ソフトバンクが日本一!2015年の日本シリーズ5試合を振り返る
みなさん、こんにちは。昨日の第5戦をもってSMBC日本シリーズ2015が終了しました。結果はソフトバンクの4勝、ヤクルトの1勝でしたね。
今日の記事では簡単に日本シリーズの戦況を振り返ってみようと思います。
…と思ってたんですが書き終えたら8,000字近くなりましたw
- 第1戦~内川の想いを継いだ松田のHR!武田は自責0の完投劇!
- 第2戦~デホ×バンデンハークの助っ人が絶好調!初回の盗塁失敗が響くヤクルトは2連敗
- 第3戦~頼れるトリプルスリーの3発と中継ぎ陣の奮闘でヤクルト1勝!
- 第4戦~大荒れ館山が誤算!イデホ選手大活躍で日本一に大手!
- 第5戦~投打に圧倒的な差を見せたソフトバンクが日本一!
- 「強すぎた」ソフトバンクに思うこと
- おわりに
第1戦~内川の想いを継いだ松田のHR!武田は自責0の完投劇!
オーダーを見たときの衝撃は忘れません。CSで大暴れしたソフトバンク・内川選手の名前がスタメンオーダーにありませんでした。それどころかベンチ入り選手にも内川選手の姿はありません。原因は皆さんご存知「肋骨骨折」。この状態で打ちまくってたんだからすごいです。
1戦目のスタメンオーダーはこちら。
<先攻:東京ヤクルト>
打順 | 守備位置 | 選手名 | その日の成績 |
---|---|---|---|
1 | 左 | 比屋根 渉 | 2-0 |
2 | 三 | 川端 慎吾 | 4-1 |
3 | 二 | 山田 哲人 | 4-0 |
4 | 一 | 畠山 和洋 | 4-2(2) |
5 | 右 | 雄平 | 4-0 |
6 | DH | バレンティン | 3-0 |
7 | 遊 | 大引 啓次 | 3-1 |
8 | 中 | 上田 剛史 | 3-0 |
9 | 捕 | 中村 悠平 | 2-0 |
P | 投 | 石川 雅規 | 4回3失点(自責3) |
<後攻:福岡ソフトバンク>
打順 | 守備位置 | 選手名 | その日の成績 |
---|---|---|---|
1 | 左 | 川島 慶三 | 4-1(1) |
2 | 二 | 明石 健志 | 5-1(1) |
3 | 中 | 柳田 悠岐 | 5-1 |
4 | DH | 李 大浩 | 4-3 |
5 | 三 | 松田 宣浩 | 3-2(1) |
6 | 右 | 中村 晃 | 4-1 |
7 | 一 | 吉村 裕基 | 3-1 |
8 | 遊 | 今宮 健太 | 3-2 |
9 | 捕 | 髙谷 裕亮 | 3-1 |
P | 投 | 武田 翔太 | 9回2失点(自責0) |
結果:ヤクルト2-4ソフトバンク
というわけでこの試合の振り返りです。
1回表
川端選手、畠山選手の安打で1、3塁のチャンスを演出。期待された5番雄平選手でしたが、セカンドゴロ。
もしかするとここで1点でも取れればシリーズ全体の流れが変わったのかもしれません。
1回裏
イ・デホ選手の2塁打など2死満塁のチャンスを作ります。ここで3割バッターの中村選手に打席が回るものの凡打です。
何とかヤクルト先発石川投手が凌ぎます。
4回裏
試合が動いた4回。石川投手の低めの球を崩されながら、松田選手「らしい」弾道でレフトスタンドイン!
