フェアリーゴーン(Fairy gone)3話 感想&考察!3大勢力と偽の妖精書
第3話「欲ばりキツネと嘘つきカラス」
ーしぶとい男は好きだけど、往生際が悪いのは嫌いよ(ビター)
カタカナ用語・人物がまた増えてしまった…。とはいえ、要点を絞れば膨大な数になっているわけでもありません。勢力図を中心に整理していきましょう!
というわけで、フェアリーゴーン(Fairy gone)第3話「欲ばりキツネと嘘つきカラス」の感想と考察になります。3話までのネタバレがあるので、未視聴の方はご注意を!
フェアリーゴーン 3話のあらすじ・ネタバレ
統一戦争ではのべ300人いた妖精兵が、確認できる限りで17人まで減りました。現代では「人口妖精」が作り出され、傭兵のリスカー大佐とウルフランが接触します。
アクセルという男がフリーに人口妖精の製造場所を伝えますが、もぬけの殻。フリーとマーリヤは妖精省に呼ばれ、「黒の妖精書」が見つかったことを聞きます。
”妖精書”の中で黒の妖精書だけが抜け落ちているため、妖精省はそれを探しています。
妖精省のマルコの指示で、フリーたちは学者のカインの元へ向かいます。研究所の前で彼らは、グイ・カーリン(マフィア①)に属するビターと出会います。
密かにアーケイム(マフィア②)に属するアクセルもやって来ます。アクセルが妖精を巧みに使い、偽の黒の妖精書を強奪し、逃走します。ビターはアクセルを追います。
ビター、アクセル、フリー・マーリヤとそれぞれが黒の妖精書を追い求めます。唯一それが「偽」であると知るダミアンはヴェロニカと共に戦況を見ます。
アクセルはビターに撃たれ、戦況はビターvsフリー・マーリヤとなります。ビターは妖精を発動させ、瀕死状態のアクセルにリスカー大佐が近づきます。
以上です。
3話の感想と考察
まずは冒頭で書いたように、人物・勢力図を整理しておきます。今回登場した中で、キーになってきそうなのは3名です。
勢力図と人間関係の整理(3話ver)
新登場のキャラクター
①アクセル・ラブー
・黒の妖精書を盗んで逃走、ビターに銃で撃たれていた奴。
・マフィア集団であるアーケイムに属すが、身内の情報を流す情報屋としても暗躍。
どこか憎めないキャラクターです。Aパートでアクセルがフリーに詰められていたのは、アクセルの情報通りの場所に行ったところ、既に証拠隠滅されていたから。
「簡単な仕事」と言われ、研究所を訪れたばっかりに銃弾の餌食になります。
②ビター・スウィート
・マフィア集団であるグイ・カーリンに所属し、黒の妖精書を追う。
・グイ・カーリンに所属しているため、フリーと面識がある。
自身を「実業家」と称しています。彼女の妖精「スクライカ―」は、主が傷つけられたダメージをそのまま相手に与えるという特殊なチート能力を持っています。
フリーがビターの妖精に驚いていることから、彼女も後天的な妖精兵(=違法)である可能性が高そうです。
③ビーヴィ―・リスカー
・戦争で活躍した「七騎士」であり、現在は傭兵として生きている。
ウルフランと会話していただけでなく、Cパートでアクセルの元に現れた人物です。
”傭兵”がこの世界でどのような役割を担うのかは不明ですが、フリーの殺し屋ぐらいのイメージでいいのではないでしょうか。
上記以外で登場したのは
〇マルコ・ベルウッド:「妖精省」の役人で国のお偉いさん。フリーとAパートで話している。
〇カイン・ディスタロル:ビターにでれてた親父。妖精学者。
〇ソフィー:リスカ―大佐の隣にいた女性で、傭兵。リスカ―の愛人。
ぐらいですね。ブログでまとめているのに正直こんがらがっているので、普通に見ていると誰が誰だか分からなくなるのでは…笑
勢力図整理
<ドロテア>
目的:「違法妖精(人口妖精など国から認められていない存在)」の摘発。
組織:国の元に置かれている。バックには妖精省がいる。
メンバー:フリー、マーリヤ、セルジュ(イケメン銃使い)、クラーラ(眼鏡女性)
<グイ・カーリン>
目的:古物、貴重品の売買を行う。
組織:マフィア
