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荒野のコトブキ飛行隊 7話 感想&考察!不可解な攻撃と石油・絵本が指すもの

第7話「ナサリンの1ポンド硬貨」

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ー目的は達成された。よって、我々の勝ちだ!(レオナ

 

このレオナの笑顔が好き。やっぱりナサリン飛行隊の2人はかっこいい。裏でも物語が動き出しており、”敵”の狙いも少しづつ読めてきた感があります。

というわけで、荒野のコトブキ飛行隊 第7話「ナサリンの1ポンド硬貨」の感想と考察です。7話までのネタバレがあるので、未視聴の方はご注意を!

コトブキ飛行隊 7話のあらすじ・ネタバレ

コトブキ飛行隊は、廉価で質の落ちるスタンドン石油からの営業を受けていました。しかし、ケイトがそのガソリンを使って飛んだところ、違いは明確でした。

模擬戦闘の中で、キリエが正確な操縦に長けていることが明かされます。そして、ケイトは過去に怪我をした元操縦士のきょうだいであるアレンに会いに来ていました。

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一方、ナサリン飛行隊の2人はナンコーという街を訪れますが、何者かの襲撃で火事になります。コトブキ飛行隊はナンコーのガソリンを得ることなどを条件に消火に向かいます。

ナンコーに向かいますが、正面から空賊がやって来ます。やってきた飛行機は疾風(はやて)。機体の優秀さと乗り役の技能に、ナサリン・コトブキは押されます。

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ザラが倒され、爆撃機も背後を取られます。しかし、フェルナンドが犠牲になることで爆撃機を死守、キリエ・ケイトの活躍で爆弾を使った消火に成功します。

チカの好きな「海のうーみ」という本は、蟹がお酒を一人占めしようとして失敗するというストーリーでした。そして、謎の男が裏では何か計画を練っているようで…?

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以上です。

7話の感想と考察

今回はケイト回でした。ただ、後半はナサリン飛行隊のエピソードだったので、他のメンバーに比べると掘り下げがやや浅かった感もあります。

2つの世界を繋ぐ穴とケイトのきょうだい・アレン

まず、押さえておきたいのはユーハングとイジツを繋ぐ「穴」についてです。ユーハング、イジツについての解説と考察は前回の記事をご覧ください。

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7話で明かされた穴についての情報は

〇アレンが怪我をした時点から数えて70年前に穴が塞がった
アレンが調査をしている際に、”タイミングよく”空賊が襲ってきて負傷した。

というものです。

 

1点目については、6話の記事で考察したように「第二次世界大戦の終了の時期」とかぶっています。

そして、2点目については空賊を率いていると思われる黒幕にとって、穴を調査されるのは不都合な事象が生じるのではないか、と思われます。

これも前回考察した「今でもイジツとユーハングを繋ぐ穴は生きているのでは」という考察と合致しそうです。

まずは基礎知識と言うことで、ここまでを押さえた上で考察していきたいと思います。

タイミングが良すぎた疾風の攻撃

今回も空賊の襲撃は不可解そのものでした。コトブキ・ナサリンが出撃したタイミングに合わせるように、襲い掛かってきています。

5話あたりから書いていますが、やはり「情報が漏れている」というユーリアの言葉は真実でしょう。そうでなければ、ここまでいいタイミングで迎撃することは不可能に近いと思います。

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では、今回この消火活動を知っていたのは誰でしょう。

・コトブキ飛行隊メンバー
・ナサリン飛行隊メンバー
・ルゥルゥ
・ナンコーのおやっさん
・酒場のメンバー

この辺ですね。抜けがあれば教えてください。

 