これは失投でもなさそうなので単純に松田選手の力勝ちですね。
その後、内野安打もありチャンスを作ると、これまた高谷選手の内野安打と川島選手のタイムリーで2点追加します。
石川投手はこの4回でマウンドを降ります。
6回裏
変わった石山投手からソフトバンク打線はランナー2塁のチャンス。高谷選手のバントはお見事です。
ここで中澤投手をマウンドに送りますが、変化球が甘く入り明石選手にタイムリーを浴びます。
その後の柳田選手にはきっちり内側を攻めることが出来ていただけにもったいない…。
7回表
ヤクルト期待の3番、4番、5番だったもののあえなく三者凡退。武田投手の好投が続きます。
9回表
試合はそのまま4-0。このまま終わると思いきや、今宮さんがファンブル。今宮選手ってけっこうやらかす印象が…。
確かにゴールデングラブ賞は取ってるけど、肝心な場面で結構やらかすイメージがあります。その前にファインプレーしてるだけに…。
2アウトの後、畠山選手がHR!点差を2点にするもののそのままゲームセット。
何とかハタケ選手の1発で一矢を報いた形です。
全体にヤクルト打線は武田選手のカーブに苦しんでいた印象です。
こう見るとソフトバンクは相当燃費の悪い打撃をしてるなぁww
ヒーローは松田選手。怪我をした内川選手のバッティンググローブをポケットに入れての試合だったそうです。
こういうところがソフバンはいいですよね…!
第2戦~デホ×バンデンハークの助っ人が絶好調!初回の盗塁失敗が響くヤクルトは2連敗
続く2戦。ソフトバンク先発はシーズン無敗のバンデンハークです。
先発オーダーはこちら。
<先攻:東京ヤクルト>
打順 | 守備位置 | 選手名 | その日の成績 |
---|---|---|---|
1 | 中 | 上田 剛史 | 4-2 |
2 | 三 | 川端 慎吾 | 4-1 |
3 | 二 | 山田 哲人 | 3-0 |
4 | 一 | 畠山 和洋 | 4-0 |
5 | 右 | 雄平 | 3-0 |
6 | DH | バレンティン | 3-0 |
7 | 遊 | 今浪 隆博 | 3-0 |
8 | 捕 | 中村 悠平 | 3-0 |
9 | 左 | 比屋根 渉 | 2-0 |
P | 投 | 小川 泰弘 | 4回2/3 2失点(自責2) |
<後攻:福岡ソフトバンク>
打順 | 守備位置 | 選手名 | その日の成績 |
---|---|---|---|
1 | 右 | 福田 秀平 | 5-2(1) |
2 | 二 | 明石 健志 | 2-1 |
3 | 中 | 柳田 悠岐 | 2-0 |
4 | 一 | 李 大浩 | 3-1(2) |
5 | 三 | 松田 宣浩 | 4-1 |
6 | DH | 長谷川 勇也 | 4-0 |
7 | 左 | 中村 晃 | 4-1(1) |
8 | 遊 | 今宮 健太 | 3-1 |
9 | 捕 | 髙谷 裕亮 | 2-1 |
P | 投 | バンデンハーク | 8回0失点(自責0) |
結果:ヤクルト0-4ソフトバンク
というわけでこの試合の振り返りです。
1回表
この試合も初回がすべてだったように思います。ヤクルトは先頭の上田選手が出塁。
バンデンハーク投手は元々クイックが苦手な投手。上田選手はすかさず走りますが、クイックモーションで対応。盗塁を刺されます。
ここでもう少し慎重にいけば…と思わざろうを得ません。あくまで結果論ですが。
4回裏
先頭の柳田選手が四球で出塁。続く4番デホ選手に対する小川投手。
ここで変化球(カーブ?)が甘めに入ってしまいます。デホ選手は見逃さずレフトスタンドイン。
与えてはいけなかった2点を与えてしまいます。
ちなみに、小川投手は5回裏にピンチを作り、デホ選手のところでピッチャー交代となります。
6回表
この回先頭の中村選手のセンターオーバーしそうな大飛球を柳田選手がナイスキャッチ!
ここでソフトバンクは再び流れを掴みます。
6回裏
勢いづくソフトバンクは先頭の長谷川選手こそ三振に倒れるものの、7番の中村晃選手がホームランで1点追加します。
さらにチャンスを作り、福田選手のタイムリーで点差を4点とします。
9回表
バンデンハーク投手は工藤監督に「完投したい」と志願したそうですが、中継ぎ陣も投げさせる、とのことで守護神サファテ投手が上がります。
きっちり2三振三者凡退に抑えてゲームセット。ソフトバンクの2連勝です。
とにかく攻撃時間のほとんどがソフトバンクだった印象です。初回の盗塁死が痛い。
ヒーローはバンデンハーク投手でした。春まで2軍暮らしだったなんて信じられない。
工藤監督は「神宮に見に来てください」と一言。どうやら福岡に戻る気はないようですが果たして。
第3戦~頼れるトリプルスリーの3発と中継ぎ陣の奮闘でヤクルト1勝!
