がっこうぐらし!12話感想&考察!最終回を見て。2期に繋がる伏線がたくさん!
第12話「そつぎょう」
Happy Graduation!ゆきの答辞がやばかったです。賛否両論あるかもしれませんがこのエンディングで本当によかった!安心してBDも購入できます。
というわけで「がっこうぐらし!」12話(最終回)「そつぎょう」の感想&考察を書いていこうと思います。12話のネタバレがあるので(原作のネタバレはありません!)ご注意ください。
※私は原作未読者なので、既に原作で解明されている部分も考察していたり誤った解釈をしている可能性があります。ご了承ください。
- ストーリー概要
- 12話の感想
- 12話であがった考察点・疑問点
- アニメ「がっこうぐらし!」の総括
- 追記:「がっこうぐらし!」何と実写版の映画上映が…!感想&ネタバレ記事を書きます!
- 本当に最後のまとめ・ご挨拶
ストーリー概要
めぐねえの指示のもと、放送室にゆきは向かいますがゾンビに囲まれてしまいます。絶望するりーさん。みーくんもゾンビに囲まれ全員が危機を迎えます。
ゆきの元にやってきたのは太郎丸!しかし、太郎丸はゆきを助けはしたもののすでにゾンビ化していました。太郎丸を見てゆきは涙を流します。
ゆきは放送室で「下校時のあいさつ」をします。ゆきの声を聞いたゾンビたちは続々と家に帰っていきます。また、ゆきも平和なときの学校生活を思い出していました。
翌日。薬が間に合ったくるみは何とか生還しますが、太郎丸は…。太郎丸は薬の投与が遅く最期にみーくんに笑顔を残して息を引き取ります。
みんなで太郎丸の墓をつくります。そこにゆきの帽子も埋葬しました。みーくんにゆきは「悲しいことはあんまり我慢してると、大切なことを忘れちゃう」と言い、「太郎丸の最期の”言葉”を忘れないで」とみーくんにお願いします。
部屋に戻って今後どうするかを考える一同ですが、地図にめぐねえが遺したしるしがありました。次の行き先は「大学」か「会社」か…。悩む3人にゆきは”歯形”を見せて地下にもう一匹犬がいたんじゃないか、と言います。
さらにゆきは「卒業式をやろう!」と提案します。くまのぬいぐるみをめぐねえの代わりにして式が開かれます。在校生兼卒業生の当時はみーくんが、卒業生代表の言葉はゆきが務めますが、最後に思い出を語るゆきは涙を流します。
卒業式も終わり学校を出る一同。車の横を圭らしき人物が横切ります。みーくんが黒板に残した言葉は「圭、生きていていいことあったよ」。希望があるか分からない、そんな青空を車は走り抜けていくのでした。
以上…ではありませんでした。7話で飛ばした「おてがみ」。これを拾って眺める一人の女性がいました。彼女が思っていたこととはー。
以上です。
12話の感想
12話の演出等でよかったところから今回は書いていこうと思います。
騒動前のゆきの友達
3話を見る限り、ゆきはクラスの中でも「浮いている」存在ではないか…と思い、実際に記事にもしていました。
…ゆきちゃん、ごめん!
ゆきには普通に友達がいました。しかも、あのチョーカーさんです。
こう考えると11話でチョーカーさんがゾンビ化していたのは胸に来るものがありますね。1人ぼっちだったゆきに声をかけた(正確には紙飛行機を飛ばしていましたがw)彼女の姿には胸を打たれました。
少し考察にもなってしまいますが、ゆきの制服の色。
あれって実は深い意味がなくて単純に
ゆきは別の高校からの転校生だった
だけかもしれないですね。
僕も中学生の時に仲が良かった転校生で前の学校の制服を着ていた人がいたので…。
こう考えるとなおのことチョーカーさんへの評価はアップです。
あまりに憎すぎる太郎丸の演出
もう太郎丸最高すぎる。
そして、以前書いたように(僕の予想ではみーくんを助ける、と言う考察でしたが)生活部メンバーを太郎丸が助けてくれました!
ゾンビ化していて亡くなったのは本当に残念でしたが…。
太郎丸がゆきを助けたシーンも良かったですが、最後にみーくんに見せた笑顔が一番でした。
ゆきも言っていましたが太郎丸はみーくん(達)に”感謝”を告げるために最後の一日だけ意識を取り戻したんじゃないかなー…と。
めぐねえもですが、最後の最期まで太郎丸も生活部のメンバーだった、ってことですね。
~おまけ~
ちなみにこのシーンで実況していたときの僕のツイートです。
①太郎丸が部室に戻ってきたとき
よっしゃ!もうニトロプラスじゃないんだな! #gakkougurashi #がっこうぐらし
— ゆっちー (@yyy_pocket) 2015年9月24日
②太郎丸が亡くなったシーン
えええええええええええこのやろうニトロプラスは許さんぞ(手のひら返し) #gakkougurashi #がっこうぐらし
— ゆっちー (@yyy_pocket) 2015年9月24日
すごいぐらいのフラグ回収でした()
めぐねえと学園生活部~最後のシーンにめぐねえが!?
