エガオノダイカ 2話 感想&考察!2つの国の整理とヨシュアの「今後」
第2話「戦乱の真実」
ー嘘でしょ…いやああああああああああああああああ!!(ユウキ)
ええええええええええ!!流石に話動きすぎではないでしょうか…。あの空白の時間に一体何があったんだろう…。いやあ、衝撃でした。
というわけで、エガオノダイカ第2話「戦乱の真実」の感想と考察になります。2話までのネタバレがあるので、未視聴の方はご注意を!
エガオノダイカ 2話のあらすじ・ネタバレ
ヨシュアのイングラム家は代々王家を守る存在でした。しかし、ヨシュアも父を失い、そしてユウキと出会いました。ヨシュアは戦闘の1日目を無事にこなします。
やはりヨシュアたちは戦争が起こっている事実を隠していました。ヨシュアは辺境伯に切り札である新型クラルスの使用を進言します。この世界のメカには「高度限界」があるようです。
しかし、裏では新型クラルスに爆薬を仕掛ける動きが見られます。一方で、ユウキとヨシュアは電話の中で、ひまわりが咲かないことについて話し合います。
帝国は新型クラルスを王国から奪うべく、このタイミングで侵攻を仕掛けてきていましたようです。王国は待ち伏せ作戦で帝国の「数」に対抗しようとします。
爆薬を仕掛けさせたのは辺境伯でした。彼は王国を守るべく行動しましたが、ハロルドたちは戦争を続けます。そして、帝国側の頭脳プレーで王国は一気に窮地へ陥ります。
仕掛けた爆弾で帝国の足を止めようと試みますが、ユニのいる洞窟の爆弾が作動しません。そこにヨシュアが現れ、無理やり爆発させることで窮地を脱します。
ユウキはレイラに連れられ、王国を出ます。そこで彼女が目にしたのは変わり果てた姿のヨシュアでした。そして、帝国ではゲイルの元にステラ達が集結するのでした。
以上です。
2話の感想と考察
てっきり2話は帝国側の人間関係などが明かされると思っていたのですが、まさかここまでお話が動くとは。(表向きには)主要人物が1人退場してしまいました。
王国と帝国の思惑
まずは公式HPで明かされた設定を踏まえながら、ソレイユ王国とグランディーガ帝国についてまとめておきます。
ソレイユ王国
水と緑が豊かな国家。
移民時の名残で王族の支配する王政が続いている。
貴族や騎士など中世ヨーロッパに起因する文化が垣間見られる。
グランディーガ帝国
鉱物資源に恵まれた国家。
皇帝を頂点とした政治体制をとっている。
合理性を重視する軍事国家である。(引用:TVアニメ「エガオノダイカ」公式サイトより)
2話で明かされた設定と食い違いがあるような気がします。
2話の中で、イザナは「帝国は多くの民衆を養うための資源に乏しい」と語っています。これは「鉱物資源に恵まれた国家」という部分とは逆の説明になっています。
ここでいう”資源”とは、鉱物資源のことではなく、食物等のことを言っているのでしょうか。更に、1話を見る限りではクラルスラピスは王国でも採掘できるようなことが語られていました。
どうにも公式HPの設定と、1・2話で語られたことに相違があるんだよなぁ…。
現状ではまだ王国目線(それも軍隊目線)でしか物語が進展していないため、王国側のキャラが言っていることは「嘘」である可能性もありそうです。
王女に戦争の存在を隠しているぐらいですからね…。
2話まででは「帝国が資源が豊富な王国に戦争を吹っ掛けた」という設定になっていますが、もしかするとそんな真実は無いのかもしれません。
3話は帝国側の物語が見られそうなので、帝国側から戦争がどのような形で描かれているのかが楽しみです。
ヨシュアは命を落としたのか
2話で最大の衝撃はやはり最後のこのシーンです。散々死亡フラグを立ててそれを回避していたヨシュアが唐突に息を引き取りました。
なんでや!普通にユニのことも救い出してたし死に損なったって言ってたやん!
