がっこうぐらし!6話感想&考察! ゆきとみーくんの関係はすごいのです。
第6話「ようこそ」
泣きたくなるような回でした。分かってはいたけど現実を突きつけられると…。
というわけで「がっこうぐらし!」第6話「ようこそ」の感想と考察を書いていこうと思います。ネタバレがあるので未視聴の方はご注意ください。
※僕は原作未読者なので、既に原作で解明されている部分も考察していたり誤った解釈をしている可能性があります。ご了承ください。
ストーリー概要
今回は「みーくんが部員になる直前の話」です。生活部に助けられたみーくんはソファで眠っていたところ、めぐねえと話しているゆきの声で目が覚めます。
「せっかくだから」というめぐねぇの提案の元、ゆきはみーくんの学校案内をすることになります。向かった先は音楽室です。
楽しそうに音楽をかけ、部屋を紹介するゆきですがみーくんにはその教室がゾンビによってボロボロにされた部屋にしか見えません。「やっぱり…夢じゃない」とこの世界にみーくんは絶望します。
みーくんはゆきを訝しげな目で見つつゆきにこんな質問をします。
「めぐねえって…誰ですか?」。みーくんにはめぐねえの姿は全く見えていないのでした。このときに流れている音楽の旋律が狂っていく演出が素晴らしかったです。
ゆきの目が怖すぎ…。
みーくんに尋ねられたもののゆきはめぐねぇと話し続けます。…一人で。さらにゆきはみーくんに「めぐねえは影薄くないよ、って言ってあげて。めぐねえは…ちゃんといるよ、って」と言います。ーあなたはそこにいますか?
そこにくるみ、りーさんが到着。みーくんは2人からゆきとめぐねえのことを聞きます。めぐねえは3人を守ってゾンビに襲われた、とりーさんは言いました。
続いてりーさんは「あの子の中では事件は起きていない」と続け、みーくんに「ここにいる間はあの子の様子に合わせてほしい」とお願いをします。
「それだといつまでも”直らない”」と反発するみーくんにりーさんは「直るとか直らないとかじゃない」と言い返します。
部室に3人で戻るとゆきは「体育祭をやろう!」と言い、体育祭が始まります。生活部の規約5条「部員は折々の学園の行事を大切にすべし!」に則ってのことです。
体育祭終了後みーくんはくるみと会話をします。「考えるのも大事だと思うけど、考えてばっかりじゃ前に進まないこともあると思う」と言い、さらに「考えても体を動かしてもダメってときに答えをくれるのがゆきだ」とみーくんに言います。
その後の夕食でみーくんはくるみの言ったことを理解します。運動後のおいしいご飯と場を和ますゆきの姿を見てみーくんは「ゆきもめぐねえも居てよかった」と感じます。同時にモール内での自分と圭を「ただ生きていただけだった」とも振り返ります。
そしてゆきに「すごい先輩だ」と言います。本人はなぜそういわれたのかをまったく理解していないようですが…。
最後のシーンではみーくんがりーさんに「言っておきたいことがある」と持ち掛け、「学園生活部に入れてほしい」と告げます。こうして無事みーくんも学園生活部の一員となりました。
以上です。
…EDと予告ではめぐねえがすーっと消えていきました。
最終回ゆき以外全員消すとかやめてね、スタッフの皆さん。
時系列整理
また一段と時系列がややこしくなったので再び時系列整理を行います。新情報にはアンダーラインを引いてあります。
①ゾンビ襲来の日
- ゆき、くるみ、りーさんが屋上で出会う(3話)
- くるみが先輩のゾンビを殺害する(3話)
- 一方みーくんは圭と共にモールでの立てこもり開始(4話)
②みーくん救出までの流れ
- 3人+めぐねえは屋上から脱出。部生活をスタートさせバリケードも作る(4話)
- みーくんの元から太郎丸と圭が消える(4話)
- めぐねえがゾンビに襲撃され、りーさんは墓を作る(6話)
- ゆきが心を閉ざし、めぐねえの幻想を見るようになる(1~6話)
- 「遠足」に出かけ3人は無事みーくんを救出することに成功する(5話)
③現在に至るまで
- みーくんがゆきを不審がるも部員になる(6話)…(1)
- 卒業アルバムを作成する(4,6話)
- 1話のストーリー。この時点でゆきは狂っている(1話)
- 2話のストーリー。いないはずのめぐねぇに守られるゆき(2話)
- 3話終盤のストーリー?暗闇でものを書くめぐねえ?(3話)
一番最後のめぐねえは時系列不明です。後々考察していきます。
6話であがった疑問点・考察点整理
3話のラストのめぐねえはいつのめぐねえ?
