まちカドまぞく 6話 感想&考察!立場逆転のギャップと「優しさ」を感じられる最高の回!
第6話「あすへの決意!! 重いコンダラ止まらない」
ー暗証番号は…ごろごろにゃーちゃん。(桃)
もう永遠にこの作品を見て、2人のやり取りを聞いていたい!と感じる素晴らしいエピソードでした。ギャップって本当に最高ですよね…
というわけで、まちカドまぞく 第6話「あすへの決意!! 重いコンダラ止まらない」の感想・考察記事になります。6話までのネタバレがあるので、未視聴の方はご注意を!
(注意:管理人は原作未読です。ご了承を)
まちカドまぞく 6話のあらすじ・ネタバレ
リリスの提案で、桃の夢の中に入り込むことにした優子。狙いは桃の潜在意識に入り込むことでした。桃は夢の中で幼少期の姿で、ヘドロに沈みかけていました。
夢の中で桃をヘドロの海に溺れさせないため、変身した優子は桃を助けます。目が覚めた翌朝、桃は高熱を出してしまい、優子は桃の自宅へ向かいます。
優子は桃の家で「光の一族の使い」である猫のメタ子と出会い、看病をする中で桃が約束を果たすべく牛肉のハンバーグを作っていたことを知ります。
優子は桃の”失敗作”をおいしそうに完食し、眠った桃の傷の手当てをし、一度家に戻ります。目覚めた桃は傷の手当の際に自分の血が取られたことを知り、吉田家へ。
優子は桃にうどんを振る舞い、桃は自分の血が取られたことを伝えます。桃の血によって始祖像の力が戻り、リリスがいつでも喋られるようになりました。
桃は自分の魔力が減ったことを引き合いに、町を守ることに協力するよう優子に告げます。再び千代田家に戻った2人。桃は優子に「これで勝ったと思うなよ」と呟くのでした。
以上です。
6話の感想と考察
冒頭で書いた通りです。テンポは少し早めだった気もしますが、これまでの中でも最高のエピソードだった気がします。シャミ桃早く結婚してくれ…。
弱った桃、かっこよかった優子
6話の良さは2人の「ギャップ」に尽きるでしょう。普段は上位に立つ桃が風邪を引き、普段はへっぽこ行動を連発する優子が見事に桃の看病をして見せました。
いつもと立ち位置が逆転したことで、それは素晴らしい物語が展開されましたね!
桃については、”いつもと違う返し”が印象的です。
1回目に桃の家に行った際、彼女は自分の家のオートロックの番号を「ごろごろにゃーちゃん」と言い、魔法少女に変身した際に使うステッキを「ハートフルピーチモーフィングステッキ」と口走ってしまいます。
いつもの桃であれば、優子が先んじて言った言葉に対し「そこは引っかからなくていい」と目を逸らして言いそうなもの。
熱にうなされた桃は、そこまで頭が回らず自分が普段考えていることを言ってしまい、赤面するという流れが続きました。
体調が悪そうなのはあれだけど、やっちまった感のある桃さん、最高です。
一方で、いつも引っ張られてばかりの優子は素晴らしい看病を見せました。
具体的な彼女の「優しさ」については、次の見出しで紹介するとして、怪我をした桃の看病をし、千代田家で掃除機をかける姿は完全に主婦そのものです。
千代田優子…うん、ぴったりの名前です。早く嫁ごう、そうしよう。
そうとは言っても、夢の中で桃といた楽しい記憶ばかり浮かんで、思わず鏡を殴る姿や、桃を家に送る際「今なら隙だらけ…」と考えた直後に「シャミ子…ごめんね」と言う桃の姿を見て赤面したり、といつもの優子も随所に見られたのが高ポイント。
「シャミ子…ごめんね」の後に優子が赤面したのは、自分の考えに恥ずかしくなったからか、素直な桃に心が揺らいだからなのか…どちらなのでしょうか。
優子と桃のそれぞれから感じる「優しさ」
「ギャップ」以外にも溢れ出る「優しさ」も6話の見どころでした。
まずは、優子の方から。分かりやすく描かれていたのは、学校に電話する際にちらっと見えた彼女の所持金です。
先日のバイトで稼いだななけなしのお金で、学校に電話をかけ、水を購入して桃に差し入れします。残った彼女の所持金はたったの5円でした。
こういう行動をすっと出来る辺り、優子の優しさを感じられますね!