神宮に場所を移した第3戦。ヤクルトの先発はヤクルトファンのみならず、全国の野球ファンが将来性を期待する杉浦投手が先発です。
先発オーダーはこちら。
<先攻:福岡ソフトバンク>
打順 | 守備位置 | 選手名 | その日の成績 |
---|---|---|---|
1 | 右 | 福田 秀平 | 3-1(1) |
2 | 二 | 明石 健志 | 3-2(1) |
3 | 中 | 柳田 悠岐 | 4-1 |
4 | 一 | 李 大浩 | 2-0 |
5 | 三 | 松田 宣浩 | 4-0 |
6 | 左 | 中村 晃 | 4-1 |
7 | 遊 | 今宮 健太 | 4-1(1) |
8 | 捕 | 髙谷 裕亮 | 3-1 |
9 | 投 | 中田 賢一 | 4回2/3 4失点(自責4) |
<後攻:東京ヤクルト>
打順 | 守備位置 | 選手名 | その日の成績 |
---|---|---|---|
1 | 中 | 上田 剛史 | 2-0 |
2 | 三 | 川端 慎吾 | 3-0 |
3 | 二 | 山田 哲人 | 4-3(5) |
4 | 一 | 畠山 和洋 | 4-1(1) |
5 | 右 | 雄平 | 4-1 |
6 | 左 | バレンティン | 3-0 |
7 | 遊 | 今浪 隆博 | 3-1 |
8 | 捕 | 中村 悠平 | 4-2(2) |
9 | 投 | 杉浦 稔大 | 4回1/3 4失点(自責4) |
結果:ソフトバンク4-8ヤクルト
というわけでこの試合の振り返りです。
1回裏
初回から試合は動きます。上田選手がフォアボールからの山田選手の5球目。
2球目の甘い球を見送った時は「大丈夫かな?」と思いましたが、それよりも甘い球をスタンドイン!
打つべき選手が打ちヤクルトが先制します。
2回表
先制点をもらって落ち着きたい杉浦投手ですが、中村選手、高谷選手の安打とバントでピンチを迎えます。
初回こそ落ちる球でピンチを脱したものの、この回はなかなか振ってくれません。
結果、暴投と福田選手のライト前安打で同点にされてしまいます。
でも、ここから柳田選手を抑え、試合を壊さなかったのはさすがです。
3回裏
試合が膠着すると思いきや。打席には先ほどHRを打っている山田選手です。
今度は2球目の真ん中に来たストレートでした。ほぼ先ほど入った場所にHR!
再びヤクルトがリードします。
4回表
ソフトバンク強すぎじゃありません?
リードを守りたかった杉浦投手ですが、先頭の今宮選手に4球目をスタンドに運ばれ再び試合は同点になります。
5回表
杉浦投手はこの回も先頭の明石選手にHRを打たれます。その後、デホ選手に死球を与えたところで降板です。
来年度の活躍に期待!
5回裏
主人公は…3度刺す!
変わったピッチャー千賀投手に対する今日2ホーマーの山田選手。
内角に来た真っすぐを思いきり引っ張りなんと3打席連続のHRを打ちます。
ちなみに、千賀投手は過去3年間で1本しか本塁打を打たれていません。
個人的にはあの3球目のフォークを見送ったのがすごいなーと感じました。
これでヤクルトは三度リード。
7回表
個人的なこの試合の見どころ。
「左殺し」の久古投手vs柳田選手です。
追い込んでからの内角攻めには鳥肌が立ちました!
最後は外角に決めて空振り三振。ここで打たれてデホ選手に回ったら危なかっただけに見事なリリーフでした。
8回裏
3番があれだけ打っていたら打たないわけにはいかないでしょう。4番の畠山選手。
変わった五十嵐投手の低めの変化球をきっちり捉え、ホームランを放ちます!
その後も先ほど好リードを見せた中村選手のタイムリーで2点追加します。
試合はそのまま8-4でゲームセット。
と、まあ圧倒的ヒーローが山田選手であることに変わりはありませんが、杉浦投手を大崩れさせず、柳田選手には果敢に内角を攻め、追加の2点タイムリーを打った中村捕手がいなければ勝利は厳しかったでしょう。
とりあえず1勝。ここからもう1勝はして福岡に戻りたいヤクルト陣営です。
第4戦~大荒れ館山が誤算!イデホ選手大活躍で日本一に大手!