めぐねえ死亡説の矛盾
今回で正式にめぐねえがゾンビに襲われたことが明示されました。
ここで疑問点として挙がるのは「3話の最後に暗闇にいためぐねぇはいったい何なんだ」というものです。あのめぐねぇはいつのめぐねえなんでしょう。
少なくとも確定しているのは「めぐねえが襲われたのはみーくんを助けに行く前である」ということです。つまり、3話のラストシーンでみーくんも一緒にゆきたちと暮らしていたことを考えるとめぐねえが暗闇の中1人でものを書いていたのは上の時系列の(1)よりも後(=6話よりも後)、ということになります。
※時系列整理(根拠:暗闇にめぐねぇがいた際にはすでにみーくんが加入していた)
めぐねえ襲撃→みーくんと暮らす→暗闇で文章を書くめぐねえ(←これは誰?)
ということは最低限めぐねえは(ゾンビ化している可能性こそありますが)命を落としているはずがないんですよね…。死んだ人は文章を書くことなんてできません。
あ、でも最後のめぐねえが文章を書いていたシーンだけ過去の話って可能性もありますね。そうなると今度はどうして地下に1人でいるのか…という話になりますが…。
リボンの謎
次に奇妙なのがりーさんが墓に付けためぐねぇのリボンです。
このリボンはめぐねえから取ったものなのでしょうか?そうだとするとめぐねえが襲われた後ドアを開けてリボンを取りに行ったことになります。
んんん?
まあせめてもの形見として、ってことでドアを開けてリボンを取ってお墓を作ったってことでしょうか。そうであればめぐねえを埋葬しているはずなのでめぐねぇ死亡説は確定的になりますが…。
このリボンはどんなリボンなんでしょうか。3話で短髪となっためぐねぇは既にリボンをしていなかったのでおそらく本人のものだと推察されますが…。
もしかするとゾンビと戦う直前にりーさんあたりにリボンを渡していたのかもしれません。そもそもりーさんたちはめぐねえの「死んだ」姿を見たんでしょうか?
みーくんの態度
6話の最後でみーくんは「ゆき先輩もめぐねえも、あんなに変だと思ってたのに…今は二人がいてよかった気がする」と思い、部員になりました。
しかし、3話の会話でみーくんは「みなさんはめぐねえのこと…」と何かを言いかけて辞めてしまっています。
あれは何と言いかけたんでしょう…という疑念が再び出てきました。うーん。
めぐねえについての考察(まとめ)
以上のことから僕はまだめぐねえは死なずに半ゾンビ化して地下に滞在しているものと推察します。わざわざEDでめぐねえを消していったのは「死んだ」と思わせるためのミスリード、ということです。
それで地下で何をやっているのか…ということなんですが前回のコメントで「ぽ!」さんが書いてくださった文章を引用しようと思います。
めぐねぇ自身が3話で「私が生きている内はあの子達のために~」的なことを言ってたので地下にゆき達のための食糧や生活に必要なものを蓄えてあったりするのでは?と思いました。
僕もめぐねえはこれに近いことをやっているんじゃないかなぁと感じます。半ゾンビ化の状態なので生活部を襲わず、理性がある時間はゆきたちのために何か活動をしているんじゃないか…と思います。
でも…ゆくゆくは完全にゾンビ化しためぐねえが襲い掛かって来そうですね。そんなことになったらもう僕のメンタルは耐えられません。
りーさんはぎりぎりの精神状態?
「日常」崩壊への恐れ?
今回、りーさんは突っかかるみーくんへの態度が恐ろしかったです。
まず1つめはこのシーンです。
りーさん「ここにいる間は、あの子の様子に合わせてくれないかしら」
みーくん「それじゃあ…いつまで経っても治らないじゃないですか!」
りーさん「治るとか治らないとか…そういうものじゃないのよ」
もう1つは一番最後のシーンでみーくんが話したいことがある、と言った時の表情です。
これにはもちろんゆきを守りたい、という気持ちもあるとは思いますが以前から僕はブログで「ゆきは生活部の精神安定剤的な役割になっている」と書いています。
それは今回のみーくんの様子を見る限り確定的です。
だからりーさんは「ゆきがいることで守られている日常」を壊したくないんじゃないからああいう態度を取った面もあるんじゃないかな、と感じています。
ゆきが真実を知って絶望したら今の安泰な生活も必ず崩れていきます。それを防ぐためのりーさんの表情だったのではないでしょうか。
ゾンビ襲来時にりーさんは笑っている!?
前回の5話のコメントですごく気になるものをいただきました。「DENCH」さんのものです。
3話を見返してて気になったシーンがあります。
くるみと先輩が逃げ込んできた後にゾンビが屋上に来てロッカーを置きに行くシーンですね。
めぐ姉が扉の方に向かった直後のりーさんが一瞬笑っているように見えるのですがこれどう思いますか?
まさかそんな…と思っていたんですが。
が。
が!
