ハッピーシュガーライフ 4話 感想&考察！母親の謎と相関図をまとめてみた

第４話「砂糖少女は気づかない」

ー もっと僕を…。蔑み、踏みつけ、喜ばせてくれ…！（北埋川）

またやばい奴が出てきてもうお腹いっぱい…。しおのお母さん出てきたときかなりびっくりしたぞ…。そんな中でも演出の妙はありました。

というわけで、ハッピーシュガーライフ第４話「砂糖少女は気づかない」の感想と考察を書いていきます。４話までのネタバレがあるので、未視聴の方はご注意ください！

（注意：管理人は原作未読です！ご了承を。）

ハピシュガ ４話のあらすじ・ネタバレ

太陽が殴られているのを見て、悲鳴をあげるしお。太陽をぼこっていた２人組がしおをダシにあさひを呼び出そうとしますが、そこにさとうが現れます。

さとうは家から持ち出した大量の凶器で２人組を殺害します。その後、さとうがしおを連れて帰る場面は太陽に目撃されてしまったようです。

　

さとうはしおを無事取り戻しますが、しおが二度と逃げないよう家に鍵を２つ付けることにします。しかし、しおはさとうの問いに嘘を付いたり、と様子がおかしいです。

さとうの高校では北埋川がさとうの叔母へ電話をかけますが、一向に繋がりません。北埋川はモニターを舐めるタイプの変態のようです。

　

翌日、さとうのバイト先でもさとうが起こした猟奇的事件が話題になっていました。太陽は、しおから別れたショックからか再び部屋に引きこもり、しおに想いを馳せます。

家ではしおが何かに憑りつかれたようにクローゼットの裏に”何か”を書きます。

　

家の血を「掃除」するさとう。そんなさとうも気が付きませんでした。しおが、クローゼットの裏に”目のない母親”を描いていることをー。

以上です。

４話の考察と感想

やっぱりしおも過去のトラウマでおかしくなってました。

おまけにさとうの後輩までさとうの衣服をクンカクンカする変態で…（このレベルだとまともに見えてくるから不思議）。

唯一の良心、しょうこが首を突っ込み過ぎないかが心配でなりません。

さとうとしおの過去を考察してみる③

色々なことが判明したので、まずはここから。

やっぱりさとうの叔母は殺されたのか？

さとうの叔母にフォーカスが当てられた４話。さとうは「私のすることに何も口を出してこない人」と称していました。

さとうの回想でも新しいシーンが登場しました。乱れ切った家の中でボロボロの姿になった叔母は、「これも愛なんだから」と語っていました。

驚くべきことに、回想で登場した家の間取りと現在さとう&しおが住んでいる家の間取りが一緒でした。

　

さとうの言い分を

何も口を出さない＝既に死んでいるから

と考えると、北埋川が電話をしても叔母が出ない理由と合わせて既にさとうの叔母はこの世にいない可能性も十二分にあります（もちろんさとうの犯行）。

１話から考察していますが、さとうの家が誰の持ち物だったのかはいまだ不明です。一番わかりやすいのはさとうが叔母を殺害→家を乗っ取る…でしょうか。

ただ、こちらも１話から言い続けているように「誰の物でもない他人の家」にあがりこんだ方がより一層さとうの異常性が浮かび上がります。

また、叔母もかなりの狂気に満ちたキャラクターであることは、間違いなさそうです。４話まで絶え間なく「やばい奴」が登場している作品なので、叔母死亡説がミスリードでどこかで登場することに期待です。

しおの過去と家族構成～「赤いの」を嫌う理由とあさひの記憶との相違

とうとうしおの母親の顔が明かされましたが…。怖すぎ。

彼女はしおの回想で「あんたを絶対許さないから」と語っていました。それにしても、しおの母親…。ホラー映画か何かかな？

ここまで書いてきて１つ引っかかるポイントがあります。それは、前回あさひの回想の中で登場したあさひの母親との相違点です。

少なくとも、３話のあさひの中で出てきた母親は優しそうな雰囲気で、あさひも母親といるときは穏やかな表情を浮かべていました。もし、こんなに怖い母親であれば、あさひはあんな穏やかな表情はしない気がします。

しお&あさひの母親（ＥＤによると、ゆうなというらしいです）についての考察をとりあえず２つ。

①あさひの前では優しい母親、しおの前では虐待女？

分かりやすいのはこちらの考察です。兄に対しては優しいけど、しおの前では虐待女になる、という説です。なぜそうなるかは不明ですが、しおは望まない妊娠によって生まれたから…とかでしょうか。

