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荒ぶる季節の乙女どもよ(荒乙) 11話 感想&考察!三枝からの脱却と山岸先生への執着

第11話「男女交際禁止令」

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ー真剣に、泉と、泉としたいと思って…(和紗

 

体感5分でした。ここに来てり香に思わぬ落とし穴が待っていようとは…。最終回への引きは十分で次回が待ち遠しすぎます!

というわけで、荒ぶる季節の乙女どもよ。(荒乙)第11話「男女交際禁止令」の感想・考察記事になります。11話までのネタバレが含まれているので、未視聴の方はご注意を!

(注意:管理人は原作未読です。ご了承を!)

荒乙 11話のあらすじ・ネタバレ

園絵の退学処分で文芸部でもギスギスします。り香は「隠さなければいけない関係の方が気持ち悪い」と言い、ひと葉の逆鱗に触れます。百々子の「ミロ先生と自分のどちらとする?」という質問を契機に、和紗も戸惑います。

ひと葉は、改めて山岸先生を諦めないことを心に誓い、新菜は三枝がいるホテルへ向かい身体を委ねようとしますが、最後の最後で三枝を殴りその場を後にします。

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翌日の部室。三枝の呪縛を自ら解いたことで、和紗に自分も泉が好きであることを伝え、和紗も新菜のお陰で”好き”を伝えられたことに感謝し、2人は抱き合います。

そのまま和紗は泉の家を訪れ「部屋で泉としたい」と伝えます。しかし、事に及ばず「和紗のことを大切にしたい」という泉の言葉を背に、和紗は帰ります。

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学校では園絵の退学問題から「男女交際禁止令」が言い渡されます。更に、り香と駿がホテル街にいたことが見つかり、2人も退学が検討される状況になります。

山岸先生がその場を押さえようとしますが、2人の処分は揺るぎません。文芸部4人は夜に山岸先生を縛りつけ「人質」とし、男女交際禁止令の撤回と、り香の処分撤回を求め、学校に立てこもりを始めるのでしたー。

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以上です。

11話の感想と考察

まさか、男女交際禁止令をきっかけに学校に立てこもる事態にまでなるとは…。残り1話でどのような終着点を用意しているのか、とても楽しみです。

3人の親友の結末やいかに

和紗・百々子・新菜の関係性が一気に動きました。和紗と新菜が仲直りする裏で、ますます百々子が泥沼にはまっていたのだけが気がかりですが…。

 

①百々子→和紗へのアプローチ

百々子は「誰かとしなければ世界が滅ぶとしたら誰とする?」の質問の対象を「自分か山岸先生」の選択制にして和紗に問います。

和紗は普通にと言うべきか「男の人だからミロ先生を選ぶしかないのかな…」と答えます。以前の新菜からの「友達同士ではえすいばつできないでしょ?」という発言が効いていますね。

 

女性同士(男性同士)では「友達」「親友」にはなれても、「えすいばつできる関係にはなれない」と百々子は新菜・和紗から突きつけられてしまったのです。

百々子は、そんな現実を認めたくなかったから和紗の「友よ!」のハグを回避し、その場を後にしたのだと思われます。

 

②新菜→和紗へのアプロ―チ

三枝にグーパンを喰らわせ、文芸部へと戻ってきた新菜。そんな彼女の姿は和紗が語るように、とてもきれいでかわいすぎました。

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新菜はこれまでの自分を三枝の”白い鼻毛”を例に出し、説明します。自分は鼻毛の奥の方に立ち尽くしていて、その先に憧れた景色があったのに、と。

自分の言葉を酸っぱいブドウ(自分の手の届かないブドウを、キツネが「酸っぱいに違いない」という寓話)と言えるようになるまで、新菜は開き直っています。

 

新菜が縛られていたのが「三枝の」白い鼻毛というのも面白いですね。前回書いたように、この瞬間まで新菜は三枝という存在に縛られていたのでしょう。

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だからこそ、新菜は三枝に対してアクションを起こす必要がありました。”大人ぶった自分”から”等身大の自分”へ、と言ったところでしょうか。

