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多田くんは恋をしない 13話(最終回)感想&考察&総括!雨の後には虹が、涙の後には笑顔が…!

 第13話「俺も、一生、忘れない」

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ー多田くん、もう私離れません!(テレサ

 

素晴らしい締め方でした。「心はいつも虹色に」、雨が降った後には虹が出ます。最後で1話の冒頭を思い出させるシーンが連発したのも良かったです。

というわけで、多田くんは恋をしない(多田恋・ただこい)第13話(最終回・最終話)「俺も、一生、忘れない」の感想と考察を書いていきます。ネタバレがありますので未視聴の方はご注意を!

13話の簡単なあらすじ

光良と合流した薫は光良が「大事なこと」を伝えられなかったことを知ります。一方、アレクとテレサはレイチェルと正造の過去話を聞き、互いが抱える叶わぬ恋心に対し涙を流します。

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レイチェルの手紙の中身はラルセンブルク国のパーティーの招待状でした。「テレサには迷惑なだけだ」と光良は自分の気持ちを伝えることを避けます。薫が「自分の気持ちを抑えるのはやめろ!」と伝えても光良の態度は変わりません。

そして、強風により招待状が川に流されてしまいます。光良は川に飛び込み、懸命に流される手紙を追います。2度と後悔をしないためにー。

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光良は必死の思いで捕まえた招待状を手に、テレサに自分の想いを伝えるために会場へ向かいます。会場内ではテレサの気持ちに気が付いたシャルルがテレサに決断を迫ります。そこに現れたのは光良。シャルルはテレサと光良を2人にすることを許可します。

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光良ははっきりと「君が好きだ」とテレサに気持ちを伝えます。テレサも光良への想いを封じるために日本から逃げ帰ってきたことを告げます。それでも結ばれることはできない2人。互いに「この恋を一生忘れない」と伝え合いました。

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エピローグ。ピン先輩は東大進学が決まり、光良は写真部次期部長に決まります。ひまわり急行の作者がレイチェルであることも明かされ、シャルルは婚約を破棄しました。

桜の木の下で写真を撮る光良。そこに現れたのは…。もう離れないと伝えるテレサ。2人は互いの気持ちを確かめるように抱き合い、そしてー。

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以上です。

13話の考察と感想

最終回もしっかりと各キャラの心情が描写されていました。まずは最終回単体の感想と考察です!

想いをぶちまけ「親友」に戻った2人

Aパートのテレサとアレクの会話のシーン。ここで既に涙腺が緩んでしまった視聴者の方も多いと思います。

「テレサはもう頑張ったし、大丈夫」という”嘘”の感情。互いの想いを語り合い涙を流す2人。やり取りを聞いてしまい、そっとその場を去るシャルル。

 

どれもが良いシーンでしたが、アレクが昔のように「テレサ」と呼び捨てで会話していたのが本当に印象深いです。

5話の感想記事から何度か書いているテレサとアレクの関係はいびつなものがありました。テレサ自身はアレクと「友人」だと思っていますが、アレクはテレサに対して「保護者」の一面も持っています。テレサとアレクの間にはどこか見えない壁があるような描写がいくつかありました。

www.anime-kousatsu.com

 

その壁が崩壊したのが、13話の2人の会話のシーンです。「今日だけは」昔の2人のように過ごそうという2人の思いが伝わってきます。恋による苦しみを味わったテレサとアレクは姫や護衛役という身分を忘れ、「親友」としての2人に戻った一幕でした。

大事なものを追うのはいつも川

光良が流された招待状を懸命に追いかけた川。流される招待状に車に乗って亡くなってしまった両親、想いを告げることができずその場を去ったテレサを重ね合わせ、光良は手紙を追いました。

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確証はないですが、かつてテレサが花飾りを追いかけたり、シャルルのブレスレットを見つけ出したのもこの川なのかなと思いました。別の川だったとしても、かつてテレサが大事なものを探した舞台で、今度は光良が大事なものを追いかけるという描写が大好きです。

最終回にも見られましたが、光良とテレサは互いに行動を追いかけ合っています。光良がラルセンブルクに来たと思えば、テレサが光良を追って日本へ来たり…。

この川の描写1つを取ってもテレサと光良は結ばれた運命の2人なのかなぁと考えさせられるシーンでした。

触れない光良の苦しさとけじめ

12話の一番の見どころはここでした。光良がテレサに告白し、テレサが涙を流します。テレサの涙をぬぐおうとする光良ですが、その手はそれ以上先には進みません

更に、テレサが涙で濡らした顔を自分の胸に押し当ててきますが、光良はそこでも何もすることができませんでした。

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もし、この状態でテレサに触れてしまえば自分の想いに歯止めが効かなくなることを光良は理解していました。歯止めが効かなくなれば、テレサを傷つけることになってしまうかもしれません。

