Charlotte(シャーロット)9話感想&考察!タイムリープと有宇の記憶
第9話「ここにない世界」
衝撃的、かつ猛スピードで展開が進んだ話でした。リアルタイムの視聴ではまったく付いていけなかったですww
というわけで「Charlotte(シャーロット)」第9話「ここにない世界」の感想&考察を書いていこうと思います。9話のネタバレがありますので未視聴の方はご注意ください。
ストーリー概要
前回決まったZHIENDのライブに向かう有宇と奈緒。どうやら有宇は明確に奈緒のことを意識し始めている模様です。
こうしてZHIENDのライブが始まりました。世界初お披露目の曲「Trigger」を聴いた有宇は「聞いたことのないはず」の曲で何かを思い出しそうになり発狂します。
突然場面は変わります。有宇はZHIENDの曲をヘッドフォンで聴いていました。隣にはハロハロを聴く歩未。どうやらここは科学者が集められた研究所のようです。しかも、有宇の兄「シュンお兄ちゃん」は「タイムリープ」の能力を持っているが故に、自由を奪われている、とのこと。
カレーを食べていると後ろで髪の長い男が有宇に「ようやくテレパシー能力者を見つけた」と一言。他でもない、生徒会に協力していた熊耳でした。「お前が俺たちにとって唯一の希望だ」と言い残し熊耳は科学者たちに連れていかれます。
一方で個室。ここには七野という男、目時、そして前泊という男が今回の「計画」について話し合っていました。どうやら有宇に「世界を変えること」を託した模様です。続いて、歩未のみが科学者に連れていかれます。反抗した有宇は気絶させられました。
目覚めた有宇はとある科学者によって救われます。研究所は歩未の能力「崩壊」によって壊滅寸前です。歩未は解剖され、処分されると聞いた有宇は絶望しますが、科学者が「お前の略奪という真の能力で助けろ!」と有宇に全てを託します。
駆けだした有宇はまずテレパシー能力をとある男から奪い取ります。また追手の警備員は目時の「催眠術」で眠らせることに成功します。テレパシー能力で縛られた兄「隼翼」(しゅんすけ)と会話をしながら有宇は兄の元へと進んでいきます。
有宇は七道の「透過能力」も奪い、隼翼の元に有宇はたどり着きます。隼翼の目に光が差したことで隼翼はタイムリープが使えるようになりました。「みんなの為に…世界を変える!」こう言い残し隼翼は旅立ちます。残った部屋には銃声が鳴り響きました。
突如夢から醒めた有宇。奈緒が言うにはライブで病院に運ばれたそうです。夢の中の兄のことを奈緒に話すとそこに熊耳がやって来ます。「ついてくれば全てを教える。お前が妹さんを助けるんだ」と言う熊耳に奈緒と有宇は付いてきます。
厳重にロックされた扉を開けると杖をつく兄隼翼の姿がありました。奈緒にとっての「唯一信頼できる人」が隼翼ということも明かされ、隼翼は「長い長い俺のタイムリープ話を始めよう」と有宇に告げました。
以上です。
疑問点、未回収伏線整理
時系列整理はすでにやっていらっしゃる方がいたので(最後に紹介いたします)「Charlotte」では今後キーになるであろう点をまずはまとめてみます。
この見出しでは疑問点のみを羅列し、次の目次で僕の考察を書いていきます。
※ただし、脚本の麻枝さんも「割とガバガバ」とおっしゃっていたことに加え、残り話数的のことも考えて「確実にストーリーに絡むであろう事柄」のみを書きます。
9話で出てきた疑問点
- 有宇の兄隼翼はまだタイムリープ能力を行使できるのか?
- 有宇の記憶のみが消された理由はあるのか?あるとすればいつ?
- 恐らく過去と思われる時間軸で「Trigger」を聴けたのはなぜか?
- 堤内(おじいちゃん科学者)が唱えた説は何か?なぜ彼のみが有宇の「真の能力」を知っていたのか?
- 現在の有宇はこれまで奪ってきた能力をすべて保持しているのか?
- 隼翼はどうして杖を突いているのか?
ストーリー全体を通した疑問点
- 今後「彗星」はどのようにストーリーに関わって来るのか?
- 高城や西森姉妹は本筋のストーリーにどのように関わって来るのか?
- 兄をはじめとしたメンバーは本当に有宇の味方か?奈緒は?