ゆきに別れを告げてなお、めぐねえは皆を優しく見守りつづけました。
めぐねえが最期にゆきに残した言葉は
「わたし みんなの せんせいで よかった」
でした。
…うん?これどこかで…
予想的中きたあああああああああ!!
すいません取り乱しました。
続いて生活部の行く先。ここについてもめぐねえはしっかりと考えていてくれました。でもまあ「ランダル・コーポレーション」はやめた方がよさそうw
一番最後のシーンも大好きです。りーさんが最後に振り返るとそこには笑顔のめぐねえが立っていました。
担任の先生としてみんなの名前を呼びあげることが出来なかったのは辛かったと思いますが、最後まで彼女はみんなの先生でした。
え?別にあれはりーさんにも幻覚が見え始めたとかそういう演出じゃない…よね?
そう、いつでもめぐねえはみんなと一緒に。いつでも、いつまでも…
…(;゚Д゚)
これめぐねえじゃね…?(上の画像は画像ソフトでキャプションの彩度などの各種数値を思いっきりいじったものになります)
心霊写真かな…?
白紙の文章を読むゆきに涙!
個人的にもう1つ好きだったシーンを上げておきます。それは卒業式で文章を読んでいるときにゆきが見ていた原稿が「真っ白」だったことです。
なのでゆきが話した文章はあらかじめ用意されたものではなく、
心からのみんなに向けたメッセージだった
ということです。
<ゆきの言葉>
直樹さん。心に迫る送辞をありがとう。
私たちにとってみーくん、美樹くん…美樹さんとも
えへへ…ごみん。
みーくんとの出会いは大切なものでした。
みーくんがいて、太郎丸がいて、めぐねえがいて…。
いなくなった人もいるけど…でも…だから…。
みんなで一緒に卒業出来てうれしいです!
これからも…ずっと一緒にいましょう。
卒業生代表、丈槍由紀。
最初の出だしもゆきっぽいし、耐えきれずにくるみがゆきの元に駆け寄るシーンもよかった。最高のシーンでした!
12話であがった考察点・疑問点
もはや何考察すんねん!って話ですが一応やっておきます。
11話までの考察点まとめはこちらの記事をご覧ください!
くるみに残る不穏な足音
どうやら一筋縄ではいかないようです。
ゆきが太郎丸を抱きかかえた時、太郎丸が「冷たい」とゆきは言っていました。
くるみはワクチン投与によって一命をとりとめたもののまだまだ油断はできません。
①くるみがパーカーを着ているのは体温が下がっているからでは?
太郎丸の身体も冷たかったことからくるみの体温も下がっていることが想定されます。ということは、まだ完全にゾンビ化は治っていない、と言えそうです。
②太郎丸も一度息を吹き返している
ここが一番怖いですね。くるみも一時的に息を吹き返しただけなのかもしれません。いや、もし2期があるとしたらそんな展開になりそう。うわあ…。
謎の女性と掘り出された帽子
目につく露骨な2期へのつなぎはこの2つでしょうか。
最後に出てきた女性
不穏すぎる。メガネをかけているようなので、ここまで出てきたキャラクターでは無さそうです。
考えられるのはランダル・コーポレーションの科学者…とかでしょうか。そうであれば
生きているゆきたちの存在を確認して接触してくる
かもしれません。
以前の話で今回の騒動が「実験」であることが明確に語られているので”人体実験の生き残り”をみすみす放っておくわけもないでしょう。
こう考えると2期があっても見たいような見たくないような…。
ゆきの帽子ともう一匹の犬~ゾンビは「死ねない」!?
最終話にしてもう一匹の犬がいることが明かされましたが(すでに公式ラジオで言われていたのであれですが)結局どんな犬なのかが分からないまま終わりました。
もし作品が続くとしたらこの犬(とりあえず「次郎丸」と名付けますw)が再び生活部の危機を救ってくれるような展開があるかもしれません。
気になるのはこのシーンです。
手前には犬が見えます。そして、ゆきの帽子が掘り出されていますね…?
このことから考えられるのは
・太郎丸は死んでなかったor生き返った?
・次郎丸が土を掘り起こした
のどちらかでしょう。もし太郎丸が生き返ったとしたら、
ゾンビはその生を終えることが無い
ーこんな設定があるのかもしれません。
ちなみに、前話のコメントで「soramimi」さんはこんな恐ろしいことを…
泣き崩れてたみーくんと廊下で対面したゾンビ男子、殺してくれと言っているように聞こえるのですが。
みなさんには聞こえませんか。
もし、ゾンビには「死ねない」という設定があるとすればこう言っていてもおかしくないです。ということはめぐねえも…?
圭の行方
車で横切った女の子は誰なのか…。展開的には圭の可能性が高そうですが…。
もし圭がゾンビ化発症から時間がたっていないとすればくるみのようにワクチンを投与することで復活するかもしれないですね。
ただ、あの手紙を拾うのは圭がよかったなーという唯一の12話で残念な点があります。いずれにしてもあのゾンビが圭でないことを祈って。
アニメ「がっこうぐらし!」の総括
衝撃の1話から始まったアニメ「がっこうぐらし!」。これはまとめて見るのも面白そうですがリアルタイムで毎週視聴するのにぴったりのアニメでしたね。
この作品が多くの人を引き付けたのはどうしてでしょうか?
