エガオノダイカ 4話 感想&考察!王国側の勝機とステラ・レイラの関係性
第4話「希望の選択」
ー私は…私は、ただ…!(ユウキ)
いやあ、これどうするんだろう。いくつか考えられそうな「逆転の秘策」は有りそうな気がしますが、それにしても。そして、レイラさんマジか。
というわけで、エガオノダイカ 第4話「希望の選択」の感想と考察になります。4話までのネタバレがあるので、未視聴の方はご注意を!
エガオノダイカ 4話のあらすじ・ネタバレ
王国は新型クラルスも奪取され、いっそう状況は悪くなります。ユウキはヨシュアの死から立ち直れず、「関わりたくない」と軍隊の選択に決裁もしない状況が続きます。
当然帝国は攻撃の手を緩めません。しばらくは膠着状況が続きますが、隙を見た帝国の急襲により、カルダース洲を放棄せざろう得ない状態に陥ります。
これに伴い、リーシュという街も手放すことになります。この場所は新型クラルスの発表の地であり、ユウキの両親が亡くなった場所であり、「記念碑」がある場所です。
ユウキは人命を優先し、放棄を承認します。レイラにとってもこの地は夫と娘を失った場所でした。当時、レイラはユウキをかばい彼女の母親代わりになったのでした。
レイラは「人命を優先した選択は立派だと王様も思っているでしょう」と告げ、ユウキは「王女として見届けるべきかと思った」と戦争の指揮に復帰します。
しかし、ユウキは自分の知らないところで新型クラルスが戦争に使われていることを知ります。それでも、人命を救えたことでハロルドたちを不問とします。
ルーシュに残った市民がいました。
彼らを救うためにクラルスを派遣させますが、返り討ちに遭い全滅します。ユウキはようやく戦争の悲惨さを実感することになったのでした。
以上です。
4話の感想と考察
3話で王国側の警備のザルっぷりを見せられた後だと、帝国の圧倒的優位は揺らぐことのないように感じますが…。
てっきり3話は王国側の作戦(クラルスに爆弾仕込んでるとか)だと思っていたのですが、普通にやられていただけだったのでしょうか。
考えうる「逆転の秘策」をあげてみる
このまま帝国側が侵攻していけば、間違いなく王国側は敗北を喫します。切り札でああった新型クラルスも数体が破壊され、帝国側に奪われている状況です。
基本的には、このまま王国が負けてからのストーリーを描いていくのかな?と思いますが、あえて王国側の”勝機”を探っていきます。
前提として挙げたいのは「王国側目線と帝国側目線が同時に描かれたことはまだ無い」ということです。このことで、視聴者サイドが何らかの錯覚に陥っている可能性はあります。
候補①:時間軸のずれ…×
最初に考え付いたのはこれ。時間軸が1話→2話→4話→3話と進んでいるのではないかと思いましたが、4話のアバンを見る限り無理がありそうです。
つまり、3話の時点では既にユウキが指揮官として覚醒しており、帝国サイドに対し何らかの秘策を持っているのでは?という案です。
しかし、4話アバンを見る限り、この時点で既にプラントを破壊されている状況なので、上記の時間軸で物語が進んでいることは無さそうです。
アバンの内容さえ無視すれば、実は王国と帝国サイドでは「違う時間軸で戦争をしている」という案も通りそうですが…。
候補②:新型クラルスの乱発、飛行技術の開放…△
脳筋的発想で、一気に新型クラルスを前線に出し帝国に対抗しようという案です。
そもそも、ユウキが新型クラルスを使いたくないのは、両親の発明を戦争に使いたくないからです。ユウキさえ吹っ切れればあり得る展開です。
ある程度は押し返せそうですが、帝国側も新型クラルスを奪取してしまったのが痛いですね。パイロットの力量の差で結局は敗北に向かいそう(超持久戦になれば勝機があるかも、ですが)。
王国側が飛行技術を既に完成させているとすれば勝ち目は出てきそうです。ただ、もしそうであるならば作中でもう少し何かを匂わせている気もしますが…。
候補③:ヨシュアの復活…△
2話でも書きましたが、ヨシュアきっと蘇る説です。
可能性としては十二分にあると思います。ただ、この状況でヨシュア1人が復帰したとしても…という感はあります。
候補②との合わせ技で、ヨシュアが秘密裏で飛行技術を生み出しているという可能性もありますが、それはそれで唐突過ぎますね。
候補④:ユウキが見ているのは「作られた世界」…〇
現実的に見て可能性が高そうなのはこちら。
あくまでユウキはモニター越しでしか戦闘を見ていません。ハロルドはじめ取り巻きが「ユウキを本気にさせるため」に一芝居うったのでは…?という案です。
