魔法少女特殊戦あすか 6話 感想&考察!ミアが目撃した文章の謎
第6話「星に願いを」
ー…あれを知っているのは。マジカルファイブの誰かしかありえない…(ミア)
色んな方向にフラグを立てまくるあすかさんぱねえっす…。構成と「6話が伝えたかったこと」がマッチしていて、非常に面白い回でした。
というわけで、魔法少女特殊戦あすか 第6話「星に願いを」の感想と考察になります。6話までのネタバレがあるので、未視聴の方はご注意を!
(注意:管理人は原作未読です。ご了承を)
特殊戦あすか 6話のあらすじ・ネタバレ
ミアが任務で来日することが決まります。勉強会に向かう途中のあすかは、とある外国人を道案内で助けます。勉強会の後は4人で七夕祭りに行くことになります。
七夕祭りでは平和な時間が流れます。途中でオフのM班のメンバーとも合流します。ディストニア戦争の話になり、裏の事実を知るあすかは表情を曇らせます。
1人で歩くあすかは、勉強会前に出会った外国人と再会します。「願うことは無い」と言うあすかは、外国人から"Be Happy!"と書かれた短冊を貰います。
ミアはキューブ死体が見つかった日本のビルに潜入します。ビルの部屋の中でミアは「最後に笑う者が最もよく笑う」と英語で書かれた文章を見つけます。
そこに魔術傭兵がやって来ます。その正体はあすかが出会った外国人(サンディノ)でした。彼女は、コロンビアのテロリストでもありました。
サンディノの目的は米軍への復讐。冥獣を倒す際に、米軍は彼女の子供もろとも爆破した経緯がありました。彼女の死闘の末、ミアはサンディノに打ち勝ちます。
ミアの両親はテロリストによって殺されていた過去がありました。一方で、あすかは「自分の夢は無くとも、誰かの夢を支えることが夢だ」と沙綾子に伝えたのでした。
以上です。
6話の感想と考察
イリーガルマジカルガールって言葉が好き。あすかの知りえない部分で、ミアが他の4人に不信感を持つシーンも見られ、ますます面白くなってきました。
裏切り者の正体とミアの過去
血で書かれた「最後に笑う者が最もよく笑う」という文言。
これは、魔法少女たちによる言葉であることから、ミアはマジカルファイブの中に一連の騒動を引き起こしている人物がいるのではないか?という疑念を持ちます。
一方で、自分が5話までの考察で立てたのは「女王様=フランシーヌ」という考察でした。
「最後に笑う者が最もよく笑う」という言葉がマジカルファイブだけのものなのか、魔法少女の言葉なのかは定かではありません(ミアが「魔法少女の合言葉だ…」と呟いていたことから後者の可能性が高そうです)。
フランシーヌもこの言葉を知っているのだとすれば、ますますバベル旅団を率いているのが過去の魔法少女のリーダーであった彼女である可能性が高いですね。
また、6話ではミアの過去も明かされました。ミアは両親をテロリストに殺されたそうです。あすかも冥獣に両親を惨殺されています。
くるみもいじめに遭っていましたし、それぞれの過去がヘビーすぎて辛い…。
ミアの両親の件が戦争の前のことなのか、後のことなのかまでは分かりませんが、今のミアを形成する成分の1つであることは間違いなさそうです。
悪人を容赦なく倒していく姿は、これが原因なのかもしれません。
”女王様”の狙いは本当に「魔法少女」なのか
ミアが建物のエレベーターに潜入した際、ジェローム(キューブ死体になっていた奴です)の秘書の写真を手にしています。
これはアビゲイルさんですね、本当にどうもありがとうございました。
となると、今回の事件にも間違いなくバベル旅団が関わってきていることになります。
ここで1点不可解なのは、どうしてビルの中で女王様やアビゲイルはミアのことを襲撃しなかったのでしょうか。
ミアの手下が離れた際、ミアは1人になり、襲撃する機会はあったように思います。ミアがビルに入ってくることまでは予測できなかっただけ?
もしかすると、女王様の狙いは「魔法少女」ではなく「あすかとくるみ」でなのかな…とも思います。2人だけにできることがあるとか、そういう設定があるのかも。
流れとしては、マジカルファイブが互いを疑いつつも真相にたどり着き、共通の敵(バベル旅団)を倒す…というものになりそうです。
なおのこと、女王様がフランシーヌだと最後のシーンを見るのがきつそうですね。
日常と裏で起こる非日常の構成
6話で非常に引き込まれたのが、構成です。
この作品が「日常」と「非日常」の描き分けが非常に上手なのは何度か書いてきていますが、6話ではそれが顕著に見られました。
「見えている部分」と「見えていない部分」が上手に表現されているんですよね。
面白かったのは、今回はあすかが一切戦っていないということです。
それでも、見えない部分で争いやテロは起こっているわけで。そして、見えないところで起こっている争いを発端に、新たな憎しみや戦いが生まれているわけで。
それを証明するかのように、サンディノが行動を起こした理由は冥獣との戦争であり、彼女は二度とあすかと会うことはできなくなってしまいました。
あすかを戦闘に絡ませないことで、誰かの幸せの向こう側にある「裏で起こっている悲しみ・憎しみの連鎖・理不尽さ」が際立っていました。
今後もこういった構成のエピソードが見られることを楽しみにしています。
ウォーナース☆くるみさんの行動まとめ(6話分)
ここ最近くるみさんの行動が落ち着いていると思っていましたが、6話では彼女のクレイジーっぷりが十分に発揮されました。
3話でもまとめてみた謎のコーナー。今回もやっていきましょうw
①鬼の形相でピンポン連打
どう考えてもやばい奴ww
そして残念、あすかと沙綾子の間には微妙な「変なフラグ」が立ちかけていました。その後に、見せつけるかのように「あててんのよ」を実行するくるみさんはやっぱり策士。
②「そろそろ行きましょうか?」
あすかを魔の手(どちらかといえばくるみが魔の手)から救おうとする笑顔のウォーナースさん。この笑顔の裏には、とんでも無い変顔が隠されていました。
ちなみに、この後に人込みの中でぴょんぴょん飛び跳ねるくるみはかわいい。
これ以外にも、予定を消滅させたり、着物姿のあすかに大興奮したりとやりたい放題だったくるみさん。日常回が増えると彼女の暴走が見られていいなぁ。
アニメ「魔法少女特殊戦あすか」6話感想まとめと7話に向けて
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というわけで、魔法少女特殊戦あすか 第6話の感想・考察でした。
ミアの過去や戦いも掘り下げられ、残るマジカルファイブはあと2人。ペイペイだけは行方が知れないということですが、どのような形で登場するのか楽しみです。
次回第7話は「魔法少女特殊戦開発部隊」です。それでは、この辺で。
【追記:7話の感想・考察はこちらから!】