重神機パンドーラ 1話感想&考察! BRAIだけではなく人との戦いも…?
第1話「進化する破壊者」
少し遅れましたが、重神機パンドーラの1話が放映されました。戦闘・ロボアニメ特有の話の難しさはありますが、楽しめそうなストーリーです。
というわけで、重神機パンドーラ第1話「進化する破壊者」の感想と考察を書いていきます。1話のネタバレがありますので、ご注意を!
1話の簡単なあらすじ
日々「ハイパードライブ」の開発に勤しむレオン・ラウ。次世代のクリーンエナジーを目指して開発されていた量子リアクターが暴走し、特異生物であるBRAI(ブライ)が産まれ、人類の安全を脅かしている世界です。
人類は「絶対防衛都市」を作り、その中の1つネオ翔龍は特に栄えた都市。戦闘を観察していたレノンはBRAIの進化を不安に思います。一方、ネオ翔龍内では戦闘で今月13人が殉職したそう。決して、人類に有利な状況ではありません。
そんな中でもレノンは「妹」のクロエと楽しく食事を摂ります。それでもBRAIは襲ってきて…。防衛軍は必死に抵抗するものの、徐々に戦況は不利になっていきます。
これを見かね、レオンは「何かが足りない」自分のマシンに乗って応戦することを決めます。操作に不慣れなレオンはBRAIに押されますが、搭乗している内にハイパードライブが安定します。ハイパードライブ安定のために足りなかった最後の因子は「人」の存在でした。一気に覚醒モードへと入ります。
無事、クロエを守り切ったレオン。しかし、最後には翔龍クライシスを引き起こし、世界を現在の状況にしたのはレオンということも明かされます。
以上です。
1話の感想と考察、世界観・用語解説
まだまだ1話ですが思ったことをつらつらと。公式HPの解説と連動させたより詳細な世界観の解説は、もう少し色々と明らかになる2話~4話の感想記事で書いていきたいと思います。
簡単な用語解説
公式HPも参考にしつつ、用語を解説します。個人的主観も混ざっていますので、間違いがあるかもしれません。
BRAI…独自の進化をする生命体。人類を襲う。
ネオ翔龍…BRAI暴走後に作られた人類の「絶対防衛都市(防衛機能やエネルギーを有する都市の総称)」の1つ。
量子リアクター…次世代のエネルギーを目指して開発されたもの。このリアクターが暴走し、BRAIが大量発生した事件が「翔龍クライシス」。
ハイパードライブ…レノンが開発しているBRAIにも対抗できるエネルギー?
少なくともこの辺の用語は分からないと難解なアニメだよなぁ…。
より難敵になるBRAI
1話では、もう少しスムーズにBRAIを倒せるのかと思っていましたが、なんといきなりモブキャラがやられてしまう始末でした。
ハイパードライブの普及にもよりますが、今後もモブキャラはどんどん犠牲になる展開が続きそうです…。
BRAI同士でコミュニケーションは取れる?
人類軍が苦戦したBRAIの攻撃が「合体」です。カニに扮したBRAIが合体し、ロボを溶かす液体(酸?)を吐き出し、一気に苦境に追いやられました。
作中ではAB弾(ロケット弾のような威力のある攻撃)を数発撃っている描写がありましたが、BRAIには大した効果もありませんでした。
と、1話から苦戦していて大丈夫なのかと感じる展開ではありましたが…。しばらくは、覚醒したハイパードライブがあるので持ちこたえられそうです。
ただ、1番の懸念事項は
BRAI同士の言語を用いた連携
です。
1話では、敵BRAIも1体で、無機質に人類を襲ってきた印象ですが、あくまでBRAIは生物です。話が進むにつれ、言語やコミュニケーション力を持ち、チームで人類に襲い掛かって来そうです。
そうなると、こちらもハイパードライブを有する機械を数台用意する必要がありますが…。そこはレノンの腕の見せ所でしょうか。
BRAIは人までも乗っ取るか…?