摂津投手vs館山投手と非常に楽しみだったカードです。
先発オーダーはこちら。
<先攻:福岡ソフトバンク>
打順 | 守備位置 | 選手名 | その日の成績 |
---|---|---|---|
1 | 右 | 福田 秀平 | 3-1 |
2 | 二 | 明石 健志 | 1-0 |
3 | 中 | 柳田 悠岐 | 3-0 |
4 | 一 | 李 大浩 | 4-3(4) |
5 | 三 | 松田 宣浩 | 5-0 |
6 | 左 | 中村 晃 | 4-0 |
7 | 遊 | 今宮 健太 | 4-0 |
8 | 捕 | 細川 亨 | 4-2(2) |
9 | 投 | 攝津 正 | 5回0/3 4失点(自責4) |
<後攻:東京ヤクルト>
打順 | 守備位置 | 選手名 | その日の成績 |
---|---|---|---|
1 | 中 | 上田 剛史 | 5-1(2) |
2 | 三 | 川端 慎吾 | 4-1(1) |
3 | 二 | 山田 哲人 | 4-0 |
4 | 一 | 畠山 和洋 | 4-1(1) |
5 | 右 | 雄平 | 5-0 |
6 | 左 | バレンティン | 4-2 |
7 | 遊 | 今浪 隆博 | 3-2 |
8 | 捕 | 中村 悠平 | 4-1 |
9 | 投 | 館山 昌平 | 3回 5失点(自責4) |
結果:ヤクルト4-6ソフトバンク
というわけでこの試合の振り返りです。
1回表
2つのフォアボールでチャンスをつかむと、イデホ選手がタイムリーを放ちます。
ソフトバンクが先制しますが、この時点で今日の館山投手は危ない雰囲気がプンプン…。
3回表
2回こそ上田選手のファインプレーもあり抑えたものの、3回もフォアボールと暴投で苦しい展開の館山投手。
先ほどタイムリーを放っているイデホ選手に再び打たれ、その差は4点となります。
さらに今浪選手のエラーも絡みこの回4失点で降板となります。
4回裏
先頭のバレンティン選手に待望のヒットが出ます!
チャンスを作り内野ゴロの間に1点返して、点数は5-1となります。
6回裏
6回の表に細川選手にソロホームランが出て点差は5点。
しかし、この回はバレンティン選手、今浪選手、中村選手の3人で満塁のチャンスを作り上位に回ります。
ソフトバンクは摂津投手を諦め、中継ぎエースの森選手にスイッチ。
代打の浩康選手は三振だったものの、続く上田選手&川端選手で3点を取ります。
バッターは山田選手。一番頼れる人が打席に入りましたが、結果はサードゴロ。点数を詰め切れません。
7回裏
ソフトバンクのマウンドには昨日HRを打たれている千賀投手が上がります。
工藤監督も「信頼が揺らぐことはない」として送ったマウンドで見事ヤクルト打線を3者凡退に切って取ります!
9回裏
ソフバンの守護神・サファテ投手を攻めるものの山田選手&雄平選手が凡退でゲームセット。
ヒーローはイデホ選手です。
ヤクルトにとってみると、館山選手の乱調も痛かったものの松岡投手が浴びた細川選手の1発が痛かったですね。
それにしてもロマン劇場は相変わらずでしたね…。
第5戦~投打に圧倒的な差を見せたソフトバンクが日本一!
