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LOST SONG 1話感想&考察!癒しの歌と奇跡の歌が織りなす世界の行方は?

第1話「癒しの歌」

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掴みは上々。今クールの1話は、いわゆる「ベタ」な展開が多く、見やすいですね。しかし、映画館でやっている作品か!?と思うほどの作中歌の多さです。

というわけで、LOST SONG第1話「癒しの歌」の感想と考察を書いていきます。1話のネタバレがあるので、未視聴の方はご注意ください。

1話の簡単なあらすじ

フィーニス「だから私は、願いを届けた」
ヘンリー「何もかもが、幻ならば」
ポニー「何もかもが運命だと」
アリューモニカ「目覚め、誘う歌を。芽生える、願いの音を」
アル「光の消えた空に、僕らがともすものは」

雄大なオーケストラをバックにリンとフィーニスが並びます。ここまでがアバン。

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場面は変わり、ダンデラの村。リンとアル、メルは王国である「王都」に行くことに憧れながら生活をしています。村には王都を嫌い、リンが歌うことを禁じる祖父ホークレイがいます。どうやら、リンが歌うと「不思議なこと」が起こるようで…。

一方、王都。王都ではフィーニスが歌い、その力で水不足の街に滝が流れています。フィーニスの歌にも不思議な力があるようです。

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フィーニス・王子のルードたちは剣術大会の観覧をします。優勝したヘンリーは相手に怪我が無いか問いかけますが、それがルードは気に入らない模様。フィーニスとヘンリーの会話で、ヘンリーは人を傷つけたくないことと、これから戦争が始まることが判明します。

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ダンデラの村では、リンとアルが木の実を探しに森へ出ます。そこで2人は怪我をしたヘンリーに会います。瀕死のヘンリーを目に、リンは禁じられた癒しの歌を奏でます。歌によりヘンリーは意識を戻しますが、この歌を兵隊が聞いてしまいます。

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森の中で3人で会話をしていると、何者かに襲われます。リンとアルはヘンリーが囮になることで、逃げきることに成功しますが、ダンデラの村に大勢の兵隊が襲い掛かってきます。狙いは”歌う女”。リンのことですが、現在リンは村にいません。

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森から出て、村に戻ったリンたちが目にしたのは焼き討ちにされた村と、襲われたメルとホークレイ。癒しの歌を歌おうとしたリンですが、血だらけのメルを前に動揺して歌えません。こうして、メルは命を落としてしまいます…。

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歌と2人の少女。彼女らを巻き込み、物語はどのように動くのでしょうか?

以上です。

用語の解説(公式HPより抽出)

LOST SONGは公式HPの「スペシャル」のバーから各話のキーフレーズの解説を見ることができます
ここでは、1話を見ただけでは難しそうなフレーズを拾い、自分なりにまとめてみることにします。

王都…物語の国の首都。王家と騎士、貴族が中心の世界。

空に浮かぶ大きな星…物語の国で空に見える星。ストーリーに大きな影響を与える(らしい)。

星歌祭…星に向けて歌を歌うと願いが叶うとされるお祭り。

こんなところでしょうか。恐らく1話冒頭のシーンは「星歌祭」の一幕だと思います。HPの中で、各話のフレーズ解説をしてくれるのはとても親切です。

1話の感想、考察

それでは、ここからは1話の考察と感想を。ざっくり感想を述べると、

期待と不安が半々の作品

です。名作臭も地雷臭もするぞ…!
てっきり、メルの死にショックを受けたリンが歌えなく(もしくは話せなく)なると思ったのに普通に歌ってた…。

「争いを無くす」ことが最終目標か?

リン、フィーニス、ヘンリーに共通している事項としては3人とも争いや人を傷つけることを嫌っている、という点にあります。

となると、物語序盤こそはルード(紫色の髪の王子)やバズラ(村に襲い掛かってきたときにいた強面の人)と戦う道を選ぶかもしれませんが、終盤につれて歌の力で争いを無くす方向に話が進んでいきそうな予感です。

1話のアバンで映されたシーン。セリフ等は上記のあらすじを見て頂きたいのですが、”光の消えた空”のように世界がボロボロになっていることが示されています。

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そして、よく空を見てみると…。

普段は映っている「空に浮かぶ大きな星」が消えている

ように見えます。

 

その理由は分かりませんが、「目覚め」や「芽生える」というフレーズが出てきていることから、

空に浮かぶ大きな星が無いとリンたちは生きられない

のでは、と思います。2話以降で星との関係、メルたちと血がつながっていないリンの出生の秘密なども明かされると思うので、楽しみに待ちましょう。

奇跡の歌の範囲とメルやホークレイ復活の可能性

とりあえず、1話で表現された歌の力は

〇リン…傷ついた人を治す。ただし、死者は蘇生不可
〇フィーニア…「そこに無いもの」を生み出すことができる。

です。フィーニアの歌は作中でも、公式HPでも”奇跡の歌”と表現されています。水を生み出すことができるのならば、ある程度のことは出来そうですが…。

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ここで考えたいのは、奇跡の歌は”物理的な奇跡”を生み出すだけなのかなー、と。

例えば平和という概念も創り出すことができたり、人の心を操ることまでも出来るのであれば、物語に大きな影響を及ぼしそうです。

王子のルードは戦争にフィーニアの歌声を利用しようと考えています。そのため、何か特殊な力が隠されていると考える方が自然ですね。

また、フィーニアには、リンにはできなかった死者を蘇らせる力も保持している可能性があります。最終話辺りで歌声によって、1話で犠牲になった2人が生き返ると嬉しいです。

ストーリーと作画は最後まで保ってほしい

鈴木このみさん×田村ゆかりさん。歌については、1話から十分すぎるほど楽しませていただきました。2人のファンの方には非常に楽しめる12話になりそうです。

一方、ストーリーはRPGのプロローグにありそうな展開。この後の展開次第で、かなりの良作にも、駄作にもなりそうです。もちろん、歌も大事(当作品のウリはここだと思うので)ですが、上手に歌を作品に織り込み、ストーリーを動かしてほしいです。

 

世界観が世界観なだけに、

風呂敷を広げ過ぎて、最後まで何の説明も無くなんとなく「歌の奇跡」でごまかす…

ことだけは避けてほしいと思います。

また、ネット上でやや不安視されているのが作画。自分としては全く気にならなかったので、1話のクオリティをぜひ維持していただきたいです。

「悪役たる悪役」の活躍に期待!

胸糞悪くなるようなキャラクターである王子・ルード。戦争が激化するにつれ、ますます視聴者を不快な気分にさせてくれるでしょう(笑)

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なんとなく「善」と「悪」がはっきりしている作品である印象を持ったため、ぜひルードにはこのまま悪役たる悪役として突っ走ってほしいですね。彼が改心する展開よりも、悪役であり続ける方が物語にも締まりが出そうです。

おわりに

 LOST SONG1話の感想と簡単な考察記事でした。多田恋、パンドーラに続き、この作品も1話では評価が決められない作品です。歌声と世界観でどこまで盛り上がっていけるか非常に楽しみです。

第2話は「旅立ちの歌」。裏ではさらに戦争の動きも進んでいきそうなストーリー紹介でした。気になる方は公式HPをチェックしてみてください。

それでは、この辺で。