蒼穹のファフナーEXODUS 20話前に19話の感想・考察を書いておく
第19話「生者の誓い」
結婚式の時点で鳥肌が立っていましたが、それを上回るラストでした。
とうとうあいつが帰ってきました!甲洋です。またしても…またしても彼は救ってくれたんですね。これで島は持ち直しそうですが遠征組が…。
というわけで「蒼穹のファフナーEXODUS」第19話「生者の誓い」の感想と考察を書いていこうと思います。もう今日が20話なのでいつもより簡潔に書いています。
19話の感想・考察・気になった点
いくつかあげていこうと思います。
エメリーと弓子さんの会話
エメリー、疑ってごめん。どうやらスパイは他にいるようだ…。
エメリーの涙を見て「エメリーがスパイではないか」と少しでも疑っていた自分を戒めてやりたい気持ちでいっぱいです。
それはそうと2人の会話で気になる点がいくつかありましたね。
エメリー「あなたがいるから美羽は安らげる。でも…あなたはいずれ…。辛いですよね」
弓子「ううん。今は美羽が理解できるもの。分かってあげられないことの方がずっと辛かったわ。あなたこそ辛いでしょう?」
エメリー「泣いたらダメなのに…美羽を怖がらせちゃうから…。私たちずっと平和の為にって…なのに美羽やあなたを苦しめて…ごめんなさい。ごめんなさい!」
1点目はエメリーの「あなたはいずれ…」の後のセリフです。いったいなんて言おうとしたんだ…?
確かに瓦礫に挟まれ亡くなったはずの弓子ですが、なぜかその肉体は元通りになっています。となると、弓子は完全には人ではない”何か”と考えるのが自然ですが…。
文章的には
でもあなたはいずれ…消えるんですよね
が自然に見えますが…。弓子が何らかの理由でフェストゥムやコアに生かされているとすれば、その目的(美羽を安定させること?)が終わり次第弓子は肉体ごと消えてしまうのかもしれないなーと思っています。
もう1つは弓子の「今は美羽が理解できるもの」の部分です。ここの解釈は2つ考えられて
①弓子自身がかつては美羽のことをきちんと理解してあげられなかった。でも今は、”弓子が”美羽のことを理解してあげれている。
②フェストゥム、およびコアが弓子を生かした時、フェストゥム、コアははじめは美羽のことを理解できなかったけど弓子の身体を通して美羽と接するうちに彼らが美羽のことを理解し始めた。
のどちらかではないでしょうか。
要するに主語が弓子なのか、そうじゃないのかということですね。
ただ、作中の表現を見ると弓子は自身の内部に母親としての意識は保っているように見えるので①の可能性が高いと思います。その方が作品的にもほっこりしますしね。
疲弊する暉。彼が聞いた広登の声は真実か?
終盤に島の方には希望が出てきましたが、遠征組の絶望感は積み重なる一方です。
特に暉の状態は非常によくありません。
・広登とクロッシング?状態にあり、会話をした。
・来ない人類軍を待ち構えて撃とうとしている。
・第二次蒼穹作戦時の爆撃機の副操縦士がウォルターと知る。
ただでさえ「島に残ればよかった」と言っていた折にこの仕打ちです。肉体的にではなく、精神的な限界があまりにも近づいているように思えます。
真矢も危ないかと思いきや、一騎との会話でだいぶ救われた様子です。一方。暉は真矢に想いを告げることすら叶わず…。
一番怖いのはやっぱり広登との会話ですね。
これは本当にクロッシング状態で会話しているのか、それとも単に暉の妄想が作り出した広登の姿なのか…。
後者だと相当まずい気がしますが。
いずれにしても遠征組に光はほぼ無い状態、と言ってよさそうです。
操さん、席空いてますよ?
澄美さんの寿命と剣司、咲良の結婚!!
核の被害は甚大です。島が侵食されたことで要先生と史彦が再び劇場版のときのように体調を崩しています。さらに澄美さんは前回よりも辛そうな…。
「今の状況ではもって一か月。もし生きられても以前のような生活は出来ないわ」
えええええええええええええ!!!