もう後がないヤクルトは1戦目に先発した石川投手が再びマウンドに上がります。
先発オーダーはこちら。
<先攻:福岡ソフトバンク>
打順 | 守備位置 | 選手名 | その日の成績 |
---|---|---|---|
1 | 左 | 川島 慶三 | 4-1 |
2 | 二 | 明石 健志 | 5-3(1) |
3 | 中 | 柳田 悠岐 | 5-1(2) |
4 | 一 | 李 大浩 | 3-1(2) |
5 | 三 | 松田 宣浩 | 4-1 |
6 | 右 | 中村 晃 | 4-1 |
7 | 遊 | 今宮 健太 | 4-1 |
8 | 捕 | 鶴岡 慎也 | 4-0 |
9 | 投 | スタンリッジ | 6回 0失点(自責0) |
<後攻:東京ヤクルト>
打順 | 守備位置 | 選手名 | その日の成績 |
---|---|---|---|
1 | 中 | 上田 剛史 | 3-0 |
2 | 三 | 川端 慎吾 | 3-1 |
3 | 二 | 山田 哲人 | 4-0 |
4 | 一 | 畠山 和洋 | 3-0 |
5 | 左 | バレンティン | 4-1 |
6 | 遊 | 今浪 隆博 | 4-1 |
7 | 右 | 雄平 | 4-2 |
8 | 捕 | 中村 悠平 | 3-0 |
9 | 投 | 石川 雅規 | 4回1/3 4失点(自責3) |
結果:ヤクルト0-5ソフトバンク
というわけでこの試合の振り返りです。
4回表
2回、3回と再三ピンチを招きながらソフトバンクはヤクルト打線を無失点に抑えます。
4回の攻撃で明石選手のツーベースでチャンスを作り、4番のイデホ選手。
4球目の高めの球を見逃さず、レフトスタンドのポール際にスタンドイン!
切れているかどうか非常に微妙でしたが、あれは入っていましたね…。
ヤクルトにとっては与えてはいけない先制点を与えてしまいます。
5回表
この回も先頭打者(今宮選手)にツーベースを打たれてしまいます。
その後フォアボールを与えたところで石川投手は降板。このフォアボールが余計でした…。
川端選手のファンブルも絡み、代わった石山選手がタイムリーを浴びます。
四球とエラーは本当に試合を決定づける要素になりますね…。
7回裏
ここから試合は硬直します。この回からソフトバンクのマウンドには森投手が上がります。
秋吉選手の代打で出てきたのは、今季限りで引退の松本ユウイチ選手。
ヤクルト一筋17年。彼の打席はセカンドゴロでした。結果的に、これが彼の最後の打席になりました。
お疲れ様です。
9回表
4-0のまま最終回を迎え、もう1点もやれないヤクルトは守護神のバーネットをマウンドに送ります。
しかし代打の本多選手にヒットを打たれ、福田選手のバント、明石選手の進塁打で2死3塁のピンチを招きます。
バッターはトリプルスリーの柳田選手。
シリーズでは当たっていませんでしたが、初球を何とかセンター前に運びます。
ソフトバンクが息の根を止める5点目をたたき出します。ヤクルトにとっては絶望的な5点目。
この回にソフトバンクの強さを見た気がします。
代打で出てきた選手の安打。きっちりと決まる犠打。そしてそれに呼応するような進塁打。
誰1人として無駄のない攻撃を見て「すごいなー」と感じてしまいました。
9回裏
最終回には、9回を守り続けてきたサファテ投手が上がります。
守備のときに松田選手がサードで涙を浮かべていたのが印象深いです。
ラストバッターの雄平選手を三振に取り、ゲームセット。
ソフトバンクの連覇です。
ここまででも十分に強かったソフトバンクでしたが、最終戦でヤクルトとの力の差が一番出た気がします。
これで4番抜きなんだからすごすぎます。
シーズンMVPはイデホ選手でした。
「強すぎた」ソフトバンクに思うこと
試合後のインタビューでヤクルトの山田選手はこう言ったそうです。
「ソフトバンクが強すぎます」
まさにその通りですね…。
山田選手が打たないと勝てないヤクルトと、柳田選手が打たなくても、4番の内川選手が居なくても勝てるソフトバンク。
理由は色々あると思いますが、素人目に見て
ソフトバンクの圧倒的な”チーム力”
がすごかった、といえそうです。
1戦目の松田選手と内川選手のくだり然り。
5戦目の後にイデホ選手は「4番は本来内川さんがいる場所」と言ったそうです。
誰かが欠けても誰かが補う。
そんな素晴らしいチームですね。
僕の応援している球団もそんなんだったらいいんですが…。
梨田大監督に期待ですね。
おわりに
というわけで長々書いてきましたが面白いシリーズでしたね。もうこのままアメリカも打倒してほしいです!
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これからプロ野球がないと思うと…。
早く来年の3月になってほしいものです。
それではこの辺で失礼いたします。