エガオノダイカ 11話 感想&考察！強くなったユウキと最終回予測
第11話「二人の決意」
ー人を包み込むようなその力に…私は救われました（レイラ）
最終回では２人が出会いそうで本当に良かったです。山積みの問題をどう解消していくのか、それとも見なかったことにするのか。締め方が本当に気になります。
というわけで、エガオノダイカ 第11話「二人の決意」の感想・考察になります。11話までのネタバレがあるので、未視聴の方はご注意を！
エガオノダイカ 11話のあらすじ・ネタバレ
ハロルドの葬式も功を奏し、王国兵の降伏も見られ始めます。ゲイルがいなくなったことでヒューイは荒れ、ステラと殴り合いになります。
そこに、ユウキから帝国へ緊急入電です。ユウキは開発した新型兵器を戦争に導入することと、王都ハリアントを奪還すべく、徹底抗戦することを告げます。
ステラは「絶対に誰も死なせない」という思いを強くします。旧ゲイル小隊の持ち場は、最前線から遥か離れた場所になり、王国のとある小隊を発見します。
一方、王国。ユウキが見せた砲台は「試作品」であり、本来の狙いはクラルスの共鳴を使用したクラルスの全停止でした。そして、皇国にはそれが叶うかもしれない施設が用意されています。
ユウキの狙いはとにかく、皇国に行く時間を稼ぐことでした。出発の前に、ノエルにイザナの死を伝え、最低限の護衛と共に皇国の施設に向かいます。
車内でレイラは「ユウキの笑顔で救われた」と伝えます。そして、ユウキたちを追跡していたのはステラたちでした。リリィは窓からユウキの姿を確認したようですが…？
以上です。
11話の感想と考察
冒頭にも書きましたが、最終回ではユウキとステラが出会ってくれそうで本当によかったです。主要キャラが命を落としまくっていることもあり、OPは本当に詐欺ですね(笑)
「２人の決意」と山積みの問題
今回のサブタイトルであった「二人の決意」。てっきり、２人が出会って何かを決意すると思っていましたが、各々で思いを胸に秘めるような形で描かれました。
ユウキについては、共鳴を利用し、戦争を終わらせることを決めています。具体的な仕組みについては９話と10話の記事をご覧ください。
一方のステラの決意は「味方をもう誰も死なせない」というものです。ここでようやく、ユウキとステラの考え方が一致しました。
運よく、ユウキに接近している帝国兵はステラたちなので、ここで共同でクラルスをストップさせる可能性もありますね。
また、ステラは”これまで”ではなく、”これから”に意識を向けていたのも印象的です。過去ではなく、未来に向けて居場所を見つけていこうという思いが感じられます。
電池切れの思い出のボールを置いていったのも、そういう意識の表れでしょう。
ただ、視聴者サイドは誰もが恐れていることですが、クラルスを利用できなくするということは、戦争が終わること（そもそも本当に終わるのか？）以上に、この星のエネルギーが利用できなくなるということに直結します。
９話の実験の時点で既に、夜は寒そうにたき火や毛布で暖を取っている王国兵の姿があ見られました。これが真冬になるとどうなるんだ…？
確かに、食物についてはナノマシンが正常に動いて増えることで、今よりも豊富に作ることができるとは思います。ただ、電気もガスも止まるとなると…。
もしくは、皇国が残した資料で「クラルス以外にもエネルギーを生み出す方法はある」といった記録が残されているのでしょうか。
レイラが言うように、戦争が終わってからの問題は山積みです。どのような形で”その後”が描かれるのか、とても楽しみです。
強くなったユウキの姿
11話ではユウキが強くなったなと感じるシーンが複数ありました。
１つめは、元老院とのやり取りです。以前であれば委縮し、何も言えない状態になっていたであろう彼女が物怖じせずに意見を主張していました。
最初から教育を施していれば、もう少し違う未来もあったかもしれないのに…と思わざろうを得ない描写でしたね。
もう１つは、ノエルにイザナの死を伝えたときの表情です。
ノエルに責められ、声を詰まらせるものの涙は流しませんでした。イザナが命を落としたのは、王女である自分の責任だから。そんな自分が涙を流すわけにはいかないから。
そして、家から出た後にユウキは、レイラの前でだけ涙を流すのかと思いきや…。頷いて、先に進むことだけを伝えました。
皆で写った写真を置いていっていたのが印象的です。「また戻れるか分からない」と言いつつ、写真を残していったということは、周囲と自分を信じてまた戻ることができると思っているからに他なりません。
ユウキが成長した面を最後の最後に描写してくれたのは、とてもよかったと思います。
最終回に向けて：究極のバッドエンドもあり得るか
上の見出しでは、クラルスを止めた後の問題点について書きましたが、別の可能性も残されています。それは、全滅エンド。ありえなくはないと思うんだよなぁ…。
１話の時点から、エガオノダイカというタイトルには「笑顔の代価」という意味だけでなく、「笑顔の大花」という意味もあるのではないか？と書いてきました。
だからこそ、最終回のタイトルもカタカナ表記がされていれば、少しは安心できたのですが…。完全に「笑顔の代価」っていう漢字を当ててしまっている時点で嫌な予感しかしないんだよなぁ…。
戦争は終わったけど、エネルギー問題を解決できず滅亡とか。
ステラが実の母親であるレイラの命を奪ってしまうとか。（もうステラとレイラは母娘で確定していいですよね？）
長いスパンで考えればユウキの判断は正しいのだろうけど、短いスパンで「生きる」ということだけを考えれば、星全部のクラルスを止めるというのは、極めて勝率の低いギャンブルのようなものです。
レイラの言うように、ユウキの笑顔で新世界を救う展開になるのであれば、「代価」とは言わないでしょうしね…。
とんでもないバッドエンドが待っていることも覚悟して、最終回を視聴した方がいいのかもしれません。
ヒューイの行動こそが戦争の恐ろしさ？
Aパートに見られたヒューイの暴走。感情を爆発させ、一人で敵に切り込んでいった他、ステラと殴り合いまで行う始末でした。
単にヒューイがツンデレ（ツンましまし、デレ少な目）であることも行動の理由づけになりそうですが、そうだとしてもあの行動は異常です。
ヒューイは憎まれ口を叩きつつも、ゲイルのことは信用していたでしょう（結局入金していることからも分かりますね）。で、そのゲイルが命を落としたことすらも国は戦争の道具として使い、これまでと何ら変わりない戦争が続いていきます。
結局、いつ命を落とすか分からない過度なストレスと、上記のような感情が混ざり合い暴走気味になったものだと思われます。
暴走するポイントが一歩間違っていれば、彼も命を落としていたでしょうし、戦争の恐ろしさを感じられた一幕でした。
アニメ「エガオノダイカ」11話感想まとめと12話（最終回）に向けて
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というわけで、エガオノダイカ 第11話の感想と考察でした。
一応、最終回に向けてのピースは出そろった感があります。実際、細かい部分は多少おざなりになっても、この作品のテーマである「笑顔」とユウキ・ステラの「選択」をしっかり描いてくれるといいですね。
次回は最終話。そんな第12話は「笑顔の代価」です。それでは、この辺で。
また、来期のアニメのおすすめランキング記事も書きました。こちらからどうぞ！
【追記】最終回の感想・考察はこちらから！
