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Charlotte(シャーロット) 4話感想&考察! 奈緒の「実験」?

第4話「刹那の本気」

Charlotte 4話

というわけで、「Charlotte(シャーロット)」第4話「刹那の本気」の感想と考察を書いていこうと思います。Key作品おなじみの野球回でしたが、個人的にはほぼストーリーが進まずいまいちだなぁという感想です。今回も4話のストーリーが記事内に載っていますので、未視聴でネタバレを避けたい方はご注意ください!

公式サイトのストーリー:柚咲が星ノ海学園に転入して来た日に熊耳が生徒会に伝えた能力者の情報は、友利があらかじめマークしていた高校野球の投手と合致するものであった。能力は「念動力」。能力を駆使し、魔球とも言えるピッチングをする投手にその使用を止めさせる為、星ノ海学園生徒会は野球で勝負を挑む。

ストーリー概要(Aパート)

ゆさりんの転入

今回もアバンタイトルで歩未のピザソース事件から話が始まりました。しかし、今回はオムライスでは無くフレンチトーストにピザソースをかけたものでした。そのため、今回は何か文字が書かれていた描写はありません。

ピザソース

そしてAパート。星ノ海学園に柚咲が転校してきます。男子のみならず女子からも歓声が沸き上がります。

西森柚咲

柚咲「ゆさりんこと黒羽根柚咲です!」

さすがはアイドル。あざといという言葉を超えています。

「本名は黒羽根って言うのかぁ」と言うクラスメイトに対して高城は「ふっ…そんなことも知らなかったんですか」と一言。その後、高城をはじめにクラスは「ゆっさりん」コールで踊りだし、てんでわんやの状態になりました。

柚咲の座席は奈緒の隣です。

奈緒「…よろしくお願いしまーす」

柚咲「はい!こちらこそいろいろとご面倒をかけると思いますがよろしくお願いします!」

このやり取りを聞いてクラスメイトは「感じが悪いなぁ」と呟きます。

その後、柚咲はクラスに囲まれ楽しく会話をしています。が、柚咲のメアドを巡って男子2人が喧嘩を始めてしまいます。

柚咲「まぁまぁ。お二人とも仲良く、ですよ!」

高城「はっ!まさか出るのかあれが!?」

柚咲「なっかなおり!なっかなおり!なっかなおりのおまじないっ☆」

おまじない 高城丈士郎

高城「でたあああああああ!!ゆさりんのおまじないシリーズ13!!」

高城のセリフを全て書きだすと時間がかかるので(笑)カットしますが、柚咲のレギュラー番組で柚咲がこのおまじないを視聴者に向けてしていたそうで、今回のはその中の1つだそうです。そんな説明を有宇にしていると背後から…

奈緒「引くなぁ!」

今日も能力者探しのスタートです。柚咲も引き連れての調査が始まります。

念動力とナックル

4人は生徒会室に向かいます。生徒会室で高城は柚咲に自分がいかに柚咲のファンであるかをアピールし続けます。有宇にも「引くぞ…高城」と言われるレベルです。

いつも通り生徒会室に熊耳が訪れます。今回の能力は「念動力(サイコキネシス)」で場所は「関内学園」でした。これを聞いた奈緒は興奮しながらスポーツ新聞を取り出します。

念動力

奈緒は元々この人物に目を付けていたようです。エースの福山は現代でも魔球と呼ばれるナックルボール(打者の手元で不規則に揺れて変化する変化球。投手にはかなりの力量が必要なのはもちろん、不規則に曲がるためキャッチャーにもかなりのテクニックが必要とされる)を自在に操っている投手です。

しかし、奈緒はこのピッチャーの不自然な点を挙げます。

奈緒「ピッチャーの手に寄った映像を見てください。握りがストレートなんです。全球そうなんです。そもそもナックルは回転を極度に抑えて不規則に動く球種で人差し指と中指をボールにこう突き立てる感じで投げるのが基本なんです」

