世にも奇妙な物語 2018秋の特別編 感想&考察&評価!全5話をレビューする!
皆さん、こんばんは。
11月10日(土)午後9時から放送されている「世にも奇妙な物語 2018秋の特別編」の感想とレビュー記事になります。
リアルタイムで更新していくので、最後までよろしくお願いします!
また、本日放送されるお話の紹介記事・事前評価はこちらです!
各話の感想・考察・評価(ネタバレあり)
それぞれの感想と個人的な評価になります。
第1話:脱出不可
評価
面白さ ★★☆☆☆(2)
恐怖度 ★★★☆☆(2.5)
コメディ度 ★☆☆☆☆(0.5)
感動度 ★☆☆☆☆(0.5)
演技の良さ ★★★★☆(4)
総合評価 ★★☆☆☆(2)
コンセプト初見なら面白い、かも。
感想
もう完全なるSAWなんですよね、これ。
こういったタイプの「相手に復讐を変わった形で行う」タイプの作品を見たことがない人にはおすすめできる作品でした。しかし、そうでない人にはただの二番煎じとしか思えない内容だったのが残念です。
ただし、ただの相手を肉体的に痛めつけ、死に追い込むタイプの苦痛を与えるだけでなく精神的に追い詰めて社会的に抹消する結末だったところはよかったと思います。
相手の女性が首をのぞかせるホラー展開にはぞくっと来た方もいたのではないでしょうか。
「脱出不可」というのはあの熱風場から抜け出せないだけでなく、ネットにさらされ世界中に人々から監視される今後の主人公の人生に対しての言葉だったのですね。
あとは坂口さんの演技がよかった…とそれぐらいでしょうか。カンタさんも楽しそうで何より。
前回にも多く見られたネット社会の怖さ・SNSの怖さを教えるような内容でした。前回とコンセプトもかぶっていますし何だかな…という印象はぬぐえません。
第2話:あしたのあたし
評価
面白さ ★★★☆☆(3)
恐怖度 ☆☆☆☆☆(0)
コメディ度 ★☆☆☆☆(0.5)
感動度 ★★☆☆☆(2)
演技の良さ ★★★☆☆(3)
総合評価 ★★☆☆☆(1.5)
世にもはいっつも鉄骨で人を亡き者にするなwww
感想
毎回毎回予告編がガチドラマ感満載なのは何なんだろう…。
シナリオ自体は「あしたのあたし」に熱中しすぎた結果、現状の幸せをふいにしてしまうというものでしたが、途中までは非常に楽しく見ることができました。
過去の恋人にはまり、今の生活の幸せを忘れ、うまくいったと思いきや相応の報いを受ける、と。話としてはきれいにまとまりかけていました。
1話の時間が短いため、香織が元カレの修二にはまっていく過程が薄かったのは仕方ないですが、最後までオチが楽しみになる展開運びだったように感じます。
芋虫とキュウリのくだりとかも面白かったです。
どうしても言いたいのは…
The Movieのくだりいらんやろ!!!!!!
これのせいで個人的な評価は星1つ分下がりました…。
どうも素直にオチに持っていかないことが最近は多い気がします。素直に香織を殺すなり、はたまた別の展開を用意するなり(結末を捻じ曲げて揃って事故に遭う、とか)何でもよかった気がします。
どういうオチだったとしても今回のThe Movieよりは良いものになったのでは、と。
事前の記事のように、これは自分が一番楽しみにしていたエピソードでした。それ故に多少厳しい言葉運びでの感想になってしまったことをお詫び申し上げます。
第3話:幽霊社員
評価
面白さ ★★★☆☆(3)
恐怖度 ★☆☆☆☆(0.5)
コメディ度 ★★★★☆(3.5)
感動度 ★★★☆☆(3)
演技の良さ ★★★☆☆(3)
総合評価 ★★☆☆☆(3.5)
お祓いの人うるさいぞwwwでも、嫌いじゃない。そんな作品。
感想
みんながみんな好きな作品では無いかもしれませんが、僕は好きなお話でした。
まずシナリオがわかりやすいということ。変に話を広げていない分、秀平と良治の関係性をきっちり描いていったので秀平が消えるときもそれなりの感動感?がありました。
企画が成功するシンプルなグッドエンドでしたし、最後の無数の幽霊がいるというオチはいかにも「世にも」らしいです。
単にいい話で終わらせず、少し捻ったオチは心に残ります。
だって…あんだけ会社に死者がいるってことは。あの会社はやっぱりウルトラブラックk(ry
何といっても佐野さんの演技が素晴らしすぎました。
秀平が消えてしまって落ち込んでいたのは「企画がうまくいかない、どうしよう」という思いからではなく、秀平が消えてしまったことへの純粋な悲しみでした。
周りに鼓舞されての「よし、やってやろう!」には心を動かされましたし、トイレでちらちら後ろを見ていたのが印象的です。
あそこで容易に秀平を復活させる展開にならなくて本当に良かった。
もちろん良治1人の力だけではないけれど。最初は噂をしつつも、頑張っている人を応援する後輩の姿は素敵でした。でも、ブラック企業なんですけどね!!