おいおい、嘘だろ…嘘だろ…。
これが引き金になって剣司と咲良はある決意を固めます。
「せめて安心させてやろう…俺たちのこと」
剣司のプロポーズです。さらにその後の要先生への報告がまた泣けます。
「僕にお嬢さんをください」
1期の頃の”近藤先生のバカ息子”とはもう違います。このアニメを通して一番成長したのって彼ではないでしょうか。
いやー…しかし戦闘と結婚って。嫌な予感しかしませんが、この2人ならなんとなく大丈夫な予感もするのです。フラグなんかに負けるな。絶対生きて帰れる。
印象的なのはこの後、剣司が戦闘に出ることを決めたあとの2人の会話です。
咲良「…1人で背負わないで」
剣司「今は2人だ」
正直この結婚決定が19話で一番盛り上がるポイントかと思っていました。
…それにしても巫女服姿の芹はいいですね。
第3次蒼穹計画!カノンの努力の結晶が今こそ活かされる!
こうして始まる第三次蒼穹作戦。
なんと剣司は戦闘&指揮という超重要な役割を担うことになります。
ここで活かされるのが、カノンが自らの肉体の消滅を以ってして完成させた設計図です。もちろん、それを引き継いだ容子さんの努力も忘れてはいけません。
”カノン式アクセレーター”を導入したことでSDPがより強くなり、さらに同化現象を抑えられるという機体に仕上がっています。
その出来ですが、凄まじいものでした。美三香のバリアは大幅に量が増え、剣司への肉体ダメージも抑えられています。
そして、彗が前回は不可能だったコアの引き寄せに成功しました。
ただ…。カノンを疑うつもりはみじんもありませんが、これによる肉体ダメージはどれ程なんでしょうか…。戦闘中は体が軽いだけで、戦闘終了後に後遺症がどっとやってくる…なんて展開は避けてほしいものです。
戦士の帰還~おかえり甲洋!!
しかし、コアへの攻撃はうまくいかず、彗が絶対絶命の危機に陥ります。
”敵のミール”である海に彗が引きずられ、同化寸前まで体を持っていかれます。
「誰も死なせるものか!!」
剣司がこう叫んだとき、”彼女”の声が聞こえました。
「大丈夫だ、剣司」
カノンの声です。どこからか泉にコアが出現し、マークフィアーが海中に出現します。瞬く間に彗を助けた機体。
載っていたのは…やはりというべきか
甲洋でした。
これだけで劇場版を思い出して泣いてしまいそうですが、気になる点もいくつかありますね。
①なぜ甲洋は出現したのか?
→うーん。コア出現のタイミングからして剣司のSDPか、彗が「助けて…」と言っていたことから彗の引き寄せが作動した可能性もありそうですが…。
それ以外の可能性もあるとは思いますが、この辺りが有力ですかね?
②甲洋は”肉体”があるのか?
→見た感じ肉体ごとありそうです。こうなると島の生活に甲洋が復活するのでしょうか…?そうだとすれば剣司と咲良の結婚を見た彼が何というのか非常に楽しみなところです。
甲洋復活の話は20話で語られると思うので気長に待ちましょう。
ちなみにEDには彼の姿も追加されています。一騎、総士と一緒に映るなんて…!あとは操がこの後ろに来れば完璧です。
おわりに
19話はニコニコ生放送のアンケートの歴代最高記録(ちなみに歴代最高はファフナーEXODUSの9話)を塗り替えたそうです。それも納得の最高の回でした。
僕はBSで見るので、今から明日の放送が楽しみで仕方ありません。島は何とかなりそう。次は遠征組にも希望を…!
DEAD OR ALIVEをまだ買っていないから早く買わなきゃ…。フルバージョンの歌詞も良いと聞いたので今週末には買ってきてヘビロテする予定です。
次回第20話は「戦士の帰還」です。
それではこの辺で失礼いたします。