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グランベルム 3話 感想&考察!各々が戦う理由とアルマノクスの性能を考察する

第3話「満月に鐘は鳴る」

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ー悪魔じゃない…私はそう思ってるよ(満月

 

一気に全員のアルマノクスが揃い、それぞれのキャラのバックボーンも見えてきました。希望×寧々の描写が、素晴らしく最高で尊かったですね!

というわけで、グランベルム 第3話「満月に鐘は鳴る」の感想・考察記事になります。3話までのネタバレが含まれているので、未視聴の方はご注意を!

グランベルム 3話のあらすじ・ネタバレ

土御門九音という少女は”音”を頼りに魔術師を探します。新月は魔術師の血筋を途絶えさせないため、魔術師同士の掛け合わせが行われてきたことを満月に告げます。

満月は再度新月に戦う意思を表明し、帰り道、新月はアンナの母親・妹のクレアと再会します。彼女はフーゴ家にかつて居て、訳あって家を出ていました。

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満月はアルマノクスの操作を学び、九音は姉の四翠の元へ向かいます。そして、満月の夜。グランベルムが再開され、満月は新月に戦う理由を尋ねます。

新月は「魔力による戦いを終わらせたいから」と告げます。戦いが始まり、アンナは憎しみから再び新月に襲い掛かります。満月はアンナの小型分身に苦戦します。

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未だアルマノクスを手に入れていない九音は姉への想いから、「雪月梅花」を手に入れます。新月は魔力の回復が追いつかない中、アンナにあと一歩の所まで追いつめられます。

2人の戦いに割って入ったのは、九音の雪月梅花でした。そして、これまで隠れていた寧々の「ジーグァンロン」も新たな機能によって力を蓄えるのでした。

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以上です。

3話の感想と考察

アルマノクスが出揃いました!個人的には初登場の「雪月梅花」が個性的でかっこいいなと思いました。次回描かれるであろう、寧々のアルマノクスの破壊力も楽しみ!

”たった2つ”のお弁当と”たった1つ”のチャーハン

3話でお気に入りのショットからご紹介。

まずは、満月と新月がお弁当を食べるシーン。1話、2話でも触れられているように、満月はお弁当を色んな人に作っている女の子です。

で、今日も例に漏れずそうだったはずで。

 

それでも、皆にお弁当を渡したであろうタイミングで新月にも弁当を渡さずに、机の中に自分の分と合わせて2つお弁当を入れていたシーンにグッと来たのは自分だけでしょうか。

何も言わずに2人で机を向かい合わせて食べてるのもいいし、「普通」と言いつつきちんとお弁当を食べる新月もいいし、この2人の可能性は無限大です。

 

畳みかけるように、満月の妹・希望と寧々の素敵なシーンも描かれました。

こちらは1つのチャーハンを2人で食べるわけですが、寧々の「何でそんなに付きまとうわけ?」という発言に希望は「美味しい物が食べられるから」と伝えます。

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一瞬見せた寧々の戸惑い。もちろん、希望の本心はそこではないのですが、ぶっきらぼうに見える寧々が希望のことを好きであることが伝わってくるシーンです。

希望にくっつかれチャーハンを「やるなんて言ってないでしょ」と言う寧々の笑顔は、照れているようにもとても嬉しそうな表情にも見えます。

食事がそれぞれの関係を近づけているのが印象的な第3話でした。

アンナの過去と改めて整理する「戦う理由」

2話でアンナが新月に告げた「悪魔」発言。3話では過去の回想は描かれましたが、明確な種明かしはされませんでした。

状況を整理するに

①新月は家庭の事情でフーゴ家にお世話になる。

②アンナは自分よりも魔術として優れている新月を逆恨み

③おまけに新月は母親、妹のクレアに好かれていた。

④アンナは新月に”家を乗っ取られる”と感じ、新月はアンナに負担をかけないため自ら家を出た

ぐらいの流れでしょうか。新月が母親やクレアにも嫌われているなら話は変わってきますが、状況を整理するとこれぐらいしか考えられないんだよなぁ…。

「逆恨み」以外にありえそうなのは、水晶が裏で何かしらの細工をしている…という説。未だ行動原理が読めない彼女であれば何かを企んでいてもおかしくないです。

 

