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荒ぶる季節の乙女どもよ(荒乙) 7話 感想&考察!新菜を縛る存在と作中で「言葉」が持つ意味

第7話「揺れ、の、その先」

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ー届くだろうか?ちゃんとぶつけたら、私の気持ち。もし、泉のところまで届いたら…!(和紗

 

何だあのリア充先輩…。浮かれる者、前に進む者がいる中でお得意のドロドロ展開がやってきそうです。大方予想通りですね(笑)

というわけで、荒ぶる季節の乙女どもよ。(荒乙)第7話「揺れ、の、その先」の感想・考察記事になります。7話までのネタバレがあるので、未視聴の方はご注意を!

(注意:管理人は原作未読です。ご了承を)

荒乙 7話のあらすじ・ネタバレ

「うっちゃり大一番」を山岸先生にお願いしたひと葉は、またしてもいいようにあしらわれます。合宿場で、百々子は杉本のLINEの内容にもやもやします。

り香はこっそりと自分が恋をしていることを誇りに思い、のぼせて休憩する和紗は新菜に「菅原氏が泉のこと好きなら私…」と口走ってしまいました。

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喧嘩になりかけた2人を、り香は「言葉で傷つけあうのはやめなさい」と説き、全員で枕投げをすることになり、いつもの楽しい雰囲気が戻ってきます。

結局文芸部が出した「恋の伝説」は実行委員が考えたものと同じになりました。日常に戻った和紗は、家のベランダ越しに、お土産として購入した泉の好きな”レトロな”列車のキーホルダーを投げて渡します。

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和紗は意を固め、朗読劇で「好き」を連呼するヒロイン役を買って出ます。一方で、り香は忙しさを理由に駿と文化祭を回ることを断ります。

百々子は少しづつ新菜に心が動きます。新菜は1人、三枝の元を訪れ「キスしてほしい」とお願いします。それでもドキドキしなかった新菜に、三枝は「つまらない女になるな」と泉に対し、恋をするよう説くのでしたー。

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以上です。

7話の感想と考察

合宿中にもっとひと悶着あると思いきや、今回もそこまで進展しなかったような…。ロリコンおじさんはとんでもない爆弾を残していったけど。

キスと2人の少女の反応、LINEと2人の少女の反応

いつも以上に、文芸部のメンバーそれぞれの反応の違いを楽しめるエピソードでした。

まずはひと葉と新菜。彼女らはそれぞれ山岸先生、三枝相手にキス未遂(新菜がされたかは微妙)のことをされています。

ひと葉は赤面し身構えた一方で、新菜は何の反応も示しませんでした。

違いはもちろん、そこに「恋」があるかどうかだと思いますが、5話の回想で映っていた「14歳の菅原新菜」が同じ行動をされたら、今回と同じ反応になったのか非常に興味があります

それにしても、山岸先生はひと葉をやきもきさせることを楽しみすぎでしょ…w

 

続いては百々子とり香。彼女らの反応の違いは、男子から来たLINEのメッセージで明確に現れました。

次々に来るLINEに顔をしかめる百々子と、「頑張れ!」と言われたメッセージを見てニヤニヤが止められないり香。

百々子×杉本のメッセージ欄がスタンプだらけなのに対して、り香×駿のメッセージ欄が文字だけというのも違いが見られてよいですね。

きゃぴきゃぴした恋をしてそうなのは百々子たちの方なのに、その実付き合っているのはり香たちっていう…。

 

ところで、前回も書きましたが、り香×駿の関係性はやはり不安になります。

文化祭の誘いを断ったのは百歩譲るとしても、駿との会話を打ち切って山岸先生の元に走っていくのはどうなのよ…?

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メッセージも「ありがとうございます。」だけ書かれても返信しにくいよね!泉に続き、駿にも耐えきって難所を乗り越えてほしいところです。

未だ消えない新菜に残る三枝の「残像」

今回は一気に新菜の物語が動き出しました。彼女にエンジンをかけたのは予想通りというべきか、三枝という存在でした。

新菜が感じていた「友達」とか「応援」とかいう言葉が出てきていたことへの違和感。

その違和感は和紗が泉に告白しようと決意したことで形となり、最終的には三枝の言葉で新菜は泉への想いを明確に持つことになりました

 

新菜は自分の気持ちに対し、無意識に蓋をするように「友達」「応援」というフレーズを使って百々子に話していたのでしょう。

結局、新菜の気持ちも三枝の発言によって「完成」されたわけで。

新菜が和紗に休憩場で話していた際の目と、最後のシーンに新菜に語り掛ける三枝の目に同じような迫力を感じました。

このことからも、新菜は今でも三枝に与えられている影響は大きいものだと思われます。

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こうして三枝のおかげで、和紗×泉×新菜の三角関係がスタートしてしまいそうなわけですが…。

新菜の「本番、大丈夫そう?」という発言には二重の意味があります。言葉通りの「朗読劇」としての”本番”と、泉に告白するという意味での”本番”

”本番”までに本気を出した新菜が何をするのか、今から怖くてたまりませんw

言葉の持つ力、言葉だけではダメなこと

7話の中で、印象的だったのは和紗と新菜を止めたり香の発言です。

り香は「言葉によってできた傷は簡単に癒えることはない!」と2人の喧嘩を制止します。昔から言葉によって傷つけられ、そして屋上で駿の言葉によって救われたり香だからこそ言える発言です。

 

思えば、新菜が泉への恋(までは至っていないかもしれませんが)心を実感したのも、三枝の「言葉」によるものでした。

一方で、進展しているようで進展していないひと葉と山岸先生のカップリングは、言葉よりも「行動」で事が進んでおり、その関係性は停滞しています。

荒乙の登場人物が揺れ動くためには何かしらの「言葉」が必要なのかもしれません。「言葉」でなければ伝えられないことがあるという作品のメッセージ性を感じます。

 

一方で、和紗と泉の関係性は久々に進展し、それは和紗が泉に列車のキーホルダーを投げるという「行動」がきっかけとなったものでした。

枕投げもそうですが、まずは行動によって、こじれた関係を元に戻して。その上で和紗の「言葉」による告白がされたとき、事態は新菜を巻き込んで大きく動くことでしょう。

新菜に負けずに、頑張れ和紗!当ブログは泉と和紗の関係を応援します!

アニメ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」7話感想まとめと8話に向けて

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というわけで、荒ぶる少女の乙女どもよ。第7話の感想・考察でした。

徐々に破滅へと近づいている人たちがぽつぽついるような…。ようやく泉と和紗の関係性が動き出しそうで、次回も楽しみです。

次回第8話は「Legend of Love」です。それでは、この辺で。

 

【追記:9話の記事はこちらから!(8話はお休みさせていただきました)】

www.anime-kousatsu.com