ひそねとまそたん 9話 感想&考察!2体のOTFと巫女の行く先は…?
第9話「ギャーーー!!」
ーおーまえと映画行ったことねぇし~(名緒)
いやー、笑いました。物語もクライマックスに向け何歩も前進…。まさか、ひそねがここでフェードアウトする展開になるとはなぁ。僕も名緒さんに塩かけられたり映画に行ったりしたい()
というわけで、ひそねとまそたん(ひそまそ)第9話「ギャーーー!!」の感想と考察を書いていきます。9話までのネタバレがありますので、未視聴の方はご注意を!
9話の簡単なあらすじ
小此木が神職の人間であることも告げられ、マツリゴト計画は動き出します。巫女であり、小此木の幼馴染でもある棗はひそねと小此木が仲良くしているのを面白く思っていません。ひそねにちょっかいをかけ続けます。
Dパイ一同からも「ひそねと小此木は仲がいい」と言われるひそね。しかし、彼女は恋心としては捉えず、やはり友人ができた喜びに浸っています。
一方、巫女の訓練を見つつ、樋本は過去のことを思い出していました。どうやら、巫女の一人には「くさびめ」と言う役割があるようで…(※考察後述)
隊員の男性陣は、JK巫女にうつつを抜かします。そんな中、尾長と財投だけは巫女と積極的に関わろうとしません。しかし、ひょんなことから巫女と話している財投を見てしまった絵瑠はその場から逃走、階段から落ちかけたところを財投が助け…そのまま事故的にキスをしてしまいます。
棗はひそねと小此木がお揃いのストラップを付けているところを見てしまいます。無意識のうちに小此木の魅力を語るひそねに棗は「そういうのを好きっていうんです」と告げます。自分の気持ちに気が付いたひそねは夜の基地を叫びながら走り続けます。
翌朝の訓練。ひそね、絵瑠の恋心に気づいたOTFは2人を「消化」しようとします。吐き出される2人。彼女らに対し、飯干は「恋をしましたね?」と問い詰めます。
以上です。
9話の考察と感想(用語解説含む)
8話に続き、大きく話が動いた9話です。9話では、聞きなれない用語が2つ出てきましたので、その部分の解説から始めます。なお、「くさびめ」については恐らく「楔女」と書く気がしますが、公式HPにも載っていない表現のため、漢字自体違う可能性もあります。
くさびめ:漢字では楔女?作品内では、マツリゴトにおける人柱のことだと思われる。6人の巫女の中から1人が選ばれる。
ふんごう:漢字では吻合。用語の意味は「血管や神経が相互に連絡を持つこと」。作品内では、OTFがDパイを「消化」しようとすることとして意味されている。
以下は、これらを踏まえた上の感想&考察となります。
巫女は恋愛壊し役+楔女(くさびめ)=人柱?
前回の感想記事で、巫女の正体は「エセ巫女」で、Dパイ勢の恋愛感情にトラウマを持たせるために飯干が送り込んだ女子高生、と言う考察をしました。
…半分は当たり、半分は大外れといったところでしたね。
マツリゴト本番で彼女らも動員される旨の発言を指令室で行っていたので、彼女らにも力はあるようです。具体的な役割は謎ですが…。
一方、巫女はDパイの恋愛感情を壊す役割として飯干らが動員した、という一面もあることは間違いなさそうです。ひそねたちが吻合の危機に遭った際、樋本は慌てていましたが、飯干は不敵な笑みを後ろで浮かべていました。つまり、9話のこの展開は飯干にとっては予想の範囲内なのですね。
また、巫女にはもう1つ大事な役割があることも明かされました。それは、楔女。
飯干「彼女たちは眩しいですね。これからのことを思うと突き刺さるようです。尊いお役目に日々鈴を鳴らし…。そして、選ばれた1人は…」
”楔”という漢字から嫌な予感しかしません。加えて、飯干の発言から、十中八九巫女の1人が人柱としてミタツ様に捧げられるしきたりとなっているのではないでしょうか。多田恋のテレサではありませんが、「終わり」を理解しているからこそ、棗は本気で小此木に恋をし、「好き」と告げているのかもしれません。
過去の楔女とひそねの関連は?
