荒野のコトブキ飛行隊 5話 感想&考察!ユーリアの発言まとめとレオナの過去
第5話「華麗なるアレシマ」
ーあのさ、教えてよ。恋って…横暴になるの?(キリエ)
今回がレオナ回だったということでいいのかな…?新キャラクター・イサオのキャラ付けや能力が面白く、今後が楽しみになるエピソードでした。
というわけで、荒野のコトブキ飛行隊 第5話「華麗なるアレシマ」の感想と考察になります。5話までのネタバレがあるので、未視聴の方はご注意を!
コトブキ飛行隊 5話のあらすじ・ネタバレ
一同はアレシマにやって来ます。街中でキリエとチカは車にぶつかりそうになります。中から出てきた男はやけに陽気な人物でした。
ユーリアとイサオという人物が、政治の会談を行うことになります。イサオは先ほどの車の乗り主でした。コトブキ飛行隊が会談の護衛を行うことになります。
レオナにしては珍しく、自身の判断で護衛に加わることを決めてしまいます。レオナの様子から、彼女が恋に落ちたのではないかと推察しますが、真相は見えません。
会談が始まり、空賊が襲ってきます。アレシマの護衛隊は陽動作戦に引っ掛かり、ナサリン・コトブキ飛行隊が主となり敵対します。相手側には爆撃機もあるようです。
戦闘中でも変わらず、レオナが突っ走って行動します。しかし、ザラはこの姿こそがレオナの本性だと語ります。そして、レオナをかばい、ケイトが被弾します。
そこに現れた1体の飛行機。乗り役はイサオで、彼は昔エースパイロットでした。レオナはイサオに救われた過去から躍起になって行動していたことが明かされます。
こうして、イサオの活躍もあり、何とか空賊を退けることに成功したのでした。
以上です。
5話の感想と考察
ナサリン飛行隊といい、イサオといい男キャラが魅力的な作品ですね。世界観の説明も小出しではあるものの少しづつ行われてきています。
気になる「情報が漏れている」件
さらっと流しそうになったユーリアの早口でのまくしたて。その中で、彼女は気になることを言っていました。彼女の発言を整理してみます。
・イサオが求めているのは”共通の利益”で、正義・安全・権利・義務をうたっている。
・会談をよく思わない存在(空賊?)がいる
・なぜか空賊には何でもかんでも情報が漏れている
こんなところでしょうか。
1点目については、会談中でも2人のスタンスの違いが語られていました。
ユーリア…”自由”を念頭に政治を進めようとしている
イサオ…”ルール”を定め、「権利と義務」を明らかにしようとしている
2人の意見はどっちも大切なんじゃないかなぁ…。
いずれにしても、立ち位置や目指すものが違うということです。イサオの「バーベキューで全部好きなものを焼いて、全部焦げ焦げになる」というのは言い得て妙だと思いました。
そして、最も引っ掛かりを覚えたのが3点目の情報が空賊に漏れているという箇所です。
最悪のパターンとしては、コトブキ飛行隊やユーリアの周りにスパイ的な人物がいて、空賊に情報を流している可能性が出てきました。
4話の記事で、アンギラスさんからこのようなコメントをいただきました。
二話でユーリアを狙ったところを見ると彼女の政策に反対する存在(空賊連合的な犯罪組織、又は政敵?)かあまり考えたく無いですがユーリアの自作自演の線も否定できませんね。
(引用:当ブログ荒野のコトブキ飛行隊 3話・4話の感想&考察!裏で手を引く人物の正体は? - アニメのおすすめなどを語るブログコメント欄「アンギラス」さんのコメントより一部抜粋)
スパイというよりは、ユーリアが故意的に情報を流している恐れもありそうです。
単に情報が漏れているのは”そういう設定”であるだけかもしれませんが、ユーリア周辺の人物の動きには今後も要注目です。
この世界の過去、レオナの過去
5話の中で明かされた一番の衝撃的な事実は
作中の世界で、現時点で海が存在しない
ということです。
海が無いからこそ、飛行機が重用されているわけですね。海が無い=生物が生存できない…という指摘は野暮だと思うのでやめておきましょうw
おまけに、ケイトやエンマの話を聞く限りだと、海は古代の時点で無くなったということになります。
海が無くなる原因は分かりませんが(干上がったとか?)、この辺りが世界の成り立ちと繋がってくるのかもしれません。
そして、レオナの過去も少しだけ明かされました。「昔、ちょっとね」しか言っていなかったザラに比べれば十分すぎる情報量ですw
…レオナ+ゴーグルがすごい似合っている!
8年前に、レオナに危機が訪れた際に、彼女を救ったのがイサオでした。そして、「借りを作る」ことを嫌うレオナは今度はイサオを救うべく、自らが前線に立って行動していた…ということですね。
てっきり、イサオとの色恋沙汰でレオナが動揺しているのかと思いましたが、彼女の性格とうまく合致させた種明かしが見られるとは。
そもそも、色恋沙汰なのであれば、顔も知っているので、車からイサオが降りてきたときに動揺を見せるはずですからね。
名前を聞いて態度が変わったということは、名前だけ知っていたということで。Aパートの時点で、恋愛関係でレオナの行動が変わっていたわけではないということが分かる作りになっていました。
この辺りの構成はうまいなぁと感じます。
しかし、レオナは結局ケイトに借りを作ってしまいました。義理堅いレオナのことなので、今回作った借りはいつかケイトに返してくれることでしょう。
ナサリン→コトブキの連携に心が動く!
ナサリン飛行隊の面々が生き残っていて嬉しくなったのは自分だけでしょうか。
それに、もう一度「ナサリン飛行隊」として活躍したいという思いがかっこいい。弾切れを起こした際は、何とか助かってくれ!と願ってしまいました。
個人的には、ナサリン飛行隊で場を何とか押さえ、コトブキ飛行隊が敵の大半を倒し、最後の爆撃機をイサオが倒すという流れがお気に入りです。
…やっぱり冒頭にも書いたように男キャラの方が魅力がある気がする。
毎回毎回ナサリンを出すと消化不良になりそうですが、こういった他部隊との連携技も今後見られると嬉しいです。
こう考えると、4話のエリート興業のボスや、姐さんの再登場が待ち遠しいですね!
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というわけで、荒野のコトブキ飛行隊5話の感想・考察記事でした。
キャラクターのバックボーンや世界観が少しづつ見えてきて、面白くなってきました。次回はエンマ、ケイト辺りのエピソードでしょうか。2人も何かしらの過去を抱えているでしょうし、楽しみです。
次回第6話は「帰らざる無宿」です。それでは、この辺で。
【追記:6話の感想、考察記事はこちらから!】