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荒野のコトブキ飛行隊 10話 感想&考察!”穴の向こう”とサブジーの居場所

第10話「情け無用の爆撃機」

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ーグズグズしてるとケツに37ミリぶち込むぞ!(ナツオ

 

「喜んで」ってww

敵がなりふり構わない行動を取りつつあり、主人公サイドに頼もしい仲間が付くのは、いかにもラスボス前の戦闘のようですね。

というわけで、荒野のコトブキ飛行隊 第10話「情け無用の爆撃機」の感想と考察になります。10話までのネタバレがあるので、未視聴の方はご注意を!

コトブキ飛行隊 10話のあらすじ・ネタバレ

議会を追われたユーリアは空中で襲撃に遭います。ジョニーの店に一同が集まり、アレンは穴が様々な場所に繋がり、イジツから海が消えたのも穴のせいだと語ります。

ユーリアも登場し、イサオを痛烈に批判します。コトブキ飛行隊の面々は、イサオに対しての意見が分裂します。そして、ラハマの上空に大きな穴が空きます。

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更に、イサオと友好関係にあったショートの町が爆撃されます。イサオの伝言を持ってきた人事部長が、ラハマにユーリアの引き渡しと、町がイサオの傘下に入ることを要求しますが、町長はそれを拒否します。

要求を飲まなかったことで、爆撃機がラハマを襲います。コトブキ飛行隊の二段構え戦法と、ナサリン達のお陰で、苦戦しつつも3機中2機の爆撃機を撃墜します。

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しかし、1機の撃墜が間に合わず爆弾が町に落とされます。その爆風は穴に吸い込まれ穴ごと消滅します。最後の爆撃機に乗っていたイサオは撤退します。

戦闘後、なぜかコトブキを救ったヘビ柄の紋章を持つ航空機をキリエは追います。互いに燃料切れになり、相手側の飛行機にはナオミという女性が乗っていました。

彼女は気まぐれでユーリアの味方をしていました。始めこそ喧嘩をした2人でしたが、何とナオミはサブジーの弟子で、それをきっかけに2人は仲良くなったのでした。

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以上です。

10話の感想と考察

ヘビ柄紋章のパイロットの正体だけは意外でしたが、それ以外は分かりやすいストーリーでした。前回考察したような変化球よりの展開は恐らく無く、ストレートにイサオとの最終決戦が待ち受けているものだと思われます。

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穴の向こうに広がる世界

9話に続き、空に現れる穴について、いくつかのことが分かりました。

〇穴は何度も空き、70年前は偶然イジツと繋がった
〇海が無くなったのは、穴のせい?
〇ラハマに落とされた爆弾による爆風を穴は取り込んだ

また、穴自体の内容ではないですが、穴を狙っているイサオや執事も、今回の戦闘後に穴が消滅した理由は分からないということでした。

 

1点目について。前回書いた「ユーハングと繋がる穴は複数あるのでは?」という部分は触れられませんでしたが、逆に穴が必ずしもユーハングと繋がるというわけではないというのは驚きです。

イジツの通貨が「ポンド」と「銭」なのって、イジツが昔ユーハング(日本)だけでなく、ヨーロッパとも繋がっていたことを表していたのでしょうか…。

そうだとすれば、これは事前に考察として見抜きたかったところでした。

 

そして、気になるのは2点目と3点目。穴は爆風を吸い込んだことから、70年前にイジツに存在していた海の水も吸い込んだのかもしれません(=海が無くなった発言)。

もしくは、70年前の穴は海の底に空いて、そのまま水がイジツへと流れ込んだという可能性もあります(=穴の出来る場所は固定されない発言)。

 

そして、吸い込んだモノはどこに向かっているのでしょうか。考えられるのは

・吸い込んだモノは、穴の向こう側へ流れて行っている。

・吸い込んだモノは、穴の中で”消化”し、その力に耐えきれなくなったとき穴が消滅する。

…ぐらいでしょうか。

 