と、本当にヨシュアが命を落としたのだとすれば、とうとうユウキが笑顔を無くす「闇堕ち展開」がありそうですが、個人的にはヨシュアの死には疑問点が多くて。
腹部に破片が突き刺さったのは分かりますが、あれで致命傷になるのか…?
1つ上の見出しでも書いたように、王国側の人間は「嘘」をついている(特にユウキに対しては)者がいると思います。表向きにはヨシュアを死んだことにしているだけってことは無いでしょうか(裏部隊の存在があったりとか…?)。
そうなると、ユウキの両親やヨシュアの父親の死も真実なのか疑わしくなります。
1話の記事で「大豆」さんがこのようなコメントをしてくれました。
ユウキの「王女」という呼称が気になります。
王女とは通常、王族の女子のことを指すのであって、女王(国王)を含めません。
となれば「ユウキは未だ王位を継承していないのでは?」という疑問が出てきます。
(引用:当ブログエガオノダイカ 1話 感想&考察!秘密裏の戦争と不気味な子供の「目」 - アニメのおすすめなどを語るブログコメント欄より)
これって実はユウキの両親が死んでなかったと仮定すれば、すべて説明が付くんですよね。王様は健在なわけですから。
話題をヨシュアの生死に戻します。
もちろん、洞窟から脱出した後にひと悶着あったのであれば理解はできますが、そうであるなら一緒にいたユニが負傷せずに帰還した理由に説明が付きません。
ヨシュアは生きていて、どこかで再登場するのはないか、というのが今の考察です。
チェスの配置とユウキの無垢さ、叫び声
見てて辛いのがユウキの無垢さです。よもや戦争をしているなどと想像もせずにヨシュアの帰りを待つユウキの姿がもう見ていて辛い。
ED前の彼女の叫び声は花守さんのものすごい演技でした。しかし、ヨシュアの死は隠し通せないと判断してユウキに真実を見せたのでしょうか。そこも引っかかる。
最後まで誤魔化し続けてもよさそうなものですが…。
1話に続き、ユウキはレイラとチェスを行っていました。彼女はルールを無視した「チェックメイト」を宣言します。
このチェックメイトにはいろいろな意味がありそうで
〇今後「ルール」を無視して戦争を吹っ掛けるユウキの示唆
〇ユウキ単体で相手の”キング”の元まで行くことの示唆
などが考えられます。
ヨシュアが本当に亡くなっているのだとすれば前者の意味合いになりそうですが、OPやEDを見る限り後者なのかなぁ、とも思います。
「高度限界」と頭脳戦の良さ
1話の模擬戦に引き続き、戦闘が頭を使われたものでとてもよかったです。
この星の戦闘機(というか乗り物全般?)の制限として「高度限界」という概念があります。
ある一定の高さまで機体が上昇すると、その機体がエネルギーを産まなくなってしまうようです。クラルスラピスの力が関係しているのでしょうか。
この「高度限界」をうまく利用し、王国側は崖の上からの攻撃を仕掛けました。相手が登ってこられないのであれば非常に優位に戦闘を進められます。
しかし、帝国軍もこれを逆手に取り、物理的な力で崖の上に降り立ち、逆に王国軍は戦隊が崩れました。
こういう戦闘力そのものだけでなく、戦闘に凝らされた工夫を見ることができるのも非常に面白い部分だと思います。
アニメ「エガオノダイカ」2話感想まとめと3話に向けて
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というわけで、エガオノダイカ2話の感想・考察記事でした。
ヨシュアの一件でストーリーは一気に動き出しました。そして、Cパートではようやく帝国側の人物も登場し、物語はここからが本番です。
徐々に曇っていくユウキの笑顔は元に戻るのでしょうか。第3話は「微笑みの戦士」です。それでは、この辺で。
【追記:3話の感想・考察はこちらから!】