メンバー:ビター ※過去にフリー、マーリヤも所属。
<アーケイム>
目的:違法妖精の売買、人口妖精を作る。
組織:マフィア
メンバー:ウルフラン、アクセル
ここに目的不明の「傭兵」と、何らかの狙いがありそうな「妖精学者」が絡み合い、更にマーリヤの旧友ヴェロニカが「妖精学者」に協力している図式になっています。
全陣営に共通しているのが、妖精書の抜け落ちたページである「黒の妖精書」を追い求めていることです。そこに書かれている内容とは、果たして。
ダミアンが「かく乱作戦」を取る理由
ようやく本題に。今回、3陣営が奪い合っていた黒の妖精書は本物ではありません。1話で、オークションからヴェロニカが盗み出した偽物が使われています。
本物だったらそもそもベッドの下に隠したりしないよなぁ…。
妖精学者であるダミアン、カインが各陣営に情報を流すことで奪い合いが引き起こされています。ただ、わざわざこのような事態を引き起こした理由がはっきりしません。
「黒の妖精書」はその正体こそ明確になっていませんが、世界が血眼になって探している物なので、これを求めて殺し合いに発展する事態は容易に想像できたでしょう。
シンプルに考えると妖精書を狙う陣営の数を減らし、自分たちがじっくりと調査をするため、となりそうですが…?
他に考えられるのは、様々な陣営の動きを俯瞰的に見ることで、妖精の「新たな可能性」(例えば、マーリヤが突然妖精兵になったように)を見つけようとしている、というのは考えられます。
いずれにしても、マフィア集団だけでなく、妖精学者の行動にも注意が必要です。
接近したリスカー大佐とアクセル
この手の作品ではなぜか長生きしそうなキャラクター・アクセル。
Cパートでは、”最恐の傭兵団”であるリスカー大佐が彼に接近しました。
アクセルがリスカーに面識があるかは不明ですが、リスカーはアーケイムの2人と出会ったことになります。
リスカー大佐とウルフランのやり取りを聞く限り、大佐は人口妖精を嫌っているようなそぶりを見せていました。ドロテアとは違う信念で、純粋な妖精兵以外をこの世から葬り去ろうとしているーということは考えられます。
この世から「純血(昔から妖精兵だった人物)」だけを残そうとしている、的な。
こうなると、アクセルがリスカー大佐の手下になり、各陣営の思惑をかき乱していく展開も見られそうです。
これ以上勢力図がごちゃごちゃになるとまた大変ですが(笑)、それはそれで面白そうです。リスカーの狙いと合わせて、今後の展開が気になる部分です。
妖精のダメージと妖精兵の痛みの関係
3話の中で気になったのは、妖精が消滅する事態になったのに、アクセルがあまり苦しんでいなかった部分です。
アクセルのかわいらしい妖精「ピリーウィギン」はその見た目通り、妖精の中でも最弱クラスの能力しか持っていないようです。
もしかすると、妖精兵が受けるダメージと妖精の強さには相関関係があるのでは?と思います。この辺りのことも「黒の妖精書」に記載があるのでしょうか。
2話でマーリヤの妖精がダメージを受け、マーリヤが相当苦しんでいたことから「妖精憑き」はより大きく”痛み”を受けるのではないかと書きましたが、妖精兵と妖精の関係性を探ってみるのも面白いですね。
妖精といえば、ビターの「主が受けたのと同じダメージを相手に返す」能力はどうやって克服すればいいんだ…?一撃でビターを倒せばペナルティは無いのかな…?
アニメ「Fairy gone(フェアリーゴーン)」3話感想まとめと4話に向けて
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というわけで、Fairy gone(フェアリーゴーン)第3話の感想・考察でした。
「黒の妖精書」の重要性が語られた今回。複数の陣営・過去と未来の「群像劇」的な見方で視聴すればよりいっそう楽しめそうです。
次回第4話は「せっかち家政婦とわがまま芸術家」です。それでは、この辺で。
【追記:4話・5話の感想記事はこちらからどうぞ!】