ひょっとすると、あさひの回想に会ったしおを連れて行く母親は「これから思う存分しおをいたぶることができる…」ぐらいに考えていたのかもしれません。

恐ろしい話だけど、このアニメならやりかねないですね。

この場合、しおが「赤いの」（＝血）を嫌っているのは、父親の暴力のトラウマの他に、自分自身が母親から虐待を受けているときのトラウマが原因だと考えられます。

②あさひと別れた後に実母は死亡、しおの回想の母親は別の女性？

少しひねるとこんな感じでしょうか。ただ、前回映し出された後ろ姿（ロングヘア）と今回登場した姿は似ているので、同一人物の可能性の方が高そうです。

あさひと逃げ出したのは良いものの、長年のストレスにより病気→死亡。その後身寄りがなくなったしおは見知らぬ女性に養われることになったけど、その女性はしおにきつく当たる人物で…。ありそうです。

この場合、しおが「赤いの」を嫌う理由は大好きだった実母の死を連想してしまうから、と理由づけができそうです。

いずれにしても、少しづつ彼女らの家族構成が分かってきました。小出しにしてくれるので、毎話考察が少しづつ進む感覚です。

しおが嘘をついた理由とは

４話の最大の謎はここです。３話でしおは太陽と会話をしていましたが、さとうに問い詰められたときにシラを切りました。それもごく自然に。

他にもしおに関しての不自然な描写はいくつかあります。「あらすじ」でも書いた母親の絵をクローゼットに描いたシーンもそうですが、さとうが外出した際に映された意味深なしおの後ろ姿。しおの表情が分からないので何とも言えないところですが…。

一方、しおがさとうを嫌っているように見えないのもまた事実。それでは、なぜしおはさとうに「太陽とは話していない」と嘘をついたのでしょうか。

子供には親からの圧力が強くなると、嘘をつくという性質があります。真実を伝えても許されないと分かっている子供なら、嘘をついてその場を逃れようとする…ということですね。

しおの今回の件もまさにそのパターンなのではないでしょうか。さとうのことは好きだけど、少しづつさとうの異常性に気が付いてきているからこそのその場を凌ぐための嘘。

つまり、作品内で彼女の嘘が持つ意味は

「ハッピーシュガーライフの崩壊が始まった」

ということ。

これまでさとうの言うことには全て肯定していたしおがさとうの（見えない）圧から逃れるために嘘をついたことで、今後ほころびが生じる可能性が高いです。

しかし、さとうはそれに気が付かず、ますます強い圧（家に鍵を２つ付けるなど）をかけてしまっています。これが４話のタイトル「砂糖少女は気づかない」の意味なのかな、と思ったり。

さとうとしおの関係性の崩壊のきっかけになるのが４話のエピソードなのかもしれませんね。

さとう家で太陽、北埋川との三つ巴…？

４話で太陽はしおとさとうが何らかの関係性があることを知ってしましました。

また、北埋川はさとうの叔母が表に一切出てこないことを不審がっています。

太陽のベクトルはしおに、北埋川のベクトルはさとうに。…この２人の利害関係って一致してるんじゃね？

もう少し話が進み、太陽と北埋川が面識を持てば、一緒にさとうのアパートに襲い掛かって来る可能性までありそうです。

サイコパスvsロリコンvs変態の三つ巴、ファイッ！

もっとも、そうなるとさとうの１人勝ちになりそうです。１話から書いているように「結末らしきもの」は１話冒頭で明かされています。それは、火事が起こる現場で２人で飛び降りを図るさとうとしおの姿です。

こんな感じで、次々と周囲の人間を殺していき、「２人ぼっち」になった彼女らが最期に取る行動が”死ぬ”という永遠の行為。

これも、考察として書き続けていることですが、上記のような三つ巴になり、一気に太陽&北埋川を始末する展開になれば、ますます真実に近い考察になりそうです。

簡易的な相関図を作ってみた

画像キャプチャはしていないですが、簡易的な相関図でまとめてみました。

さとうに向かってる「好き」の矢印が多すぎてもう。もう、さとうとしょうこのキャッキャウフフな日常を描く物語に変えませんか…？

５話以降でスポットを浴びそうなのは

　・北埋川と太陽の結託？（上で書いた通り）
　・さとうの後輩からの好意をさとうはどうかわすのか
　・あさひとしおの接触はいつか（そもそもしおはあさひの事を覚えているのか）

あたりでしょうか。相関図は話が進展次第、随時更新していきますね～。

ハッピーシュガーライフ４話の感想まとめと５話に向けて

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というわけで、ハピシュガ４話の感想と考察記事でした。またもや、さとうによって死体の山が築かれてしまいましたね…。

個人的には花江さんの演技が大好き。キャラデザとは全く違う雰囲気を上手く創り出していると思います。 

第５話は「罪の味、罰の味」です。それでは、この辺で。

【追記：５話の感想記事を書きました！】

www.anime-kousatsu.com