん類が好み
・ソースよりしょう油
・字がきれい
の3つでした。
注目すべきは上の2つで、桃の好きな料理や味覚について書いてあります。元々食事に興味の無い桃が麺やしょう油の味付けを好きになった理由って…
優子と桃の食事を振り返ってみると
・フードコートのうどん
・病気になった際に優子が作ったうどん
・今回のやきうどん
はい、どう考えても優子と食べた料理に引きずられてうどん好きになっています、本当にどうもありがとうございました。
めん類が好みなのではなく、よくよく見てみるとめん類が「好みになった」のが桃の真実のはず。そこに気が付かず、今日もうどんを作りに行く優子…尊さの極みです。
続・面白ポスターのご紹介!
最後に、前回も紹介した学校の掲示板について紹介します。
今回の掲示板の張り紙やポスターはこちらです!
トリタロウ(名前をコメントで指摘してくださったゾノさん、ありがとうございます!)の貰い主が決まっていたり、と芸の細かさが発揮されています。
最も面白かったのは標語「マザボは何の予兆もなく壊れる」です。
マザボはパソコンの核となる部品のことですが、この標語が今回もBパートのパソコン壊れた騒動に繋がっています。
前回の鉄分の話→Bパートの貧血の話という繋がりと同様、Bパートで描かれることの一部が標語となって紹介されているのが面白いですね。
また、ポスターとは全く関係ないですが、例のメモを書く際に優子が使っていたペン。「ふわたり銀行」って不穏すぎるでしょww
小道具や背景で、不意に笑わせてくる安定感は流石です。
アニメ「まちカドまぞく」10話感想まとめと11話に向けて
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というわけで、まちカドまぞく 第10話の感想記事でした。
ここ最近は金曜日の夜に更新できていないことが悩みです…。遅くとも残り2話も土曜日には更新しますので、楽しみにされている方は残り2話もよろしくです!
次回第11話は「夢ドリーム再び!!桃色防衛線を突破せよ」です。それでは、この辺で。
【追記:11話の感想・考察はこちら!】