ハッピーシュガーライフ 6話 感想&考察!さとうの台詞の「隠された意味」
第6話「私たちは、月の周りを回っている」
ー言って(逝って)よかった…!(しょうこ)
これまでの考察の裏付け回のような1話でした。しょうこが狂気の世界に足を踏み入れてしまう恐れていた展開が用意されていました。
というわけで、ハッピーシュガーライフ(ハピシュガ)第6話「私たちは、月の周りを回っている」の感想と考察を書いていきます。6話までのネタバレがありますので、未視聴の方はご注意を!
(注意:管理人は原作未読です。ご了承を)
ハピシュガ 6話のあらすじ・ネタバレ
しょうこに続き、太陽の家にさとうが訪れます。どうやら、しおの告白で太陽がしおと会話をしたことがばれてしまったようです。北埋川も独自にさとうの叔母への調査を続けます。
しょうこは太陽から聞いた「さとうがしおを誘拐している」という話から、さとうを注視しますが、真実はつかみ取れません。
しょうこは再びあさひと会います。あさひは回想の中で、父親に受けた暴力、そして父親が死んだ後に母親としおの元に行ったものの”手遅れ”であったことを思い出します。
そんな思いからしょうこに「(しおを)見つけたら教えてください、手遅れになる前に!」と告げ、あさひはその場を去りました。
”大切な人のために頑張っている”さとうとあさひの姿を見て、しょうこはさとうに対して「踏み込む」ことを決意します。
2人で遊び、しょうこはさとうに”真実”を問いますが、突っぱねられてしまいます。
それでも引けないしょうこは「あんたに巻き込まれるなら本望だ」と伝えます。さとうは彼女の思いに応えるべく、事実を伝えるために自宅に来るように言います。
そんな2人の背後には北埋川の姿が…。以上です。
6話の感想と考察
ただひたすらに「ヤバみ」が増した回となりました。次回が第一の山場の気がしてなりません。太陽もさとうに再接近しそうで、展開が読めないですね。
”友人だから”殺したくないさとうの想い
Bパートではしょうことさとうの会話が描かれました。しょうこはさとうに対して、こう伝えます。
しょうこ「私、あんたのこと親友だと思ってる!何があっても受け入れるし協力だって出来るだけするよ!だから…話してほしい!本当のこと、話してほしい!」
彼女が心を込めて話した内容に対し、さとうは「無理」の一言で済ませます。更には、「しょうこを失いたくないから関わらないで」と告げます。
何も知らないしょうこサイドから見ると、自分が親友だと思っている相手に拒絶されたのは当然ショックなことです。
しかし、全てを知っているさとう・視聴者サイドから見るとこれはさとうの精一杯の譲歩なわけで。
しお>>>その他の世界となっているさとうは、しょうこでさえも真実を知り、事を起こそうとすれば始末するつもりでいます。
だからこその拒絶。さとうのセリフの裏を返すと
(私はしょうこのことまで殺したくないから)関わらないで
という意味になります。彼女なりに、しょうこを思っての発言に見受けられます。
その後の展開は皆さんが知る通りのもので…。結局しょうこは一歩も引かずに、さとうは自宅へしょうこを「招待」することを決意します。
この後のさとうの行動は…。下の見出しで考察することにします。
さとう・しょうこの温度差が感じられる描写として、しょうこは心から「親友」という単語を何度もさとうにぶつけますが、さとうからしょうこを納得させるために「親友」という単語を用いていました。
結局、「親友」とまで思っていたのはしょうこだけでした。ここのすれ違いが辛いなぁ…。
この作品の主人公はさとうではなく、しお。
6話の演出でぞくっと来たのが、タイトルロゴの表示のさせ方です。
「しおは俺たちの月だ」とあさひが呟いたタイミングで、「私たちは、月の周りを回っている」というタイトルロゴが出てきました。
”私たち”は作中の登場人物を表しているものでしょう。
さとうの行動は彼女の全てであるしおを元に動いています。
結局、さとうにベクトルが向いている人物も、そんなさとうに振り回されることになります。この物語は結局のところしおを軸に動いていることになるのですね。
