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エガオノダイカ 8話 感想&考察!新型クラルスの”裏の力”を考える

第8話「最後の伝言」

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ー…では、降伏を受け入れることはできません。(ユウキ

 

引きがよく、次回が非常に楽しみになるエピソードでした。もうユウキとステラは最後まで会わないでしょ…。何なら1回も会わないで終わるまである。

というわけで、エガオノダイカ 第8話「最後の伝言」の感想・考察になります。8話までのネタバレがあるので、未視聴の方はご注意を!

エガオノダイカ 8話のあらすじ・ネタバレ

撤退中の敵軍は攻撃しない方針のユウキ。ユウキはこの2か月半で焦土作戦を実行するなど、成長していました。ハロルドは新型クラルスによる奇襲を提案します。

帝国側もあと一歩を押し切れない状況で、イザナの命を”見せしめ”として奪おうとします。一方、妊娠中のエリザのため、ユウキとレイラは夕食を作ります。

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ユウキは王宮を出る際に、12年前の真実をレイラから聞いていました。式典を襲撃したのはベルデ皇国の生き残りで、新型クラルスを目の敵にする”事情”があったようです。

帝国が再び攻勢に出ます。ユウキたちが作戦を練る中、参謀長からの入電があります。ユウキは王国民の安全と皇国の情報開示を条件に降伏することを告げますが、交渉は決裂します。

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同じパターンの動きは読まれ、王国は一気に窮地に陥ります。ユニ・ルネが身を挺して参謀長を襲撃しようとしますが、同時にイザナからの入電があります。

彼は最期に、ベルデ皇国が持っていたデータをユウキに送り、銃撃により命を落とします。皮肉にも、イザナの第二子が生まれたのは彼が故人になった後のことでした。

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以上です。

8話の感想と考察

次々と主要メンバーが命を落としていく展開が続きます。イザナが遺した「最後の伝言」。次回以降キーになってくるのはこの部分ですね。

船を見て、逃げるのではなく「何かを得ること」を選んだイザナは最後まで軍人でした。

新型クラルスの力とは~作物と飛行技術が伏線か

新型クラルスについて整理していきます。強力な力を持つ代わりに、何らかの副作用的な効果があることは以前から示されていました。

8話では、もう少し深くクラルスについて語られています。

〇新型クラルスの「副作用」を帝国の上層部・皇国は知っている。
〇王国は「副作用」を知らず、以前から大量生産をして使用していた。
「副作用」は参謀長が使うのをためらう程、強力な物だと思われる。

分かっているのはこのあたりでしょうか。

 

それでは、どのような「副作用」があるのか。

まず、王国側はこれまでも新型クラルスを使用していたため、クラルスを使うことですぐに目に見える”何か”が起こるとは考えにくい…ということです。

関係がありそうなのは、ユウキが語っていた「ここ数年間作物の出来が良くない」というフレーズです。思えば、ひまわりも咲いていませんでした。

 

最初は何か良くない物質を星にまき散らしているのかな、と思っていましたがユウキの発言と合わせると、クラルスが星のエネルギーを浪費しているという可能性が高そうですね。

思えば、この星では、ある一定の高度までしか飛ぶことができません。

これも、地面に存在するエネルギーから離れることで、クラルスが力を保てなくなり、ある程度の高さで浮遊が止まってしまう、と考えると辻褄が合います。

 

ただ、星が滅ぶような悪影響があるのだとすれば、戦争をしている場合ではなく、即刻新型クラルスの使用を止めるように帝国から王国に告げるべきだと思うんですよね。

星に住めなくなったら本末転倒です。

それでも新型クラルスの情報を明かさないとなると、単なるエネルギーの浪費ではなく、特にグランディーガ帝国にとって大きなマイナスをもたらす”何か”があるのかもしれません。

「真の敵は公国だった」エンド?

7話までは、どう考えてもユウキとステラが出会うビジョンが見えませんでしたが、8話では少しだけ光が射してきた感があります。

今までは王国vs帝国という戦いでしたが、ここに公国が登場したことにより、王国+帝国vs皇国の残党(帝国の皇帝か?)という図式になる可能性が出てきました。

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また、7話で話題になったピアースへの襲撃でしたが、少なくともユウキ主導で行われたわけではないことが明確になりました。

8話でも「深追いは不要」と言っていましたね。

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じゃあ誰がやったのさ…と。やはり帝国の誰かと見るのが妥当なように思います。しかし、現時点ではまだステラたちが反乱を起こした様子は見受けられません。

機を狙って待っているのか、それとも単に王国による攻撃だったのか…?はたまた、皇国の残党による襲撃だったとか?

王国と帝国軍を繋ぎ合わせる要素は、新型クラルス、ステラ・レイラの親子関係、ひまわりぐらいです。どのように物語が展開するのか、非常に楽しみです。

 

OPでは一面に咲いたひまわりと一緒に、ユウキとステラが歩いています。ひまわりが咲いているということは、土地が戻り、諸々の問題が解決したということだと思います。

共通の敵に立ち向かうことで、ユウキとステラが接近する展開に期待です。

OPの2人は、死後の世界で穏やかに暮らしています的な設定だったらどうしよ

ユウキの指令と周囲の大人たち

劣勢な国の様子を見ているためか、国の中でも王女であるユウキと、騎士団の総長であるハロルドが言い争いをしている場面が目立ちました。

ここまで劣勢になったのはハロルドさんが指揮をとっていた時代が原因なんだよなぁ…。

 

ユウキのモットーはとにかく「敵にも味方にも犠牲を出さないこと」。そのための焦土作戦の実行で、最後まで彼女はこれを貫いています。

結果として、味方を全滅させてしまったわけですが、それはワンパターンな動きが相手に読まれてしまったことが大きいです。

そういうところを周囲の大人がサポートしてやれよ…。言い合うだけじゃなくてさ…

 

ユウキの周囲で「いいなぁ」と思うのはレイラだけです。レイラは裏ではユウキに助言したりしていますが、公の場では基本的に口を開くことはありません

戦術を教えるべく、力を貸しているのもレイラでしょうし、凛とした彼女はかっこいいです。だからこそ、イザナの最期を目撃し、レイラが涙を流したシーンは心にくるものがあります。冷静沈着な彼女が皆の前で泣いたわけですから。

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と、レイラを際立たせるためにイザナの死が描かれたという見方も出来ますが、イザナの死を描いた一番の意味は「直接ユウキに"死”を見せたこと」でしょう。

ヨシュアのときとは異なり、ユウキは側近が目の前で命を落とすシーンを見てしまいました。これを見たことで、「ぬるい」戦術を取っているユウキの心情に変化があるのかどうかも見どころですね。

…あと王国側の話は1話ぐらいしか無いけど!

アニメ「エガオノダイカ」8話感想まとめと9話に向けて

エガオノカナタ

エガオノカナタ

 

というわけで、エガオノダイカ 第8話の感想・考察でした。

次回は帝国側から見た新型クラルスについて語られるのでしょうか。残り4話でどう収拾を付けるのかが楽しみでもあり、少し怖かったりします。

そんな第9話は「暁の挽歌」です。それでは、この辺で。

 

【追記:9話の感想・考察はこちらから!】

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