\(゜ロ\)(/ロ゜)/えええ…。
いや、でもこれはりーさんの目が細いだけでしょ。多分。多分だけど。
もしこれがりーさんの笑顔だとしたらりーさんもこのころからおかしくなってることになるんですが…。いや、それはない。
それにしても見返さないと気が付かないポイントでした。ただ目が細いだけだろうけど!きっとそうだ!うん…。
ゆきの精神状態は?(PartⅢ)
あくまでここまでは「ゆき以外の」視点で見てきました。それでは、ゆき本人の精神状況を再び考察してみましょう。
今回ゆきの状態を表すものとして一番キーになったのはみーくんにめぐねえがいないことを指摘された時のゆきの「目」でしょう。
この表情はどういう意味を含んでいるんでしょうか?
①(ゆきが「演技」をしていなかった場合)幻想として見えているめぐねえがいないことを指摘され本能的に自身を守ろうとした?
②(ゆきが「演技」をしている場合)自分が演技をしていることをりーさん、くるみに知ってほしくないためみーくんを止めようとした?
難しいところですがその後取り繕うようにめぐねえに話しかけ、辛そうな表情で「めぐねえはいるよ…ね?」と言ったことから②の可能性が高いように思います。
しかし、ゆきが演技をしているのかしていないのかは決定的な決め手が全くありませんね…。いずれにしても2話の図書館のシーンでめぐねえの幻想の元自ら姿を隠すことはできていたので由紀自身の防衛力はそれなりにある気がしますが…。
今回の感想、よかった点
小難しい考察はここまでであとは6話でよかった点を書いていこうと思います。
ゆきとみーくんの対比
「先輩」と言われはしゃぐゆきに対して冷静に気持ち悪いです、と言い返すみーくん。まるで性格が反対な2人の対比がすばらしかったです。
後半にはみーくんが「ゆきはすごい」と顔を赤らめて言いますが、それに対してはゆきはどこ吹く風で流しています。
THE・天然のゆきと、冷静に考えてから動くみーくん。こんな2人だから見ていて気持ちのいいコンビになっているんでしょうね。積極的に肉体的スキンシップするゆきとそれを拒む(拒んでない)みーくん。いいですね。
「ゆき先輩のこともっと知りたいんです」とかあれだよね、うん。みーくんはかわいい。
音声とSEの使い方がすごい!~壊れたラジカセ~
音声の使い方がすごいのは言うまでもないですね。
シリアスなソングと体育祭のときに流れていた通称「水着ソング」はこれらが流れているだけで雰囲気がぐっと変わります。
さらに今回すごかったのはSEの使い方です。
上の画像でもあげましたが、ゆきはみーくんに「先輩」と言われると雷が落ちたかのような効果音が流れていますが、実はこの直前にゆきはめぐねえにラジカセを手渡ししています。めぐねえは実体がないのでものを掴むことができません。つまり、この雷の音でうまくラジカセが落ちる音を掻き消しているんですね。
気になった方はぜひ6話を見返してみてください。その証拠に、床に落ちたあとのラジカセはスピーカーの部分が壊れています。
他ブログの紹介
今回は僕の投稿が遅かったこともあり、普段記事を紹介してくださっているブログの方が先に投稿を完了されています。今回は2つ、ブログを紹介させていただきます。
①「ねこくまブログ」さん
りーさん押しの「とも」さん。僕はみーくんが好きですよ。簡潔なストーリー紹介とりーさんへの愛が語られています。僕はみーくんが(大事な事なので2回
②「ひそかブログ」さん
書いた後に読ませていただいたんですが、僕よりも深くめぐねえのリボンについて考察されています。めぐねえについてより深い考察を読みたい方はぜひご覧ください!
まとめの感想
今回で一通りの決着がついた感じでしょか。今後はくるみのフラグ、太郎丸の役割、めぐねえのゾンビ化?に注目していきたいところです。
今回もコメントを多く記事内で使用させていただきました。
コメントを書いて下さった皆さん、本当にありがとうございますm(__)m
今回も思うところや自身の感想、考察をお持ちの方はどんどん書き込んでほしいなぁと思っています。
太郎丸といえば…。5話感想のコメントでこんな恐ろしいことを言っている方がいました。
5話で出てきた映画「I Am Destiny」。「I Am Legend」をもじったものだと思うんですけど、この作品に登場する犬はゾンビみたいなやつに殺されるんですよね。つまり太郎丸も・・・。OPでも少しずつゾンビ化が進み、圭の次に太郎丸が出てきているため、「次はお前の番だ」と言わんばかりです。(「ななしの放浪者」さん)
まさか、ね…(笑)
太郎丸ゾンビ化とかありえねーし。絶対ないし。無い!!!
誰もゾンビ化せず生き残ってくれー…。
あと、EDの考察記事も先日書いたので興味のある方はこちらもご覧ください!
【追記】7話の感想記事になります!
次回第7話は「おてがみ」です。
それでは、この辺で失礼いたします。