本当に海が吸い込まれていたのだとすれば、前者のパターンはイジツが大惨事になるので、吸い込んだモノが”向こう側”へは行っていないと考えるのが自然かな…。

まだまだ考察要素も残っていて、面白い存在です。

ナオミとの会話と「キリエの飛ぶ意味」

8話でキリエは自分が何のために飛んでいるのか?と問われ、答えられない場面がありました。キリエはナオミに同じ質問をします。

ナオミは「気持ちいじゃん、飛ぶの。意味って必要?」と即答しています。

まさに、気分でどちら側につくかを決めているナオミらしい答えです。「何のため」ではなく「飛ぶこと自体」に意味を見出しています。

 

ナオミが即答したからか、キリエはバツが悪そうな表情になりました。

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「物」のために飛んでいるわけではないキリエのことなので、ナオミの話を聞いたときに自分も「飛ぶこと自体が楽しいから飛んでいるんだ!」と気が付くのかと思いきや、そうとは見えない表情です。

 

飛ぶこと自体を楽しむというよりは、飛ぶことをきっかけに新しい場所や景色を知れることにキリエは喜びを感じている節がありますが…。

以前書いたように「コトブキのために」と胸を張って語る時が来るのかもしれません。キリエが飛ぶ理由を見つけ出すことができるのか、こちらも楽しみな一面です。

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サブジーはどこにいるのか

10話ではサブジーの弟子であるナオミが登場したのは前述の通りです。いきなり最後に登場したように見えて、実はアバンで登場しているのがいい演出ですね。

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さて、ナオミの話を聞く限り、彼女がサブジーに出会ったのは、サブジーがキリエの元を離れた後とのことでした。

ナオミがイジツとユーハングを行き来している存在でないとすれば、キリエと別れた後もサブジーはイジツにいたということになりますね…!

 

ナオミの言う「色々あって」が気になるものの、サブジーがイジツのどこかにいる可能性が上がったのは、残り2話の見どころとして、非常に楽しみな面です。

元々はユーハングの人間だったサブジーなので、イジツのどこかでユーハングへの穴を探しているのかもしれません。実はアレンもサブジーと出会っていたり…?

 

逆に、ナオミとサブジーがユーハングで出会っていたとすれば、それはそれでナオミから「穴」についての話を色々と聞くことができそうです。

ナオミとサブジーが接近していた過去によって、どちらに転んでも面白い伏線が用意されましたね。大ピンチのキリエを、サブジーが助けに来てくれないかなぁ。

感想:待っているのは王道展開!イサオが使う飛行機とは?

冒頭にもちらっと書いた通り、最終回に向けて仲間が増え、敵(イサオ)が恐らく強力な飛行機を用意し、キリエたちに立ち向かう”王道の展開”が見られそうです。

序盤で世界観が全く読めなかったときはどうなることかと思いましたが、こういった展開に落ち着けるあたり、さすが水島監督ですね。

イサオが使う飛行機は何になるのでしょうか。まだ登場していない日本機か、まさかの外国製の飛行機という可能性もあるのでは、と思っています。

 

アプリと連携していることもあり、各キャラの深い過去までは描かれないかもしれませんが、今後も一風変わった戦闘(今回のコトブキ→ナサリン&自警団→コトブキの流れもよかったです)を中心に、最後まで突き抜けてくれることに期待しています!

アニメ「荒野のコトブキ飛行隊」10話感想まとめと11話に向けて

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というわけで、荒野のコトブキ飛行隊 第10話の感想・考察記事でした。

今更ですが、最終回が3月の最終日になるんですね…。4月に春アニメの最後の感想記事をあげるのはどことなく不思議な感じがします。

次回第11話は「イケスカの決闘」です。さあ、イサオとの最終決戦です!

それでは、この辺で。

 

【追記:11話の感想・考察はこちらから!】

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