すぐに許す和紗はどうなのよ…とも少し思いましたが、2人のぎくしゃくが消えて何よりです。

新菜に追いついたひと葉の想い

新菜が一歩進んだ先から戻ってきたのと対照的に、ひと葉は一歩先へと進んでいきました。山岸先生は、例の事件の後ひと葉に優しい笑顔を向けます。

しかし、ひと葉が山岸先生に惹かれたのは”そこ”じゃありませんでした。ホテルで泣き崩れた時、彼女は惨めさと同時に快感も得ていたようで…。

ひと葉さん、とんだドMじゃないですか…。

 

もうこうなってしまえば、山岸先生に想い人がいようと関係ありません。ひと葉は、つい最近まで新菜がそうであったように「執着」を覚えてしまいました

ひと葉と山岸先生の今後は、作中では描かれないのかもしれません。でも、ひと葉が新菜に追いついたということは、きっとその先にある未来は失恋になると思います。

 

もちろん、ひと葉に見せつける気は毛頭なかったのでしょうが、富多先生に近づいていく際に、山岸先生が走っていたのが彼女の心情を考えると心の痛む場面でした。

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創設!「男性陣・荒乙被害者の会」

女性陣はいい感じに立てこもりを開始しましたが、置いてけぼりの男性陣よ…。そこで、今回男性陣が受けたダメージを整理しておきたいと思います。

 

①泉くん…和紗を「大切にしたい」と言うが、その場を和紗が去ってしまう。

確かに、あの場面で茶化すような冗談を言った彼も彼ですが…。泉としては、前回の新菜との一件も整理が付いていなかっただろうし、判断が難しいところ。

被害者度数は50%程度としておきます。

 

②駿くん…無理やり調査に連れられた挙句、退学処分を検討される。

り香と電話しているときの彼がかっこよすぎる!と思ったらこれだよ。不憫すぎるw

おまけに駿はホテル街にいるときに「変な気持ちになるから」とり香に告げたのに、仲良く手を繋いでバスを待っていただけなのにこんなことに…。

被害者度数は100%です。

 

③山岸先生…大人の対応でその場を収める→生徒に縛られ監禁される。

相変わらず損な役割を担っている山岸先生。校長室で「学校に関係ない人と」ホテルに行き「その人とは将来を考えている」と言い切る彼は、やっぱり大人です。

それでも、前回の記事で書いたように”ずるい”面もあるわけで。

にしても、いきなり殴られ縛られて、かわいそうの度合いを越えてるぞ…。和紗たち、絶対に「変な本」を見て先生を縛っただろw

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被害者度数は限界突破の120%としておきます。

 

④三枝さん…すりすりしてたらぶん殴られた。

彼に関しては賛否両論あると思うし、確かに気持ち悪いのは事実なんですが…。でも、新菜さん自分で三枝の頭を自分に押し付けてたよね?

準備万端!ってところで強烈なパンチ!そりゃ「新菜…どうして…」とも言いたくなります。多分新菜はもう「少女」じゃなくなっているんだ。

いや、でもあの徐々に匂いを嗅ぎながらすり寄るのは…気持ち悪い(笑)

被害者度数は20%程度としておきます。

 

…もう1人男子がいるって?そいつは完全に自己責任なので触れないでおきますw

最終回のテーマ予測:立てこもりの先に見せるものとは

恋愛物語を主軸にしつつ、割と大事になってきた「荒乙」、

このままドロドロの展開を描き切ってフィニッシュするのかと思いきや、テーマ性は他にもありそうです。

 

衝撃的な1話もそうですが、今回も和紗は街中を脇目も振らずに走り抜けていきました。そして、次回描かれるであろう教師たち・大人たちとの抗争。

単純に一言で済まされるものではないと思いますが「何かからの脱却」というのがテーマとして挙げられるように思います。分かりやすいところでは、大人たちからの脱却。見えにくいところでは、過去からの脱却。

恋愛模様もそうですが、この立てこもりの先に文芸部員たちは何を見て、何を想うのかについてもしっかり注目していきたいですね。

アニメ「荒ぶる季節の乙女どもよ」11話感想まとめと12話(最終回)に向けて

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というわけで、荒ぶる季節の乙女どもよ。11話の感想記事でした。

残り20分少々で事態に収拾がつくのか気になるところです。もう最終回というのが信じられません。

次回第12話(最終話)は「乙女心のいろいろは」です。それでは、この辺で。

 

【追記:12話(最終回)の感想・考察はこちら!】

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