2話の記事でも触れましたが、各キャラには”魔術師になりたい”という想い以外の、何かしらの”想い”を抱えて戦っています

www.anime-kousatsu.com

アンナが戦いたい理由は単に「新月を倒す」というものだけではなく、「新月を倒して自分が優秀であることを知らしめたい」という願いからなのかもしれません。

 

残りの人物の状況を整理すると

・満月→何もないからこそ、”自分”として認められたい
・新月→魔術によるいざこざを無くした世を作りたい
・九音→姉を救いたい
・寧々→母を救いたい

となります。

 

面白いのは、水晶はともかくとして、満月は他の人物が欲しがっている「幸せな家庭」「母親や姉妹」を全て持っているんですね…。

逆に、満月以外の人物は”自分”が勝つことでその願いは叶うはずです。”魔術師としての自分”にしかできない行動というのは、満月が欲しい物に近いです。

このギャップが余計な火種にならなければいいのですが…。

避けられなかったビンタと新月の真意

アンナと2人で向かい合うときは避けたビンタを、フーゴ家の人々と話した後、新月は避けることをしませんでした。

避けられたはずのビンタを新月は甘んじて受け入れます。それは罪滅ぼしのようにも、アンナに花を持たせるための行動にも見えます

ただただ、アンナと新月を見かけた際の、彼女の哀しげな表情が印象的です。

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新月が、前からアンナに伝えている「私には勝てない」というセリフ。アンナには挑発のように聞こえるはずですが、3話を見た後だと、この言葉の印象も変わります。

言葉少なめな新月はきっと不器用なはず。そんな彼女が「もう戦いはやめよう」と言いたくて出てきているセリフが「私には勝てない」というものであるはずです。

ただ、凝り固まった新月への心象が染みついているアンナには、言葉通りの捉え方しかできないんだろうなぁ…とも思います。

イメージが繋がるアルマノクス、記憶が生み出すバトルフィールド

改めてアルマノクスは自分のイメージを持つことが大切だ、と語られました。

結局のところ「強い想いを持つ者」が一番強いのでしょうか。イメージが能力に直結するのであれば、アンナの機体が火を使って戦うことにも頷けます。彼女の怒りや嫉妬を表している…と考えられますね。

 

逆にアルマノクスに搭乗→自分の奥底にある感情が爆発しやすくなるという設定も考えられます。

アンナがアークナイトグリスに搭乗すると、いつも以上に怒りの感情を爆発させているような気もします。

一方通行だけでなく、アルマノクスと”共鳴”することで、自分の気持ちがアルマノクスに伝わり、アルマノクスからも何かしらの力を受ける相互関係があるのかもしれません。

 

アルマノクスについては、寧々のジーグァンロンに新機能があることも示されました。カットを見る限り、菜々・美々が映っているように見えます。 

これはもしかして「3姉妹による三位一体攻撃」的な…?外部からその機体に力を与えられるのであれば、希望や寝たきり状態の四翠にも活躍の場がありそうです。

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アルマノクスへのダメージは1か月では修復しきれないようなので、長期を見据えた頭脳戦も必要なようですね。そうなると遠距離戦可能な林三姉妹は有利なのでは…?

 

そして、グランベルムが執り行われるフィールドについても、各キャラクターの記憶が環境に関係するそうです。

恐らく今回の舞台は九音に関係するもの?でしょうが、他のキャラクターが描く舞台がどのような形態になるのか楽しみです。

アニメ「グランベルム」3話感想まとめと4話に向けて

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というわけで、グランベルム 第3話の感想・考察でした。

蒼井さんのOPがとてもかっこいいので、早くフルで聴きたいです!1人1人を順に掘り下げるのではなく。平行して各キャラの過去に迫っていくのが面白いですね。

次回第4話は「風水師リンフェンフェン」です。それでは、この辺で。

 

【追記:4話の感想・考察はこちらから!】

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