Fairy gone(フェアリーゴーン) 6話 感想&考察!ギルバートの正体と人工妖精・五公の謎
第6話「旅の道連れ」
ー私は幸せですね。無くしてしまったけれど…思い出はあるもの(クラーラ)
とうとう公式サイトに出てないキャラまで乱立しちゃってからに…。ドロテアメンバーの名前を覚えた後は、敵陣営?の名前を覚えていかないと…。
というわけで、Fairy gone(フェアリーゴーン)第6話「旅の道連れ」の感想と考察になります。6話までのネタバレがあるので、未視聴の方はご注意を!
フェアリーゴーン 6話のあらすじ・ネタバレ
統一戦争で主に活躍した5人は「五公」と呼ばれますが、レイとシュヴァルツ以外の3人は既に亡き者になっています。裏では、生き残りの2人が接近します。
ドロテアは違法妖精の取り締まりを強化します。フリーとマーリヤが見回りをする中、新型の人工妖精が何者かの手によって暴走させられます。
人工妖精自体には問題点は見つかりません。そして、ネインの指示によって”本物の妖精書”を探すべくマーリヤとクラーラが調査に出ます。
妖精書の情報を知っているというバズがクラーラに襲い掛かりますが、すぐさま鎮圧されます。
バズが得た情報は「オークションで”黒の四”という妖精書が競り落とされた」というものです。落札したダイスという男を2人は追い、ビターもその後を付けます。
列車に乗り込んだダイスを2人は見逃してしまいますが、カバンの特徴を覚えていたマーリヤの活躍で、降車後ダイスを捕えることに成功します。
しかし、ダイスは一切口を割りません。フリーと偶然再会したアクセルは、ダイスのことを知っているようで、アクセルとビターは”ギルバート”という男にたどり着きます。
更に、人工妖精の暴走を聞きつけたシュヴァルツは不敵な笑みを浮かべて…?
以上です。
6話の感想と考察、解説
5話の記事で書いたように、5話までで「プロローグ」が終わり様々な人物の思惑が動き出したエピソードでした。
”終戦記念日で起こること”が楽しみで仕方ありません!
様々な”不自然な点”を整理する
6話では、いくつかの不自然な点が見られました。このアニメの記事では恒例ですが(笑)、考察ではなく内容の整理から入っていきましょう!
①突如動き出した「人工妖精」
フリーとマーリヤが街中を歩いている際、新型の人工妖精が暴走する場面がありました。
誤作動の原因は全くつかめていない状態ですが、今回初登場したチェイス(短髪黒メガネ)が「軍の内部の人間でないと細工はできない」と語っています。
つまり、軍の内部の人間であれば、何かしらができるってことで…。訳ありげに暴走した際に、路地裏から笛を吹いて人工妖精を操っている人物が映っていました。
変装をしていない前提でありますが、短髪の男+鼻の形からして怪しいのは今回最後に登場したアクセルになるんだよなぁ…。
何かこういう小物感がぴったりのキャラですしね。「笛」の出所は、チェイスが語っているようにドロテア内部に”裏切り者”がいる可能性もありそうです。
最後にシュヴァルツが笑っていたことから、彼が関係しているのは間違いないでしょう。
②”亡き者にされた”五公の3人
こちらについては、5話の記事でも書いている通りです。1話から当ブログを読んでいただいている方は、少しだけアバンの内容が頭に入って来やすかった…はず。
で、彼らは自害したり制圧されたりして命を落としています。
偶然このような形で命を落としたのか、それとも…。恐らく誰かしらの陰謀によって「消された」可能性が高いと思いますし、そうであってほしいです。
残っている五公はシュヴァルツとレイ。シュヴァルツは人工妖精を動かした黒幕のように見えますが、どうにもレイに利用されて命を落としていく未来しか見えませんw
③現れた「新しい黒の妖精書」
視聴者サイドには分かっていたことですが、1話でヴェロニカが強奪した妖精書は偽物でした。
そして、今回バズと言う男から「黒の四」と呼ばれる妖精書が出回っているということをドロテアは聞きつけます。
この情報はドロテアだけでなく、マフィア「グイ・カーリン」のビターの元にも届き、妖精書を狙います。更にその様子を見守るのは妖精学者のダミアン。
今回はダミアンが故意的に流した情報ではなさそうですが、どうも一筋縄ではいかなそうですね。
ギルバート・ウォーロックの正体
ED直前に出てきた「ギルバート・ウォーロック」という人物。「誰だよ!」ってなった人がほとんどでしょうし、自分も同じ感想です。
公式Twitterを見てみると紹介がありました。
【ギルバート・ウォーロック】(CV:武虎)
— TVアニメ『Fairy gone フェアリーゴーン』 (@fairygone) May 12, 2019
大富豪で、その財力を統一ゼスキアに投資する事で、首相とも面識のある権力者。代理人のダイスを使い、9つある「黒の妖精書」の一部を所持。裏の顔はマフィア組織「グイ・カーリン」四大幹部の一人で「耳」とも呼ばれる主要メンバー。#フェアリーゴーン pic.twitter.com/IB2WwYQMWF
…この人今回初登場ですよね…?さも当然のように紹介されている…。この情報から重要になってきそうな内容は、以下の2つです。
〇ギルバートは「グイ・カーリン」の幹部である
グイ・カーリンの幹部であるということは、ビターと同じ組織に属しているということ。もっとも、ビターは組織への忠誠心は一切無い人間です。
ギルバートが、ダイスを仲介して「黒の四」を落札したのだとすれば、ビターと妖精書の取り合いになって組織の内部分裂に繋がるかもしれません。
〇「黒の妖精書」は9つある
これ重要過ぎません?
