アニメのおすすめなどを語るブログ

主にオリジナルアニメの感想と考察を管理人が書いて楽しんでいるブログ。皆様のコメントをどしどしお待ちしています!

荒野のコトブキ飛行隊 8話 感想&考察!キリエの掘り下げとジョニー回!

第8話「大飛行船強盗」

f:id:rakutenpocket2:20190305133726p:plain

ーだから簡単に落ちたりしない。大事なものにまた会いたいから!(キリエ

 

絶対ジョニーのアクロバティックさを表現したいがためのエピソードだっただろ!そして、考えがまとまりつつあった「内通者問題」はまたふり出しへ…?

というわけで、荒野のコトブキ飛行隊 第8話「大飛行船強盗」の感想と考察になります。8話までのネタバレがあるので、未視聴の方はご注意を!

コトブキ飛行隊 8話のあらすじ・ネタバレ

キリエは病院に子供を連れてきたレオナと出会います。子供に「大切なもの」を問われたキリエは答えることができません。

コトブキ飛行隊の次の仕事は、イサオが市町になった記念に購入した魚を輸送すること。飛行ルートを変えたものの、例によって空賊が襲ってきます。

f:id:rakutenpocket2:20190305121747p:plain
f:id:rakutenpocket2:20190305121753p:plain


コトブキ飛行隊は応戦しますが、本隊が襲撃してきます。彼らは羽衣丸のジャックが目的でした。犯人はコトブキ飛行隊の撤退を要求し、レオナはそれを飲みます。

コトブキ隊の作戦は、数機が囮になり、レオナとキリエで羽衣丸に潜入することでした。トイレにこもっていたサネアツの指示もあり、2人が船内に入り込みます。

f:id:rakutenpocket2:20190305121815p:plain
f:id:rakutenpocket2:20190305133807p:plain


不意を突いた攻撃で、一同は次々にハイジャック犯を倒していきます。とりわけ、ジョニーの活躍は目覚ましく、ゴム弾と衝撃的な回避力で多くの敵を倒します。

操縦室がやられ、爆弾も仕掛けられ万事休すと思いきや、レオナ・キリエの「ヘリウムを抜く」作戦がはまり、無事に着陸します。ジョニーは元プロの用心棒であり、銃マニアであったことから奥さんのミキに逃げられていたのでした。

f:id:rakutenpocket2:20190305133828p:plain
f:id:rakutenpocket2:20190305133851p:plain

以上です。

8話の感想と考察

アクロバティックさが好き。ルゥルゥの下で働く者は全員近接戦闘も強い説。冒頭では人事部長が再登場したり、と謎はてんこ盛りです。

レオナとキリエの「今」

冒頭で、レオナとキリエについて知ることができるシーンがありました。

まずは、レオナ。レオナは子供を2人連れ、病院に来ていました。

ホームを存続させるにはお金が必要」とキリエに語っていたことから、子供に対してのボランティア(孤児院の支援)をしているのでしょうか。

…冒頭で人事部長が出てきてたけど、ミユリたちを人質に取ったりしそうで怖い。そうなったら絶対レオナが暴走する全滅エンドフラグじゃん…。

 

で、レオナにとってはその子供たちのことが「飛ぶ意味」になっているようですが、キリエはミユリに大切なものを尋ねられた際に、答えることができませんでした。

f:id:rakutenpocket2:20190305135157p:plain

以前のキリエ回で、彼女が飛ぶことになったきっかけがサブジーに誘われて空を飛んだことと、「知りたい」という好奇心だったことが明かされています。

だから、レオナは”物”として飛ぶ意味を今のところ持ち合わせていないわけで。

この辺りは彼女がよく張り合っているチカ(彼女は例の人形や「海のうーみ」など好きな”物”が多い)との対比が効いていてとても面白いと思います。

 

今後、キリエにとっての大切なものは出てくるのでしょうか。

個人的にはイジツという場所や、コトブキ飛行隊の面々が彼女の大切なものになっていきそうな予感です。ここも注目して見ていきましょう!

内通者問題~イサオかユーリアか、大穴は…?

5話の記事から毎回触れている「情報を漏らしている者」の正体。

コメントでも推理されている方がおり、自分としてもジョニーかな?と思っていたタイミングでまさかの8話。8話を見る限りでは、ジョニーの線は薄そうな気がします

改めて内通者(スパイ)問題を整理しておきましょう。〇はその人物をスパイだと考えられる根拠、×は矛盾するポイント・腑に落ちない部分になります。

 

候補①:イサオ

〇自ら飛行隊を襲わせ、撃墜する(自作自演)ことで、自分の地位を上げている。
〇作戦の実行者であれば味方や物資の回収が容易。
×7話の疾風の攻撃の際に、彼は関わっていない。

8話で一気に怪しさが増したイサオ。作戦の概要を知っていますし、総合的にみて一番怪しい。

8話でも彼は犯人を「強奪」しています。これにより、自然に空賊を自分の手に引き戻しているのでは?という見方もできます。

 