もう1つ、個人的に気に入ったのは優子が”吉田家”について話す場面です。
桃が作ったハンバーグに対して、優子は清子が作るハンバーグを食べに来てほしいと伝えます。
優子「今度内にご飯食べに来ますか?うちのハンバーグはメインが豆腐なのでふわふわでおいしいんです!鶏むね肉とネギで作るんですよ。きのこのあんかけも乗っています!」
実家のハンバーグについて満面の笑顔で語る優子。
その後、町に変な人が来て、優子の家族にも危害が加えられるかもしれない…という桃の発言に対し、即座に「何でもします」と言いました。いずれも優子の家族への愛を感じられる描写になっています。
桃については、何といってもハンバーグです。ブログでも、4話・5話の感想記事で桃がハンバーグを作ろうとしていることについて触れてきました。
桃があそこまでのメシマズ族だったとは思いませんでしたが、やっぱり桃は優子との約束を果たすべくハンバーグを作ろうとしていました。
失敗したから本を購入し、失敗したから何度もトライしていたことが分かり、もう何も言えねえ…って感じです。それを全部食べる優子も、もう、もう…!
これまでのエピソードで随所に入れてきた描写を活かす、見事な内容でした。
桃の夢の話と吉田家の強さの話
続いては、簡単な考察を。
優子が入り込んだ桃の夢の中では、幼少期の桃がヘドロの海に沈んでいくような描写が見られました。
未だ、過去の桃に何があったのか明示されてはいないですが、今回分かった内容は
・桃はかつて街の平穏を守るために行動していた
・しかし、守ることは「できなかった」
と夢で語られています。
結局は、自分の魔力が弱くなったことを引き合いに桃は優子に協力を依頼しましたが、この街を守るという行動は、3話で優子が魔力を出すに至った際の願いである「皆が仲良くなりますように!」と合致しています。
10年前に果たせなかった桃の願いを、今度は優子と桃の2人で叶えていくことになりそうです。なにそれ、素晴らしすぎる。
ちなみに、ロリ桃が言っていた「目汁」というフレーズは2話で優子が言っていたものです。
そんな単語が桃の夢の中で出てくるってことは、桃さんも優子を相当意識してるってことですよね!なにそれ、素晴らしすぎる。
また、優子の活躍?によって、邪神像の封印が解け、リリスが話せるようになりました。桃の血を以ってしてもこれぐらいしかできない辺り「らしい」ですねw
印象的だったのは、Aパートのリリスと優子のやり取り。
「夢の中に潜り込む」という能力は非常に強いものだと思われます。その力を利用し、リリスは桃に血を持ってこさせようとしますが、優子はそれを断ります。
利用しようと思えば、どこまででも悪用できそうな吉田家の力。この力を得たのが吉田優子という心優しい人物で本当によかったと思います。
普通に桃の夢に入りこめていたし、あの力は相当強いはず…ですよね?それにしても、吉田家の月4万円の呪いも一緒に解けるのでしょうか(笑)
畳みかける「いつもの桃」の素晴らしさ
最後に冒頭であげた「ギャップ」以外に桃に引き込まれたシーンをご紹介。最後に優子を問い詰める場面がお気に入りです。
桃「色々借りのある病人の寝込みを襲うなんて卑怯だよね。ずるいよね。シャミ子はズル魔族だったのかな。わざとじゃなくても減るものは減ったから。その制服誰のだったかな。そのパソコンも。…(以下省略)」
もはや、やり口がヤ―さんのそれですww
桃の「~ね?」って言う話し方の迫力よ!
でも、この桃の発言こそが「いつもの桃」ですし、言いくるめられるのが「いつもの優子」なのです。最後にこれが見られてよかったです。
優子に近づき、不敵な表情を浮かべる桃。「ぐぬぬ…」といつもの反応を見せる優子。桃の表情や鬼頭さんの声も合わせて永遠に見ていたいと感じたシーンでした。
アニメ「まちカドまぞく」6話感想まとめと7話に向けて
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というわけで、まちカドまぞく 第6話の感想記事でした。
一気にお話が進み、一気に2人の関係性も進み。次回予告を見る限りだと、7話ではHPに出ているもう1人の魔法少女がやってきそうです。
そんな第7話は「桃色メソッド!!丸いタイヤは運命の輪!!」です。それでは、この辺で。
【追記:7話の感想はお休みしています。8話の記事はこちらから!】