要因は何なのかなーと色々考えてみましたが、やっぱり第一に
作品としての面白さ
が挙げられます。衝撃の1話、詐欺だらけの公式HP、深夜だけ変わるHP、変わるED…仕掛けがいっぱいでした。脚本家の方も毎回変化していました。
ちなみに、今の地下1階はこんな感じです。くまのぬいぐるみをクリックすると壁紙を貰うことが出来るのでお早めに!
第二の要因を考えると
「ニトロプラス」というブランド性
にありそうです。
虚淵玄さんというライターをはじめとした心をえぐる展開の数々…。そんな作品を世に送り出している会社だから「何かあるんじゃないか?」とハラハラさせられる3か月だったように感じます。現に1話は絶望しかありませんでしたからね。
この点についてはコメントでも意見をいただいています。
ー11話感想コメント「かりんちゃこ」さん
ゆっちーさんもいろんなEDの可能性を提示されていますが、私としては不思議なもので今ならどんなEDでも受け入れられる気がします。
これ、実はニトロプラスというブランドのおかげでもあるんですよね。ゆっちーさんもよく「ニトロプラスだから」と予防線を張ってらっしゃるかと思いますw。
ニトロプラスが絡むことで自分で考えることのできる最悪のEDから考えることが出来るんですよね。だから、覚悟ができる。最悪のEDがきても想定の範囲内と自分を慰めることが出来るんです。
逆に、ニトロプラスにとってこれが初めての作品だったら「アニメなんだからそこまでエグイことは…」と思いますよね。
ー11話感想記事コメント「ちふむ めしはしかや」さん
・「ニトロプラス」のブランドを利用したフェイクは必ずある
制服の色や7話の鳩など、まだ明らかになっていない謎は多いですが、おそらく全ての謎は解明されないままアニメは終了するでしょう。そうなると謎の解明は二期へ持ち越しとなりますが、実はあまり絶望的な描写が続いたため、作り手側が全く想定していなかった謎もあると思います。ややメタな話ですが、特に深い意味はなかったはずなのに「謎」にされてしまった事例や「ニトロプラスだから絶望」というイメージを逆手に取ったフェイクは必ずあると思います。「アルノー鳩錦二世」はスタッフのメタな遊び心、制服の色の違いは実は「特に意味はない」ものだと思います(それを裏切ってくれたら面白いですけどね)。
ひょっとすると僕のような「考察記事」を書いている人が一番手のひらで踊らされていたのかもしれないですねw
あ、ニトロプラスといえば「シュタゲ」の新作出るらしいですよ(宣伝)
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とりあえず、本当に面白い作品をありがとうございます!!
追記:「がっこうぐらし!」何と実写版の映画上映が…!感想&ネタバレ記事を書きます!
2019年1月25日にがっこうぐらし!の実写版が上映されるとのことです。
実写版だからダメ?そんなの見てみないと分からないでしょう、ということで上映日に映画館に行って見に行くことを決めました。
25日中(それもなるべく早い時間)に、当ブログで映画を見た率直な感想を述べたいと思います。
アニメ版、原作(アニメで進んだところまでは購入し読みました!)との比較も行えたらなと思っていますのでお楽しみに!
【追記:見てきました!感想記事は以下からどうぞ!】
本当に最後のまとめ・ご挨拶
”アニメ考察”はこれで4作目(「俺ガイル続」「プラメモ」「シャーロット」に続いて)となりますが、一番書いていて楽しいアニメでした。そして「プラメモ」と同じぐらい、いやそれを上回るぐらい力を入れて記事を書くことができました。
上であげた要因ももちろんありますが…
一番はやはり皆さんに支えられて書いてこれたことが毎週の原動力になりました。
特にコメントですね。ほぼコメント欄が荒れることもなく、ここまでやってこられたのは皆さんのお陰です。ありがとうございます。
コメント返し、11話終わってないので今からさせていただきます笑
いただいたコメントやブログ内で言及をしてくださったブログ仲間の皆さん…
ここまで拙い文章、考察を読んでくださり本当にありがとうございます。
僕の記事で少しでも皆さんがより楽しくアニメを見ることができた、と思ってくだされば本当に嬉しいです。
次クールでは何を書こうか思案中ですが、僕の好きなアニメトップ10には入る「蒼穹のファフナー」の続編が放映されるのでそれの感想は書いていくと思います。それに加えて何かもう一つは書いていきたいです。
もし、気が向いたらブログを覗いてみてください。当然コメントも大歓迎ですので!
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円盤は買いますが…2期を匂わせているので原作はどうしようか迷い中です。いずれにしても今は時間があまりないので、読むとしても時間をおいてからになると思います。
原作を読んだら多分考察記事は書く…はずです。
最後の挨拶が長くなってしまいました。
それでは、この辺で失礼いたします。またお会いできる日まで!