6話のタイトルロゴでしおを中心に物語が動いている=作品の真の主人公はしおである、ことを再認識できました。
気になるのはあさひがしおのことを「月」と評したことです。普通は「光」とか「太陽」(≠子供体温)と表現する気がしますが…。
考えられるのは、あさひが父親の暴力のため、陽の目を見ることがほとんど無かったのではないか、という考察です。夜に出歩くことが多いからこそ、一番光るものは月であると思い込んでいるーー。
過去も明かされ、あさひも相当に病んでいることを感じ取れるフレーズでした。
さとうとしおの過去を考察してみる④~ぬぐえない母親の違和感
4話の考察にて、しおの母親について深く考察しましたが、今回母親の姿が明かされました。
しおの回想に出てきたホラー映画さながらの姿ではなく、あさひと別れる前のゆうなは綺麗な女性でした。
髪型はしおの回想の母親の人物と同じであったため、2人が同一人物でない可能性は低そうですね…。4話考察では以下の2つの仮説を立てました。
①あさひの前では優しい母親、しおの前では虐待女 説
②あさひと別れた後に実母は死亡、しおの回想の母親は別の女性 説
①②共に可能性としては捨てきれませんが…。
しおが家を出ていく性質があること、ゆうなが「もう遅すぎた」とあさひに語ったことから、もっとシンプルに
(1)ゆうなとしおが家を出る
(2)あさひは2人を迎えに行きたいが、父親により阻止される
(3)長年の暴力からゆうなの精神も病んでいき、しおに当たるようになる
(4)そんな母親の姿を見て、しおの「逃避癖」が芽生え、家出に至る
(5)あさひ、ようやくゆうなの元に向かうが手遅れとなる=現状
ぐらいの流れでいいのかもしれません。(3)に当たる部分が全く明かされていないですが、しおの覚えている母親と、あさひが最後に見た母親は雰囲気が似ています。
しおとの生活の中でゆうなの内面を変えてしまった”何か”が起こったことは間違いなさそうです。それが、自分が立てた「実母死亡→別の女性が母親代わり」の流れが絡んでいたりすると驚きですが…。
ここは今後出てくるであろうしおの回想を頼りに考察を深めたいですね。
感想:次回は四つ巴の決戦か!?
さとう宅に向かうことになったしょうこ・さとう。スマホで様子を撮影し、ストーカーしていた北埋川も尾行すると思われるので、次回は山場になりそうです。
そして、死んだと思われている叔母が生きていた場合…。ここに包帯姿の叔母も加わり、カオスな四つ巴が見られそうです。
では、さとうはしょうこに何をするつもりなのでしょうか。
①真実を伝え、命を奪う。
6話の描写を見る限り、一番可能性が高そうで一番避けてほしい展開です。ただ、そんなことをするメリットがさとうには無い気もします。
②真実を伝え、協力させる。
笑顔で真実を伝え、「協力してくれるよね、しょうこちゃん?親友だもんね?」
いや、これだろ。これしかない。
ほんでもって、北埋川がこの会話を聞いてしまい、早速しょうこは北埋川の始末という大事な役割を担うことに…。怖すぎ。
③真実を伝えるつもりはないが、しょうこはしおを見つけてしまう。
うまくはぐらかすつもりが、しおを見つけてしまい…という展開。こうなると、しょうこの命も危険にさらされますが…。胸の内に秘め、あさひに伝える展開もあるかも?
こんなところでしょうか。太陽・あさひ・すーちゃんはまださとうの家を知らないので、次回は出てこないと思いますが、彼らも絡んでくるとますます地獄絵図になりそうです。いずれにしても7話が楽しみです。
アニメ「ハッピーシュガーライフ」6話の感想まとめと7話に向けて
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というわけで、ハッピーシュガーライフ6話の感想と考察でした。少しずつ謎が明かされていくアニメなので、物語の進め方がうまく、毎週楽しみです。
しょうこはこのピンチを切り抜けられるのか。北埋川はどのような一手を打つのか。
そんな第7話は「砂糖少女の原材料」です。それでは、この辺で。
※次週は都合により更新が遅れると思われます。ご了承を…。
【追記:7話の感想を更新しました!】