自分が好きな女性が苦しんでいるけれど、自分には何をすることもできない…。そんな光良の苦しみは、涙をぬぐおうとした手を止め、握りこぶしを作って自分の行動を制止している部分によく表れています。

 

だからこそエピローグでテレサと再会し、抱き付いてきたテレサを少し戸惑ってから抱きしめ返す光良の描写が映えます。

もう阻むものは何もない、今度こそ彼女に触れ、彼女を幸せにできる。叶わなかった2人の触れ合いはキスという最高の形で実現されることとなりました。

過去形の気持ちとこれからの気持ち

光良の気持ちへの答えとしてテレサが語ったのは「好きでした」という気持ちでした。

テレサ「多田くん。私もあなたのことが好きでした。大好きでした…」

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テレサのセリフは過去形で発せられました

(これからシャルルが婚約破棄することを知らない)テレサは、どんなに自分の想いが強くても光良と結ばれることは決してありえないと誰よりも理解しています。

「今、好きだ」という光良に過去形でしか応えられないテレサが一番苦しみ、涙を流す結果となりました。

好きだったのに光良から逃げてしまった。彼女もまた、過去の後悔を繰り返してしまったことを悔いていたのかもしれません。

 

対してエピローグでは「もう離れない」と言い、テレサは光良に抱き付きます。今度は「好きでした」ではなく、「好きです」と言わんばかりに…。雨雲が晴れ、虹が出たように2人の目線はもう後悔を繰り返さない、”これから”に向かっていました

「多田くんは恋をしない」作品総括・評価

最後に簡単な多田恋の個人的な総括を書いていきます。

賛否あれど、最高の締め方

12話の感想記事ではシャルルの性格の良さに触れ、「光良とテレサが分かれるビターエンド」を望んでいました。

ただ、最終回ではハッピーエンドで締めくくられました。ご都合主義のようなハッピーエンドにも見え、批判もあると思いますが個人的には

これ以上ない締めくくり方だと感じています。

 

そもそも、光良とテレサが結ばれることで一番苦しい思いをするのはシャルルです。13話でもシャルルは良い男っぷりを存分に発揮し、静かにテレサの元を去っていきました。

ただ、シャルルには自分を想ってくれるアレクという存在がいます。最終回では意図的に?シャルルとアレクのやり取りを増やすことで、アレクがシャルルの救いになることが示されていました。

 

上では光良とテレサが結ばれたエンドを「ハッピーエンド」と書きましたが、シャルル目線からするとそうとも言えないわけで。それでもシャルルの一番の望みである「テレサに幸せになってほしい」という思いは果たされました。そして、自分を支えてくれるであろうアレクがそばにいます。

この「ハッピーエンド」はじっくり描かれた各キャラのダメージが一番少ない、一番救いのあるエンディングだったと思います。

シャルルとテレサが結婚するエンドだと、現実的ではありますが各キャラがもっと複雑な思いを持つことになり、後味の悪い締め方になってしまいます。ここまでうまく話を運んでくれたスタッフの方には頭が下がる思いです。

サブキャラの使い方に欲しかった”一工夫”

逆に不満な点がサブキャラクター(写真部一同)の描き方です。7話まではじっくり描かれていた写真部メンバーの恋心の描写が8話以降すっかり無くなってしまいました。

せめて各キャラの「今後」を表現するのかな、と思いましたが…。ここまでサブキャラの「今後」が描かれないのであれば、もう少し早くテレサ&光良の描写に時間を割き、もっと2人の苦しみを描いた方がよりいっそう最終回への感動も強まったかもしれません。

 

とはいっても一緒に買い物に行くピン先輩・日向子が描かれたり、最後に肩が触れ合う研太郎・ゆいが映されたりと限られた話数の中では上手にサブキャラも描いてくれました。

だからこそ、ここまでサブキャラにも時間を割くのであればもう少し踏み込んだ描写(ピン先輩が日向子の正体に気づく意味深な発言など)があればより良い作品になったかも…と個人的には思います。

多田恋13話(最終回・最終話)の感想まとめ

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というわけで、多田恋13話の感想と作品の総括記事でした。

期待度NO.1アニメだったこともあり、ほぼ毎話リアルタイムで追いかけてきましたが、期待を上回るエンディングに大満足です。

監督さん、スタッフの皆さま、声優の皆さま
良い作品を本当にありがとうございました!!

 

個人的な思いとして、多田恋レベルのオリジナルアニメがたくさん出てくれると大変嬉しいのですが…。やっぱり難しいのでしょうか。

今期はLOST SONG、多田恋、ひそまそとオリアニ3本の感想を書かせていただきました。さすがに3本のBDをマラソンするのは辛いので、どれか1作品は購入させていただきたいと思います。微力ながらもアニメ界に貢献を。

また次の作品でお会いしましょう。それでは。