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Fairy gone(フェアリーゴーン) 12話(1クール最終回) 感想&考察&評価!2クールに繋がる多くの謎を整理する

第12話「無力な兵隊」

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ーそうだ。俺たちは戦って…勝ったんだ。(フリー

 

戦闘は盛り上がりました!ただ、あまりにも謎を引っ張りすぎて10月からの第2クールで疑問符を浮かべながら見ることになりそう…。なぜ分割にしたんだ…。

というわけで、Fairy gone(フェアリーゴーン)第12話(1クール最終回)「無力な兵隊」の感想・考察記事になります。12話までのネタバレがあるので未視聴の方はご注意を!

フェアリーゴーン 12話のあらすじ・ネタバレ

正門を突破したリスカ―は次々に兵士を殺し、宮殿に侵入します。フリーはリスカ―と対峙することを決意し、シュヴァルツ達は隠し通路から皇帝の元へと向かいます。

更に、ゴルバーン首相自らが指揮を取り援軍として登場します。クラーラの妖精で戦況を見ていたフリーは、妖精武器を手にリスカ―との一騎打ちに臨みます。

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強敵・リスカーとフリーは互角に渡り合い、ジェットの生前の言葉が彼に力を貸します。2人は互いの妖精も出現させ、総力戦になります。

フリーの援軍としてマーリヤ、セルジュの妖精もリスカーを襲います。リスカーは片腕を失いつつも「時間だ!」と部下に告げ、煙幕を利用しその場を去ります。

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シュヴァルツは皇帝の元へ辿りつきます。しかし、レイと繋がっていたウルフランがレイに情報を漏らしていたことで、シュヴァルツの前にレイが立ちはだかります。

レイはシュヴァルツとその仲間の命を容易く奪います。オズの仇を取ろうと先走るマーリヤをフリーは「任務を遂行したんだ」と告げ、制止します。

痛み分けに近い戦いはドロテアの”辛勝”で幕を閉じました。宮殿の前に転がるおびただしい数の死体の中で、生き残った4人に光が射すのでしたー。

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以上です。

12話の感想と考察

シュヴァルツはここで退場。リスカーとフリーの戦いは非常に見ごたえがありましたが、リスカーにとどめをさせなかったのが後々尾を引きそうな予感…。

概ね予想通りだった最終回

11話までで分かりやすく今後の展開を示唆する描写があり、12話は概ねそれらに沿って進んでいく展開でした。良くも悪くも予想通りの展開でしたね。

www.anime-kousatsu.com

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クーデター、ウルフランの裏切り、レイの登場、リスカ―の狂戦士っぷりと見ていて分かりやすい構成になっていたように思います。

意外だったのは、シュヴァルツが早くも離脱してしまったこと。もう少し生かして色々と小物間満載の悪事を働いてくれるものだと思っていたのですが…w

 

12話を見るだけでは分からなかったのは、ゴルバーンの生死です。最後にリスカ―の妖精”ガドファクス”が地割れを起こして首相に襲い掛かるシーンがありました。

シュヴァルツとウルフランの会話から、シュヴァルツはゴルバーンのことを「簒奪(下剋上的な意の言葉です)の汚名を恐れた」と評す一方、ウルフランはゴルバーン首相を評価するような発言をしていました。

 

ウルフラン&レイとリスカーが真の意味で組んでいるのであれば、ゴルバーンは生きていると思いますが…。皇帝、首相サイドの出方も2クールでは注目です。

”狂戦士”リスカーの狂気とフリーの気迫

12話の中で、最大の見どころだった「リスカーvsフリー(ドロテア)」の戦い。

リスカーの狂戦士っぷりは、彼の戦い方だけでなく「己の死に場所は己が決めるのだ!」などの発言にも表れています。

 

フリーによって傷つけられれば傷つけられるほど、いっそう闘志をむき出しにするリスカー。

フリーとの第2ラウンドの幕開けとなった場所で浮かべたこの表情には、ぞくっとさせられるほどの迫力があります

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片腕を犠牲にしてでも、戦いを続ける男。こいつを野放しにしたのはまずいよ…。

 

9話ではリスカー相手に手も足も出なかったフリーが、今回は互角以上の戦闘力を見せました。

バックにいる力強いドロテアメンバーの力もその要因ですが、彼が宣言した「仲間の為なら命を賭ける覚悟がある」という発言が効いているような気がします。

10話でマフィア軍団「ビャクレー」のボスに告げた言葉ですね。

 

