ハッピーシュガーライフ 1話 感想&考察!これは”ゴール”へ向かう物語…?
第1話「砂糖少女は愛を食む」
ーこんにちは。ハッピーシュガーライフ…。(さとう)
いい。あふれ出るサイコ感がとても好きです。冒頭で結末が見えている作品も大好き。
というわけで、ハッピーシュガーライフ第1話「砂糖少女は愛を食む」の感想と考察を書いていきます。1話未視聴の方はネタバレがありますので、ご注意を!
※管理人は原作未読です!そのため、コメント欄等でのネタバレは避けて頂きたいと思います。未読の方は考察自身を、原作既読の方は「未読の奴はこういう考え方もするのか~」と感じて頂ければと思います。
1話の簡単なあらすじ
かつては同僚のしょうこと「ボーイズハント」をしていた松坂さとう。彼女には最愛の人ができたそうで、男遊びを辞めます。その最愛の人とは少女・神戸しお。
しおは数日前に出会った少女で、さとうに「愛」を教えてくれた女の子でした。さとうはしおを養うためにバイトを追加します。
新しいバイト先で早速さとうはイケメンの三星太陽に告白されますが、さとうは交際を断ります。うまく立ち振る舞うさとうに周りからの評価もうなぎ上りです。
しかし、店長と一部の同僚は面白く思っていないようでさとうへの嫌がらせが始まります。また、店長室に入っていった太陽は姿を消します。
残業が続き、さとうはしおとの時間が取れなくなっていきます。迎えた給料日。さとうは店長に減給され、抗議に出ます。店は「自分の愛の王国」だからと店長は減給を正当化します。さとうは、店長と太陽が肉体関係を持っていたことを暴き、反撃に出ます。
店長はさとうの挑発に乗り、太陽との関係を叫んでしまい、録画されてしまいます。さとうが望んだことはしおとの生活のために正当な給料を貰うことだけでした。
帰宅したさとうを待っていたのは笑顔のしおでした。心が洗われる思いをしたさとうですが、同棲している家はさとうが「誰か」を殺害した家であり、しおを探す少年がいることも明かされました。
以上です。
1話の考察と感想
これがオリジナルアニメであれば、全力考察できるアニメです。原作未読者目線での感想と考察を書いていきます。
見えている結末に向かう物語…なのか?
ラスト2分の衝撃も去ることながら、1番気になるのは1話のアバンで描かれた火事の現場。屋上から見下ろすさとうとしおは、しおがさとうに飛びついたことで、2人で火の元へと飛び降りるシーンが描かれました。
これを見ると、最終回でこの冒頭シーンに繋がりそうですが…。つまり、1話から最終回のこのシーンまでに至る過程をこれから見せられる、ということですね。
愛を感じたが故の行動であったとしても、さとうは犯罪者です。作品のモチーフとしては犯罪者が追いつめられ、最期には自分を殺すことを選ぶ…この手の作品としては最も適当な終わり方です。
ただ、単純にことは進まないような気もします。例えば、しおと共に飛び降りたものの、しおだけが命を落とす展開や、さとうが半身不随などになりしおに逃げられる…等々。
「最終回でさとうに因果応報を与える」ことが最終目標であれば、死よりもキツイ”何か”が待っている可能性が高い気がします。
そもそも、さとうぐらいの考え方になると、しおと共に死ぬことで永遠の時間を得られることが愛だった…とか言い出しそうで怖い。
一見すると「さとうとしおが死ぬ過程を見せられる物語」となりそうですが、上記のような「死ぬことよりもよりもきつい展開」や現時点では考えられないどんでん返しにも期待です。
狙われるのはさとうか、しおか
1話から方々に喧嘩を売っていたさとう。店長はもちろん、しょうこへの扱いが適当になり、しょうこもヤンデレ化する展開や、太陽が逆恨みしてさとうに邪な感情を持つ可能性も十分にあります。何より、さとうは「誰か」を既に亡き者にしています。
で、さとうが目を付けられた場合きっと狙われるのは彼女自身ではなく、しおなのかな、と。なるほど、しおに目を付けた人間たちをさとうが1人ずつ”始末”していく…。ハッピーシュガーライフはこういった物語になるのかもしれません。
さとうはしお以外の人物を「どうでもいい」と感じている節があります。多分、それはさとう自身も含まれています。しおを守るためなら何だってする。それがさとうの想いであれば、自らを捨ててでもしおを守り抜くエグイ展開になっていくことでしょう。
同棲部屋は誰の部屋?しおを探す人物の正体は?
それでは、1話自体の考察をしていきます。
まずは、さとうとしおが住むのは誰の家なのか、ということについてです。一番ストレートな考察としては、さとうの両親の家です。1話の描写で幼少期のさとうの熊のぬいぐるみがボロボロにされ、「どんな欲望でも全部飲み込んであげるから」と言われているさとうの姿がありました。
その際に映し出されていた女性がさとうの母親だとすれば、さとうが両親を殺害し、両親の家に住んでいることは自然な流れです。1話タイトルである「砂糖少女は愛を食む」の”愛=両親の愛”と考えれば、タイトルとの整合性も付きます。
大穴としてはしょうこの部屋…でしょうか。実は1話前半と後半では家が異なっており、よりバイト先に近い(≒しおにすぐ会える)しょうこの家を乗っ取って住んでいる…と。さとうならこれぐらいやりかねない気もします。
また、ラストのシーンではしおを探すためにチラシを電柱に貼る少年の姿が描かれました。公式HPのキャラ紹介によると、少年の名前は神戸あさひ。しおと苗字が同じということは2人は兄妹(姉弟)の可能性が高そうです。
あさひが過去にしおに「何か」をしてしまったことで、絶望したしおが家出をし、さとうに出会う。ぽわぽわしているしおこそが一番心を病んでいるのかもしれないですね。
ところでしおのポスター…。あっ…これって…。
店長しおのポスターを見る→さとうとしおが一緒に居るのを見る→しおに手をかける→さとう激昂、店長を亡き者に
…どう考えても絶望です、ありがとうございました。
さとうの過去・しおの過去は作品の主軸になってくると思います。2話以降で少しづつ明かされていくのを楽しみに待ちましょう!
狂った人間が創り出す物語に期待
とにかく1話からフルスロットルでやばい奴らが登場しました。きっと一番壊れているのはさとうなのでしょうが、周りの人間たちも相当なものです。
主人公が壊れていると作品に収集が付かなくなる恐れもありますが、その辺りを上手く描き切ってほしいです。登場者すべてが狂人…。正直毎回毎回金曜の夜は重たい気分で眠ることになりそうですが(笑)、そこも含めて期待度MAXです。
ハッピーシュガーライフ1話のまとめと2話に向けて
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というわけで、ハッピーシュガーライフ1話の感想と考察でした。色々な意味で楽しみな作品ですが、嫌なタイミングで凶悪犯罪が起こったりすると、途中で放送が中止となってしまう危険性すら感じます。
何とか無事に「彼女たち」の最後を見届けたいですね。
第2話は「しおの箱庭」です。それでは、この辺で。
【追記】2話の感想記事を書きました!