- 歩未を助けるにはどうすればいいのか?
- タイムリープを行うことで「現世界」に起こる弊害は無いのか?
- HPに名前の残る白柳やサラの今後のストーリーへのかかわりは?
ざっとこんなところでしょうか…。
細かな事を言い出したらきりがないのでとりあえずこの辺で。
9話の考察
タイムリープと弊害
強力な能力は「何か」を奪う?
これはずっと前から思っていましたが、今回の隼翼の態度や杖、熊耳に支えられて歩いている様子を見ると隼翼もサラ同様「視力が奪われた」状態なのでは?と思われます。
これは「能力が強くなる」ことが引き金か「強い能力が消えるときの代償」かは分かりませんが、いずれにしても能力には何かしらの副作用があると考えて間違いなさそうです。サラも隼翼も奪われたのは視力でしたが果たして毎回そうなのでしょうか?
この弊害は何も自分の身にのみ起こることではないと思います。
すでに先走って9話放送前にOP考察記事を書きましたが、
ここで僕は最終的には「歩未がいる世界」か「奈緒がいる世界」のどちらかを選ぶ選択になり、”どちらも存在する未来”を目指して”周りの能力を奪って”奮闘する…という考察を立てました。
ただ、今回の話を見て思ったのは
有宇にとってのタイムリープの代償は奈緒かもしれない
ということです。
もしかすると奪われるのは「自分にとって大切な人」という可能性もあるのかもしれないですね。
隼翼はまだタイムリープを行使できるのか
これについては微妙です。年齢的には熊耳がまだ能力を使えてるから大丈夫なのかな?とも思いますが
隼翼「目に光さえ差せば…!」
と言ってた通り、失明していると仮定すると使いようにも使えない状態なのかも?
こうなると有宇が隼翼の能力を略奪してタイムリープするような展開になりそうですが、タイムリープは(まだ能力が消えていないのに)「失明」という大きな副作用を持つほどの強い能力と考えると、有宇が使った瞬間自分か自分のまわりに「何か」が起こりそうな予感です。
というわけで、彼が失明していると仮定すると
タイムリープを使うストックはあるけど使えない状態
と考察します。
複雑な時間軸
自分の中でよく分からなくなっているのは科学者に支配された別世界においてもZHIENDの新曲とハロハロの曲が流れているということです。
つまり、この時代にもサラや柚咲はいるということになるので、9話の科学者に支配された世界は単純な「過去」とは言えなさそうです。
9話の世界が現在と同時期(根拠:柚咲やサラが歌手として活動している)だと考えると、隼翼や熊耳、有宇にとって今は「二度目の現在」ではないのでしょうか?(文章に書くのが難しい…)
というわけなので、
科学者云々のくだりは「過去」ではなく「現在の別の世界」
と捉えるのが適切な気がします。
こうであれば「過去」ではないのでTriggerを聴けた理由に説明がつきます。
乙坂有宇の謎
彼は今もあらゆる能力を持っているか
隼翼のタイムリープ直前、有宇はあらゆる能力者の能力を奪って来ました。それでは、今の有宇も奪ってきた様々な能力が使いこなせるのでしょうか?
個人的にはここにも有宇の記憶が消された理由があるんじゃないかなぁ…と。
今回の七道の透過は「異常に疲労する」というのがデメリットでしたし、目時の催眠も自分が眠ってしまうという制約が能力にはついていました。
となると有宇の「略奪」には
相手に乗り移らないといけない
他に
乗り移ったことを覚えていないといけない
という制約があるんじゃないかなぁ…と。有宇が様々な能力を使って暴走しないように記憶を消去したのかもしれません。
「不都合な事実」を有宇が知っている可能性
熊耳は隼翼に「どうやら前泊が消した記憶は思い出していないようだ」と言っています。”消された”ということは何か重大な秘密を有宇が持っていた可能性があります。
もう一つ不自然なのは隼翼と会った時の有宇の反応です。
生き別れた兄と再会したらもう少し喜んでもいいような気がしますが、「ん…なんだ…?」というセリフもあったように
有宇は兄に対して何らかの不信感を抱いている
ように思えます。これは記憶は消されているとしても、記憶があったときの隼翼の行動をどこかで覚えているが故の反応ではないでしょうか?