候補②:ユーリア

〇イケスカに刃向う動機が一番強い人物である。
△ルゥルゥに対する私怨(もっとも、彼女はルゥルゥが好きそうですが)
×前回、今回の作戦には関わっていない。

単にイサオの失脚を狙いたいのは彼女のはず。実はユーリアとイサオが裏では結託して、油田の利益を独占しようとしている可能性も捨てきれませんが…。

 

候補③:ルゥルゥ

〇すべての作戦を把握しているため、情報を一番多く持っている。

意外にルゥルゥがスパイであることを否定できる道具が少ないです。

逆にコトブキ飛行隊の情報を流す意味も感じられませんが、彼女の過去が分かれば動機も見えてくるかもしれません。

 

ジョニーとサネアツ(副船長)も候補ではあるのですが、8話の表情や立ち回りを見る限り違うような気がするので可能性の1つとして書いておくにとどめます。

また、無いとは思いますが大穴としてあげておきたいのはレオナ彼女にはお金が必要であることが明かされたので、もしかすると…?

それに、彼女にはイサオに”借り”があります。味方の1人ですが、動機面だけで見るとありえなくはない…のかも。

空賊の出所と3段階になっている世界の仕組み

空賊、空賊という言葉を何度も使っていますが、今回襲撃してきたのは軍隊でしょう。

わざわざ、用心棒として戦いに赴いた経験があるジョニーに「軍隊みたい」と語らせたことから、(少なくとも今回は)ゴロツキのような存在ではなく、統率の取れた集団であると考えるのが自然だと思われます。

 

では、その軍隊はどこから出てきているのか。

もちろん、イジツのどこかに大がかりな集団がいる可能性もありますが、手際の良さや訓練されている強さを見るとユーハングや「下」の世界からやってきているという見方もできそうです。

ちなみに、前回(荒野のコトブキ飛行隊 7話 感想&考察!不可解な攻撃と石油・絵本が指すもの - アニメのおすすめなどを語るブログ)でちらっと話題にあがったチカの「下」発言。

大豆さんとid:corydras47さんがコメントで考察をされていたので、紹介します。

・大豆さんのコメント

「空にできた穴について研究している」そうなので、「ユーファング/イジツ/下」の三層構造で間違いないですね。(アレンの指差しは、平面地図上でのことなので、Z軸上の高さは表現できなかったということでしょう)

 

id:corydras47さんのコメント

チカの“下”発言ですが、今は羽衣丸に住んでるので、地上に家があった時、と言う意味での下ではないですかね?

(引用:いずれも上記当ブログの「コメント欄」より)

どちらも面白い設定だなぁと思います。いずれにしてもユーハングが地上ではなく、空にあいた「穴」からやってきたのは間違いなさそうです。

 

また、8話で魚は”どこかで”調達できることも分かりました。

水や魚は空の「穴」から仕入れているのか、「下」から仕入れているのか。そのあたりの設定も明かされるのか楽しみです。

大量の軍隊もここからやってきているのか…?

感想:サブキャラクターに当てた光

ナサリン飛行隊に次いで、またもや男キャラで魅力的なやつが出てきました。ジョニーが1人で敵をばったばったと倒していく姿は爽快でした。

f:id:rakutenpocket2:20190305135540p:plain

絶対用心棒として生きている方が稼げるでしょ…笑

てっきり最後のシーンまで奥さんは亡くなったものだと思っていましたが、よく冒頭から見直すと”実はミキが生きている”という真相への伏線があって面白いです。

レオナの「逃げられジョニーだな」という発言はその代表例です。

 

他にも、ナツオの態度やドードー船長の暴走、サネアツのいじられっぷりなどやっぱりサブキャラにまで手が行き届いているのが好印象です。

その分コトブキ飛行隊への描写が薄くなるというデメリットはありますが、無駄なキャラがいない構成になっていて、自分としては非常に好みの展開でした。

アニメ「荒野のコトブキ飛行隊」8話感想まとめと9話に向けて

フィギュアーツZERO 荒野のコトブキ飛行隊 キリエ 約175mm ABS&PVC製 塗装済み完成品フィギュア

フィギュアーツZERO 荒野のコトブキ飛行隊 キリエ 約175mm ABS&PVC製 塗装済み完成品フィギュア

 
【Amazon.co.jp限定】TVアニメ『荒野のコトブキ飛行隊』オリジナルサウンドトラック (デカジャケット付)
 

というわけで、荒野のコトブキ飛行隊 第8話の感想・考察でした。

空戦よりも、白兵戦の方が楽しめた…なんて口が裂けても言えませんが(←言ってる)、いつもと違う「魅せ方」で夢中になることができました。

次回、第9話は「赤とんぼの風来坊」です。新キャラ?とキリエの表情が気になります。それでは、この辺で。

 

【追記:9話の感想・考察はこちらから!】

www.anime-kousatsu.com