プラスティック・メモリーズ 11話感想&12話,13話に望むこと
みなさん、こんにちは。
今週はまた色々と忙しく11話の感想を書くことができませんでした…。そこで、この記事では11話の簡単な感想と残り2話になった「プラメモ」に個人的に望むことを書いていこうと思います。
この記事は11話まで視聴したことを前提に書いていくので、未視聴でネタバレが気になる方はご注意ください!
かつての考察記事はこちらになります。良ければご覧ください、
第11話の感想!(ダイジェスト版)
僕の家の壁がひどいことになった回でした←
つまり、ツカサとアイラのラブラブ回でした(笑)
ツカサとアイラのラブラブ生活!
あまりにも初々しい感じでこちらが恥ずかしくなるような2人でした。
「恋人になる前よりもうまく話せなくなっている」と思うアイラ。ツカサも非常にぎこちない感じです。そんな2人にヤスタカは「サプライズをしたらどうか」と提案するところから11話が始まります。
そこからサプライズの内容を考えているアイラを見てにやにやするタイムが続きます。そして、アイラ(恥ずかしがって聞けなかったので、代わりにミチルが)はツカサにこんな提案を…。
ミチル「アイラがあんたのために料理を作りたいって言ってるのよ。だから、何食べたいかリクエスト出して」
ツカサ「アイラの気持ちはすごくうれしいよ。でも俺としては一方的に何かしてもらうのは嫌なんだ」
こんな2人にコンスタンスは「じゃあ一緒に料理をつくったらどうか」と提案します。やっぱり彼はイケメンですね。
…そして、いちゃつくアイラ&ツカサ。
そんなわけで、ツカサとアイラは2人で協力してオムライスを作ることになります。材料を買いに行くとき、2人でお揃いのパジャマも買っていました。
帰宅後、2人でオムライスを作り始めます。できたオムライスは形的には微妙ですが、ツカサとアイラにとってはとてもおいしい、特別なオムライスとなったようです。
「恋に恋する」乙女、ミチル
僕の中でプラメモナンバーワンキャラクターはミチルになっているんですが、今回もミチルは最高でした。
というわけで、今週のミチルちゃんまとめ、行っちゃいましょう!笑
まずは、冒頭のエレベーターの前のシーン。手を繋ごうとしていたアイラとツカサの元にミチル&エル&ザックが登場したときですね。
ミチル「あんまり見せつけないでよね」
この辺りまでは、まだ先輩としての貫録もあります。
ミチル「正直なところ、アイラのやったこと(みんなの前で告白したことを指します)はあんまり褒められたもんじゃないわ。仕事中なのに告白なんて」
ザック「そういうミチルも昨日の夜、1人でうっとりしてたよねぇ~。”私もあんな告白したいなぁ~”って。あ、したいんじゃなくてされたいんだっけ(笑)」
ミチル「こらぁー!言うなぁー!」
エル「ミチルっちにもいつか白馬の王子様が現れてくれますってー」
ミチル「あんた、絶対私のことからかってるでしょ!!」
うーん、この。ミチルはツカサが好きというよりは、ツカサのことが気になっているだけで、「恋に恋してる」って感じですね(笑)
続いて、アイラとの会話です。完全ノーカットでお届けします。
ミチル「私に相談?いいわ。私もアイラに聞きたいことがあったし。実際のところ、恋人生活ってどんな感じなの?こ、こ、こ、恋人になる前と後で何か変わった?もしかして昨日のうちにき、き、きゅす(キスのことです)済ませちゃったとか?あーやいやいやいや、さすがにそれは、は、早すぎるでしょ!あー、でも待って。同棲生活自体はずっと続けてるわけだし…。普通のカップルに比べたら進展が早くてもおかしくないっていうか…。あー、そもそも夜も同じ部屋に寝起きしてる時点で…!はっ!もしかしてキスどころか…。それ以上のことまで…!?」
赤﨑さんの演技のうまさに脱帽です。ものすごい舞い上がりようでした。その後しっかりアイラをサポートしてくれたのも良いポイントでしたね。
11話でキーになっているポイント3点まとめ
個人的に11話で「おっ!」となったポイントをまとめておきます。
①マフィアのギフティアサラとの会話
サプライズを考えているときのツカサです。ツカサはサラに相談します。
ツカサ「例えば好きな人からサプライズを仕掛けられるとしたら、どんなのが嬉しいのかなー…と」
サラ「アイラさんを喜ばせたいんですか?」
サラは「おじいさまといい、あなたといい、男性は不器用な人が多いんですね」と言います。さらに、このときサラはアイラが「好きな人と一緒に過ごすのが嬉しい」と言っていた旨をツカサに伝えます。この発言を知ったからこその後半の展開ですよね。
わざわざ、今回も前回出てきたマフィアを再登場させたということは、今後も話に関わってきそうな気がしたんですが、皆さんはどう思いますか?
