荒ぶる季節の乙女どもよ(荒乙) 6話 感想&考察!新菜、り香・駿のカップリングに感じる”危うさ”
第6話「乙女は森の中なか」
ー…この間、2人でお茶したときそう言ってたから(新菜)
色々と溜めた回でした。今回は男キャラを極力省き、次回どうなるか…という感じですね。山岸先生が最高すぎてニヤニヤしてしまうw
というわけで、荒ぶる季節の乙女どもよ。(荒乙)第6話「乙女は森の中なか」の感想・考察記事になります。6話までのネタバレがあるので、未視聴の方はご注意を!
(注意:管理人は原作未読です。ご了承を)
荒乙 6話のあらすじ・ネタバレ
り香の一存により、文芸部で「文化祭の恋の伝説」を作ることに。ひと葉は山岸先生に言われたように際どい下着を付けてきましたが、うまく交わされてしまいます。
和紗と新菜はぎくしゃくした関係が続きます。3年生のクラスでは、り香と駿の交際は伝わっておらず、り香は駿を人前では避ける態度を取ることから、駿は「俺って曾根崎さんの彼女でいいんだよね?」と問います。
伝説がなかなか決まらない一同は、ひと葉が聞きつけた山岸先生のペンションで合宿を行います。今年はフォークダンスもキャンプファイヤーも開催されないようです。
ひと葉は性を起点として、山岸先生にときめきを感じていました。そして、新菜は泉と和紗の関係を動かすべく、和紗の嫉妬心を焚き付ける発言を繰り返します。
山岸家のペンションでも意見はまとまらず、頭がごちゃごちゃの和紗は暴走します。和紗と百々子が入浴しているさなか、新菜が浴室に入ってきます。
新菜の美しさ、身体の綺麗さに和紗は自分と比較し、自己嫌悪に陥ります。考えがまとまらないうちに、和紗は浴室でのぼせて倒れてしまうのでした。
以上です。
6話の感想と考察
文化祭に対して諸々の投書を投稿したのは絶対部長ですよね…「呼んだ?」には笑いましたw
はてさて、どうなることやら…。
ストレートで分かりやすい和紗の恋心
文芸部5人の中で、最もシンプルな心情を見せているのが和紗です。
「友人が恋敵になるかもしれない」という嫉妬心はもちろんのこと、浴室で自分と新菜の容姿を比べて、いっそう自己嫌悪に陥っているシーンが印象的でした。
自分を、よく出来ている(と思い込んでいる)他人を比べて落ち込む姿が、リアルな人間の嫉妬心でとても分かりやすく、つい頷いてしまいました。
「性格まで悪くなったらどんどんどんどん差がついてしまう…」と百々子に打ち明けるときの和紗の表情は本当に苦しそうで、見ているこちらも苦しい気持ちになります。
目の前の現状を見ないよう、手で自分の顔を隠し、目をつぶるシーンが特に…。
大体、過剰に焚き付ける新菜が悪いのですが、その分3、4話ぐらいまでに感じた和紗への少し嫌な感情(露骨に泉を避ける、泉の物を勝手に取っていくなどなど…)が消え、素直に和紗を応援したくなるようなエピソードに仕上がっていました。
新菜は「嘘から出たまこと」になってしまうのか?
和紗を焚き付けた新菜。新菜は
・和紗と泉の関係を応援したいから
・和紗も「自分の男を取った」と考えているように見えるから(本人は否定)
という理由で、今まで以上に和紗に自分と泉の関係を誤解させようと行動しています。
大変に、とても大変に嫌な予感がするのは、この一連の行動によって新菜が泉に恋心を覚えてしまうのではないか、ということです。
これまでの新菜は「周囲が勝手に」自分と男子の噂をして嫌な思いをしたと語っていましたが、今回は積極的に自分から泉との仲の良さを和紗にアピールしようとしているのです。
自ら声に出すことで、記憶に残りやすくなる(=新菜が泉のことを考える時間が自然に増える)ことになり、これまで以上に無意識に泉を意識をしてしまうのかな、と。
まさに「嘘から出たまこと」になって、ドロドロ三角関係が始まらないことを祈るばかりです(いや、自分自身としては大好物なんですがw)
それにしても、和紗と新菜を取り持つ百々子の心労が心配になります。列車内で彼女がやっていた「ふしゅーふしゅー」がとてもかわいかったですね!
羞恥プレイ、放置プレイ、嫉妬プレイの教師と生徒
泉×和紗以上に、今後の展開が楽しみな山岸先生×ひと葉のカップリング。
前回、ひと葉は校舎の外側から山岸先生に自分の下着を見せようとしました、そして、今回は山岸先生が指示した際どい下着を付けて登校しています。
なんだこのドS畜生眼鏡教師…w
その上、ひと葉に嫉妬をさせることが目的かは分かりませんが、女性教師と仲良さそうに喋り、ひと葉をその場に放置して職員室へと向かっていました。
この場面がシュールで笑ってしまったのは自分だけでしょうかww
ただ、僕たち視聴者は知っています。
山岸先生が、前回ひと葉がスカートをたくし上げた際、生徒の質問も耳に入らないぐらいの勢いで彼女を凝視していたことを(笑)
基本的に、山岸先生優位に進みつつも、不意にひと葉が「逆転」する関係性が面白いです。「それなりにドキドキしているんで…」という山岸先生の発言はきっと本心で。
教師と生徒というあまりに危険な関係も相まって、この合宿でひと葉が仕掛けようとしていることが楽しみで仕方ありません。
最も”危うさ”を感じる駿とり香の恋模様
順風満帆に見える、り香と駿の関係。ただ、その実はり香がクラスで相変わらず駿を避けていることもあり、2人の間には早くも溝が生まれてしまっています。
り香は「自分たちの恋を隠すには、文化祭の最中で!(→文化祭後から仲良くしようとしている)」と考えているようですが、それはつまり駿にとって文化祭でり香と楽しむことができないことを意味しているわけで。
百々子目線で杉本を出すことで”めんどうな男子”を描くのと同時に、駿目線でり香という”めんどうな女子”を描いている対比がお見事だなぁと感じます。
もちろん、これぐらいのことで駿はへこたれないと思いますが、り香の想いが高まった際に、駿の想いが「一番高いところ」に無いのではないか?という不安はあります。
今のところ順調な2人が、どのような恋路を歩むのか、とても楽しみです!
アニメ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」6話感想まとめと7話に向けて
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というわけで、荒ぶる季節の乙女どもよ。第6話の感想記事でした。
男キャラがどんどん出てくれないと書く内容が少なくなるなぁ…。泉がなぜかペンションに乱入したりしないでしょうかw
次回第7話は「揺れ、の、その先」です。それでは、この辺で。
【追記:7話の感想・考察はこちら!】