ここ最近の「世にも」の中では大当たりといえる作品
だったのではないでしょうか。是非ともおすすめしたい作品です!
第4話:マスマティックな夕暮れ
評価
面白さ ★★☆☆☆(2)
恐怖度 ☆☆☆☆☆(0)
コメディ度 ★★★☆☆(2.5)
感動度 ★☆☆☆☆(1)
演技の良さ ★★☆☆☆(2)
総合評価 ★★☆☆☆(2)
これは…「世にも」で勉強をしようシリーズ?
感想
特に書くことも多くはないお話でした(笑)
ただ、好きな人には好きな作品なんだろうなとは思います。男子生徒たちの勢いにはくすっときました。
立ち位置としては、普段の「世にも」の中のストーリー間のショートストーリー的な役割を担っていたように思います。
最後でたかし君とみんなの温度差が違うことも想定通り、です。
ただ、今回は「クリスマスの怪物」がヘビーな作品だったので、マスマティックな夕暮れを挟むことで幾分クリスマスの怪物の恐怖心が和らいだ人も多かったのでは?
そういった意味ではこのお話は成功だったといえるかもしれません。
第5話:クリスマスの怪物
評価
面白さ ★★★★☆(3.5)
恐怖度 ★★★☆☆(3)
コメディ度 ☆☆☆☆☆(0)
感動度 ★☆☆☆☆(0.5)
演技の良さ ★★★☆☆(3)
総合評価 ★★★★☆(3.5)
シンプルなお話。でもホラーではないよね。因果応報のお話。
感想
これでもかといういじめ行為。胸糞悪くなる話でしたが、こういう話は必要だと思うのです。川栄さんの「私が何したっていうの!」の演技と首を絞めるときの表情がすごい…。
ストーリーとしては程よく怖く、それでも一筋縄ではいかず。間違いなく標準以上の作品だったと思います。
やや難解な話だったので自分なりの解釈をすると、本郷さんはサンタクロースです。
サンタさんは「いい子」にはプレゼントをあげますが、「悪い子」にもプレゼントをあげます。でも、その中身はいいものとは限りません。
結局奈央が見ていた赤い服を着た女は本郷さんが送りこんだ”プレゼント”だったわけですね。この話・オチも”世にも”らしいものでした。
1話、2話のように教訓を語るのではなく、こういった形でストーリーを展開させればいいのに…と改めて1話・2話に対して思います。
作品を見ている最中の違和感は「どうして彼氏とのクリスマスデートでそんな話をするのか?」というものでした。
でも、それは当然ですね。だって、サンタさんが謝らせるために巧みに相手から話を引き出していたのですから。
本郷さんが追い詰めていく様子も、最後にばっちり合った辻褄も個人的にはとっても面白かったです。ただしこれはホラーではなく因果応報の話です。
全体を通しての感想と評価
最初はどうなることかと思いましたが、最後の3話できっちり盛り返してくれました。
個人的な評価としては、ここ最近の「世にも」の中でもいいラインナップだったように思います。少なくとも「春の特別編」超えは果たしたのではないでしょうか。
上でも書きましたが、特に幽霊社員とクリスマスの怪物は良作です。
幽霊社員は独特な展開が、クリスマスの怪物は恐怖感を煽る展開がgoodです。
両作品とも俳優さんの演技が良かったことも評価が高い要因の1つです。
対して残念な出来に終わってしまったのが脱出不可とあしたのあたしです。
両作品とも水溜りボンドさんを起用してきたのは良かったのですが、いかんせんストーリーが…。
それでも全作品が良作な「世にも」はそれはそれで気持ち悪い(笑)ので、このぐらいのバランスで逆に良かったのかも…?
世にも奇妙な物語 2018秋の特別編感想まとめと「世にも奇妙な物語 2019春の特別編」に向けて
世にも奇妙な物語 ドラマノベライズ 逃げられない地獄編 (集英社みらい文庫)
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というわけで、2018年最後の世にも奇妙な物語の感想記事でした。
上でも書いたように個人的には楽しい2時間だったように思います。
次は2019年の春ですね。もっとパワーアップした「世にも」を楽しみに待ちましょう!
それでは、この辺で。