悪くはないですが、それであればいっそ、ユウキを幽閉しハロルド自ら指揮を取れば済む話だとも思います。うーん、やっぱりすっきりしません。
候補⑤:帝国側の分裂…◎
現実的な目線ではここに落ち着きます。3話の時点で既に仲が悪そうだった帝国の軍隊だったので、帝国の自滅という線が一番考えやすいです。
おまけに、5話のタイトルが「分隊の一夜」です。次回は帝国側の物語でしょうか。
帝国側の人間模様については3話でも述べた通りです。帝国の隊長と、ユウキの行動が若干かぶる気もしています。
また、3話の記事で「えたんだーる」さんから王国側は「焦土作戦」を行っているのではというコメントをいただきました。
それも含めて、候補①(=ユウキが実は焦土作戦実行を指示している)を挙げてみたのですが…。ユウキ以外の人物の主導で行っている可能性はありますが果たして。
ステラは「情け」をかけるのか
ここでは、王国が帝国に敗北した後のことを考えてみます。戦争で負ければ、通常は相手のトップの命は奪われるーと考えるのが自然な流れです。
3話を見る限り、戦争の犠牲になった子供に対してステラは優しく寄り添っています(銃口を向けたのはフェイクだと信じたい)。
そうであるならば、ユウキのことも…?いや、でも敵国の王だしなぁ。
ステラがレイラの娘であるとすれば(詳しい考察は1つ下の見出しから)、ステラも孤児として生きてきたはずですし、母親であるレイラがユウキの命を救うことを懇願する展開もあり得ます。
OP、EDが完全なるフェイクでなければ、ユウキとステラは一緒になるはずなのでユウキを処刑することは無いと思われますが…。
敵国の王女に出会った際のステラの「選択」が気になるところです。
ステラの水槽、少女の水槽の謎
多くの視聴者が「おっ」となったであろう12年前の真実。
レイラが既に子持ちだったことも驚きですが、レイラの娘が持っているボール状の金魚の置物がステラの持っているものと酷似しています。
しかし、その後の爆破のシーンでは瓦礫の下から血が流れており、置物も地面に転がっている描写があります。
ステラの正体について考えられることはいくつかあります。
〇父親がステラをかばっていた(ステラはレイラの娘)
〇ステラが後にこの場所を訪れ、置物を拾った(レイラの娘=ステラはミスリード)
本当にステラがレイラの娘だとすれば、ステラの存在を知ったレイラが王国を裏切る展開までありそう。
で、「あのときどうして助けてくれなかったの」とステラに殺されることになる、と。自分で書いてて後味悪いどころじゃないな、これ。
個人的には、ストレートにステラがレイラの娘だと思っています。ステラ・レイラがどのような行動を取るのか楽しみです。
どこまでも冷たい”戦争という真実”
ユウキが無能というよりは、王国全体がひどすぎました。突如王女に指示を仰ぐ側近、謎の自殺願望のある民間人、結局中途半端に意見に流される人々…。
「こういう状態であれば負けて当然だ」と思うしかないようなぐだぐだっぷりでした。ユウキもずっと戦争を隠されていたのに、いきなり指揮しろって言われても無理だよなぁ、と。
「末端を救おうとすれば、それよりも大きな被害が及んでしまう」ことを表している4話でした。
”正義の味方理論”ではありませんが、戦争において大勢を救うために、一部を見捨てる必要があるーということをユウキは痛いほど知ったと思います。
これはハロルドたちが仕組んだことなのか、それとも目の前で本当に起こった「悲劇」なのか。ユウキの動向と合わせて目が離せません。
どんどん決裁をしていた1話の自分を見て、今のユウキは何を思うのか。
アニメ「エガオノダイカ」4話感想まとめと5話に向けて
【Amazon.co.jp限定】エガオノダイカ 1 (全巻購入特典:描き下ろしB2布ポスター引換シリアルコード付) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: Happinet
- 発売日: 2019/04/02
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログを見る
というわけで、エガオノダイカ4話の感想・考察記事でした。
「エガオノカナタ」は購入しました!とてもいい曲で毎日聞いております。歌詞も今後の展開を予測させるような内容が多かったです。
あと、あんまり作画の話はしたくないですが、もう少し頑張ってくれ…!
次回第5話は「分隊の一夜」です。それでは、この辺で。
【追記:5話の感想・考察はこちらから!】