②「普通」が「特別」
買い物終わりのツカサとアイラの会話です。
「お腹が空いたほうがご飯は美味しく感じる」というツカサに対して、アイラは「不思議」と答えます。こういう会話を聞くとアイラが人間でないことが悔やまれます。
ツカサ「俺たち、恋人になったんだよね。…でも俺、アイラに特別なこと何もしてあげられていないような気がする。俺、いろいろ考えたんだけど、何がアイラを喜ばせてあげられるのか全然わかってなくて」
この言葉を聞いてアイラは微笑みます。ツカサの手を取って…。
アイラ「私はいつも通りでいい。いつもどおりがいい。ツカサと一緒にいられるだけで特別なので。今だって私すごくどきどきして…。胸が張り裂けそう」
この言葉を聞いたツカサはアイラの手を握り返します。
2人で街を見ながら、会話は続きます。
アイラ「あの光の中に色んな人がいつも通り過ごしてるのかな。私もその中の1人かな?」
ツカサ「…こうしてることが特別なんだよな」
アイラ「うん」
こういうやり取りをきくとアイラの寿命が本当に怖いです。アイラにとって「いつも通り」はあと数週間で「いつも通りではない特別」になってしまいます。そして、そのことを2人とも理解しています。
だからこそ、アイラは”いろんな人”がいる街の中の1人が自分であることを確かめずにはいられないのです。この「特別」が永遠に続いてほしいけど、それは無理な話なんですよね…。
③再開した日記
アイラが再び書き始めた日記をツカサは見せてもらいます。
そこには「昨日、大好きな人と恋人になりました」の文章があります。右ページには今日のオムライスのことが書いてあります。
ツカサ「今日はアイラにとってどんな日だった?」
アイラ「楽しくて嬉しくて…。ちょっぴり恥ずかしくて。それと、オムライスの日」
ツカサが寝るために立ち去った後、アイラは一言、日記に付け加えます。
”明日も、ツカサと一緒に素敵な日が過ごせますように”
個人的にはこの「明日も」というフレーズと、これを書いていた時にアイラが目を潤ませていたのにやられました。上でも書きましたが、アイラはこの日々は嬉しくもあり、辛くもあるはずです。でも、ツカサの前では「辛そうにしている姿」なんてもう見せられません。一緒に楽しい思い出を作ると約束したから。
そんなアイラの健気でもあり、強くもある部分を垣間見れた1シーンでした。
そして、日記(とアイラがずっと持っているキーホルダー)は今後の展開のキーアイテムになりそうな予感がします。
12話と最終話に求めること
残りの2話に求めることとしてまずあげたいのは「安易なご都合エンドにはして欲しく無い」ということです。
なぜかというと、4話、5話と2話分も使ってワンダラー絡みの話をしていたからです。
もし安易なハッピーエンドの方向に話が進むと、あの2話は完全に意味の無いものになってしまいます。それなら11話のような「ただのラブコメ」をやってろよ、という話になってしまうわけです。
もちろん、日記を媒介にしたり、観覧車を媒介にしたりして記憶を取り戻すエンドはアリだと思います。ただし、やるとしてもそこに至るまでの過程をしっかりしてほしいなーと感じます。
それと同時に、一回は視聴者をどん底まで突き落としてほしいですね。それはアイラが記憶をなくす展開(および回収される)でもいいですし、アイラがワンダラー化する展開でもいいです。でも、なんの悲劇も起こらずに「めでたしめでたし」ではがっかりしてしまいます。
あとはここまでの話で曖昧になっている点や伏線はしっかり回収してほしいですね。まあ設定が設定なだけあって、全てのシーンに意味を付けるというのは厳しいかもしれませんが、できる限りやってほしいところです。
最低限1話でアイラがニーナに何といったのか、EDでアイラが口パクで話していること、ぐらいは分かると嬉しいですね。
残り2話で”ツカサの心の中の苦しみ”をしっかり描きつつ、うまくエンディングに持っていってほしいものです。多少のバッドエンドはもう覚悟できています。
12話と13話は話がどう進む?
日記にアイラからツカサへののメッセージが残っている展開は確実にありそうですね。それを見てツカサは涙、視聴者も涙、と…。
前回の考察ではアイラの記憶は戻るかな?と予想したんですが、そうならない気がしてきましたね。最終回は別れておしまい、になるのかもしれません。
ひょっとすると、上で書いたようにマフィアのおじいさん絡みの話の展開もあるかもしれません。ツカサに飛んできた銃弾をアイラがかばって代わりに被弾するとか…。いや、さすがにこれはないですね(笑)
12話:前半は再びイチャイチャ。後半でアイラが倒れて、寿命前だけど身体・記憶共に限界に。植物人間状態になる。
13話:前半でツカサの苦しみを描き、後半でツカサの手自らでアイラの記憶を消して、アイラが回収される。Cパートで日記を読んでみると、自分へのメッセージが残されていることに気づく。涙ながらに部屋を見ると、アイラがいるような気配を感じて終了。
こんなところが無難でしょうか。色々な展開が考え付く…。
アイラの表情の変化
とにかくアイラは「こんなに色々な表情の変化ができたのか」という印象です。
OPの表情の変化は既に皆さんが注目しているポイントだと思うのですが、改めて11話を見直すとアイラの表情の多さに驚かされます。
恥ずかしがる顔、笑顔、悩む顔、泣きそうになる顔、そしてツカサと一緒にいるときの安心したような顔…。1話のときから考えると信じられない表情のバリエーションの多さです。
この作品は動画工房さんということもあり、表情の書き方、風景の美しさが素晴らしいポイントだと思います。さらに、アイラに表情を増やしていくのが「ものすごく自然」なんですよね。
1話から見ていくと、どの話で急に表情が増加したということもなく、毎回少しずつ色々な表情が増えてきています。ぜひ、見直してみてください!
11話で十分「溜め」は終わったと思います。
あとは、この反動を使ってどこまで面白い展開を用意してくれているのか…。
衝撃のラスト、とまではいかなくても「このアニメを見ていて、感想を書き続けてきて本当によかった」と思えるような展開を期待しています。
それでは、この辺で失礼いたします。
↓プラメモについて思うことがある方はどんどんコメントをしてくれると嬉しいです!