歩未の死は避けられるのか
隼翼は歩未の死を悲しんでもよさそうですが、まったくその描写はありませんでした。これには2つの理由が考えれらると思います。
- タイムリープをするうちに、歩未を助けることはできないと考えた絶望から
- 歩未の「崩壊」の能力を使って何かをしようとしている。
個人的に隼翼には怪しさしか感じていないので隼翼のネガキャンを書きまくっていますが(笑)可能性は十分あると思います。そもそも「お金持ち」ってその金はどっから湧いて来たんだよ…。
ここで上の話と少し繋がりますが、隼翼は
歩未の能力を使って何かをたくらんでいるんじゃないかな…
とも思ったりします。それを知った有宇が記憶を消された、と考えるとストーリー的にも矛盾が生まれなさそうです。
有宇が歩未の死を防ぐとすれば
- 歩未が能力を使う前までタイムリープで戻る。
- 歩未の能力が発生した瞬間に有宇が歩未の能力を略奪してしまう。
- もしくは歩未に能力を生涯使わせない→これはおそらく不可能
なので有宇が歩未の能力ごと奪ってしまわなければ結局歩未は死ぬという運命をたどるものだと思われます。
今後のストーリーに関わりそうなもの
彗星と堤内
9話で謎が深まったのは堤内の存在とまったく9話の中で触れられなかった「彗星」の話です。
ここまで星を前面に押し出してきているので彗星がストーリーに関わらないことはありえないとは思いますが…。さすがにヒントが少なすぎますね。
堤内の仮説もまったく分かりません。しかし、天動説は今は間違いだと分かり切っている説なので
世間一般にまかり通っている能力の捉え方が間違いで、堤内が提唱している説こそが正しい
ということかなぁ…と。能力にはまだまだ多くの謎が隠されていそうです。
高城と柚咲はどうなるのか
メインキャラのはずがほぼ出番なし。高城こそが唯一の癒しだったのに…!
柚咲は科学者の世界でもハロハロのメンバーとして歌っているので、この世界でも捕まっていないものだと思われます。
奈緒もいなかったですし、高城も居ませんでした。となると9話の世界で科学者に掴まるには何か条件がある…のか?
さらに柚咲はともかく、高城は奈緒の狙いに気が付いている節があります。今後彼らが有宇の味方として洗われるのか、敵として現れるのか非常に楽しみなところです。
もう一歩踏み込んで考えるとすれば未だ公式HPに名前が残っている三嶋や白柳が再登場するのかも楽しみです。
僕のTwitterのフォロワーさんは「6話の中学生3人組」がキーになりそうとおっしゃっていました。登場人物の再登場にも期待が集まりますね。
他ブログの考察記事
今回の僕の記事はかなり日本語が不自由←な部分が多いと思うので、ぜひ他のブログの考察記事を読んでみてください!笑
どれもすごい考察ばかりです。
カモメのリズムさん
いつも紹介させていただいている気が…(笑)やきうファンとしても嬉しい記事。
9話の内容がコンパクトにまとまってるので是非。
会長のおすすめアニメレビューさん
タイトルでびびっと来た方はぜひ読んでみてください!ループ3周目説や奈緒の真の能力考察など非常に面白いです。
ひそかブログさん
堤内の仮説など、僕ではたどり着けなかった考察をしっかりされています。多方向から考察されていて面白いです。
時の魔法とclosingさん
Charlotte(シャーロット) 第8話~9話までの感想 友利奈緒の乙坂有宇への想い - 時の魔法とclosing
奈緒と有宇に焦点を当てて8話と9話のストーリーを紐解いています。友利ファンの方はもちろん、それ以外の方も是非。
まとめの感想
【追記】10話の感想記事を書きました!よければご覧ください!
大きくストーリーが動いて安堵している一方、ここからもう2つ3つ大きな驚きを用意していてほしいですね。さらに面白くなっていくと思います!
展開によっては円盤の購入も考えたいと思います。次の1話は非常にストーリー的に大切な回になりそうです。
後はコミック版とハロハロのCDですね。コミック版は買おうと思います。
- 作者: 池澤真,津留崎優,麻枝准(Key/ビジュアルアーツ),Na-Ga(Key/ビジュアルアーツ)
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2015/08/26
- メディア: コミック
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今から来週が楽しみで仕方ありません!とりあえずは予告を楽しみに待とう…。
次回第10話は「略奪」です。
それではこの辺で失礼いたします。