ストレート ナックル

高城「つまるところ、投げた直後に念動力でボールを動かしている…と」

奈緒「甲子園の予選が始まる前に押さえておかないとまずいです」

柚咲「え…授業は?」

奈緒「大丈夫です。どのように行動しようとも生徒会に所属している限り、成績や内申へのデメリットはありません」

こうして関内学園に向かうことになりました。

相手エースとの接触

奈緒たちは関内学園に向かい福山に念動力のことを聞きますが、福山はしらを切ります。対して奈緒はいつもの口調で説明をします。

奈緒「その能力は思春期のみに生じる病気のようなものです。あなたがプロを目指したとしてもその頃には能力は消えています。それどころか誰かがあなたの能力に気付けばあなたは捕まり二度と野球ができない体にされます。なので今後はその特殊能力は使わないでください」

これでも信じない福山に奈緒は自分の能力を見せて説得します。ついでに柚咲に憑依した美砂も「往生際が悪いから丸焼きにすっか」と火を取り出します。

ぺっと唾を美砂が地面に吐きます。

変態メガネ

高城「あ!これはゆさりんのだ液…。いや美砂さんのだ液なのか?反応に困る!」

奈緒「引くなぁ!」

このやり取り何回目だよ…(笑)まあ面白いからいいんですが。

奈緒は「野球で勝負してこっちが勝ったら言うとおりにしてほしい」と提案します。相手もそれに賛同し、次の日曜に試合をすることになりました。

帰り道有宇は奈緒に勝算はあるのかと問いますが奈緒の口から出てきたのは「私たちがいるじゃないですか」という一言です。どうやら生徒会メンバーの能力を駆使して勝とうというのが奈緒の狙いなようです。

ストーリー概要(Bパート)

安定の投手戦

keyの野球回

こうして試合が始まります。相手のキャッチャーは福山に「こんな試合になんの意味がるんだ?」と問います。対して福山は「これからの為にだよ」と返答します。

思いのほか星ノ海学園のエースは関内学園を押さえます。奈緒との間で口論になりますが、柚咲の「冷静になるおまじない」のおかげでこと無きを得ます。どこまでゆさりんのおまじないシリーズはすごいんだ…。

1回の裏はナックルボールの前に三者連続三振を喫します。

奈緒「しっかしよくあんな球捕球し続けられますねー」

有宇「キャッチャーも超高校級ってか。勝ち目無いじゃないか」

2回の表。星ノ海はピンチを迎え、打球は柚咲のいるライトへ。そこで柚咲に美砂が憑依します。美砂の方は運動神経がよく、ライトフライを無事にキャッチしますが肉体は柚咲のもの。タッチアップを許してランナーは三塁に進みます。

西森美砂

美砂「くっそ!柚咲の肩よえーな!」

有宇(判断は出来ても体は付いていかないってことか)

気になったのは有宇がファーストをやっていること。素人がファーストってどんだけ星ノ海学園は弱いんだよ…ww

その後連続三振に切って取りここから怒涛の投手戦が始まります。なんと8回裏まで互いのスコアは0が並びます。

しかし、9回表。こちらのエースに疲れが見え始めたところで四球と安打で2、3塁のピンチを迎えてしまいます。ここで奈緒はナインに指示を送ります。

奈緒「こっちも能力を使いましょう。相手バッターにあなた(有宇)が乗り移るんです。そしてやる気なくバットを振ってください。あなた(星ノ海のエース)はボール球でいい。ワイルドピッチだけ気をつけてください」