…怪しいと思っていた、ユーリアもイサオも今回は絡んでいません。酒場の2人(ジョニー、リリコ)は怪しい気もするけど…うーん。

一番近くでコトブキ飛行隊を指揮しているのはルゥルゥです。彼女とユーリアorイサオorサブジーが手を組んでいる…という見方もできなくはないです。

ひとまずはこれ以上の推理材料が無いので黒幕の考察はここまで。一体情報はどこから漏れているのでしょうか。

裏で手を引く「あいつ」と絵本・石油の話

加えて、7話の最後には”どこか”に電話をする男性の声が聞こえました。声の主はエリート興業を裏切った人事部長だと思われます。

もちろん、ラスボスが人事部長ということは無いでしょう。人事部長はどこかと繋がっていて、悪だくみをしているだろうという描写は4話でも見られました。

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彼らの目的は一体何なのでしょう。7話の内容からシンプルに考えると、石油の独占化によって利益を得ようとしている、ということになります。

そもそも、ナンコーの石油がダメになれば、よりいっそうスタンドン石油の力が大きくなり、石油による利益をほぼ独占化することができます。

ちなみに、この話はチカの大好きな本である「海のうーみ」のストーリーと非常に似ています。海のうーみではお酒が湧く泉がたくさんあり、蟹がそれを独り占めしようとした結果、お酒自体を採ることができなくなる…という物語です。

 

ただ、石油の話が出てきたのは今話からですし、石油を中心に動いているだけ…というのもややインパクトが薄いです。

これまでの流れから、あくまで石油を独占し、利益を増やすのは前段階の目的であり、最終的には

莫大な利益を元手に、黒幕がトップになるイジツの新しい秩序を生み出そうとしている

のでは?ぐらいの考察を立てておきます。

チカの発言整理(ほぼメモ程度の項目)

と、黒幕やら石油やらばかりに目が行きがちですが、チカが気になる発言をいくつかしていたので、メモ書き程度に残しておきます。

正直ここは考えても分からないことばかりなので。

 

〇チカは「下」で暮らしていたことがある
→ユーハングに穴が空いて、イジツに繋がっていたという考察と矛盾する(上下が反転している)…?でも、アレンは地面を指して「穴」と言っていたようにも見えるし…。

ユーハング、イジツ、「下」の三階層になっている構造なのでしょうか。

 

〇チカには「チト兄」がいた
→お兄さん?だとすれば今はどこにいる?

 

よく分からない発言2つですが、いずれもキリエとの会話の中で自然に出てきた内容であることから、この世界に「下」があるのは周知の事実であり、チカに兄がいるのも皆知っていることだと思われます。

こういう見逃しがちな部分に伏線を用意してくるのがいいですね。

2つのタッグ技の爽快感

7話で気に入った描写は2つあります。

 

1つ目はキリエとケイトのコンビ技

ケイトが理詰めで行動することは1話から何となく察することができる部分ですが、キリエの最大の長所が”正確な操縦”であることにはびっくりしました。

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それを裏付けるかのように、爆撃機の操縦シーンがあったのはお見事!でしたね。

キレそうになるキリエをケイトがなだめ、ケイトが組み立てた計画通りに操縦するキリエ。この2人ではないと成し得ない消火活動だったのではないでしょうか。

 

2つ目はナサリン飛行隊のおっさん達。本当にいい味出してるなぁ、と。

フラグっぽい言葉を遺し残し、自らが犠牲になるフェルナンドも、それを止めようとしたアドルフォも良い姿でした。彼らがナサリン飛行隊を再結成できる日が待ち遠しいです。

アニメ「荒野のコトブキ飛行隊」7話感想まとめと8話に向けて 

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というわけで、荒野のコトブキ飛行隊 第8話の感想・考察記事でした。

断片的に明かされる情報を基にする考察は推理パズルのような面白さがあります。最初は正直退屈だなぁとも思っていましたが、今は毎週が楽しみです!

次回第8話は「大飛行船強盗」です。予告を見る限り、酒場の2人が怪しそう。それでは、この辺で。

 

【追記:8話の感想、考察記事はこちらから!】

www.anime-kousatsu.com