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Fairy gone(フェアリーゴーン) 10話 感想&考察!クーデターの首謀者と荒野・妖精書の関係性とは?

第10話「災いの子」

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ー逃げるな。俺たちのために逃げ出したりしなくていいんだ。(フリー

 

第3のマフィア…は「マフィア」では無いような気が。迫りくる戦争(クーデター?)の足音、そろそろとんでも無い事態が起こりそうですが…?

というわけで、Fariy gone(フェアリーゴーン)第10話「災いの子」の感想・考察記事になります。10話までのネタバレがあるので、未視聴の方はご注意を!

フェアリーゴーン 10話のあらすじ・ネタバレ

オズの死に悲しむ一同ですが、局長のネインは「任務を遂行する」と宣言します。マーリヤは「私が災いの子だから…」と自分を責め、塞ぎこみます。

フラタニルはシュヴァルツの元へと渡り、ドロテアの次の任務はカルオーの査察です。カルオーを治めるレイの妖精武器や人工妖精が適切な状態かを確認します。

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マーリヤは「行きたいところがある」と言い、1人で3大マフィアの1つであるビャクレーのボス・ジングルの元を訪れます。マーリヤが過去にお世話になった場所です。

そして、テッドの告白によりアーケイムが密造した人工妖精を”どこか”に運んでいることが判明します。ネインはリスカ―の動きも不審がります。

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ジングルはかつての”用心棒”だったマーリヤに「戻ってこないか?」と問います。隠れて様子を見ていたフリーたちはジングルと対峙します。

「お前(フリー)の肝は据わっていない」というジングルに、フリーは「覚悟はある、仲間の為なら命を賭ける」と言い、マーリヤに「逃げるな」と伝えます。

こうしてジングルはフリーを認めることに。レイは首相に渡す親書をドロテアに託します。そして、大量の人工妖精を積んだマシンが首都・ロンダキアに向かうのでしたー。

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以上です。

10話の感想と考察

うーん、正直フリーがマーリヤを取り返そうとしたくだりはグッと来なかったなぁ…。ただ、それ以外の部分で数多くの謎が残り、次回が楽しみになる引きでした。

第三の勢力「ビャクレー」について整理する

まずは新しく登場したマフィア勢力について整理しておきます。グイ・カーリン、アーケイムと並ぶ三大マフィアの最後の勢力がようやく登場しました。

 

公式サイトや公式ツイートの情報をまとめると

・モットーは「弱きを助け、強きを挫く」こと
違法行為は行わず、職人や運送業者を多数抱えている
・トップはジングルであり、彼自身も曲がったことは大嫌い

こんなところでしょうか。冒頭にも書いたけどマフィア感が無さすぎるw

 

イメージとしては「商社」みたいな立ち位置でしょうか。ジングルの言動や性格からして、怒らせるとリスカ―大佐並に怖そうな存在ではあります。

「ザ・マフィア」と言えるアーケイム、グイ・カーリンとの衝突も楽しみです。

シュヴァルツの動き、勃発寸前の「クーデター」

やはりと言うべきか、妖精武器フラタニルはしっかりとシュヴァルツの元に渡っていました。懸命に素振りをする彼の姿から、戦闘意欲は十分なようです。

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そして、ロバートの調査により「人工妖精誤作動問題」は完全にアーケイムの手によって引き起こされていることが明らかになりました。

密造した人工妖精を”どこか”に運んでいたというセリフからも、Cパートの最後で描かれた大量の人工妖精はアーケイムが動かしているもの、と見て間違いないでしょう。

人工妖精を運ぶマシンが、以前ウルフランが乗っていたものを思い出させる作りです。

この大量の人工妖精は、首都に向かって進んでいます。戦争…というよりはクーデターが起こる予感がぷんぷんしますね。

 

関係性を整理してみます。まず、表向きに繋がっているのは「ウルフラン(アーケイム)・シュヴァルツ・リスカ―」です。

前回リスカ―は”狂戦士”であるが故に、ただ単に戦いを求めているだけなのでは…?と書きましたが、今回のネインの発言を聞く限り良い線をついていそうです。

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となると、各々の狙いとしては

・シュヴァルツ→自分が国のトップに立つため、クーデターを起こしたい
・リスカ―→戦闘意欲を満たすために、クーデターに参加したい
・ウルフラン→妻子を奪った”この世界”に復讐をするためにクーデターを起こしたい

とそれぞれの利害が一致しそうです。

 

シュヴァルツが妖精武器を手に入れた理由は、暴走した人工妖精から自分の身を守るため…でしょうか。妖精武器は妖精に対し、有効な武器です。

こうなってくると楽しみなのはネイン局長の戦闘力。彼女も七騎士の1人であり、未だその戦闘能力は不明…とくれば期待が高まります!

 

ただし、レイとウルフランは裏で繋がっており、そのことをシュヴァルツは知らない可能性が高いです。

ウルフランの真の狙いは別の所にあり、現在の世界の仕組みではない、レイ・ドーンによる統治国家を作ることを目的にしているのかもしれません。

レイ・ドーンの真意を探る

ますます分からなくなってきたのは、レイ・ドーンの真意です。やっぱり何らかの意図があってスーナを焼き討ちにした…と考えるのが良いのでしょうか。

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彼の発言が少ないので何とも言えない所ですが、キーになるのは最後にドロテアに託した「首相宛ての親書」です。

 

書いてある中身として、最も有力なのはシュヴァルツが国を狙っているという忠告です。レイはシュヴァルツと接近していますからね。

ただ、大切な物を託し、列車に乗せるという展開は、前回描かれたフラタニル&シュヴァルツの護送と状況が酷似しています。

レイがシュヴァルツサイドの”悪役”だとすれば、重要なものを握らせて再び列車を襲わせ、ドロテアの戦力を削ろうとする狙いがあるのかもしれません。

 

とはいえ、物語的には「実際はレイは悪い奴じゃなかった」という展開になるのが一番面白そうではあります。

そうなった際、故郷を焼き討ちにされたマーリヤ、何より彼の命を狙っているヴェロニカの心情描写が非常にキツイものになることは覚悟した方が良さそうです。

”トゥファール”と妖精書の関連性

7話でも出てきた”トゥファール”という地名が再び登場しました。妖精省の現・次官であるマルコの口から語られましたね。

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7話では、幼き頃のビターが荒野になった土地(=元トゥファール)を車から見ているシーンが描かれていました。

今回は「黒の妖精書はトゥファールの叡智の結晶だ」と語られています。

 

7話の記事では「黒の妖精書には妖精を暴走させる力があるのでは?」と考察しました。

今回の話を見る限り、トゥファールで妖精絡みの大規模な実験を行い、トゥファールは滅んだが、妖精のすべてを記した黒の妖精書が完成したとも考えられそうです。

マルコの口から「妖精憑き」という言葉が出ていたことから、もう少し物語が進むと妖精憑きであるマーリヤ自体が狙われる存在になるのかもしれません。

 

トゥファールと妖精書、そしてビターの過去との関連性は今後も注目していく必要がありそうです。

アニメ「Fairy gone(フェアリーゴーン)」10話感想まとめと11話に向けて

というわけで、Fairy gone(フェアリーゴーン)第10話の感想・考察でした。

「表向きの関係」と「裏向きの関係」が見えてきました。マーリヤは立ち直りましたが、今度は大規模なクーデター、そして戦争が起こりそうな予感…。

次回第11話は「招かざる音楽隊」です。あ、人工妖精が暴走する奴だ。

それでは、この辺で。

 

【追記:11話の感想・考察はこちらから!】

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