多田くんは恋をしない 7話感想&考察!片想いの連鎖…。テレサが選ぶ道は?
第7話「泣かれるよりはいいだろ」
ー誰かを好きになることが、こんなに辛いなんて知らなかった!(ゆい)
ゆい回。それと同時に、物語の中で非常に大切になってくるテレサの恋に大きな影響を与えそうな出来事がありました。今から8話が楽しみすぎる!
というわけで、多田くんは恋をしない(多田恋)第7話「泣かれるよりはいいだろ」の感想と考察を書いていきます。7話までのネタバレがあるのでご注意を!
7話の簡単なあらすじ
ゆいが朝起床するとニャンコビッグがいなくなっていました。光良、薫、研太郎に相談し、ニャンコビッグを一同で探すことに。そこに、テレサとアレクも加わります。研太郎と共に探すことになり、ゆいはテンションが上がります。
テレサが電話で聞いたところ、昨夜シャルルがニャンコビッグを見つけたとのこと。川に落ちたニャンコビッグお気に入りの猫じゃらしを、シャルルが拾っていました。
猫語まで操る(?)シャルルが別の猫からニャンコビッグの居場所を聞き、とうとう居場所を突き止めます。彼は、彼が恋しているチェリーに会いに来ていました。
チェリーの飼い主は、研太郎が恋をしている”ちやねぇ”。楽しそうに話をする2人を前に、嫉妬心を隠し切れないゆいです。場面は変わり、縁日。ゆいは研太郎から、ちやねぇが研太郎の好きな人であることを知り、研太郎に問います。
ゆい「相手にされてないのに、平気なの?」
研太郎「好きなことを無かったことにできないから。ちやねぇが笑ってくれていたら…それだけで幸せなんだ」
そして、別れ際にゆいはテレサに自分の思いの丈を告げます。誰かを好きになることが辛い、見守るだけじゃなくて、色々なことがしたいー。そんなゆいをテレサは静かに抱きしめます。翌日、吹っ切れたゆいは研太郎のことを諦めないことを決めます。
最後のCパート。シャルルのブレスレットは子供時代に無くした際にテレサが見つけてくれたものであること、そのときからシャルルは”本気で”テレサに恋をしていることが明かされます。
以上です。
7話の考察と感想
てっきり、順に全カップリングの恋が叶う展開かと思いきや…。いい意味で期待を裏切られました。考察要素としては、5話・6話に比べるとかなり少なめ。7話で起こったことを整理してみます。
テレサがゆいから学ぶこと
前回、テレサは”王女”としてのふるまいを大切にすることをアレクに宣言しました。しかし、早速その宣言を翻すような出来事が起こってしまいました。
好きな人が笑っているのを見守るだけなのは嫌だ、一緒にいろいろなことをしたい…。ゆいの想いを聞いたテレサは何を思ったのでしょうか。
この表情だけからは、テレサの次の一手を読み取ることができませんが、Cパートでシャルルが盛大にフラグ立てをしたこともあり、ますます光良に惹かれる展開が8話、9話で用意されていると思います。
テレサがゆいから学んだ「あなただけを見つめる」という想い。女王の立場との天秤にかけ、彼女がどのように行動するのか楽しみです。
ブレスレットとシャルルの想い
5%ぐらいあった「実はシャルルはアレクの方が好きなのではないか」という僕の考えは、完全に粉砕されました(笑)
シャルルが大事にするブレスレットは子供の頃にテレサが探してくれたものでした。これでアレク→シャルル→テレサ→光良という流れがほぼ確定しました。
そして、シャルルは決して義務感からテレサと結婚しようとしているのではなく、
本当にテレサが好きだからテレサと恋に落ちたい
という思いを抱えていることも明かされました。
OPの一幕で幼いアレクがテレサとシャルルを見つめているシーンがあります。賢いアレクのことですから、シャルルの本当の想いにも気が付いているでしょう。
アレクにとって、テレサが光良に恋することは、女王としてのふるまいがなっていない、というだけではなく
自分の好きな人の想いを踏みにじること
なんですね。
6話の感想でもちらっと書きましたが、テレサとアレクの友情は10年前からいびつな形を取っています。単なる友人から女王とその警護役という関係に…。特にアレクは、シャルルが好きなこともあり、思うこともたくさんあるでしょう。
そこに、シャルルの想いが踏みにじられる(=テレサが光良に”本気で”恋をする)ことがあれば…。これまでののんびり展開からは想像もできない、友情が破壊されかねない、大きな動きが待っているかもしれないですね。
残る者と去る者
6話、7話共にピン先輩と日向子の扱いが軽いものになっています。どう考えても、4カップリングの中で一番うまくいきそうなのは彼らです。
構図としては、
写真部メンバーは恋がうまくいかない人たちの集まり
として描かれているように感じます。となると、5話・6話でピン×日向子コンビが多く描かれなかったのは当然なのかもしれません。
彼らは、周りよりも一足先に「卒業」し、幸せを手に入れそうな雰囲気です。まあ、どんでん返しがあるかもしれませんが…。
その他感想
もちろん面白かったのですが、1~7話の中では、一番微妙だなぁ…と感じる回になってしまいました。5話、6話が面白すぎた影響もあるのでしょうが…。
7話は唐突な展開が少し多かった
気がします。
例えば、ゆいがじっちゃんに腹パンをキめるシーン。ニャンコビッグがいなくなったかもしれない(猫は死ぬ間際に飼い主の元を離れる習性があるそうです)ということを聞かされた故の行動なので、理解できなくはないですが、これまでにはこのような描写がありませんでした。
6話までで”じっちゃんへの突っ込みは軽い暴力を伴うもの”のようなキャラ付けができていればよかったと思いますが…。
あとは、7話の根幹を担ったゆいの失恋。6話までゆい×研太郎はほぼ触れられることが無く、7話で急にクローズアップされています。一応、6話で研太郎に想い人がいることは触れられていたので、「フラグ立て」はなされていましたが、もう少しゆいの心の動きなどにも6話までで触れられているとよりよかったのかな、とは感じます。
と、やや辛口の感想ですが面白いことに変わりはありません。ここまではあくまで「登場キャラ紹介」の7話であり、8話からさらに物語は動くと思うので期待大です。
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というわけで、多田恋7話の感想記事でした。クライマックスに向けての準備回という印象の7話。次回で一気にお話が動くのでしょうか?
第8話は「雨女だったっけ?」です。予告で描かれていたシャルルの微妙な表情と、アレクの真剣な表情が気になります。次回の主役はこの3人ですね。
それでは、この辺で。
【追記】8話の感想・考察記事を書きました!