全く明かされていないのがBRAIはどのように生まれたのか、ということ。生物自体がBRAIになったのか、それともウィルス的なものが生命に感染し、BRAIとなったのか…。
もし、後者の場合だと
主要キャラが感染し、BRAIとなってしまう
ことも考えられます。考えるだけで地獄絵図ですが…。おまけに、各キャラの過去を描いたり仲良くなってきたタイミングでそれをやってきそうで怖い。
更に、BRAI同士がコミュニケーションを取ると仮定すると、
BRAIになった人類がBRAIを率いてネオ翔龍を襲う
…なーんて展開も…。こうなった時、各キャラクターは人類を取るのでしょうか?それともBRAIに感染した人を守るのでしょうか?
BRAIだけでなく人vs人の戦いも勃発?
あと、考えられるのは人類同士のいざこざ。
翔龍クライシスはレオンによって引き起こされたことが1話のラストで明言されました。もっとも、クロエとのやり取りを踏まえて考えると故意的なものではないと思いますが。
公式HPのキャラ紹介を見ると、クイニーとグレンは「復讐のためにBRAIと戦っている」と書かれています。
”復讐”はBRAIに親しい人を殺されたことによるものなのか、それとも…。BRAI出現を引き起こしたレオンに対する恨みであれば、内部分裂し、
人(レオン達)vs人(離脱者)vsBRAIvs元人類のBRAI
という「四つ巴」の闘いが描かれるかもしれないですね…。
ちなみに、話中ですかしているイメージがあったジェイも、レノンのことはあまり良く思っていない様子です。
「家族契約」とレオンの過去
レオンとクロエの間で何度か話されてきた「家族契約」。クロエはレオンの実妹ではなく、BRAI襲撃時にクロエを引き取ったのかな?と思います(泣いているクロエの描写がある)。
いつどのように「家族契約」を結んだのでしょうか…?
レオン、クロエだけではなく、主要キャラの過去は全て描かれると思います。
さらに、レオンの過去で気になるのは、クロエとの関係・翔龍クライシスだけではなくもう1つあります。
「白き混沌」と「黒の混沌」です。この言葉は作中、クイニーが発していました。
白き混沌はハイパードライブをまとったレノンに対して、黒の混沌は敵のBRAIに対して言っていました。このフレーズにも翔龍クライシスの原因やレノンの過去に直結する意味合いが含まれていそうですね。
個人的な感想
ここからは感想を。
数話は難しい話が継続?
自分なりに噛み砕きながら、1話を見て記事を書いていますが、難しいフレーズも多く1度で理解するのは難しそうです。ロボットアニメの宿命でもありますが…。
パンドーラの世界観に慣れるまでは、しばらく数度見直して理解する、という状況が続きそうです。まあ、話が進むにつれて一層面白くなっていくと期待しているので、数話は辛抱ですね。
当ブログでは、世界観を自分の解釈に当てはめ、なるべく分かりやすく解説したいと思いますので、ぜひこれからも足を運んでください!(露骨な宣伝)
鬱展開は非常に多そう
上記の通り、最悪のケースとして人類分裂&BRAIに人が乗っ取られる展開まで考えられる1話です。もし、そのような展開が無かったにしても、各キャラが背負う過去は相当重たいように感じます。
例えば、クイニーについては「全てを無くした美しき拳士」と紹介されています。
各キャラが活躍する際のAパートなんかで順に明かされていくと思いますが、そのBパートでそのキャラが殉職したら目も当てられません…。
自分はいわゆる「鬱アニメ」は好きなのですは、ぜひスタッフさんに期待したいこととして
各キャラを描き切ってから、退場させてほしい
と思います。恐らく、この作品の評価の分かれ目になる点はどこまで各キャラを踏み込んで描けるか、にかかっていると思うので。安易に退場させることなく、上手に世界観とマッチさせ、描写されるとよいですね。幸いにも、26話構成なので期待は高まります。
おわりに
公式スターターブックなるものが発売されているようです。5~6話ぐらいまで見た印象で購入するか決めたいと思います。
戦闘シーンも迫力があり、面白くなる要素が強い作品です。2~4話ぐらいまでで大体の「物語の向かう先」も読めて来ると思うので楽しみですね。第2話タイトルは「箱を開けし者」です。
2話の感想・考察記事です!
それでは、この辺で。