星ノ海学園ナイン集合

能力vs勝ちたい気持ち

有宇「…こんなことに力を使わなくてはいけないのか」

奈緒の指示通り有宇は相手バッターに乗り移ります。当然有宇が乗り移っているので、空振りでツーストライクまで追い込まれます。

有宇は毎回意識を失っているので審判に「大丈夫か!?」と心配されていますが。

ファーストベース

ここで3塁ランナーの相手のキャッチャーは福山をちらっと見て「そんなに勝ちたいなら…」と何かを決意します。放たれる3球目。何と3塁走者はホームスチールを試みます。

これには星ノ海学園は想定外でなす術なし。ホームスチールで相手に1点を先制されてしまいます。絶望的な1点が相手に入ってしまいます。

繋ぐ打線で最高のチャンス!打席には有宇…

 試合は9回裏に入ります。1アウトで打席には高城が向かいます。

奈緒「とにかくバントでボールを当ててください。そして1塁ベースを駆け抜けてください」

高城「果たして視認されるでしょうか?」

奈緒「証拠はスーパーハイスピードで撮っておきます」

高城の能力で内野安打を狙う作戦です。しかし、素人にはバントでも福山のナックルを当てるのは苦戦します。あっという間に空振り二つでツーストライクです。

3球目。高城は「変化する前にバットに当てる」のを目的に前に突っ込んでバントを試みます。奇跡的にバットはボールに当たり一瞬でファーストベースのはるか向こうに飛んで行ってしまいました。

すかさず奈緒は審判にビデオを見せに行きます。確かに高城はファーストベースにタッチしていて一塁はセーフになりました。

ビデオカメラ モザイク

奈緒「よくやった!犠牲は無駄にはしません!誰か代走!!」

…高城ちゃんと生きてるのかな…。

続く美砂はイチローの構えからなんとナックルボールを普通にとらえ安打とします。運動神経よすぎやしませんかね…。

次の打者は奈緒です。奈緒はバントするからワンヒットでサヨナラを、と有宇に託します。

有宇「お、俺の能力ではあれは打てないぞ!」

奈緒「たまにはガチで臨んでみてはいかがでしょう?カンニング魔の乙坂有宇君?」

奈緒は球を外されながらもなんとかバント成功です。2アウト2,3塁。最高のお膳盾をされて打席に有宇が向かいます。

簡単に追い込まれますが、相手も疲れが見えてきているのか徐々にバット当たるようになってきました。それも打つほどヒットゾーンに打球が近づいていきます。

粘り打ち

タイミングがあってきていることに恐れた福山は更にボールを動かします。有宇は空振りしますが…。

奈緒「終わってない!走れ!振り逃げだぁ!!」

何と球を変化させ過ぎたことでキャッチャーがパスボールしました。すかさず3塁ランナーの美砂もホームを狙います。判定はセーフ。何とサヨナラ振り逃げという形でこの熱戦に終止符が打たれました。…松山の悲劇かな??

松山の悲劇

奈緒の不可解な行動

有宇「勝ったのか?」

奈緒「はい、私たちが勝ちました」

有宇「よし!」

有宇(あれ?どうしてこんなことで喜んでんだ?僕は…)

このシーンに有宇の成長が垣間見れますね。やっぱり”本気で”やって勝ったからこそ得られるものや嬉しいことはあります。

試合後、奈緒は相手エースの福山と会話をします。

会話

奈緒「我々が勝ちました。その能力は二度と使わないでください」

福山「僕は平凡なピッチャーだった。けどキャッチャーのタカトは違う。本当に脚光を浴びるべきキャッチャーだ!ずっと二人でバッテリーを組んできた。うちの野球部が弱いことは分かっていたが、それでもあいつは僕と組むことを選んでくれたんだ。だからこの不思議な力を使ってでも連れていきたかった。あいつをプロからも注目される大舞台に…!」

奈緒「私利私欲ではなく友情のために能力を使っていたんすね。我々は今日の試合ズルで勝ちました。あなたもずっとズルをして投げてきました。でもちゃんと見てくれている人はいます。ズルなんかしなくても、大学でも社会人野球でもあなたは彼の親友としてずっと見守っていけばいいと思います。いつか”あいつは僕の親友なんだ”って自慢できる日が来ます。絶対っす。大丈夫っす!」