もう誰も味方を失わせない、そのためには”俺”がリスカーを止めて見せるー

最強の局長であるネインが不在だったこともあり、彼の闘志が統一戦争時の強いフリーを蘇らせたのかもしれません。

レイ・ドーンの妖精の能力と彼の野望

エピソードを見るだけでは、分かりにくかったレイ・ドーンの妖精”スローンテイカー”の力は以下の通りとなっています。

妖精〝スローンテイカー〟

武力を象徴する武器。
権力を象徴する装飾品を奪うがごとく、
金属を一瞬にして錆びさせる

Character|TVアニメ「Fairy gone フェアリーゴーン」公式サイトより引用)

金属を錆びさせる力を持っていたので、兵士が持っている銃や武器は一瞬で使いものにならなくなったんですね。

対人には強そうだけど、妖精同士の戦いでは少々部の悪い性能である気もします。

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結局レイの真の狙いは読めないまま終わってしまいました。シュヴァルツに「君のことが嫌い」と告げていますが、まさかそれだけが原因ではないでしょう(笑)

シュヴァルツを止めたということは「今の世の中」を維持してもらわないと困る理由が彼とウルフランにはあるはずです。

 

シュヴァルツに対し「貴公は時を知らぬ」という発言をしていたことから、単に平和な時代を続けたいだけ、という可能性もありそうですが…。

ここに妖精の話が絡んでくれば、ぐっと面白くなりそうです。

2クール目に向けた伏線・情報を整理する

最後に簡単ではありますが、残っている謎を整理しておきます。

ウルフランの狙いは?
→妖精を用いて、”世界を変える”何かしらの行動を起こしたい?

 

黒の妖精書の正体とは?
→妖精の真の力(世界変革など)が掲載されている?残りはどこに?

 

妖精書を狙う人々の目的は?
→ヴェロニカ、ビターたちが該当。彼女らが血眼になって探していることから、上記の通り”妖精の真の力”が相当に強いものであることが伺える。

 

レイ・ドーンの今後
→”仲間”になりそうな雰囲気のレイに、故郷を滅ぼされたマーリヤはどう接するのか?

 

マーリヤと妖精憑きの話
→彼女だけが移植手術を受けずに、妖精憑きとなった理由とは?

 

〇”トゥファール”という土地が荒野になった理由
→大規模な妖精の実験or妖精の暴走で土地が衰退した?

 

メモ風に残しておきます。2クールではこれらの正体、そして数多く登場する人物たちの関係性に注目していきたいです。

Fairy gone(フェアリーゴーン)1クール目の総括感想・評価

同様の感想を持っている方が多いと思いますが「何か足りない…」というのが第一印象です。面白いんだけど、やっぱり何かが足りない…。

内容の難しさ・複雑さ(カタカナの名前というだけでも難しい)が先行して、物語にのめり込めないというのが1つの原因かもしれません。

 

ただ、徐々にドロテアの中での結束が強まっていく描写や、リスカ―、レイ、ネイン局長と言った強者の登場で、物語は締まってきました。

正直、強い引きの締め方であればよりよかったのですが、”レイが中心に立つ世界”が2クールの始まりになると思うので、こんな終わり方でもよかったのかな、と。

後は残った謎が解き明かされることを祈りつつ、3カ月間待ちたいと思います!

アニメ「Fairy gone(フェアリーゴーン)」12話(1クール最終回)感想まとめと2クール目・13話に向けて

というわけで、Fairy gone(フェアリーゴーン)第12話の感想・考察記事でした。

正直、理解が追いつきにくい作品だったため、ブログ内では「解説」を中心に書いていきました。

当ブログが皆さんがより「フェアリーゴーン」を楽しむきっかけになってくれていれば幸いです!

ここまで読んでくださった皆さん、Twitterで感想リプやいいねをくれた方々、本当にどうもありがとうございました!

 

そして、ここまで作品を見せてくれたスタッフの皆さん、声優の皆さん、お疲れさまでした。10月からの2クール目の放送も楽しみにしています!

 

また、今期は「ハチナイ」「この音とまれ!」「仙狐さん」の記事も書いています。よければこちらも覗いて頂ければとても嬉しいです。

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そして、来週には夏アニメが始まります!恒例の夏アニメおすすめ記事については、6月29日(土)の公開を予定しているので、そちらもお楽しみに!

【追記:更新しました!】

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それでは、この辺で。また別の作品でお会いしましょう!