この情報があれば、「黒の四」というフレーズは「黒の(妖精書で九つあるうちの)四(の章)」という捉え方ができます。…違うかもですが。
9つ集まって1つの妖精書になるのであれば、最後まで血生臭い戦闘が続く予感です。どこか1つの組織が9つすべてを集めるまで戦いは終わらないのだから。
強くなったクラーラに見られる変化
描写面で良かったなぁと感じるのはクラーラの過去と現在の対比です。
彼女の過去は、戦後1人でいたところを暴漢共に襲われかけて、そこをドロテアの局長であるネインに救われたーというものでした。
人数や細かなシチュエーションこそ違えど、バズのクラーラを”品定め”するような悪意に満ちた表情は、過去に彼女が味わいかけた屈辱と同じようなもので。
それでも、もう今のクラーラは昔のように何もできなかった存在ではありません。マーリヤと共に、瞬く間に男たちをノックアウトし、バズに刃を突きつけます。
同じような場面に立たされたクラーラ。
列車でマーリヤに対してさらっと「私は幸せですね」と言った場面と合わせ、彼女が数年間でどれだけ強くなったのかを感じ取ることができる場面でした。
怪しげな人物と彼ら・彼女らの関係性
最後に、簡単にではありますが、ドロテアの背後にうごめく人間関係について整理しておきます。
①「五公」の生き残りであるレイ・シュヴァルツは接触している(6話)
②「五公」のシュヴァルツとマフィア「アーケイム」のウルフランは接触している(5話)
③「最恐傭兵」であるリスカ―と「アーケイム」のウルフランは接触している(3話)
④「最恐傭兵」のリスカ―は「アーケイム」のアクセルを救った(3話)
⑤「妖精学者」のダミアンは、マーリヤの親友ヴェロニカと接触している(1話~)
ちなみに、リスカ―は3話のアバンと最後に出てきた、いかつい顔のコイツです。
細かな部分をあげていけばきりがないので、こんなところでしょうか。相関図的なのを作るとより分かりやすいかな?と思うので、気が向いたら作ってみますw
とにかく「五公」「傭兵」「マフィア」が裏で接触していることから、彼らの裏での目的は同一と見ることができそうです。それが妖精書絡みなのかは分かりませんが…。
④から、アクセルがフリーたちに接触してきたのは、リスカ―の差し金である可能性が非常に高いです。しかし、そのリスカ―の狙いが一切分からないという…。
これらをまとめるとレイ・シュヴァルツ→ウルフラン→リスカ―→アクセルと言う流れで、レイたちが企んでいる「何か」がアクセルの元まで伝わり、アクセルが「駒」として使われている可能性も否めません。
そう考えると、笛で人工妖精を動かした男=アクセルという考察にも説得力を持たせられそうですね。
アニメ「Fariy gone(フェアリーゴーン)」6話感想まとめと7話に向けて
というわけで、Fairy gone(フェアリーゴーン)第6話の感想・考察でした。
女性陣も非常に強いので、緊張感が保たれているのがいいですね。個人的には物静かなオズがもっと活躍してくれると嬉しかったり。
次回第7話は「がんこな鍛冶屋と偏屈ウサギ」です。それでは、この辺で。
【追記:7話の感想・考察記事はこちらから!】