うまくまとめましたが確かにその通りだと思います。福山も満足そうな顔で関内ナインの元へ戻っていきました。ここで奈緒が有宇にとある依頼をします。

実験

奈緒「ちょっとした実験っす。彼に乗り移ってもらえますか?」

文句を言いつつ能力を使って相手に乗り移ります。しかし、画面は白くなり…。意識を戻すと奈緒に抱きかかえられていました。

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有宇「…何か分かったのか?」

奈緒「今はまだ分かりません。…しばらく様子見です」

この意味深なやり取りの後はいつも通り帰宅した有宇を乙坂家のピザソースの料理が待ち受けている展開で話が締められました。ちなみに今日のメニューはピザソースで赤くなったホワイトシチューでした。レッドシチューなんだよなぁ…。

以上です。

4話であがった疑問点・考察点

あまり話は進みませんでしたが、それでも疑問点は多少ありました。いつもに比べるとこの考察パートがかなり少ないのでご了承ください。

有宇は相手投手に乗り移れたのか?

いつもなら有宇が乗り移り能力を使ったら相手に乗り移った風景が描写されていますが、今回は画面が白くなり次の瞬間には奈緒に抱きかかえられていました。

これは有宇が他人に乗り移れなかったのでしょうか?一瞬他の能力者には乗り移れないのかと思いましたが2話で弓道部の人に乗り移っていますからそれは無いでしょう。

やはり能力を使う条件や回数制限などがあると考えるのが自然かもしれません。

そういえば有宇って他の生徒会メンバーに乗り移っているシーンが描写されていませんね…?

奈緒の「実験」とは?

まずは僕の2話の感想記事から一部を抜粋します。

osusumenews.hatenablog.com

能力者解剖のバックには非常に強い国家権力レベルの「何か」(警察とも手を組んでいるようですし…)があると考えられます。そんな権力にたった1人で刃向える人(=奈緒のいう「唯一信頼できる人」)はいるでしょうか?

その奈緒の言う「唯一信頼できる人」の狙いは、奈緒に星ノ海学園に能力者を集めさせて実験をしようとしているように思えてなりません。そうなった場合、絶望に打ちひしがれた奈緒はどういった行動を取るんでしょうか?

そもそも、「唯一信頼できる人」がいる保障すらありませんけどね…。

今回奈緒は有宇に対して「何か」をしていたことは間違いありません。今回の描写を見て「星ノ海学園に能力者を集めて何かしようとしている人」は奈緒なんじゃないかという思いが増してきました。

何か深い理由があって能力者を集め「何か」をしているのかもしれません。こう考えると歩未を自然に自分の目の届くところに置いた理由も説明が付きます。

続いて「念動力」を持った彼を転入させなかったのも気になります。念動力なんて使い勝手のいい能力だと思うんですがなぜこのまま野放しにしたんでしょう?

相手投手の「不完全さ」は無いのか?

ここまでなら描かれていた能力の不完全さがありませんでしたね。ここはしっかり描写してほしかったところです。

また、”何かを失ったり不幸があった人が能力者になっている”傾向が読み取れますが、彼については(高城も不明ですが)そのあたりの描写もありませんでした。ここは少し気になる点です。

まとめの感想

ストーリーはほぼ進まずです。ただ高城のヘッスラで爆笑したんで良しとしましょうw

個人的には「あの野球はありえないなぁ」と。高校球児が練習してノーヒットノーラン×3なのに簡単にヒットが出たりファールで粘れないですよね…。

奈緒の行動については気になる点もあるので、前回のように別枠で何か考察記事を書くかもしれません。その際はまた読んでいただけると嬉しいです!

3話4話とくどいぐらい歩未を出してきたのも気になります。そろそろストーリーが動く所でしょうか。

次回第5話は「いつか聴いた音」です。

それではこの辺で失礼いたします。