では、過去の巫女はどのような未来を辿ったのでしょう。樋本の回想で、74年前の巫女と思われる女性が登場しました。この巫女さん、どことなくひそねに似ている気がします。
何度も書いているように、2話で曽々田・小此木の間で話されていた「ひそねこそが真の巫女である」という発言。加えて、9話ではひそねに雰囲気が似ている人物が過去の巫女であることが示されました。
正直、この巫女さんとひそねの関係性を考察するのは難しいですが、
〇ひそねがこの巫女さんの孫説(巫女も男性関係を持てることが9話で示される)
〇ひそねは74年前の巫女さんの生まれ変わり説
〇まそたんが巫女さんをひそねとして呼び戻した説
…こんなところでしょうか。どれも憶測の域を出ませんが。
巫女とひそねに関連があるとすれば、このままひそねがまそたんに乗れなくなった場合
ひそねがDパイを降り、巫女の役割を全うする
展開もあるかもしれません。そして、棗の小此木への気持ちを知ったひそねが
楔女の役割を自ら買って出る
可能性まであります。正直、ひそねは最後までDパイの第一前線で活躍すると思い込んでいたので驚きが多いですが、9話で一気にひそねの立場に含みを持たせる構成はさすが岡田さん構成の作品です。
巫女が「楔女」によって犠牲になったことは示唆されましたが、樋本の同期のDパイも「吻合」の犠牲になったのかな…?だとすれば、怖すぎるぞ…。
絵瑠は夢を追えるか、名緒はDパイ昇格か~2体のOTFの行方
10話からようやく、我らセクシージャガー奈緒さんのDパイ姿が見れそうです。
今回で、ひとまずDパイからフェードアウトしてしまったひそね・絵瑠。現在、まそたんとノーマには搭乗者がいない状態となっています。
ひそねに関しては、Dパイ復帰:7割、上で書いた巫女になる:2割、その他:1割ぐらいの将来を予測していますが、絵瑠はもうノーマに乗ることは無いような気がしています。
元々、F-2に乗りたかった絵瑠。そのために、彼女は周りに負けないために努力を続けてきました。だとすれば…より困難な道なのは間違いないでしょうが、
絵瑠はF-2のパイロットを目指す道を歩む
流れだととてもきれいです。更にそこに、財投の後押しがあればとても嬉しいですね。それを巡って、2人で喧嘩をすると思いますが、結局絵瑠はそちらの道を選ぶ気がします。
で、ノーマを継ぐのが名緒…と。名緒がスーパーサブになる説は1話から書き続けていますし、一番好きなキャラなので彼女のDパイ昇格に期待したいです。別に、名緒がOTFに乗れないというわけではないことは証明されていますしね。
ゆくゆくは
絵瑠の乗るFー2がノーマを後方支援する…
なーんて描写が見られれば鳥肌ものです。
ちなみに。万が一、ひそねが巫女の役割を全うする側の人間になれば、まそたんに乗るのは、過去の搭乗者である樋本かな、とも思っています。それはそれでかっこいい!
感想:ギャグセンスが光り輝いた9話
9話、最高でした。一番笑ったのは
棗「だったらちゃんと言ってください!!」
ひそね「マジレッサーです!!!!!」
小此木のことを好きって言え、と言われているのにこの返し…ww
ひそねの対人力の低さが産んだ名シーンです。
その他にも、
〇小此木と話している最中に棗が乱入し、ひそねが去るときの謎ポーズ
〇絵瑠の狼狽っぷり
〇クソ映画ストラップの効果音
〇タイトル回収の叫び声
等々、暗い雰囲気になりつつも、ギャグシーン(しかもめっちゃ笑える)を入れてくることで、非常に見ていて気持ちのいいお話でした。この「軽さ」もひそまその魅力ですね。ただ、ひそねさん、この表情はやばいだろう…ww
ひそまそ9話の感想まとめと10話の予告・あらすじ
Dパイ/Le temps de la rentre?e(ル・トン・ドゥ・ラ・ロントレ)〜恋の家路(新学期)〜(DVD付盤/2枚組)
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というわけで、ひそまそ第9話の感想記事でした。話が大きく動きつつも、史上最高のギャグシーンもふんだんに詰め込まれた良回でした。次回にも期待です。
ただ、上では「人柱」とか書いたけど、この作品で誰かが犠牲になることは無い気がするんだよなぁ…。雰囲気的に。
さて、例によって公式HPにて第10話のあらすじが公開されているので紹介します。
第10話「好きになったらトロけちゃう」
上層部の懸念は的中した。恋愛感情が、OTFとDパイの関係に重大な亀裂をいれてしまった。“吻合”によりまそたんに乗れなくなったひそねは、まだ自分の気持ちに気づけずにいた。
ひそねの姿を見た名緒は、自分にできることを見つめなおす。ノーマに乗れなくなった絵瑠は、再び夢を追いかけ始める。小此木、そして棗、“マツリゴト”を目前に揺れ動く岐阜基地の面々。
来たるべきその日に向け、人それぞれに新たな動きが始まっていた。
(ひそねとまそたん 公式HP http://hisomaso.com/ より)
これもう、絶対名緒さんがかっこいい回で間違いなしですね。楽しみすぎる。
それでは、この辺で。
【追記】10話の感想と考察を書きました!